『角川ソフィア文庫、分冊版を除く(実用、文芸・小説)』の電子書籍一覧
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モネ、ルノワール、ドガ、セザンヌ。新たな美を信じた無謀な若者たちの物語
19世紀パリ。美と絵画をめぐる伝統と権威に公然と反旗を翻した画家たちがいた。モネ、ルノワール、ピサロ、シスレー、ドガ、セザンヌ、モリゾ。光と色彩の新たな表現を信じた彼らは、やがて「印象主義」の名で呼ばれることとなる。偶然の出会い、友情、対立を超えて、グループ展の実現に奔走する若者たち。しかし第二帝政末期、戦火が忍び寄る——。世界的な第一人者が画家の証言や書簡、同時代資料を渉猟して描く、金字塔的通史。 -
漢文学習者必携!伝説の文法書復刊
「これに勝る漢文文法書なし」との声も高い名著を復刊。漢文の読解力を高めるには、漢字の知識に加えて、「文法」の精確な理解が必要だ。漢字の音と意味の関係や規則、文の構造、例外的な用法などについて『論語』や『史記』などの中国古典の名著から引いた1270を超える文例を用いて実践的・体系的に解説。文例をしっかり読み込み、漢字についての知識と理解を深めることで、確かな読解力を身につけよう。語法便覧、慣用句辞典としても活用できる、究極の指南書。解説=齋藤希史、校訂=齋藤希史・田口一郎 -
見てわかる、装束のすべて。SNSで大ブレイクした著者の文庫オリジナル
衣装から小物、刀など多岐にわたって、詳細に有職装束を紹介。大嘗祭の着付けなども担当する著者ならではのコレクションを余すところなく披露! -
微笑・憤怒・憂い……その表情に隠された工夫とは?
時を超え、私たちを魅了し続ける仏像。その背景には、素材との格闘から外観との調和まで、仏師たちの知られざる創意工夫があった。彼らの途方もない熱量と緻密な計算に、造形と技法の両面から迫る。 -
理想の男の恋愛を中心に綴られる最古の歌物語。
在原業平がモデルとされる男の一代記を、歌を挟みながら一二五段に記した短編風連作。『源氏物語』にもその名が見え、能や浄瑠璃など後世にも影響を与えた。詳細な語注・補注と読みやすい現代語訳の決定版。 -
妖怪ファン必携! 待望の文庫版。
かまいたち、火車、姑獲鳥(うぶめ)、ぬらりひょん――。あふれる想像力と類まれなる画力で、さまざまな妖怪の姿を伝えた江戸の絵師・鳥山石燕。その妖怪画集全点を、コンパクトに収録した必見の一冊! -
俵万智が教える短歌の極意を、一青窈と共に学ぶ!
俵万智のマンツーマン短歌教室に、一青窈が入門! 臨場感あふれるふたりの実作レッスンのやりとりを辿る、画期的な短歌入門書。添削指導のほか、穂村弘や斉藤斎藤を迎えた特別レッスンのようすも収録。 -
待てなくなったせっかちなわたしたちが「待つ」を取り戻すための哲学。
効率と速度が極限まで高まり、酸欠状態を起こしている現代の社会。わたしたちは待つことができなくなった。「待つことは、待たれているものとのあいだの、切っても切れない、しかしけっして埋めることのできない距離を、いたみとともに、しかしあくまでもいつくしみともに、ひきうけること」。「待つ」ことを取り戻し、ふたたび自らを未知に開き、他者を信頼するために――。文庫版のための書き下ろし「二十年後の「待つ」」を収録。 -
日本神話学は、この1冊から始まった。第一人者による初の現代語訳。
