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『角川ソフィア文庫(実用、文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全710件

  • シリーズ44冊
    2531,980(税込)
    編者:
    角川書店
    出版社: KADOKAWA

    源氏物語の世界にタイムスリップ! 1冊であの物語を堪能できる!

    源氏物語の全体が分かる楽しい1冊。わずらわしい文法などの障壁を取り払い、こなれた現代語訳によって、古文の力がなくても十分古典の面白さが分かる。原文も現代語訳も総ルビ付き。ビジュアル面も豊富。
    ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • シリーズ2冊
    1,012(税込)
    編著:
    中村元
    出版社: KADOKAWA

    人間、我慢、馬鹿、出世、利益──。身近な言葉の意外な由来とは?

    上品・下品、卍字、供養、卒都婆、舎利、荼毘などの仏教語から、
    我慢、人間、馬鹿、利益、出世など、仏の教えと縁をもつ意外な日常語まで――。
    語源という視点からわたしたちの生活や思考、感情の深層に分け入るとき、
    日本文化を裏打ちする仏教的世界観が浮かび上がる。
    名著『佛教語大辞典』を編纂した第一線の仏教学者らが集い、
    インド・中国・日本の多様な仏典を参照しつつも「肩のこらぬよう」執筆された仏教への道案内。
  • 読者の性欲を刺激し、淫心をかき立ててきた官能小説。単純な行為をいかに濃密に淫靡に、いやらしく描くか――。先人たちは苦労して、読者の妄想を逞しくさせる官能用語を編み出した。「花弁」「小鳥の嘴」「マグロの赤身」「熱帯」……女性器の斬新な描写からは、表現へのフロンティア精神が感じられる。官能小説の文体確立までの歴史を追いつつ、独自の表現を磨き、鎬を削ってきた作家たちの豊潤で奥深い日本語の世界に迫る。

    官能小説の醍醐味を味わう。

    ◆序章 官能小説の文体の歴史
    猥褻裁判/チャタレイ夫人の恋人/四畳半襖の下張/団鬼六の『花と蛇』/川上宗薫の構造表現/豊田行二の登場/館淳一のデビュー/女性征服系から癒し系へ/女流作家の系譜
    ◆第一章 性器描写の工夫
    女性器表現の種類 複雑な形状/花にたとえる/果実にたとえる/伝統的な表現/海産物/昆虫や鳥の嘴/母なる大地の裂け目/部分的な効果/前後に付ける言葉
    男性器表現の種類 「棒」派と「茎」派/なぜ太くて硬くなければいけないか
    ◆第二章 性交描写の方法
    前戯編 舌戯の多様化/フェラチオ表現/クンニリングス表現/シックスナイン表現 性交編 五つの分類/恋愛系/癒し系/嬲り系/凌辱系/絶倫系
    エクスタシー編 絶頂語表現/悲鳴表現 オノマトペ表現 舐め音/粘液音/挿入音/射精音
    ◆第三章 フェティシズムの分類
    乳房フェチ 巨乳表現/美乳表現 腋窩フェチ 敏感な性感帯 尻フェチ お尻派の種類/後背位へ アナルフェチ 膣とは異なる快感
    大腿フェチ 性交より素股プレイ 脚フェチ パンストの肌触り 足指フェチ 舐めフェチの極致 下着フェチ 付着した粘液の匂い
    ◆第四章 ストーリー展開の技術
    男女の組み合わせをどうするか ストーリーの重要性/近親相姦/女教師/女性遍歴/SM
    ◆第五章 官能小説の書き方十か条
    官能小説は性欲をかきたてるだけのものではない/好きな作家を見つけよ/まず短編を書いてみる/官能シーンを早く出せ/自分がしたくても出来ないことを書く/三人以上の人物を登場させよ/恥ずかしいと思うな/オノマトペをうまく使う/性の優しさ、哀しさ、切なさを知っておく/書いている途中でオナニーをするな
  • 誰もが「決して起きない」と予想した戦争は、なぜ勃発したのか?

    日本人はこの戦争の重要性を知らなさすぎる――。欧米では”The Great War” と称される第一次世界大戦。その実態を紐解くと、覇権国と新興国の鍔迫り合い、急速な技術革新とグローバリゼーションの進展など
    、WW1開戦前夜と現代との共通点が驚くほどに見えてくる。旧来の研究の枠を超え、政治・経済・軍事・金融・メディア・テクノロジーなど幅広い観点から、戦争の背景・内実・影響を読み解く、日本人のための入門書。
  • シリーズ6冊
    8101,091(税込)
    著者:
    折口信夫
    出版社: KADOKAWA

    生誕130年記念/折口信夫の代表作、全論文を収録する完全版、刊行開始!

    「本論を読み解く上で、これ以上に優れたシリーズは他に存在しない」(安藤礼二)

    折口にとって「古代」とは単に歴史の時代区分を示すものではなかった。熊野への旅で光輝く大王崎を眼前にし、その波路の果てに「わが魂のふるさと」を感じたことを「かつては祖々の胸を煽り立てた懐郷心(のすたるじい)の、間歇遺伝(あたいずむ)として、現れたものではなかろうか」と記す。「古代研究」はまさに彼が実感を通して捉えた、古代的要素の探求なのである。全論文を完全収録する決定版!
    解説・池田弥三郎/安藤礼二
  • 食べるカビやスマホのカビなど、実は個性豊かな面々を楽しく紹介!

    暗い、汚い、かび臭い――陰気なイメージのカビが、美食界では大ブーム! 
    レストランで著者が見たものとは…。
    ほかスマホや文化財に生えるカビなど、意外な一面に驚きつつ、かしこい付き合い方がわかる!
    本書は2020年に弊社より刊行された書籍の文庫化です。
    文庫化にあたり、カビをどう防ぐのかについての章を設け、実用的にも充実した内容となりました。

    (章立て)第一章 食べるカビが大ブーム
    第二章 カビの正体
    第三章 思わぬところに生えるカビ
    第四章 冷蔵庫・エアコン・洗濯機──家電のカビの今昔
    第五章 カビ対策 一に乾燥、二に乾燥
    第六章 石灰岩帯と山火事の後
    第七章 カビは体にどのくらい悪いのか
    第八章 ヒトとカビの闘い
  • 日本文化の独自性を詩情豊かに語る

    『茶の本』(全訳)と『東洋の理想』(抄訳)を、読みやすい訳文と解説で読む! ロマンチックで波乱に富んだ生涯を、エピソードと証言で綴った読み物風伝記も付載。天心の思想と人物が理解できる入門書。
  • 「紅」「朱」「茜」どう違う? 日本語の微妙なニュアンスに分け入る!

