月経を正しく学ぶと子どもは自立する!
金メダリストなどもサポートしてきた著者が、
誰でも今すぐできる「月経教育」の始め方を伝授。
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・10代から50歳ごろまでの女性には毎月生理(月経)があります。
・それは健康の証。特別なこと、恥ずかしいことでもなく、当たり前のことです。
・3ヵ月以上月経が来なかったら、脳からのサインかも。すぐに受診しましょう。
・月経がつらかったり、普段と違うことがあったりする場合も、受診しましょう。些細なことでも構いません。
・月経と上手に付き合うために、普段から記録して、自分を知ることが必要です。
・自分のからだを知ることで、自立し、成長することができます。
本書で提唱する「月経教育」をかんたんにまとめると、こういうことです。
でも、これだけでは月経教育は半分しか完成しません。
あと半分は何でしょう。それは、子どもと大人が、気軽かつ当たり前に、月経についてオープンに話し合うことができるようになることです。
子どもたちのよりよい人生のために、真剣に生理の話をしよう。
性別に関係なく、みんなで。今日から。
そのために大人ができることを、この本でお伝えします。(本書「はじめに」より)
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【本書もくじ】
はじめに ―月経について知ることが、よりよい人生につながる理由
第1章 いま「月経教育」が必要な理由
1「月経教育」のファーストステップ
月経についてどう捉えていますか?
月経教育の基本=「月経が来てよかった」と思えるようになることです!
2「月経」についてのよくある誤解
性別に関係なく、月経についての誤った認識があふれています
大人が月経を理解していないと、子どもは悩みを打ち明けられません!
一人で対応しようと思わなくても大丈夫です(特に男性)
月経の感じ方は人それぞれです
「ピル」や「鎮痛剤」は、強い味方になります
3「月経教育」の最終目標
月経教育の「最上位目標」は子どもの「自立」です!
私が見た、月経教育で自立したジュニアアスリートたち
第2章 今さら人に聞けない「月経」の基本
1「月経」の基本を知ろう
女性の体内では約1ヵ月で「3つの周期」+「月経」のサイクルが繰り返されています
初経は「成長スパート」の約1年後にやってきます
月経には主に2つのホルモンが関わり、ホルモン分泌は3つの器官で調整されています
月経は「脳」がつかさどっていることを理解することが重要です
女性の月経期間中の心身の変化には「ホルモン」も強く影響しています
2 月経と女性の体に起きる変化の関係
月経周期において、女性の体温は顕著に変化します
風邪を疑うほど体温が上がる人もいます
ホルモンが心身に不調をもたらすこともあります
月経痛は若年から、PMS は成長につれ現れる人が多いです
月経随伴症状がつらい場合は、ためらわずに受診しましょう
第3章 「月経教育」をしよう(1) ―基本編
1「月経教育」をおこなうためのマインドセット
「自分で決断」できるようになることを目指します
まずは自分で状況を説明できる力を育てましょう
よくも悪くも子どもは大人の言う通り行動しがちです
とんでもない思い込みをしている子どももいます(=ゼロから教える必要性)
「子ども最優先」で考えれば、何が必要か見えてきます
大人みんなで月経教育をしましょう
2 月経を「見える化」しよう
女性でも意外に正確な「月経周期」の数え方を知りません
月経周期を記録しましょう(誰かと一緒にやるのがコツです)
慣れてきたら月経の「状態」を記録していきましょう
「基礎体温」も記録していくのがベストです
基礎体温は「婦人体温計」で計測します
スポーツをしている子どもは体重も記録していくとなおよいです
不調の場合は、「セルフチェックシート」に症状を書き出してみましょう
記録したデータは大人が定期的にチェックしフィードバックしましょう
3子どもの「相談力」を高めよう
月経について「助けて」と言える子どもを育てるコツがあります
男性でもできるサポートはたくさんあります
完璧を目指さず、できることからゆるくはじめてみましょう
4「病院に行く」を当たり前にしよう
医師とつながるのも「月経教育」の大きな目標です