明治37年、神話学が日本で学問となる前夜、世界の書物を渉猟し、神話の比較に取り組んだ若き研究者がいた。『古事記』や『日本書紀』に描かれるスサノオやイザナギ、浦島・かぐや姫の物語、『風土記』に見える各地の伝承を、ギリシア神話、ゲルマン神話、中国神話、さらに南北アメリカ・オセアニア・アフリカなど、世界各地の神話と比べて論じる。ここに日本の神話学は誕生した。第一人者による現代語訳と注・解説を収録する。 -
「ふるさと」は作られた幻か?歌から日本の近代を読み解く斬新な音楽文化史
「童謡」はなぜ「心のふるさと」と言われるのか。唱歌やわらべ歌との違いは?大正期の誕生からメディアによる大衆化、戦争の影響、そして現代に至るまで、100年余の変遷から「童謡とはなにか」を探る。 -
新訳と挿画140点でよみがえる、フランス人実業家の明治9年の日本紀行
明治9年、宗教と文化への関心から来日したフランスの実業家ギメ。憧れの地を人力車で駆け巡り、近代日本の目覚めを体感するとともに、消えゆく江戸の面影に愛惜を募らせてゆく。茶屋娘との心の交流、浅草や不忍池に伝わる奇譚、料亭の宴、博学な僧侶との出会い、そして謎の絵師・河鍋暁斎との対面――。のちに東洋学の拠点となる美術館の創始者が軽妙な筆致で綴った紀行を新訳。詳細な解説、同行画家レガメの挿画を収録する。 -
理性の海舟、至誠の鉄舟、隠逸の泥舟。侵略と戦火から江戸を守った幕臣たち
武士の時代から近代国家に移る幕末期、戊辰戦争が激化するなかで江戸城を無血開城に導いた三人の幕臣がいた。彼らは、その名をとって「三舟」と呼ばれる。両軍の衝突を回避するべく交渉し江戸の焦土化と日本の植民地化を防いだ勝海舟、降伏条件について西郷隆盛に直談判し信頼を得た山岡鉄舟、慶喜の護衛長の任務に徹し隠逸の道を選んだ高橋泥舟。「公」に尽くすべく三舟がそれぞれに選んだ生きかたを辿る。解説=先崎彰容 -
科学史の結晶が人類の夢を叶えた。仕組み、歴史、最新事情がこの一冊に!
天球儀、天体運行儀、レンズ、電気、ドーム──。人工の星空を描き出すという人類の夢が科学の力で叶えられてから100年。その誕生と進化の物語を第一人者が解き明かす。図版多数、新章追加の増補決定版。 -
中国古代の人々が信じていた、奇怪な神や獣たち!
古代中国の地理誌『山海経(せんがいきょう)』。
古代の人々が暮らす社会の周縁・世界の辺境に住まう神・獣・人が載る図鑑のような本ですが、荒唐無稽としか言いようのない生態と描写は、二千年近くにわたって読む者を魅了してきました。
日本では、江戸時代の妖怪絵師である、鳥山石燕にも大きな影響を与えています。
著者は中国古代史を専門とし、『山海経』も研究している森和(もりまさし)氏。
晋代の郭璞(かくはく、276~324)による『山海経図讃』の原文・現代語訳、『山海経』の図300点以上、そして著者による解説を収録した、書き下ろしの文庫です。 -
求愛の歌、踊るシャーマン、狩猟民の末裔……忘れられた中国と出会う。
1990年代、中国各地の少数民族を訪ね歩き、伝統芸能を撮影するプロジェクトがあった。人々との交流の中で目にした、男女が求愛の歌を交わす歌垣、糸電話で愛を伝える若者たち、病気平癒の儀式をするシャーマン、巨大な笙を合奏する隊列、冠婚葬祭の踊り……。中国奥地に広がっていたのは、民族独自の豊穣な文化と、郷愁を誘う光景だった。経済発展前夜を捉えた貴重な記録を、臨場感ある紀行文で綴る。8ページのカラー口絵を含め、写真も多数収録。 -
平田篤胤も驚いた江戸の転生譚「ほどくぼ小僧」
江戸時代の国学者・平田篤胤が出会った少年・勝五郎。彼は、幼くして亡くなった藤蔵少年の生まれ変わりだという。全訳、詳細な注釈や解説、資料とともに、200年前の転生物語がよみがえる!