    豊かな日本語の語彙を自由に使いこなすために。辞書の中でしか見ない言葉、頭の片隅にはあるが使いこなせない言葉を棚卸しし、いつでも取り出せるように簡単整理! 言葉の上手な利用法のいろはを学ぶ辞典。
  • 「とたん」「せつな」「つかのま」の違い、説明できますか?

    日本語の微妙なニュアンスを、図を交えながら解説する『基礎日本語辞典』から、「さっそく」「ひとまず」など、時に関する語を集める。外国語を学ぶとき、誰もが迷う時制の問題をわかりやすく解説!

    【とりあげた言葉】
    とき、あくる、あたらしい、あらかじめ、いきなり、いずれ、いぜん、いそぐ、いちおう、いつか、いま、いまさら、いまだに、いよいよ、おそい、おもむろに、かれこれ、~ごろ、さしあたり、さっき、さっそく、しばらく、~すぎ、すぐる、すごす、すむ、そろそろ、~た、~だす、たまたま、~ちゅう、ついに、とたん、とりあえず、なかなか、にわか、のばす、はじまる、はやく、ひ、ひごろ、ぴったり、ひとまず、ふるい、まい~、まもなく、もう、やがて、わかい
  • シリーズ25冊
    2751,364(税込)
    著者:
    湯浅邦弘
    出版社: KADOKAWA

    歴史が鍛えた知謀の精髄! 本邦初、『孫子』と『三十六計』の同時訳注。

    中国最高の兵法書『孫子』と、その要点となる三十六通りの戦術をまとめた『三十六計』。親しまれてきた名言は、ビジネスや対人関係の手引書として、実際の社会や人生に役立つこと必至。古典の英知を知る一書。
  • 読みやすくて面白い、最高にスリリングな古典案内!

    異界、エロ、グロ、ナンセンス、スキャンダル……古事記研究の第一人者が、古代の思想を読み解き伝える面白すぎる古典文学入門! 文庫版に「第5章 揺らぐ列島、疲弊する人々」を完全書き下ろし!
  • 日本で親しまれる漢詩350首を厳選。読み味わうための本格辞典

    中国詩は古来、日本文化に深い影響を与えてきた。「国破れて山河在り」の成句で知られる「春望」。源氏物語に底流する哀切の長編叙事詩「長恨歌」――。上代の「詩経」から唐代の李白や杜甫、そして明清代まで名詩350首を厳選。読む・書く・味わうために必要な訓読、現代語訳、語釈、押韻などの項目を網羅した必携の本格辞典。押韻と平仄のルール、詩形分類、表現の変遷を概観できる「中国詩を読むための序章」と成句索引を収録する。
  • 924(税込)
    著者:
    中村元
    出版社: KADOKAWA

    仏教・インド思想の叡智、60の至言

    「自己を灯火とし、自己をよりどころとせよ」(大ニッバーナ経)、「もろひとの病はわが病である」(維摩経)。仏教・東洋思想の碩学が、自身が感銘をうけた東洋における宗教の至言を解説。厳選された60の簡潔なフレーズが、宗派や既成宗教の制約をこえ、私たちの心を揺さぶる。宗教への真実の道は、生活のことばをもって理解し表現することにあるという確信から著された、現代人が生きるための指針の書。「附 カナガキ仏教書」を収録。
  • 仏典は、仏の死を乗り越えるために生まれた。第一人者が捉えた仏教の本質

    大きな災害やコロナ・パンデミックを経て、あらためて仏典の智慧が注目されている。仏教学・思想史の第一人者による案内と、親しみやすい訳で読み解く。
    ブッダの死後残された人々が、その死を乗り越えようとしたことに、仏教の誕生を見出す。死者すなわち他者と向き合うことを仏教の本質と捉え、親しみやすい訳で、インド・中国の仏典を読み解く。そして日本に伝わった仏教では、土着化と原点回帰の2つの動きがせめぎ合う中、独特のダイナミズムが生まれた。世界の中でも異色とされる、日本仏教について考える。
    増補「仏典をよむ視座」を収録し、直近10年間の新たな研究成果を加えた。
    解説・中島隆博


    ■目次■

    はじめに

    第一部 死からはじまる仏教
     第一章 大いなる死――『遊行経』
     第二章 死と生の協奏――『無量寿経』
     第三章 他者と関わり続ける――『法華経』
     第四章 否定のパワー――『般若心経』
     第五章 心の中の地獄と仏――智ギ『摩訶止観』
     第六章 禅の中の他者と死者――圜悟『碧巌録』

    第二部 日本化する仏教
     第七章 現世を超えた秩序――景戒『日本霊異記』
     第八章 仏教は俗世に何をなしうるか――最澄『山家学生式』
     第九章 この身のままに仏となる――空海『即身成仏義』
     第十章 贈与する他者――親鸞『教行信証』
     第十一章 脱構築から再構築へ――道元『正法眼蔵』
     第十二章 宗教国家は可能か――日蓮『立正安国論』
     第十三章 異教から見た仏教――ハビアン『妙貞問答』

    むすび

    増補 仏典をよむ視座
     一 仏典とは何か
     二 菩薩と他者・死者
     三 日本仏教の展開と菩薩の精神

    文献ガイド
    あとがき

    解説 中島隆博
  • 新訳と挿画140点でよみがえる、フランス人実業家の明治9年の日本紀行

    明治9年、宗教と文化への関心から来日したフランスの実業家ギメ。憧れの地を人力車で駆け巡り、近代日本の目覚めを体感するとともに、消えゆく江戸の面影に愛惜を募らせてゆく。茶屋娘との心の交流、浅草や不忍池に伝わる奇譚、料亭の宴、博学な僧侶との出会い、そして謎の絵師・河鍋暁斎との対面――。のちに東洋学の拠点となる美術館の創始者が軽妙な筆致で綴った紀行を新訳。詳細な解説、同行画家レガメの挿画を収録する。
  • 法華経入門の決定版。