月経についての受診ですぐに内診することはありません
婦人科の医師も「何かあればすぐに受診してほしい」と願っています
大事なのは、「何をどうしたいのか」子ども自身が医師に自分の状態を伝えることです
第4章 「月経教育」をしよう(2) ―対処編
1 痛みがある場合の対処法
基本は血行を改善することです
鎮痛剤の服用は悪いことではありません
ジュニアアスリートの場合は禁止薬でないか必ず事前確認してください
2 ピルを使った月経調節
ピルは「怖い」というイメージはつくられたものです
欧米ではピルは一般的で、アスリートにも浸透しています
ピルには種類があり、使用する目的に合わせて選択します
継続して服用する方法と、一時的に服用する方法があります
ピルには副作用があります
使用するなら月経調節をしたい時期の3ヵ月前から使いましょう
ピルの服用によりパフォーマンスが落ちることはありません
3 月経期間中の「貧血」に気を付ける
「鉄欠乏性貧血」になりやすいです
倒れなくても貧血になっていることがあります
食事や睡眠などが重要です
第5章 「無月経」の怖さを知ろう
1最大級に警戒すべき「無月経」
正常な月経周期は「25~38日」です
無月経は、体が生命活動を優先し生殖活動を止めている状態です
無月経は「骨」をもろくし、最悪「骨粗しょう症」に至ります
10~20代女性の骨密度の低下は、一生に悪影響をもたらします
無月経はすぐには回復しません
「競技をやめれば無月経は回復する」という割り切り方は危険です
2 無月経の防止と対処
消費した量のエネルギーは必ず補充してください
体重増加を怖がるジュニアの選手たちに伝えることがあります
エネルギーの「好循環」がパフォーマンスをあげます
食事制限から摂食障害になることもあります
どうしても減量しないといけない場合は「ゆるやか」にしましょう
保護者や指導者は「ストッパー」を自覚しましょう
異変がある場合はメンタル面も診てもらえる病院をおすすめします
「3主徴」から「RED-S」の時代に変わっています
おわりに ―月経教育がひらく未来
©2024 NATSUMI, Suzuki
各2,090円 (税込)
月経を正しく学ぶと子どもは自立する!
金メダリストなどもサポートしてきた著者が、
誰でも今すぐできる「月経教育」の始め方を伝授。
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・10代から50歳ごろまでの女性には毎月生理(月経)があります。
・それは健康の証。特別なこと、恥ずかしいことでもなく、当たり前のことです。
・3ヵ月以上月経が来なかったら、脳からのサインかも。すぐに受診しましょう。
・月経がつらかったり、普段と違うことがあったりする場合も、受診しましょう。些細なことでも構いません。
・月経と上手に付き合うために、普段から記録して、自分を知ることが必要です。
・自分のからだを知ることで、自立し、成長することができます。
本書で提唱する「月経教育」をかんたんにまとめると、こういうことです。
でも、これだけでは月経教育は半分しか完成しません。
あと半分は何でしょう。それは、子どもと大人が、気軽かつ当たり前に、月経についてオープンに話し合うことができるようになることです。
子どもたちのよりよい人生のために、真剣に生理の話をしよう。
性別に関係なく、みんなで。今日から。
そのために大人ができることを、この本でお伝えします。(本書「はじめに」より)
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【本書もくじ】
はじめに ―月経について知ることが、よりよい人生につながる理由
第1章 いま「月経教育」が必要な理由
1「月経教育」のファーストステップ
月経についてどう捉えていますか?
月経教育の基本=「月経が来てよかった」と思えるようになることです!
2「月経」についてのよくある誤解
性別に関係なく、月経についての誤った認識があふれています
大人が月経を理解していないと、子どもは悩みを打ち明けられません!
一人で対応しようと思わなくても大丈夫です(特に男性)
月経の感じ方は人それぞれです
「ピル」や「鎮痛剤」は、強い味方になります
3「月経教育」の最終目標
月経教育の「最上位目標」は子どもの「自立」です!