【目次】
はじめに
訳者より
勝五郎再生記聞 現代語訳
勝五郎再生記聞 本文
池田冠山 武州多摩郡中野村勝五郎再生前生話 現代語訳
池田冠山 武州多摩郡中野村勝五郎再生前生話 本文
おわりに
平田篤胤関連「幽冥」ブックガイド -
20世紀哲学の巨人が残した数学への誘い
本書を手に取ったということは、あなたはきっと数学に入門したいか、著者に興味があるのだろう。まず、本書を読んで数学に入門できるとしたら、それほど幸運なことはない。なんといっても本書は歴史に残る数学者(そしてのちに偉大な哲学者として知られることになる)ホワイトヘッドが本気の入門書として仕上げたものなのだ。そして万が一、数学の中身はやっぱりさっぱりわからないと思ったとしても、この著者の人柄に触れるひとときは豊かなものになり、決して後悔することはないだろう。さらに、著者には興味があるが数学にはさほど、という読者がいたとしても、著者への興味が数学への興味となり、じつはそれらが切り離せないものだと知ることになるだろう。(「監修者による序」より) -
紋章を見れば、西洋史の異なる側面が浮き彫りになる。「紋章学入門」も収録
中世ヨーロッパの騎士の楯に端を発する紋章は、王侯・貴族の権威の象徴となり、国家の標章へと発展していった。その過程には、ヨーロッパの歴史が凝縮されている。起源から、鷲・ライオンなど図案の意味、十字軍遠征など戦争と紋章の広がり、統治者や国家の思想のシンボルとなっていく過程など、中世から現代へと至る、紋章と社会の関わりを解き明かす。色や図形などの基礎知識を簡潔にまとめた「紋章学入門」の章も収録。 -
オノマトペを見つめ、現象学的に語ることで浮かび上がる人間の存在の感覚。
その強度に言葉が追いつかないときに、ひとは音に音を重ねるのだろうか。それとも、言葉が足りないときにそれをぴたり言い当てようとして、ひとはこのように音感でいっきに意味を凝集させようとするのだろうか。あるいは、どこか逸脱しているところがあるという、そんな違和感をさりげなく表明しておこうとして、ひとはこのように特徴ある音を反復するのだろうか。「へとへと」「よれよれ」「だらだら」「ぞくぞく」「ぎすぎす」……けっして鳴っていないはずの音を言い表す言葉たちが、わたしたちの様子を表現して、読めばすとんと腑に落ちる。そんな不思議な「オノマトペ」を、現象学の視点から解きほぐす鷲田哲学の傑作エッセイ。「文庫版のための、やや長いあとがき」を増補した決定版。 -
彼女は『アイヌ神謡集』を残し、19歳でこの世を去った
アイヌとして初めてカムイユカ(ラ)を文字に表した『アイヌ神謡集』の著・訳・編者、知里幸惠。彼女は、病に倒れ19歳で世を去るまでに、多くの日記や手紙を残した。そこに記されるのはアイヌ語を伝える使命と向き合い、家族を案じながら生きた一人の女性の姿。「私は書かねばならぬ、知れる限りを、生の限りを、書かねばならぬ」。筆に命をかけた、秀逸な日記・手紙文学である。初公開の資料を含む、執筆記録の決定版。解説/石村博子 -
全く新しい武家の「政治序列」を創り出した、秀吉の野望と政治手腕を描く
羽柴(豊臣)秀吉の政権時代、有力大名の名字はすべて「羽柴」であった。主要大名の初参内の際、公家の官位と同時に羽柴名字を授与した。秀吉と姻戚関係にあった大名、織田家出身・旧織田家臣の大名や旧戦国大名の有力者が、秀吉に服属後、相次ぎ羽柴名字をもらった。名字を与えることで「御一家」と位置づける、新しい武家の政治序列を創出したのである。秀吉の野望と緻密な政治手腕を描く、角川選書版を加筆した文庫決定版。 -
転換点となった、日本古代最大の大王位継承の戦いを追体験
古代史の大転換点となった大王位継承の戦い「壬申の乱」。大海人王子は、どのような道をたどって大友王子との争いに勝ったのか。その全戦線を、詳細なルートと多数の写真を使って紹介。大津宮から吉野宮、伊賀・伊勢を経て、美濃を拠点として、また近江路へ。さらには大和・河内での戦線も掲載。壬申の乱伝説の旅も体感できる、古代の風景を訪ねる旅の案内書。 -
欲望と争いの渦巻く古代中国。司馬遷が彫刻した人間の普遍像が甦る!
