児童心理2018年4月号
特集 「自分を好き」と言える子に
自分を好きになること、なれないこと――それに代わる愛について 菅野泰蔵
愛され・認められることで育つ「自分を愛する心」 小野寺敦子
子どもはどのように自分を知っていくのか――自己理解・自己評価の発達 眞榮城和美
折れそうな心を支える自己価値感 菅佐和子
◆自尊感情を再考する
教育現場で自尊感情への関心が高いのはなぜか 塩崎万里
「自尊感情の高さ・低さ」に含まれる様々な意味 中間玲子
自尊感情の測り方 小塩真司
自尊感情が低い子の理解 水島広子
発達障害のある子の自己理解――二次障害を防ぐ 木谷秀勝
子どもの「強み」を見つけ、生かす教師 岐部智恵子
◆子どもが自分の大切さに気づくために
「人の役に立つ」等の体験が促す自分の価値の実感――生活科や総合的な学習の時間から 宮崎倉太郎
自分を支える心の涵養――個への適切な対応と自分史の形成 福留忠洋
一人ひとりの「存在」を受けいれる学級 大野睦仁
自分を好きになるワーク――心理教育を通して 袰岩奈々
◆こんな子への支援
小さな失敗でも気にする 若松俊介
いじめられて自分はダメ人間だと思っている 久保順也
プライドが高くて自慢ばかりする 吉岡孝紘
何でも自分が一番でないと気がすまない 蜂谷太朗
自己愛社会に生きる現代人 春日武彦
【新連載】
「部活」問題を考える 第1回
部活動問題の実態とは 長沼 豊
【連載】
学校外の子どもの今
〈病気の子どもの心を支えるチャイルド・ライフ・スペシャリスト〉 2
「ママを殺さないで」 藤井あけみ
窓 長田渚左
教室のスケッチ 吉田佳代
今月の本棚
『事例に学ぶ発達障害者のセルフアドボカシー』/評者・別府 哲
『臨床家の感性を磨く』/評者・佐川眞太郎
編集後記 沢崎達夫
児童心理2019年3月号
特集 子どもが信頼する先生
信頼とは何か 菅野泰蔵
子どもの人生で「信頼感」が育まれていく過程 清水由紀
子どもの「信頼感」の構造 川畑友二
信頼される教師 赤坂真二
子どもの信頼する力を育てる――ジブリ映画に学ぶ 藪添隆一
◆子どもが先生を信頼するとき
自分の話をよく聞いてくれる 中野真悟
わかりやすく、ていねいに教える 村松良臣
自分の成長のために叱ってくれる 中嶋卓朗
約束を守ってくれる 宇野弘恵
自分の気持ちを分かってくれる 但馬淑夫
自分に希望を与えてくれる 木村文彦
親から信頼される教師 町田智雄
◆師への信頼と共に思い出す『私の先生』
師匠は自ら見出すもの 平尾 剛
ピラミッドにおける人間研究 河江肖剰
私の先生と子どもたちの先生 千倉真理
プロへと導いてくれた先生 吉原由香里
カルチャー・ショックを与えてくれた人生の師 蔵前仁一
小林宗作校長とトットちゃん――信頼が結ばれる時 木股知史
子どもとともに笑う――ニイルのめざした教師像 堀真一郎
ボランティア・コーチに支えられているスポーツ界 松元 剛
メディア作品に見る教師像 馬居政幸
アメリカ映画『いまを生きる』(一九八九年)に見る子どもと教師の姿 冨田和巳
うまくいかない学級に向き合う――しなやかな〈自分軸〉学級経営を 白松 賢
[学校外の子どもの今]
母子家庭を支える母子生活支援施設から 酒井茂樹
窓 久美沙織
今月の本棚
『チーム学校での効果的な援助』/評者・伊藤美奈子
『もっと/思いやりを科学する』/評者・齋藤耕二
「児童心理」ご愛読者のみなさまへ 深谷和子
編集後記 有村久春
各933円 (税込)
児童心理2019年3月号
特集 子どもが信頼する先生
信頼とは何か 菅野泰蔵
子どもの人生で「信頼感」が育まれていく過程 清水由紀
子どもの「信頼感」の構造 川畑友二
信頼される教師 赤坂真二
子どもの信頼する力を育てる――ジブリ映画に学ぶ 藪添隆一
◆子どもが先生を信頼するとき
自分の話をよく聞いてくれる 中野真悟
わかりやすく、ていねいに教える 村松良臣
自分の成長のために叱ってくれる 中嶋卓朗
約束を守ってくれる 宇野弘恵
自分の気持ちを分かってくれる 但馬淑夫
自分に希望を与えてくれる 木村文彦
親から信頼される教師 町田智雄
◆師への信頼と共に思い出す『私の先生』
師匠は自ら見出すもの 平尾 剛
ピラミッドにおける人間研究 河江肖剰
私の先生と子どもたちの先生 千倉真理
プロへと導いてくれた先生 吉原由香里
