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50年代以降の世界に名だたる名車を、現場主義にこだわって一挙取材。「ロードレースがスポーツカーを鍛えた。」の名の下にフェラーリ250ベルリネッタTdF/同SWB、アバルト1000ビアルベロ、ランチア・フラミニア・ザガート、フェラーリ308GTBグループ4仕様といった歴史に燦然と輝く名車に試乗。タルガ・フローリオに情熱を注ぐアパッショナートの美しい物語、自動車版トゥール・ド・フランス参戦記、編集長吉田匠が説くロードレースの魅力といったサイドストーリーが華を添えます。この他トライアンフTR4ラリー、オースティン・ヒーレー100/4、今年60周年を迎えたスプリジェットのブリティッシュ勢に加え、ホンダS800M、トヨタ・ スポーツ800、日野コンテッサ1300クーペといったジャパニーズ・スポーツカーも登場。ヘリテージの波が押し寄せる現代にあって、単なるノスタルジーに流されず、ヒストリックカーの魅力に正面から向き合います。
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イタリア人はスポーツカーを作る天才だ。アバルトがその最たる例と言えるだろう。イタリアにモータリゼーションをもたらしたフィアット600。そのちっぽけなボディのリアに水冷4気筒エンジンを積んだ大衆車の素性の良さを見事見抜き、宝石のように美しいコンパクトで魅力的なアルミボディを被せたのだ。むろんエンジンは高度にチューンされ、ヨーロッパ中のサーキットで無数の勝利を挙げた。フィアット600のボディを流用したベルリーナも高い戦闘力を誇り、若いレーシングドライバーやエンスージアストを熱狂させた。創始者のカルロ・アバルトはメカニズムに明るいだけでなく、高い審美眼をも併せ持った傑物だった。だからこそ速く、美しいマシーンが次々と生み出されたのである。CG classic vol.09は、その黄金期たる1950年代後半から60年代にかけてのアバルトにスポットライトをあてる。“ダブルバブル”“レコルドモンツァ”“ビアルベロ”そしてトゥリズモ・コンペティツィオーネの頭文字である“TC”等、初期のアバルトを象徴する耳慣れた響きを持った小排気量スポーツとベルリーナの魅力を楽しんでいただきたい。もちろんアバルトが無限の可能性を見出した素材であるフィアット600とヌオーヴァ500にも試乗。フィアットを、つまり間接的にアバルトを、そしてイタリア自動車界を支えた名設計者、ダンテ・ジアコーザのストーリーも読み応えたっぷり。1960年にフランスはモンレリーでアバルトに惚れ込み、その足でアバルト本社に向かいカルロ・アバルトに直談判、日本への輸入権を獲得した山田輪盛館3代目社長、大関重雄さんのインタビューも興味深い。メルセデス190SL、アルピーヌA310、BMW 2002 tii & ターボ、シトロエンSM、ロータスMk.6、コスモ・スポーツ等、ロードインプレッションもバラエティに富んでいる。
2,200円〜2,420円(税込)
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すでに6冊目の刊行となった人気ムック「CG classic」。最新号の巻頭は待望の“憧れのアルファ、愛しのジュリア”特集です。60年代半ば、現在のアルファの人気と地歩を築いたジュリア。モータースポーツも席巻した名車の魅力を、多角的に捉えました。クーペ、ベルリーナ、スパイダーに加え、少数だけ生産された珍しいカブリオレも路上へ。コンペティション・ジュリアであるTZとTZ2も登場するほか、戦前/戦後を通じ開発の指揮を執ったオラツィオ・サッタ・プリーガの人間像にも迫ります。さらにはアルファ歴史博物館館長がCG classic読者に教える知られざるジュリアのトリヴィアも必読です。
これ以外にも356 vs 912という4気筒ポルシェ対決。「カニ目」対「エスロク」の小型2座オープンスポーツ乗り比べ。単なるベーシックカーを超えた魅力を持つシトロエン・アミ6 vs フィアット600Dムルティプラ、世界に影響を与えた初の日本車と言うべきスバル1000等も登場。惜しまれながら世を去った2輪/4輪トップレーサー、高橋国光さんの追悼ストーリーも魅力です。
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CG classicがメインで採り上げる1950~60年代、英国は名車の宝庫でした。ジャガー、アストン・マーティン、ロールス・ロイス、ベントレー、そしてミニ.....etc。ライトウェイト・スポーツカーではロータスがその代表例です。
天才とも奇才とも呼ばれるコリン・チャップマン率いる小さなバックヤードビルダーは、瞬く間に成功の階段を駆け上り、スポーツカーメーカーとして、レーシングカー・コンストラクターとして高い評価と名声を得ました。
