「GWコイン大還元祭」は1,500円(税込)以上の購入でコイン還元されます
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蓮如論争の陰で一億円が消えた……。愛媛県警の大鷹鬼平刑事の親友・岡本秀輝が殺された。呉市に近い安芸津町で住職をしており、ひと月前の同窓会で会ったばかりだった。多くの檀家に恵まれ、温厚な人柄で他人の恨みを買うことは考えられなかった。だが、葬儀で鬼平は意外な事実を知る。鐘楼の建立資金一億円を岡本が引き出し、流用していたというのだ。さらに宗派内部には蓮如上人を巡る論争の対立が……。鬼平は警察庁の広域捜査官・宮之原警部とともに、親友の死の真相に迫る。
各550円 (税込)
石川県警本部捜査第一課の住之江紗代が、知人の沢口佳子から電話で奇怪な相談を受けた。佳子は金沢の老舗金箔会社の社長夫人だった。数カ月前、“最後の秘境”といわれる能登の断崖から自動車で墜落事故死した夫と同乗の女性2人に60億円もの保険金がかけられているのを初めて知ったというのだ。受取人は会社。しかも、すでに人手に渡っている。紗代が捜査に乗り出すと署内からの陰湿な妨害が……。そこで警察庁の宮之原警部に応援を求め、どす黒い事件の核心に迫っていく。
虚飾の覇権争いが連続殺人を招く……。日本最大の華道流派家元・烏丸憲奘の弟・宏二郎に、公金横領のスキャンダルが。自宅に押し寄せた取材陣の前で、宏二郎は天誅を叫ぶ男に刺殺される。しかし、事件の混乱のなか、死体はかき消すように現場から消え、翌日、北山の杉林で発見された。さらに家元の長男・邦晴と、茶道柴小路流家元の長女・諏訪紗世子との結婚式当日、花嫁が謎の失踪をする。背後には烏丸流の派閥争い、華道界の覇権を巡る深謀が……。虚飾の世界に挑む宮之原警部の名推理。
第二の殺人現場には被害者の手帳に源氏香の記号が! フレーバリスト(香料研究者)の向井紅美子が都内のホテルで殺された。待ち合わせの約束をしていた友人の近石朋恵は現場に、奇妙な4桁の数字が残されていたことを知らされる。さらに、二人の知人でもある香道の師・野津侑輔が、他殺体で発見される。彼の持っていた手帳には、源氏香で使われる記号が記されていた。朋恵の依頼を受けた警察庁広域捜査官・宮之原警部が捜査に乗り出すと……源氏香の謎は、やがて司法の黒々とした闇の部分へとつながっていく。
サバイバルゲームで勝ち残るのは誰か……? 一代で世界的企業を育て上げたオーナー・戸塚犠平が花嫁を公募し、候補5人の最終選考を豪華客船クルーズで行うという。彼の個人資産は7000億円。このニュースを聞きつけ、警察庁に警告してきたのが、マスコミで活躍する女性心理学者。船内で凄惨なサバイバルゲームが起きるというのだ。事態を重くみた警察庁は、広域捜査指導室の藤代と西条、さらには宮之原警部を派遣。そして事件は完全な密室殺人から始まった。東京から青森、秋田、仙台へと続く船旅に待ち受ける驚愕の結末。壮大なスケールで描く長編旅情ミステリーの傑作!
旧華族の令嬢・鳥飼春菜が、インターネット・オークションに“商品”として競売されているのを知った婚約者・平館圭太は、誰がそんな悪質な悪戯をしたのかを探し始める。だが、その翌日、平館はビルの屋上から転落して死亡。その周りには菜の花がまかれていた。さらに平館の通夜に、今度は春菜の父親が殺され、顔には墨汁がたっぷりと塗られていた。過去と現在とが複雑に絡み合った連続殺人事件に、宮之原警部が名推理で切り込む。
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