カルチャー・ショックを与えてくれた人生の師 蔵前仁一
小林宗作校長とトットちゃん――信頼が結ばれる時 木股知史
子どもとともに笑う――ニイルのめざした教師像 堀真一郎
ボランティア・コーチに支えられているスポーツ界 松元 剛
メディア作品に見る教師像 馬居政幸
アメリカ映画『いまを生きる』(一九八九年)に見る子どもと教師の姿 冨田和巳
うまくいかない学級に向き合う――しなやかな〈自分軸〉学級経営を 白松 賢
[学校外の子どもの今]
母子家庭を支える母子生活支援施設から 酒井茂樹
窓 久美沙織
今月の本棚
『チーム学校での効果的な援助』/評者・伊藤美奈子
『もっと/思いやりを科学する』/評者・齋藤耕二
「児童心理」ご愛読者のみなさまへ 深谷和子
編集後記 有村久春
児童心理2019年2月号
特集 スマホのルール
スマホ時代の子どもの成長――新たな人間疎外状況の下で 富田富士也
子どものスマホ環境と保護者の役割 原 克彦
◆小学生のスマホ問題
小学生のオンライン・コミュニケーション 酒井 厚
ネットいじめの認知と対応 戸田有一
情報モラルをどう育てるか――犯罪(性被害、性非行、詐欺、個人情報漏えい)に巻き込まれないために 玉田和恵
◆母親のスマホ依存
「スマホ漬け」が招く子育ての危機 石川結貴
スマホネグレクトされる子どもたち――「ママのスマホになりたい」 中島匡博
医師たちからの警告――スマホ社会がもたらす健康問題と対応 内海裕美
脳科学者からの警告 神山 潤
発達心理学者からの警告――人との関係性でしか得られないこと 久保田まり
◆スマホのルールづくり
〇歳からのスマホ利用と親のルールづくり 遠藤美季
小学校低学年・高学年の子に与えるルール 上水流信秀
中高生のスマホ教育――子どもの成熟段階をふまえて 三宅健次
◆学校・地域によるスマホ教育の試み
情報モラル教育の実践 鵜川孝之
刈谷市におけるスマホルールの取り組み 加藤祐介
家族で取り組もう“10(テン)オフ運動” 尾崎公幸
◆外国のスマホ・ネット対応
韓国におけるインターネット、スマートフォン中毒の実態と対応策 金 望圭・申 賢貞
フランスの小中学校でスマホ禁止の背景 安部雅延
スマホ社会の親力(おやりょく)とは――その可能性と限界 清川輝基
【連載】
赤ちゃんポストのいま 最終回
シュテルニパルクの教育学と赤ちゃんポストの未来 柏木恭典
学校外の子どもの今〈子どもの本専門店から4〉
子どもの居場所づくりについて 増田喜昭
窓 久美沙織
教室のスケッチ 具志堅太一
今月の本棚
『いじめ問題解決ハンドブック』/評者・冨永良喜
『メタ認知で〈学ぶ力〉を高める』/評者・鹿毛雅治
編集後記 深谷和子
児童心理2019年1月号
特集 子どもの秘密
子どもが秘密を持つ意味 倉光 修
対人関係と自我の発達から子どもの秘密を考える 小野寺敦子
子どもの秘密の世界はいまどうなっているのか 石井久雄
そっとしておきたい秘密・かかわりたい秘密――子どもの秘密や隠しごとに大人はどうかかわるか 田中陽子
ファンタジー・昔話・アニメの中の秘密 山本政人
◆友だち関係と秘密
内緒ごとで友情は深まるのか、それとも秘密が友情を深めるのか 坂井祐円
子どものガールズトーク――恋バナの楽しさと厄介さ 蔵あすか
秘密を持てない子、守れない子 松井智子
SNSにおける秘密とは――子どもと大人の違いから 若本純子
◆子ども時代の私の秘密
秘密のロケット 岡田 淳
ひとときの作戦 岡村孝子
日常のファンタジー 東 直子
底なし沼の思い出 菅生雅文
◆秘密を抱えた子どもの理解とかかわり
秘密を守るためのうそ 上野行良
自尊心を守るためのうそや隠しごと 小林正幸
「本当のこと」を言えない子どもたち 山本 奬
家庭に問題を抱えた子どもへの配慮 高田 治
シークレットフレンド――秘密の親切行動 増田かやの
子どもに秘密を打ち明けられたとき 松岡素子
子どものプライバシーと親はどうつきあうか 阿部真里子
子どもと秘密と嘘――子どもが嘘をついたとき教師は…… 黒木公一
プレイセラピーにおける秘密の展開 湯野貴子
【連載】
赤ちゃんポストのいま 第3回
赤ちゃんポストに預けられた子のその後――「母親からの手紙」を読む 柏木恭典
学校外の子どもの今〈子どもの本専門店から 3〉
『モモ』の旅 増田喜昭
窓 久美沙織
