全国各地を批評し尽くす【日本の特別地域】地域批評シリーズがついに文庫化!
板橋区はマイナーだと言われています。
東京23区でも有数の「特徴のない地味な土地」であるためです。
そもそも東京に板橋という街があることを知らない人も多いぐらいです。
特徴を探ってみると、生活保護者数が多く治安が悪い……。
鉄道駅は多いのに、複数路線が乗り入れるターミナル駅は皆無で各地が分断されている。
そんなデータばかり出てくるのが、板橋区です。
しかし、板橋区は都内でも有数の「住みやすい」街なのです。
強力な商店街は大資本の量販店よりさらに安く、そこら中病院だらけなので健康面でも安心。
近年ではマンション開発が進み「板橋価格」で新築の広い家に住める。
問題点も多いですが、同時に一種の「楽園都市」でもあるのが板橋なのです。
本書は、豊富なデータ分析と取材から、なぜ板橋区はこのように特殊な街となったのか、その謎を解き明かしていきます。
(C)荒井禎雄/株式会社マイクロマガジン社
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北海道には、関東、東北といった地域がよってたかってもかなわない広さがある。
広いがゆえに、それぞれの土地にそれぞれの個性があり、独自の魅力や長所がある。
だが一方で、困った現実も多々存在している。
札幌では、大規模な再開発に北海道新幹線の延伸といった明るい話題の裏で、人口減少と経済の低調という危機に直面している。
観光都市として伸び悩み、嫌な事件で脚光を浴びてしまった旭川。
外国との微妙な関係がクローズアップされる根室や稚内。
夕張を例に出すまでもなく止まらない衰退にあえぐ街も多いが、なかには苫小牧や帯広など意外に活気が富む街もある。
本書では、広大な道内の各地で噴出しているさまざまな問題や面白い取り組みを取り上げ、解説・批評していく。北海道の今を見つめ、全道の未来を探る渾身の一冊
550円〜1,078円(税込)
全国各地を批評し尽くす【日本の特別地域】地域批評シリーズがついに文庫化!
東京23区の中で妙に「浮いた」存在が足立区だ。
足立区の悪評は枚挙に暇がない。「足立区は東京最大の貧困地域」「東京最悪のヤンキー地帯」「足立ナンバーの車は運転マナーが最低」などなど。
しかし、これは本当なのか、真実なのか。
実際、現在の足立区はこうした悪評を払拭しつつある。
つくばエクスプレス、日暮里・舎人ライナーの開業で、長年足立区を苦しめていた「交通不毛」は解消しつつある。
これにより、マンションの建設ラッシュが発生し、人口は急増中だ。
本書は、21世紀に入り、急激な変化を遂げつつある足立区で、何が変わり、何が変わっていないのか。
足立区の今と未来、そしてそこに住む人々の姿を探っていく。
全国各地を批評し尽くす【日本の特別地域】地域批評シリーズがついに文庫化!
葛飾区とはどんな土地なのか。
昭和の「下町物語」の代表格ともいえる『男はつらいよ』や『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の舞台としては有名だが、
交通の便も悪く特に大きな繁華街もない。
そもそも、伝統的な「下町」の定義からすれば葛飾区は下町ではなく「郊外の農村」である。
それなのに、なぜか葛飾区には「下町」のイメージが存在している。
葛飾区という名前は有名でも、その中身はほとんど知られていないのが実情だ。
どうにもとらえどころのない「ビミョー」な土地なのだ。
本書は、そんな葛飾区がどのようにして、この「ビミョー」な地域性を持つに至ったのか、葛飾区民とは一体いかなる人々なのかを研究した一冊だ。
どうにも変化から取り残された観のある葛飾区。
その実態と問題点を解き明かしていこう。
千葉県千葉市は文庫版地域批評シリーズの第13弾目です。
千葉市は世界一巨大な「首都圏」を構成する重要な都市です。深い歴史を誇る千葉県の「県都」であり、人口は100万人に迫ります。
しかし、千葉市の存在感は、首都圏の中で抜群に低く、人口をみると千葉市は約97万人ですが、横浜市は約373万人、さいたま市は約128万人と大きく差をつけられています。
市のブランド力では横浜市の足元にも及ばず、近年「副都心」として目茶苦茶な発展を遂げているさいたま市にも大きく引き離されてしまった感があります。
ただ、県単位で見ると、千葉県は大したもので、船橋・市川・津田沼といった葛南地域、柏、松戸などの東葛地域は、東京の郊外地域と比べて優位に立つほどの発展を遂げていますし、工業、漁業、農業などの産業は、国内有数の力を誇っています。
そんな「スゴイ千葉県」の県都なのに、なぜこんなに「ダメ」なのか。印象の薄い謎の都市・千葉市の秘密を解き明かした1冊です。
埼玉県さいたま市は文庫版地域批評シリーズの第14弾目です。
さいたま市は首都圏の大都市の中で唯一「平成の大合併」を経験した特異な存在です。
その実力は上昇を続け、人口は130万人に迫り、再開発は今も続いています。
「新都心」の名に恥じない都市へと成長しているのです。
ほんの少し前まで「ダサイタマ」呼ばわりされ、「池袋は大宮から来るヤツが多いから田舎っぽい」などといわれていたのも今は昔です。
それどころか、さいたま市は急激にその地位を高め、発展し続けています。
しかしきらびやかな再開発には隠された問題点や解決されていない課題は多々あります。
また、浦和と大宮という「ライバル」が合併しちゃって問題は起きていないのか、もしかしたらいうほど発展していないんじゃないの? などなど。
多方面からさいたま市の本当の姿を解析していきます。
本書は、そんな「首都圏で最も新しい大都市」さいたま市を研究する一冊です。
きび団子と桃太郎で有名な岡山県。県民は中国地方では特殊な気質であると思われています。イメージと実際の違いを探っていきます。
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