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あるSNSの書き込みが話題になっている。一人の高校生・大村音彦が何人もの中学生を支配し、恐喝した。その額、累計3000万円――。そして今晩、ついに三人の中学生を半殺しにしたという。「けれど、それは最悪な嘘だと知っている。だって、大村音彦は俺の名前なのだから」最悪な一夜の逃走劇の中で、唯一掴んだ手がかり。それは、榎田陽人という女子中学生の存在。壊れた世界に生きる少年と少女が出会う時――。デビュー作に続く、待望の衝撃作がついに!
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第22回電撃小説大賞<大賞>受賞作『ただ、それだけでよかったんです』に続く、松村涼也先生の第2作。
恐喝事件の罪を着せられて社会的に追われることになった主人公:大村晴彦と、もう一人の主人公:榎田陽人の二人の視点が交差する、たった一夜の逃走劇です。
中学生を相手に3,000万円もの大金が動いた恐喝事件は果てしなく闇が深く、SNSや動画サイトを巧みに操作して大村を犯罪者へと仕立てていく真犯人の手法はネット社会の恐怖を感じさせられました。
しかしどちらも、クローズドな若者文化の中でなら現実でも起こり得るかもしれない…。
そう感じさせるリアリティに背筋が寒くなります。
そして、たった一夜の出来事とは思えない濃密な逃走劇の果てに、衝撃の結末が待っています。
『愚か者』と『ボク』の行き着く先はどこなのか…、見届けてください!
2016/10/12