    法華経研究の第一人者が、「経王」(諸経の王)と尊ばれてきた「法華経」全27章を縮約しつつ、各章ごとにその要諦を徹底解説。長大なだけでなく難解かつ理解しにくい言い回しの多いこの経典の核心部はどこにあるのか。その思想の真意はどのようなものなのか。サンスクリット原典からの精緻な訳、最新研究をふまえた徹底解説により、法華経の「本当のすがた」を浮き彫りにする。
  • 1,320(税込)
    訳・解説:
    大角修
    出版社: KADOKAWA

    全十巻三十二品を収録。初心者でも読み通せる秀逸無比の現代語訳版。

    長大かつ不可思議な記述や繰り返しが多い法華経が、初心者から読めてよくわかる! 口語訳や原典訳だけではつかみきれない、日本の仏教文化が依拠してきた漢訳経典のもつ霊的なイメージ、祭儀で唱えられる言葉の響きや意味を重視しつつ圧縮して現代語訳。読解を助ける見出しとともに、解説コラムや事典も充実。和歌や物語等にも数多く現れ、日本の歴史文化に深く浸透する法華三部経全十巻を理解し、体感し、読み通すための決定版。

    はじめに 法華経をどう読むか
    法華経のプロローグ[開経]無量義経
    第一部 山上の集会
    第二部 天空の集会
    第三部 地上の集会
    法華経のエピローグ[結経]観普賢菩薩行法経
    法華経の小事典

    ※本書は、二〇〇一年三月に株式会社学習研究社から発行された『[図説]法華経大全』を大幅に加筆修正し、改題のうえ文庫化したものが底本です。
  • 長崎に今も、カクレキリシタンがいるのを知っていますか?

    第一章 カクレキリシタンとは何か
    1 カクレキリシタン研究の足跡
    2 「潜伏キリシタン」と「カクレキリシタン」
    3 「隠れキリシタン」か「カクレキリシタン」か
    4 カクレキリシタンに対するイメージの転換
    5 潜伏時代とキリシタン崩れ
    6 キリシタンの復活とカクレキリシタンの出現 

    第二章 カクレキリシタンの分布
    1 潜伏キリシタンの分布 
    2 現在のカクレキリシタンの分布 

    第三章 生月島のカクレキリシタン
    1 生月キリシタンの歴史
    2 生月のカクレキリシタン組織
    3 生月のオラショオラショの意義
    4 生月のカクレキリシタン行事
    5 生月カクレキリシタンの神観念

    第四章 平戸島のカクレキリシタン
    1 平戸キリシタンの歴史
    2 平戸カクレキリシタンの分布
    3 根獅子のカクレキリシタン
    4 飯良のカクレキリシタン
    5 草積のカクレキリシタン
    6 下中野のカクレキリシタン
    7 春日のカクレキリシタン
    8 獅子のカクレキリシタン
    9 油水・中の原・大久保・中の崎のカクレキリシタン
    10 霊山安満岳

    第五章 五島のカクレキリシタン
    1 外海潜伏キリシタンの五島移住
    2 若松町築地・横瀬のカクレキリシタン
    3 若松島有福のカクレキリシタン
    4 奈留島のカクレキリシタン
    5 福江島宮原のカクレキリシタン
    6 福江島のその他のカクレキリシタン

    第六章 長崎のカクレキリシタン
    1 家野町のカクレキリシタン
    2 岳路のカクレキリシタン

    第七章 外海のカクレキリシタン
    1 外海キリシタンの歴史
    2 出津のカクレキリシタン
    3 黒崎のカクレキリシタン

    第八章 カクレキリシタンの解散とその未来
    解散後の神様の取り扱い ほか
  • 政治家も、文豪も、みんな芸者に支えられて大物になった!

    江戸の志士や明治の文豪たちを魅了した芸者。そもそも彼女たちは何者なのか。いつどのように誕生し、日本文化にどんな影響を与えてきたのか。芸と色といなせな会話。男と女の「粋」と「意気」――そこには、日本固有のサロン文化と、今や失われつつある日本の美の本質があった。花柳界の栄枯盛衰、名妓や遊び等の具体的なエピソードを辿りつつ、芸者の文化と歴史から、日本独特の「人間関係の洗練」を浮き彫りにする傑作。

    はしがき 「芸者の時代」
    序 芸者とはそもそも何者か
    第一部 江戸の芸者とその歴史
    踊り子から芸者へ
    深川芸者の発生と実像
    色を売ること売らないこと
    幕末の芸者たち
    第二部 明治の芸者 その栄華と終焉
    祗園と柳橋
    雑魚寝のこと
    名妓たち
    水揚げのこと
    芸者遊びとは何か
    日本的サロン文化
    エピローグ「のんびり」の世界
    あとがきに代えて 芸者のかたち
    文庫版あとがき
  • シリーズ2冊
    1,188(税込)
    監修・訳注:
    中村啓信
    出版社: KADOKAWA

    現存する風土記がすべて読める、待望の文庫版!

    風土記は、8世紀、元明天皇の詔により諸国の産物、伝説、地名の由来などを撰進させた地誌。現存する資料を網羅し新たに全訳注。漢文体の本文も掲載する。上巻には、常陸国・出雲国、播磨国風土記を収録。
    ※本文中に「*」が付されている箇所には注釈があります。その箇所を選択すると、該当する注釈が表示されます。
  • 妖怪研究の第一人者がおくる画期的異界論!

    古来、日本人は未知のものに対する恐れを異界の物語に託してきた。酒呑童子伝説、浦嶋伝説、七夕伝説、義経の「虎の巻」など、さまざまな異界の物語を絵巻から読み解き、日本人の隠された精神生活に迫る。
    ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • シリーズ2冊
    330627(税込)
    著者:
    森田良行
    出版社: KADOKAWA

    日本語の微妙なニュアンスが、読めば読むほどよくわかる!

