ざんねんな兵器図鑑

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2019年、2021 年に発売されたヒット作『ざんねんな兵器図鑑』
『ざんねんな兵器図鑑 極(きわみ)』に続く
第3弾『ざんねんな兵器図鑑 魔改（まかい）』が登場！
世界中の兵器開発者があの手この手で考えついた、見た目がひどかったり、
性能もパッとしなかったり、使い勝手が悪かったりと、とにかく役に立たない珍兵器、
どこか愛嬌のある「ざんねん」な兵器を一堂に集めて紹介！　

目次
はじめに
【第1章】ざんねんな陸の兵器
前と後ろが別々に進んでしまうざんねん戦車
ホッピングで移動する、前代未聞のカカシ戦車
軽さを極めれば戦車も空を飛ぶ？
その砲塔、回すと危険！
おじさんたちが頑張って作った時代遅れの重戦車
連結すればどんな道でも怖くない！
大きすぎる砲弾は積むのも一苦労
待ち伏せ専門、戦車界の異端児登場！ …ほか

【第2章】ざんねんな海の兵器
ボートなのに道路を走って大丈夫？
酸素は大事、でも爆発事故のおそれあり
ステルスにこだわりすぎて形がヘンテコに
戦争してる時にそんな船を造る余裕はなかった …ほか

【第3章】ざんねんな発射・移動兵器
最強の矛と盾が合体すると……？
投げる時は角度に気をつけて！
多機能と中途半端はまさに紙一重
どの距離で撃っても役に立たない欠陥ピストル
歩く火薬庫とはまさにこのこと
それを歩かせることに意味はあったのか
ヒモの長さが足りないのが玉にキズ
巨大な散弾銃で全てを一網打尽！
節約志向すぎる日本の「走る爆弾」
宇宙に浮かぶ、巨大なコンタクトレンズ …ほか

【第4章】ざんねんな空の兵器
「主翼」の数だけなら誰にも負けません
性能は優秀だが、見た目はとてもブサイク
VTOL輸送機なのに肝心の搭載量はトラック以下
まんまるの翼で本当に空は飛べるのか？
超音速で空を飛ぶ、ソ連のトンデモ大型飛行艇
砲弾が届かないなら飛行機で直接当てに行く
主翼が邪魔ならその場で捨てればいいじゃない
超音速で回るプロペラはただうるさいだけだった …ほか

【第5章】ざんねんな兵器こぼれ話
イヌとネコで戦っていた古代の戦争
前代未聞の超長距離爆撃ーイギリス軍の「ブラック・バック作戦」
垂直離着陸（VTOL）が実現するまでの道
ノルマンディー上陸作戦を支えた人工港「マルベリー」 …ほか

《ざんねんな兵器を創った人たち》
ソ連が生んだ「ざんねんな兵器」王 パベル・グロホフスキー
氷山空母ハボクックの生みの親 ジェフリー・パイク
無尾翼・デルタ翼の提唱者 アレクサンダー・リピッシュ …ほか

現代から見ると、実に妙な兵器が世の中にはありました。とんでもなくユニークな発想で、「真面目」に考案され開発された、もしくは開発がとん挫した、バカバカしく面白くも、哀愁を誘う“ざんねん”な兵器を大紹介！

なんで作っちゃったの？

撃ったら脱線
間違いナシの
列車砲

海に浮かべると腐る!?
海水に弱い魚雷艇

大空を走れ！
補助輪つき攻撃機

「だっ、誰かとめてあげてくれ！」珍妙奇天烈な64のエピソード――
陸・海・空、奥深きトンデモ兵器の世界！

人類発展の裏で繰り返された悲劇的な戦争。その裏で試行錯誤された結果、現代の兵器がある。戦車も最初はただのキャタピラの塊、戦闘機もプロペラ機にピストルであった。技術は進化の過程を経て達成するが、その過程にはトンデモないユニークな発想から生まれたものもある。本書はこの今ではバカバカしいと思われる兵器類を発掘し、イラストを添えて紹介する。