教室のスケッチ 具志堅太一
今月の本棚
『自律的な学習意欲の心理学』/評者・中谷素之
『街に出る劇場』/評者・里見 実
編集後記 青木紀久代
児童心理2018年12月号
特集 一人でいたい子
一人の時間の中で育つもの――孤独とその裏側 西平 直
一人でいる子は問題なのか?――多様性を認める社会と個人の尊重 小川仁志
一人を楽しむ子どもの心理とその深み 永井 撤
「みんな一緒に」を求めすぎる日本の学校教育――内在型集団主義文化の功と罪 古賀正義
クラスの「空気」の圧力と学級風土 伊藤亜矢子
◆一人でいたい子の気持ち――理解とかかわり
「自分のペースでやりたい」――一人でいることの意味 中原美惠
「友だちなんかほしくない」――友だちづくりの悩み・迷いに寄り添う 小沼 豊
「グループにいたいけど、いたくない」――ピア・プレッシャー 高見友理
「ボクの・ワタシの部屋に入らないで」――思春期の親離れ 瀬戸美奈子
「仲間に入れてもらえない」――集団からはじかれる 中井大介
一人でメディアと過ごす時間・空間が好き――子どもとゲームを考える 水國照充
不登校の子の一人時間の意味 丹 明彦
子どもが「一人でいる」ことを心配する親へ 塩崎尚美
◆個々の思いを大切にする学校
一人でいたい子の居場所づくり――学級経営の工夫 漆澤恭子
自分と向き合う空間・時間をつくる――授業、休み時間、給食や清掃、個別懇談 古谷雄作
豊かな内面世界を伸ばすために――和顔愛語で「感性」を育てよう 吉見和洋
学校行事への参加を渋る子への配慮――「つながっている」ってどういうこと? 大久保敬現
個を尊重する欧米の教育――イギリスの場合 小松郁夫
一人の時間と空間を愛した偉人たち 熊谷高幸
【連載】
赤ちゃんポストのいま 第2回
身元を明かさない出産――匿名出産から内密出産へ 柏木恭典
学校外の子どもの今
〈子どもの本専門店から 2〉
子どもたちと旅に出ること(その2) 増田喜昭
窓 久美沙織
教室のスケッチ 具志堅太一
今月の本棚
『情報モラル教育』/評者・小泉令三
『病気の子どものこころの世界』/評者・三宅理子
編集後記 有村久春
児童心理2018年11月号
特集 人の気持ちがわかる子に育てる
進化し続けるAIと子どもの成長――「共感力」の形成をめぐる心理学からの提言 麻生 武
とかく周囲との気持ちが通じない時代の中で――ディスコミュニケーションの克服 高石浩一
人の気持ちを「察する力」の発達――相手の気持ち、自分の気持ちの理解ができるようになる過程 倉持清美
「相手の気持ちを分かりたい」「自分を分かってほしい」と思う心が生まれる時 井戸ゆかり
「人の気持ちがわかること」と「他を思いやる行動」のつながり 石川悦子
自分の気持ちも人の気持ちも大切にするやり取り――改めてアサーショントレーニングに学ぶ 山中淑江
共感がクライアントを支える――カウンセリングと共感 岡村達也
ネット上のコミュニケーションに生まれる問題――ネット依存外来から 三原聡子・樋口 進
子育てのアウトソーシングのよきバランス――世界の温かさを知る大切な「かかわり」の時期に 金山美和子
愛他心を育てる学校―――たったひとつのやくそくを通して 市場達朗
◆通じ合わなさの研究
仲間の中で心が成長する 三浦晴代
大人の気持ちが伝わらない子 山口成子
子どもの気持ちをつかむために 北島 信
子どもの気持ちがわからない親――改めて「親のする仕事」を考える 横澤富士子
◆人の気持ちを感じ取れる子に育てる
子どもに読ませたい本――ブックリスト 菊池 隆
「悲しみの体験」を大事にする関わり 近藤 卓
家族で育む共感性――他者感情理解と思いやり 佐藤宏平
ボランティア体験を活かす 田中雅文
心の理解をめぐる研究――「心の理論」の前後左右 篠原郁子
【連載】
赤ちゃんポストのいま 第一回
なぜ、赤ちゃんポストは創られたのか? 柏木恭典
学校外の子どもの今
〈子どもの本専門店から1〉
子どもたちと旅に出ること 増田喜昭
窓 石川直樹
教室のスケッチ 具志堅太一
今月の本棚
『コミュニケーション発達の理論と支援』/評者・秦野悦子
『道徳教育は「いじめ」をなくせるのか』/評者・柳沼良太
編集後記 深谷和子
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