    「驚く」「感心する」「かわいそう」「気の毒」など、普段使っている言葉の中から気分や感情をあらわすものを厳選。その言葉のおおもとの意味や使い方、差異を徹底的に分析し、解説した画期的な日本語入門。
  • 517(税込)
    著者:
    蒲松齢
    訳者:
    志村有弘
    出版社: KADOKAWA

    国境を超え、世界最大の怪異小説集は語り継がれる……。

    芥川龍之介や森歐外などが愛読した『聊斎志異』は、中国、清の蒲松齢が20年以上民間伝承を取材しまとめた、全16巻からなる世界最大の怪異小説集。本書では幽霊譚・動物奇談・妖怪譚を抄録し、現代語訳で紹介する
  • 四季の行事から、日常の風景まで。江戸の風情を283点の絵と文で愉しむ。

    幕末の江戸で生まれ育ち、歌川広重を襲名する作者が、明治になって絵と文で回顧した、町や通りの折々の風景。文章でしか知り得なかった光景が、私たちの眼前にありありと現れる。図版283点のすべてを収録。

    ■目次(一部)
    【上編 外の部  正月~十二月】
    将軍家松飾り/辻店の凧売り/魚河岸の初売り/江戸町火消出初め/加賀鳶の初出/獅子舞/厄払い/暦売り/餅網売り/大凧遊び/梅見/日比谷稲荷初午祭/彼岸/豊島屋の白酒/桜草売り/奉公人出替り/参府交代/伊勢参宮の犬/隅田堤の花見/五月端午/両国川開き/富士講中登山出立/金魚売り/風鈴売り/富士詣で/じゃん拳/店頭の納涼/大通りの深夜/花山車/天王祭/朝顔売り/山王祭/花火/からくり/七夕の竹売り/井戸さらい/佃踊り/盆踊り/菊見/神田明神祭礼/紅葉狩り/池上本門寺参籠/七五三の祝い/火事/大名火消/雪見/焼き芋を売る/餅搗き/大晦日……など

    【中編 内の部  正月~十二月】
    屠蘇を汲み雑煮を祝う/乗馬初め/湯屋の二階/歌牌遊び/十四日年越し/雛祭御道具/初午/書画会/御殿女中宿下がり/灌仏/蛍/梅雨/笹団子/梅干・雷干/精霊棚/藪入りの丁稚/十五夜観月/玄猪の御篝火/恵比須講/勧進相撲/講武/商家の冬夜/酉の市/子犬の小屋を作る/町火消/防大名/新吉原遊里の狐舞/王子の狐火……など

    【下編 雑の部】
    売卜者/小僧金子の使い/お記録本屋/見附の交代/千両箱の運送/諸侯の水運び/普化僧/七色とうがらし売り/居合抜き/塩屋/子供の喧嘩/豊島屋の樽の曲ざし/粟餅の曲搗き/紅かん/仮似声使い/住吉踊り/歯力/一人相撲/鎌倉節の飴売り/辻謡曲/大道講釈/読売/ところてん曲突き/降巫/唐人飴ホニホロ/墓所の幽霊/淡島大明神/屋敷窓下の買物……など
  • 日本列島に築かれた古墳とは何であったのかを問う、認知考古学の最前線。

    なぜ、日本列島に前方後円墳のような巨大古墳が生まれたのか。長をまつる巨大な墳丘を「見上げる」行為や、石室の位置や様式、埴輪、また鏡・刀などの副葬品から、古代の人びとは何を感じとっていたのか。竪穴式石室から横穴式石室への大転換はどのように起きたのか。人の心の動きの分析を通じて解明。神格化の装置から単なる墓へ。3世紀から7世紀の日本列島に16万基も築かれた古墳とは何であったかを問う、認知考古学の最前線。
  • 人類に残された最後の超難問、ABC予想に挑む!

    (章立て)
    文庫版によせて
    望月新一教授からの寄稿

    第1章 IUTショック
    第2章 数学者の仕事
    第3章 宇宙際幾何学者
    第4章 たし算とかけ算
    第5章 パズルのピース
    第6章 対称性通信
    第7章 「行為」の計算
    第8章 伝達・復元・ひずみ
  • マルクスを手がかりに、マルクスを超えてゆく

    温暖化、新型コロナウイルスの流行、異常気象……世界が危機に瀕する今、私たちは誰も取り残すことなく、この問題を解決するための道筋を探さなくてはならない。資本主義の暴力性や破壊性を正確に認識し、その上で、資本主義とは異なる社会システムを構築すること――。『資本論』を記したカール・マルクスの、主に未刊行のノートから、エコロジーの思想を汲み取り分析する。ドイッチャー記念賞受賞作。

    【目次】
    第一部 経済学批判とエコロジー
     第一章 労働の疎外から自然の疎外へ
     第二章 物質代謝論の系譜学
    第二部 『資本論』と物質代謝の亀裂
     第三章 物質代謝論としての『資本論』
     第四章 近代農業批判と抜粋ノート
    第三部 晩期マルクスの物質代謝論へ
     第五章 エコロジーノートと物質代謝論の新地平
     第六章 利潤、弾力性、自然
     第七章 マルクスとエンゲルスの知的関係とエコロジー
  • 佐藤優氏が繰り返し推薦し続ける名著。哲学を歴史として体系的に把握できる

    哲学を歴史として体系的に把握できる名著として紹介され続けてきた作品。
    ギリシャ、中世、近世、現代哲学も、現代哲学も現象学からプラグマティズムに新実在論まで、、
    なぜこのような思想は現れ、流行後になぜ消えたか?という問いを軸に学ぶことができる。

    生の哲学の樹立者にして、ノーベル文学賞も受賞したベルクソン。
    氏の研究でも知られる著者が遺した、通読できる哲学史の決定版!
    「哲学を歴史として、体系的に見ていくには1960年代の教科書が一番いい」
    佐藤優氏が復刊を熱望し続けてきた入門書、ついに甦る。