古代中国の正史として二千年以上読み継がれてきた司馬遷『史記』。動乱の世を死に物狂いで生きた人々の姿を克明に描いたこの書は歴史を綴るに留まらぬ人間探究の書であり、「人はいかに生きるべきか」という根源的な問いが示されている。上巻は「晋世家」や「伍子胥列伝」「刺客列伝」など春秋戦国時代を描いたなかでも物語性の高い六巻をとりあげる。原文を追いつつ、躍動感に満ちた名訳と充実の解説で史記の世界を味わい尽くす。巻末の「『史記』における人間描写」では司馬遷の人間描写の巧みさを解説。 -
コスパ・タイパと真逆の時代に、私たちは何を忘れてきたのだろうか。
効率や合理性が重視され、あらゆる場でシステム化が加速する現代。一方、昭和の時代を支えた昔ながらの商い、手仕事や職人たちが、姿を消していった。
炭焼き、三助、チャンバラ劇団、行商、紙芝居屋……変化とともに、人間同士の関わりやぬくもりが失なわれていないだろうか。
約120の職に就き昭和を生き抜いた放浪詩人高木護の生涯を軸に、消えゆく仕事と携わる人々の姿、今なお現場を守り続ける職人の思いとドラマを描き出す。 -
円安、インフレ、所得格差の拡大……いったい経済に何が起こっているのか
ミクロ経済、マクロ経済、財政や金融……難しい理論や計算が必要そうで敬遠してしまいがちな経済学。でも本当は、社会のみんなが幸せに生きることを目指す「私たちのための学問」だった! インフレや円安、貧富の格差、社会保障などの生活をおびやかす問題についても、経済学がわかると本質的なしくみが見えてくる。歴史からはじまり、理論と制度の解説、実践のヒントまで。身近な実例をもとにやさしい言葉で語る経済学講義。 -
アジアで独自の思想・価値観を持ち続けた民族の1400年史
7世紀の中央アジアに誕生した軍事国家の吐蕃王国。インドから仏教がもたらされるとチベット仏教が成立し、宗教指導者が政治権力を持つようになる。その中で生まれたのが、独自の理論にもとづいて権力を継承する「転生活仏制度」だった。チベットの歴史は、その宗教を理解していなければ語れない。最初の統一国家誕生から、ダライ・ラマ14世インド亡命までの1400年を、チベット密教研究の第一人者がひも解く、通史の決定版。 -
理論と実践から東西の舞台芸術の系譜を一望する!
喜怒哀楽を操り、共同体を再生させ、時に神や亡霊をも呼び出す舞台芸術の魅力は如何に生み出されるのか。ギリシア悲劇を範とし、オペラやバレエへと拡散していく西洋演劇史を踏まえつつ、能、文楽、狂言、歌舞伎といった日本の伝統芸能や中国の京劇、バリ島の舞踏も取り上げ、その真髄を鮮やかに描き出す。自らも演出家として活躍した演劇研究の泰斗が、歴史・理論・実作を一本の線で結ぶ入門書の決定版。
解説・平田オリザ
*本書は、1996年に放送大学教育振興会より刊行された『舞台芸術論』を再編集し、改題のうえ文庫化したものです。
【目次】
はじめに
第1章 演劇 この多様なるもの
第2章 劇場の系譜
第3章 劇場とその機構――システムとしての劇場
第4章 演じる者の系譜
第5章 稽古という作業
第6章 劇作の仕組み
第7章 悲劇と運命
第8章 喜劇と道化
第9章 近代劇とその対部――前衛の出現
第10章 東洋演劇の幻惑(一)
第11章 東洋演劇の幻惑(二)
第12章 前衛劇の地平
第13章 理論と実践――世阿弥の思考
第14章 オペラとバレエ――新しいキマイラ
第15章 舞台芸術論の現在
おわりに
解説
参考文献 -
後に「宗教学」へと繋がる学問、その始まりの論考
宗教学の祖マックス・ミュラーは、人類の始原を明かすため、古代インド神話とギリシア神話の比較研究を始めた。神と自然現象は同一だったとし、近親相姦のような忌まわしい記述は、自然を古代言語で表現した名残だとした。こうした学説は、合理的思考を求めた19世紀の英国で歓迎される。そして、神話は「古代世界の宗教」と位置づけられ、後の宗教学へと繋がっていった。学問の曙光となった重要論文に、訳注・解説を付す。