CG classic vol.07では、チャップマンの野心あふれる黄金期のロータスを特集します。京都の好事家を訪ね珠玉のコンディションに保たれたエラン、エラン+2、エリート、スーパーセヴン、ヨーロッパに加えコルティナ・ロータスの6台に一気試乗。いっぽうサーキットにはレーシング・エラン「26R」と、第1回日本GPに飛来して日本に大きなショックをもたらした黒船「23B」を持ち込んで、実力の片鱗を味わいました。
もちろんロータスのヒストリー、日本にロータスの実力と魅力を知らしめた“伝道師”ピーター・ウォーの物語等、CG classicならではのサイドストーリーも充実。50ページ以上を費やして「時代の寵児」の魅力を浮き彫りにしました。
その他、ポルシェ初のミドエンジン・ロードカー914、フィアット500をベースに極限まで性能を突き詰めたアバルト695SS、DSに続くハイドロニューマチック・シトロエンの傑作であるGSといったこだわりのロードインプレッションに加え、戦前フランスの高級車、自動車界のアールデコをも体現していたヴォワザンのパリ~ミラノ紀行等、多角的に自動車の魅力を表現した充実の一冊です。
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世界に誇れる初の日本車。それが1963年に発売されたホンダエスでした。今からちょうど60年前のこと。2輪メーカーから4輪に進出するにあたり、夢と技術を掲げたホンダは、事実上のデビュー作にスポーツカーを選びました。しかもエンジンは当時先進的だったDOHCを採用。世界から「時計のように精緻」と称賛されたのです。排気量は500ccからスタートし、すぐに600cc、そして800ccと拡大されますが、いずれも高性能。世界に類を見ないマイクロスポーツカーとして高い評価を得たばかりか、産声をあげたばかりの日本のレースシーンでも大活躍を遂げました。CG classic vol.08は「日出る国」から登場した草創期のホンダの魅力を解き明かしまています。巻頭記事ではS500、S600、S600クーペ、S800、S800Mの5台を同時試乗。計16ページにわたりそのドライビングの楽しさを訴えました。また長男博俊さんが語る父、本田宗一郎の知られざる逸話と教え。さらには京都のレースレジェンズが語るホンダSの思い出。再生名人が語るホンダSのレストア事情等々、サイドストーリーもいつも通り充実しています。脇役が揃っているのも今号の特徴のひとつ。フィアット傘下に入る前の最後のピュア・ランチア、フルヴィア3台(ベルリーナGTE、クーペ・ラリー1.3HF、スポルト・ザガート1.6スペチアーレ)の小特集を組んだ以外にも、日本正規輸入1号車のポルシェ356カブリオレ、シトロエン・アミ6&アミ8、パゴタルーフのメルセデス・ベンツ250SL等、試乗記事も魅力的ラインナップです。アルフィスタには「クアドリフォリオ」100周年のストーリーが必読です。
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イタリア人はスポーツカーを作る天才だ。アバルトがその最たる例と言えるだろう。イタリアにモータリゼーションをもたらしたフィアット600。そのちっぽけなボディのリアに水冷4気筒エンジンを積んだ大衆車の素性の良さを見事見抜き、宝石のように美しいコンパクトで魅力的なアルミボディを被せたのだ。むろんエンジンは高度にチューンされ、ヨーロッパ中のサーキットで無数の勝利を挙げた。フィアット600のボディを流用したベルリーナも高い戦闘力を誇り、若いレーシングドライバーやエンスージアストを熱狂させた。創始者のカルロ・アバルトはメカニズムに明るいだけでなく、高い審美眼をも併せ持った傑物だった。だからこそ速く、美しいマシーンが次々と生み出されたのである。CG classic vol.09は、その黄金期たる1950年代後半から60年代にかけてのアバルトにスポットライトをあてる。“ダブルバブル”“レコルドモンツァ”“ビアルベロ”そしてトゥリズモ・コンペティツィオーネの頭文字である“TC”等、初期のアバルトを象徴する耳慣れた響きを持った小排気量スポーツとベルリーナの魅力を楽しんでいただきたい。もちろんアバルトが無限の可能性を見出した素材であるフィアット600とヌオーヴァ500にも試乗。フィアットを、つまり間接的にアバルトを、そしてイタリア自動車界を支えた名設計者、ダンテ・ジアコーザのストーリーも読み応えたっぷり。1960年にフランスはモンレリーでアバルトに惚れ込み、その足でアバルト本社に向かいカルロ・アバルトに直談判、日本への輸入権を獲得した山田輪盛館3代目社長、大関重雄さんのインタビューも興味深い。メルセデス190SL、アルピーヌA310、BMW 2002 tii & ターボ、シトロエンSM、ロータスMk.6、コスモ・スポーツ等、ロードインプレッションもバラエティに富んでいる。
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