    ※本書は1949年に勁草書房より刊行され、62年に同社より新版が出された『哲学思想史』を文庫化したものです。
    底本には71年の新版第8刷を使用しました。

    【目次】
    緒言 全面的に書き改めるに際して
    序章 哲学と哲学史
    第一章 古代哲学
    第一節 ギリシャにおける学問の誕生とその発展
    第二節 二元論と一元論
    第三節 古代の唯物論
    第四節 自由の問題

    第二章 中世哲学
    第五節 キリスト教思想
    第六節 中世思想の根本問題
    第七節 普遍者論争

    第三章 近世哲学
    第八節 近代文化の誕生
    第九節 唯理論
    第十節 経験論
    第十一節 批判主義の根本精神
    第十二節 弁証法的思惟
    第十三節 唯物論とその超克

    補章 現代哲学の動向

    解説 佐藤優
    参考文献
    哲学者一覧表(年代順)
    人名ならびに事項索引
  • 1,408(税込)
    著者:
    新谷尚紀
    出版社: KADOKAWA

    日本人は葬儀を通じて、いかに死と「あの世」に向き合ってきたのか?

    日本人の「葬儀」はどのような歴史をたってきたのか。各地に伝わる葬送や墓制の実態と意味を検討し、そこに現れる日本人の死生観、他界観、民俗的心性を探る。現代人の終末を考える基礎となる民俗学の名著。
  • 「関東王国」を築き上げた、北条氏最盛期の真実とは。

    両上杉家の打倒、北関東への進出、武田信玄との抗争と越相同盟……小田原北条氏三代・氏康の時代は、戦争が広域にわたって展開され、それを支える領国支配の仕組みが確立された戦国大名の形成期であった。当主のもと、領国の統轄に当たったのが一門衆・家老衆らの執行部である。「関東王国」を支えた、最強といわれた家臣団の知られざる戦争と統治の人事の実態を明らかにし、北条氏の最盛期を築いた氏康時代の真実に迫る。
  • シリーズ3冊
    1,1441,848(税込)
    著者:
    鈴木棠三
    出版社: KADOKAWA

    空前絶後の言い伝え大全!

    「猫が顔を洗うと雨がふる」「ナマズがあばれると地震がおきる」「ねずみがいなくなると火事がおきる」——。日本全国に伝わる俗信を、「猫」「狐」「とんぼ」「蛇」などの項目ごとに整理した画期的な辞典。
  • タクシーはcarではない。スープもeatする。ーー言葉の奥行きを愉しむ

    英語と日本語の単語が、一対一で同じ意味になることは実は少ない。「客」はguest、visitor、customer、audienceなど様々。「car」は列車の車両、エレベーターやゴンドラ、気球など、乗用車以外にも使うことができる。語義やイメージのずれから文化的背景の違い、和製英語や比喩表現の比較まで、辞書や単語帳では気づかないニュアンスの違いを解説。語学がもっと楽しくなる、外国語の深みと雑学に満ちた日本人のための英語読本。
  • 「辞典」と「事典」、その違いは?意味の違いを理解して迷わず使う

    同音・同訓で、意味が類似しているため、使い分けに困る漢字や熟語を約1500項目を掲げる。
    それぞれの意味の違いを説明のほか、説明の内容をスムーズに理解できるよう、用例を掲出。
    また、元来は違う書き方であったものが、何故違う表記で定着した熟語などには、知っていれば漢字・熟語の使い分けがより簡単になる参考情報を加える。
    漢字の使い分けかただけではなく、その使い分けの由来も分る。
  • 著者50年の相撲史研究の集大成。「国技」の歴史文化が一冊でわかる入門書

    神事相撲から現代までの栄枯盛衰、土俵や番付の起源や変遷、雷電・梅ヶ谷・陣幕ほか名力士たちの事績等、日本の「国技」の全てを明らかにする。江戸時代の番付になぜ「横綱」の記載がないのか。土俵はいつから円形になったのか。横綱土俵入りになぜ雲龍型と不知火型があるのか。行司家元の吉田家等が「創作」した故実や巷間流布した言説も鵜呑みにせず、史実や史跡を丁寧に再検証。著者50年に亘る相撲史研究の粋を集めた入門書。

    1 歴 史
    相撲の始まり/神事相撲/相撲節会/戦国時代の武家相撲/江戸時代の相撲/勧進相撲の禁止令/明治時代の相撲/大正・昭和時代の相撲

    2 横綱
    横綱の起源/明石志賀之助が相撲の始祖/“綱”は注連縄/横綱土俵入りの“型”について/手数入りとはなんぞや/なぜ雷電は横綱になれなかったか

    3 家 元
    吉田追風家とは何か/「相撲之御家」京都五條家/謎の式守五太夫/謎の南部四角土俵/土地相撲と大相撲/セミプロの巡業相撲

    4 番 付
    大相撲番付の変遷/年寄りの起源と変遷/二人の相生松五郎/関脇に落ちた横綱

    5 土 俵
    土俵はいつできたか/相撲絵画による実証

    6 相撲と浮世絵
    相撲の浮世絵/奇怪な錦絵の謎解/おかしなおかしな横綱

    7 事件・騒動
    越後国地蔵堂力士殺し/嘉永の紛擾事件/五大紛擾事件/次郎長相撲三国志

    8 こぼれ話
    古今珍名・奇名・シコ名くらべ/相撲と芝居/相撲を詠んだ和歌、狂歌

    横綱風土記
    解説 谷口公逸
  • 古代中国の歴史書に記された「日本民族」のルーツに迫る

    日本人のルーツに連なる「倭国」「倭人」は、古代中国の歴史書ではどのように記されてきたのか? 『漢書』『後漢書』『三国志』『晋書』『宋書』『南斉書』『梁書』『隋書』『北史』『南史』『旧唐書』。11種の史書の古代日本に関わるすべての記述を網羅。現代語で読み下し、注解と詳細な解説により明らかにする。稲作と高床式住居という独特の文化様式を持つ倭族。長江流域を出て広がったその軌跡を辿る、「倭族論」の決定版。
  • 「戦後思想の巨人」の主著 大きな文字の新装版!

