星野リゾートは「リゾート運営の達人になる」という
ビジョンを1992年に定義した。
代表の星野佳路氏は、ビジョンの共有は徹底しつつも、
利益や売上げといった数値目標や計画は、
あくまでも「目安」にすぎないと考えて重要視しない。
その一方で、ノウハウや顧客満足度の数値化にはこだわっている。
星野リゾートは結果の数字より、
プロセスを数値化することで、
企業は成長すると考える。
目標設定についてトップみずからが論じていく。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年2月号)』に
掲載された論文を電子書籍化したものです。
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冷戦後、企業が築いてきた強力なグローバルインフラは、複雑に入り組んだネットワークシステムに支えられている。これらのネットワークは広く分散しているように見えるものの、実は重要なポイント──要衝(チョークポイント)──がある。一つの例がクラウドコンピューティングの情報保管施設で、そのほとんどが米国に置かれているが、米国政府はこれを利用し、企業に米国内のサーバーを経由する機密情報を提供させた。このように国家のために経済ネットワークを利用することは、トランプ政権になっていっそう激しくなっており、各国もこれに対抗する政策を取り始めている。本書では、こうした国家間の争いが企業に与える影響を分析しつつ、リスクの低減策についても触れている。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
各550円 (税込)
CEOや経営幹部は危険や機会の兆しが早くから表れていても、それに気づかないことがある。なぜなら、上がってくる情報は見せかけのものや、ゆがんだものも少なくなく、シグナルとノイズが混在しているからだ。リーダーは第一に、注意散漫になったり予断を持ったりせず、純粋に耳を傾ける必要がある。さらには、よい情報も悪い情報も忌憚なく吸い上げられる構造を組織の中につくらなければならない。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
ファミリービジネスと聞くと、権力闘争や裏切りの世界という先入観を抱きがちだ。だが実際は、何代にもわたって繁栄を続ける企業が多い。ファミリービジネスを、永続する企業とそうでない企業に分かつ要因は何か。本書では、公開企業と大きく異なり、少数の家族や親族が所有権を持つファミリービジネスのオーナーシップに注目する。そのうえで、ファミリービジネスが陥りがちな罠を避け、オーナーシップの核となる「5つの権利」を適切に行使する方法について論じる。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
サステナビリティを事業活動の最低条件と見なす風潮は高まっているが、サステナビリティの取り組みはコストであって価値は生まないと考えているCFOは多い。筆者らは、財務業績との相関を明らかにするとともに、サステナビリティ投資の収益を測定・改善するためのツール提供を目的に研究を続けてきたが、本書でROSIという投資評価の分析手法を紹介している。サステナビリティ戦略の特定に始まり、サステナビリティの取り組みの財務的・非財務的効果を定量化し、財務価値の総額を算出するというステップを、事例とともに解説している。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
2000年代、携帯電話のインターネット接続サービスの実現や音楽配信サービスを手がけ、auブランドを築いたKDDIの髙橋誠社長。その成功のカギは、多様なプレーヤーとの協調にあったという。時にライバルの力を借りて自社の弱みを補い、多様なプレーヤーと組んで新しい価値を創造する。時代が携帯電話(3G)からスマートフォン(4G)、そして5Gへと移る中でも、その本質は変わらない。KDDIの競争と協調の歩みを振り返りながら、これからの時代に必要な考え方を提示する。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
競争優位の確立や生き残りを目指す企業は、ライバルとの協調がその選択肢になる時がある。こうした動きは協調(cooperation)と競争(competition)の2語を組み合わせ「コーペティション」(co-opetition)と呼ばれ、今日では一般的に行われるようになった。協調の意思決定には、業界の競争の変化や自社の資産保護など、事前に十分な分析が必要となる。そこで本書では、ライバルと協調すべきかどうかを判断するための、実践的なフレームワークを提示する。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
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