私が見た、月経教育で自立したジュニアアスリートたち
第2章 今さら人に聞けない「月経」の基本
1「月経」の基本を知ろう
女性の体内では約1ヵ月で「3つの周期」+「月経」のサイクルが繰り返されています
初経は「成長スパート」の約1年後にやってきます
月経には主に2つのホルモンが関わり、ホルモン分泌は3つの器官で調整されています
月経は「脳」がつかさどっていることを理解することが重要です
女性の月経期間中の心身の変化には「ホルモン」も強く影響しています
2 月経と女性の体に起きる変化の関係
月経周期において、女性の体温は顕著に変化します
風邪を疑うほど体温が上がる人もいます
ホルモンが心身に不調をもたらすこともあります
月経痛は若年から、PMS は成長につれ現れる人が多いです
月経随伴症状がつらい場合は、ためらわずに受診しましょう
第3章 「月経教育」をしよう(1) ―基本編
1「月経教育」をおこなうためのマインドセット
「自分で決断」できるようになることを目指します
まずは自分で状況を説明できる力を育てましょう
よくも悪くも子どもは大人の言う通り行動しがちです
とんでもない思い込みをしている子どももいます(=ゼロから教える必要性)
「子ども最優先」で考えれば、何が必要か見えてきます
大人みんなで月経教育をしましょう
2 月経を「見える化」しよう
女性でも意外に正確な「月経周期」の数え方を知りません
月経周期を記録しましょう(誰かと一緒にやるのがコツです)
慣れてきたら月経の「状態」を記録していきましょう
「基礎体温」も記録していくのがベストです
基礎体温は「婦人体温計」で計測します
スポーツをしている子どもは体重も記録していくとなおよいです
不調の場合は、「セルフチェックシート」に症状を書き出してみましょう
記録したデータは大人が定期的にチェックしフィードバックしましょう
3子どもの「相談力」を高めよう
月経について「助けて」と言える子どもを育てるコツがあります
男性でもできるサポートはたくさんあります
完璧を目指さず、できることからゆるくはじめてみましょう
4「病院に行く」を当たり前にしよう
医師とつながるのも「月経教育」の大きな目標です
月経についての受診ですぐに内診することはありません
婦人科の医師も「何かあればすぐに受診してほしい」と願っています
大事なのは、「何をどうしたいのか」子ども自身が医師に自分の状態を伝えることです
第4章 「月経教育」をしよう(2) ―対処編
1 痛みがある場合の対処法
基本は血行を改善することです
鎮痛剤の服用は悪いことではありません
ジュニアアスリートの場合は禁止薬でないか必ず事前確認してください
2 ピルを使った月経調節
ピルは「怖い」というイメージはつくられたものです
欧米ではピルは一般的で、アスリートにも浸透しています
ピルには種類があり、使用する目的に合わせて選択します
継続して服用する方法と、一時的に服用する方法があります
ピルには副作用があります
使用するなら月経調節をしたい時期の3ヵ月前から使いましょう
ピルの服用によりパフォーマンスが落ちることはありません
3 月経期間中の「貧血」に気を付ける
「鉄欠乏性貧血」になりやすいです
倒れなくても貧血になっていることがあります
食事や睡眠などが重要です
第5章 「無月経」の怖さを知ろう
1最大級に警戒すべき「無月経」
正常な月経周期は「25~38日」です
無月経は、体が生命活動を優先し生殖活動を止めている状態です
無月経は「骨」をもろくし、最悪「骨粗しょう症」に至ります
10~20代女性の骨密度の低下は、一生に悪影響をもたらします
無月経はすぐには回復しません
「競技をやめれば無月経は回復する」という割り切り方は危険です
2 無月経の防止と対処
消費した量のエネルギーは必ず補充してください
体重増加を怖がるジュニアの選手たちに伝えることがあります
エネルギーの「好循環」がパフォーマンスをあげます
食事制限から摂食障害になることもあります
どうしても減量しないといけない場合は「ゆるやか」にしましょう
保護者や指導者は「ストッパー」を自覚しましょう
異変がある場合はメンタル面も診てもらえる病院をおすすめします
「3主徴」から「RED-S」の時代に変わっています
おわりに ―月経教育がひらく未来
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