    国家とは何か。そして国家と自分はどう関わっているのか。「国家は共同の幻想である。風俗や宗教や法もまた共同の幻想である。もっと名づけようもない形で、習慣や民俗や、土俗的信仰がからんで長い年月につくりあげた精神の慣性も、共同の幻想である」。原始的あるいは未開的な幻想から〈国家〉の起源となった共同の幻想までを十一の幻想領域として追及。自己幻想・対幻想・共同幻想という三つの構造的な軸で解明し、まったく新たな論理的枠組みを提言する「戦後思想の巨人」の代表作。改題・川上春雄、解説・中上健次

     目次

    角川文庫版のための序
    全著作集のための序

    禁制論
    憑人論
    巫覡論
    巫女論
    他界論
    祭儀論
    母制論
    対幻想論
    罪責論
    規範論
    起源論

    後記
  • いま注目を集める発酵食品を、第一人者が科学と歴史で紐解く!

    納豆、熟鮓、ホンオ・フェ、キビヤック、シュール・ストレンミング……この世界には、強烈なにおいを放つ食べ物がある。未知なる発酵食品を求めて東奔西走する著者が、失神寸前になりながらも、かぶりつく!
    発酵学の第一人者・小泉武夫が「くさいはうまい」をテーマに語るエッセイ集。味・におい・文化の魅力たっぷりの発酵ワールドへ読者を誘う。

    第1章では、今注目を集める甘酒など、身近な発酵食品を、科学と歴史の両面から迫る。
    第2章「くさいはうまい」は、著者が世界各地で体験してきた、くさいにまつわる強烈なエピソードを紹介。
    さらに、ノンフィクション作家・高野秀行氏との「くさい」食べ物対談を新たに収録する。

    (目次・抜粋) 
    滋養たっぷり物語…甘酒/味噌/パン/キムチ/発酵豆腐/くさや/納豆/チーズ/ヨーグルト
    くさいはうまい…臭い肉、臭い酒/臭い鳥/大根と沢庵/山羊と羊/激烈臭発酵食品/臭い魚
    高野秀行氏との対談…対談は西アフリカの納豆から始まる/世界一臭い納豆の登場/南米のカエルを飲み干す/強烈なにおいの熟鮓コンテスト/なぜ二人は発酵を追い求めるのか など
  • 『源氏物語』の第一人者が「紫式部の一人語り」で描く、源氏物語の時代!

    侍女になりたくなかった紫式部が中宮の侍女となった理由、宮中の人付き合いの難しさ、主人中宮彰子への賛嘆、ライバル清少納言への批判……。『源氏物語』の時代の宮廷生活、執筆動機がわかる!
  • 1,276(税込)
    著者:
    芳賀 日出男
    出版社: KADOKAWA

    民俗写真家・芳賀日出男、若き日の貴重なフィールドワークがここに蘇る。

    民俗写真の第一人者、芳賀日出男が若き日に記した貴重な旅行記。北は納沙布から南は久高島まで、全16か所の写真とフィールドノートから、氏ならではの被写体への誠意と並々ならぬ愛情が見えてくる——。
  • 変化し続ける日本の伝統を、内と外の視点で捉え続けた芳賀日出男の代表作

    大自然と調和して生きてきた日本人。四季の移ろいの中から神や精霊の概念が生まれ、祭りや郷土芸能が育まれてきた。神事である御幣の祭り、大黒舞などの初春の芸、様々な鬼の祭りや獅子舞、田植えの祭りや語り物、能や風流―時代の変化の中で刻々と失われゆく信仰の情景を、折口信夫に学び、宮本常一と旅した目で捉える。各巻200点超の写真を収録、民俗学的フィールドワークと写真家の眼差しを交差させた、記念碑的大作。
  • かけがえのない日本の伝統、日本人の生活の息吹がここにある。

    「神は季節の変わり目に遠くから訪れ、村人の前に姿をあらわす」。師・折口信夫の「まれびと」論に目を開かされ、ハレとケのリズムとともに年を過ごす日本人の姿を追い続けた眼差しは、何を捉えてきたのか。正月や盆などの年中行事から、農村の田植えや漁村の海女、その他巫女や人形まわし――共同体の内に入って語り、距離を置いて眺めてこそ写し得た、日本古来の暮らしと生業。変貌し続ける伝承と習俗の真の姿がここにある。
  • 396(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    森田良行
    出版社: KADOKAWA

    「そもそも」に“基本”の意味はあるのか!?

    「しかし」「あるいは」などの接続詞から、「~なら」「~ない」などの助動詞まで、文意に大きな影響を与える言葉を厳選。思考のロジックをあらわす言葉の使い方、使い分けを鮮やかに解説する!
    まえがきにかえて/サンキュータツオ
  • 農学者が最新科学を駆使して、稲の古代史の定説に挑戦する意欲作

    縄文遺跡から見つかるイネの痕跡は、現代の水稲とは異なる稲作が、営まれていたことを物語る。弥生時代に水稲が渡来した後も一気に普及したわけではない。縄文稲作の多様性を、今日的な視点でとらえなおす。
  • 埋もれた名品に光を当てる! 後世に伝えたい“庶民の哲学”。

    斯界の第一人者が、35年近くの〈ことわざ拾いの旅〉から「埋もれた名品」200本超を厳選。
    「花の下より鼻の下」「心太の幽霊をこんにゃくの馬に乗せる」――
    表現や語感の良さ、言い回しの妙はもとより、成り立ち、使われた文芸作品、時代背景などの蘊蓄を駆使しつつ、絶妙な譬えを有する面白おかしい“庶民哲学”の世界を紹介する。
    ことわざを視覚化した絵画やカルタも多数掲示。声に出して読め、見て楽しめる珠玉の読本。
  • 682(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    後藤明
    出版社: KADOKAWA

    変容と拡大を続けるイスラーム世界。宗教と政治から描く激動の1300年史

    イスラーム世界から過去、現在、未来を見つめると、西洋中心の視点とはまるで異なる歴史が浮かび上がる。肥沃な三日月地帯に産声をあげる前史から、宗教としての成立、民衆への浸透、多様化と拡大、近代化、そして民族と国家の20世紀へ――。シーア派とスンナ派の起源とは? パレスチナ問題はなぜ生じた? 宗教と政治の関係は? 「歴史は誰かがつくるもの」とするイスラーム史の第一人者が日本人に語りかける100の世界史物語。

