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夏休み直前、英治が担任するクラスの生徒・雅樹が家出した。どうやら半年前に姿を消したロックシンガーのクニオを探しに行ったらしい。クニオは子供たちのヒーローだった。英治たちがひっしで雅樹の行方を探す中、クニオが8月15日に長篠で幻の曲を歌いに帰ってくるといううわさが流れる。それを聞きつけた少年たちが、全国からヒッチハイクや自転車に乗って長篠を目指す。クニオは当日台風が直撃することを予言。そしてその日、雨の中に現れたのは……。少年たちのひと夏の成長を描いたぼくらシリーズの完結編。
264円〜352円(税込)
「おれは大発見をした。ルネサンスだ」毎年夏休みにイタリアに料理の修業に行く日比野が、謎の言葉を残して消えた。心配した英治らぼくらグループは、急遽イタリアに飛んで日比野の行方を捜す。数少ない手がかりをもとに、なんとか日比野がいるらしい古城にたどり着くが、日比野を救い出そうとして逆に捕まってしまう。どうやらこの事件の裏には、現代にいまだ残る魔女が絡んでいるらしい……。中世の雰囲気の残るフィレンツェを舞台に、ぼくらが歴史の闇と闘うスリルいっぱいの青春サスペンス。
イタリア・レストランでの修行のため、夏休みをフィレンチェで過ごす日比野は、ローマヘ向かう飛行機の機内でカトリーヌという女性と出会う。そしてカトリーヌは日比野にルチアを紹介、ルチアは驚くほどの美少女だった。一目で夢中になる日比野だが、そんな彼にルチアは自分は魔女にされるといい、魔女になりたくないので日比野に守ってほしいと切り出した。半信半疑ながらルチアを守る決意をした日比野。しかし闇の組織が魔の手を伸ばし始め、日比野は姿を消してしまう。一方、日比野を探しに日本からきたぼくらグループの9人のメンバーだが、彼らも闇の組織の罠にはまり……。全編オカルト色に満ち溢れた異色の青春ミステリー。
黒ミサ城の地下牢に監禁されてしまった相原や久美子たちの仲間。そんな彼らを日比野や2A探偵局の有季は救い出そうとするが、城には魔術の罠や迷路などが仕掛けられていた。一方魔女の後継者といわれるルチアをなんとか魔女に仕立てようとジャンヌは奔走する。そのルチアの後見人・カトリーヌは、メディチ家伝来の秘宝パッレを追っていた。それぞれが思惑を胸に秘めながら迎えた魔女交代の満月の夜。黒魔術との対決のときがやってきた。
ぼくらグループの安永の妹の弥生と、純子の弟・光太は同じ中学の3年生。ところが彼らの修学旅行が突如中止に。校長のところに電話がかかってきて、修学旅行をやめないと自殺すると脅迫したそうだ。犯人に疑われたいじめられっ子の川合は、1人で旅に出た。その頃から学校では、次々といやな事件が起こる。いったい何が起きているのか? 妹や弟たちを救うため、ぼくらグループが大集合。ついには悪徳教師と全面対決に。次世代のぼくらグループ登場を予感させる学園小説。
高校3年の冬。ぼくらの仲間・冴子が死んだ。白血病との闘病の末だった。受験を終えたぼくらは、冴子の思い出を胸に卒業旅行に出ることにした。行き先は東南アジア。シンガポール、マレーシア、バンコクを経てベトナム、香港へ。行く先々で出会う戦争の傷跡、今に残る戦いの記憶。その一方でパスポートをなくしたり、買春ツアーにきていたオヤジたちをやっつけたりと、いつものぼくららしい出来事もあって、旅はいよいよクライマックスへ。生きるって何だろう、死ぬってどういうことか、一つずつ大人の階段を上っていくぼくらの、高校から、そして子供からの卒業旅行。
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