    *『ビジュアル版 イスラーム歴史物語』改題。

     【目次】

     はじめに

    1 イスラーム以前の西アジアと環地中海

    2 イスラームの誕生

    3 民衆のイスラーム

    4 拡大するイスラーム世界

    5 革新のイスラーム

    6 民族、国家、そしてイスラーム

     おわりに
  • 文章の読解力を伸ばすにはどうすればよいか? 答えは「予測」にあった! 幅広いジャンルの秀逸な文章で「予測」の技術を学べば、誰でも「読み上手」になれる。作文にも役立つ画期的な「文章術」入門書。

    文章の読解力を伸ばすにはどうすればよいか? 答えは「予測」にあった!「予測」とは文章を書いた筆者との「対話」。書き手との「対話」を楽しみながら、読解力を飛躍的に伸ばそう。小説・新聞・論文・エッセイ等、幅広いジャンルの秀逸な文章で「予測」の技術を学べば、誰でもきっと「読み上手」になれる! 人の心を動かす名文の力、分かりやすい文章の秘密を「予測」を通して解明する、作文にも役立つ画期的な「文章術」入門書。 

    第1章 文章理解とは?
    第2章 予測とは?
    第3章 問いの予測とは?
    第4章 答えの予測とは?
    第5章 予測の表現効果とは?
  • 原文と現代語訳で、有名古典がすらすら読める! 中国詩の世界をあじわいつくす待望の合本版。

    『陶淵明』
    帰りなん、いざ…。そう言って田園に帰った詩人が残した魂の叫び!
    自然と酒を愛し、日常生活の喜びや苦しみをこまやかに描く一方、「死」に対して揺れ動く自分の心を詠んだ田園詩人。「帰去来辞」や「桃花源記」ほかひとつ一つの詩を丁寧に味わい、詩人の心にふれる。

    『李白』
    大酒を飲みながら月を愛で、鳥と遊び、自由きままに旅を続けた李白。あけっぴろげで痛快な詩は、音読すれば耳にも心地よく、多くの民衆に愛されてきた。豪快奔放に生きた詩仙・李白の、浪漫の世界に遊ぶ。

    『杜甫』
    中国屈指の社会派詩人。その内面に美しさ、繊細さが光る!
    若くから各地を放浪し、現実社会を見つめ続けた杜甫。日本人に愛され、文学にも大きな影響を与え続けた「詩聖」の詩から、「兵庫行」「石壕吏」などの長編を主にたどり、情熱と繊細さに溢れた真の魅力に迫る。

    『白楽天』
    平安時代から愛され続け、日本文化に大きな影響を及ぼした白楽天。炭売り老人への憐憫や左遷地で見た雪景色を詠んだ代表作ほか、家族、四季の風物、酒、音楽などを題材とした情愛濃やかな詩を味わう。大詩人の詩と生涯を知る入門書。

    『唐詩選』
    漢詩の入門書として最も親しまれてきた『唐詩選』。李白・杜甫・王維・白居易をはじめ、朗読するだけで風景が浮かんでくる感動的な詩の世界を楽しむ。芭蕉や漱石も愛した、中国最高の詞華集を味わう!

    ※本電子書籍はビギナーズ・クラシックス 中国の古典「陶淵明」「李白」「杜甫」「白楽天」「唐詩選」を1冊にまとめた合本版です。
  • 950(税込)
    著者:
    新渡戸稲造
    出版社: KADOKAWA

    立志、職業、決心、勇気、克己、逆境、貯蓄、世渡り、読書法――百年読み継がれる、日本人必読の教養本! 現代表記で読みやすい待望の文庫決定版。

    当代一流の国際人であり教養人だった新渡戸稲造が、未来の日本を担う青年達に向けて記した実践的人生論。
    自らの経験と深い思想にもとづき、人として生きるうえでの礼節や心構えはもとより、「不向きな職業を選びて失敗した実例」「打ち明けて頼めば反対者も同情する」「名誉を毀損された時の覚悟」「新刊書はいかにして読むか」など、日常のなかでの必要な事例をふまえた啓蒙的内容に富んでいる。
    百年読み継がれてなお、現代日本人に多くの示唆をあたえる不朽の名著、待望の新訳決定版! 解説/斎藤兆史


    総説
    第一章 青年の特性
    第二章 青年の立志
    第三章 職業の選択
    第四章 決心の継続
    第五章 勇気の修養
    第六章 克己の工夫
    第七章 名誉に対する心がけ
    第八章 貯蓄
    第九章 余が実験せる読書法
    第十章 逆境にある時の心得
    第十一章 順境にある時の心得
    第十二章 世渡りの標準
    第十三章 道
    第十四章 黙思
    第十五章 暑中の修養
    第十六章 暑中休暇後の修養
    第十七章 迎年の準備
  • 『語られざる哲学』『幼き者の為に』所収。 アドラー哲学で著名な岸見一郎氏による解説も収録。

    如何に生きるか?生きるとは何か?愛と死、幸福と嫉妬、瞑想と懐疑、孤独と感傷、虚栄と名誉心、利己主義と偽善、旅と個性…、透徹した真摯な眼差しで人生の諸相を思索する。
    近代と現代の狭間で人生の処し方・生きざま・死生観が問われた時代に書かれた、今なお読み継がれる畢生の論文集。
    『人生論ノート』/死について/幸福について/懐疑について/習慣について/虚栄について/名誉心について/怒りについて/人間の条件について/孤独について/嫉妬について/成功について/瞑想について/噂について/利己主義について/健康について/秩序について/感傷について/仮説について/偽善について/娯楽について/希望について/旅について/個性について/後記
    ほか、『語られざる哲学』、自分の娘へ当てた書簡『幼き者の為に』所収。
    解説/岸見一郎
  • 桃太郎の家来はなぜイヌ、サル、キジなのか? 十三の物語を読み解く神話学

    桃太郎はなぜ桃から生まれ、犬と猿と雉を味方につけたのか。
    浦島太郎が玉手箱を開けて死ぬ定めにあるのはなぜか。
    人間を喰らおうとする山姥の正体とは──。
    誰もが知りながら、荒唐無稽で謎めいた昔ばなしの世界。
    しかし多様な伝承の森に深く分け入り、古代神話や民間信仰に
    その足跡をたどるとき、死と再生、性と笑い、
    異界とこの世をめぐる共通の世界観が浮かび上がる。
    現代人が忘れてしまった豊かな意味を取り戻すための神話学。
    ※本書は、山川出版社より二〇一三年に刊行された『昔ばなし あの世とこの世を結ぶ物語』に大幅に加筆修正し、改題して文庫化したものが底本です。


     【目次】

     はじめに
    第一話 桃太郎――桃太郎はなぜ犬と猿と雉を連れていくのか
    第二話 かちかち山――トリックスター、稲羽の素兎の末裔たち
    第三話 花咲爺さん――お爺さんはなぜ犬の灰をまくのか
    第四話 浦島太郎――分断された乙姫の玉手箱
     昔ばなしの論理を読み解く(1)
    第五話 鬼の子小綱――笑いと性の力が春を呼ぶ
    第六話 三枚の護符――便所はあの世の出入り口
    第七話 蛇婿入り――苧環はなぜ蛇を退治するのか
    第八話 蛇女房――無欲と貪欲の報酬
     昔ばなしの論理を読み解く(2)
    第九話 産神問答――魂を掃き出す箒の力
    第十話 ミソサザイは鳥の王――仁徳はいかにして聖帝になったか
    第十一話 ホトトギスと兄弟――夜鳴く鳥の悲しい前世
    第十二話 鉢かづき姫――顔を覆い隠す花嫁
    第十三話 一寸法師――脱皮する少年たち
     おわりに
  • 669(税込)
    著者:
    岡潔
    出版社: KADOKAWA

    人の心と教育についての示唆に満ちた、貴重な語りおろし作品

    「しだいに心身にしみ込んでくる、そういう知見に満たされている」――内田樹氏

    人を育てるのは大自然であり、その手助けをするのが人間である、だが何をすべきか、あまりにも知らなさすぎるのが現状である――六十年後の日本の行く末を憂い、警鐘を鳴らし続けた岡潔。今まさに彼が危惧していた通り、日本は厳しさのうちにある。少子化が進み、教育の形が刻々と変化する現代社会において、岡が示す教育のあるべき姿は多くの気づきをもたらすに違いない。たおやかな語りの中に慧眼が冴える。
    文庫版解説・内田樹
  • 「無」と「有」のあわいに 私たちは生きている。

    「世の中は夢か現か現とも夢とも知らずありてなければ」(古今和歌集)。いま、たしかに「ある」が、それは同時に、いつか「なくなる」、あるいはもともとは「なかった」ーー。夢と現のあわいに生きる我々は、そのみずからの「はかなさ」にどう向き合い、超えていくのか。万葉から現代まで日本思想史を形成してきた無数の言葉を渉猟し、そこに通底する「はかなさ」をたどる。平凡社刊『「はかなさ」と日本人』に大幅加筆。
  • 非常識で非人情――。恐るべき天才、ブッダの本性を読み解く

    仏教の開祖ゴータマは「真理」として何を悟り、〈ブッダ=目覚めた人〉となりえたのか。そして最初期の仏教はいかに生まれたのか。従来の仏教学が見落としてきた、その哲学的独創性へと分け入る刺激的論考。
  • 『貧窮問答歌』を詠んだ山上憶良の年収は1400万円だった!

    古代から近世まで、古典に登場する人物のうち、給料をもらう人物の年収と私生活を、米の値段などをもとに現代のお金に換算。丁寧な分析で、山上憶良、菅原道真、紫式部などの収入を明らかにしていく。
  • 385(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    平間洋一
    出版社: KADOKAWA

    同盟外交の歴史から日本の針路を探る!

    明治維新後の日本が列強入りをした日英同盟、破滅に追い込まれたドイツとの連盟。軍事外交史研究の泰斗が、日本の命運を決めた歴史的な選択を再検証。同盟国選定の要件と政策の意義から、近代外交の要諦を探る。
    ※本文中に「*」が付されている箇所には注釈があります。その箇所を選択すると、該当する注釈が表示されます。
  • 江戸幕府のキーマン 代官の虚像と実像に迫る!

    時代劇でおなじみの代官。悪の権化のように描かれてきた彼らは現代のサラリーマンであった。400万石の幕府の経済基盤を支えた代官を理解すれば、江戸幕府がなぜ270年もの間存続できたかが見えてくる。
  • 六十年来の定説を覆す! 本文・注釈・現代語訳のすべてを刷新した決定版。

    無常観のなかに中世の現実を見据えた視点をもつ兼好の名随筆集。歴史、文学の双方の領域にわたる該博な知識をそなえた著者が、本文、注釈、現代語訳のすべてを再検証。これからの新たな規準となる決定版。
    ※本文中に「(数字)」が付されている箇所は、各章段末に該当する注釈があります。「注」ご参照ください。
  • 純米酒に非ざれば日本酒に非ず。酒造技術指導の第一人者が語る酒造りの真髄

    「酒は純米、燗ならなお良し」――酒造技術指導の第一人者が、日本酒が醸されてゆく過程を丹念に紹介。経験と理論に裏打ちされた真剣勝負の世界と、固有の文化である日本酒の未来像を語る。『いざ、純米酒』を改題。
  • 国民食のラーメンは和食か? 歴史がつくった食文化、日本の味のなぞを解く。

    世界無形文化遺産「和食」はどのようにかたちづくられたか。素材を活かし、旨みを引き立て、栄養バランスにすぐれた食文化が、いつどんな歴史のもとに生まれたかを探り、その成り立ちの意外な背景を描く。
  • 440(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    紫式部
    訳注:
    山本淳子
    出版社: KADOKAWA

    『源氏物語』を生んだ華麗な後宮生活の舞台裏。光源氏のモデルの実像は?

    華麗な宮廷生活に溶け込めない複雑な心境、同僚女房やライバル清少納言への批判――。詳細な注、流麗な現代語訳、歴史的事実を押さえた解説で、『源氏物語』成立の背景を伝える日記のすべてがわかる!

・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。

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