『比較宗教学の誕生』(国書刊行会)収載の「比較神話学」の文庫化。 -
渾身の集中講義。哲学と神学の往還で歴史的視座を掴む、著者初の哲学入門書
すぐ役に立つことは、すぐ役に立たなくなる。
実学でない学知こそ、時代の転換期に活きる。
哲学と神学の往還で歴史的視座をつかむ、渾身の集中講義! 著者初の哲学入門書。
哲学は「綜合的な努力」、生きていく上でのマネジメント能力である。
独創的と思うもののほとんどは、過去に鋳型があり、議論されつくしている。
哲学史を学べば、思考の鋳型を見抜く力が身につく。すると、過去の哲学史から現代社会の出来事の多くは説明できるようになる。
つまり、社会や人間を総体として捉え、対応することができるのだ。
言説の連続ではなく、その背後にある人間を見る淡野安太郎の名著『哲学思想史』をテキストに用い、
学生有志に行った4泊5日の自主ゼミ合宿の講義を編み直した、著者初の哲学入門書。
■哲学は、東洋でも西洋でも神話との連続性の中にある
■奇跡とは、今までの我々の思考のあり方、行動のあり方を変えること
■現代の心脳問題は、一つの無神論の完成
【目次】
まえがき――先哲と共に考える学知は役に立つ
一日目
第一章 哲学とは何か――「緒言」と序章を読む
第二章 古代哲学の世界――第一章第一節、第二節を読む
二日目
第三章 現代につながる古代――第一章第三節、第四節 を読む
第四章 思想における中世的世界――第二章第五~第七節を読む
第五章 近代文化の開花――第三章第八節、第九節を読む
三日目
第六章 経験論の世界――第三章第十節を読む
第七章 啓蒙主義の克服――第三章第十一節を読む
第八章 弁証法的思考と新カント学派――第三章第十二節を読む
四日目
第九章 唯物論と現代哲学――第三章第十三節、補章、むずびを読む
あとがき――「正しい戦争」を支持しないために
文庫版あとがき
参考文献一覧 -
宮廷・皇室や神宮で儀式に使われてきた装束の紋様と刺繍をビジュアルで詳解
宮廷や神宮で、婚礼などの儀式において皇族が纏うきらびやかな裝束。皇室御用達の裝束店として重用されてきた高田裝束店が代々保管してきた生地見本をこのたび初公開! 絢爛見事な職人技の光る織り・染め・刺繍を、細部まで拡大して掲載。大正・昭和の婚礼の儀で実際に皇族が裝束を着用している写真をあわせて掲載し、モノクロ写真からは見えない色鮮やかさを堪能できる。美しい布地に日本の伝統を感じる、豪華なオールカラー文庫。 -
『共同幻想論』を読み解くための講演を、先崎彰容が編む。充実の解説も収録
国家とは何か。吉本が主著『共同幻想論』で投げかけた問いを読み解くヒントは、講演や短編にあった。国家の原点を家族に求めた「個体・家族・共同性としての人間」「幻想としての国家」、共同幻想を日本歴史の中に具体化した「わが歴史論」「異族の論理」など8編を収める。現代の読者のために、1968年当時の思想状況や時代背景を克明に再現し、今日的な読みの可能性も示した、編者による解説「AI時代の吉本隆明」も収録。 -
「妖怪は、すべて、人間の〈果て〉である」
妖怪とは人間にとってどのような存在なのか――。歴史、風俗、伝説にあらわれ、日本人の心に明滅した妖怪の諸相を生き生きと描く。妖怪出現年表・妖怪分布地図附! -
近代との遭遇から、現代の紛争・テロまで、中東の歴史と諸問題を徹底解説。
中東に世界が注目し続けている。戦争による石油危機は世界中に多大な影響を与え、聖地エルサレムをめぐる問題は解決を見ない。今なお地域の内外で紛争・テロが頻発し、イスラエルとパレスチナの対立は深刻な問題となっている。なぜ中東は、国家・民族・宗教など、様々な要素が絡まり合う複雑な地域となったのか。ナポレオンのエジプト遠征とペリーの黒船来航など、日本と重ね合わせることで、新たな見方を示す、中東史入門。 -
美しくて怖ろしい。神聖にして邪悪。「蛇」をめぐる古今の民俗学誌。
人類と蛇との交渉の歴史は古くて深い。世界の諸民族には、蛇に関するいろいろな民俗が知られている。日本にも豊富にある。しかし、家畜や狩猟の対象になる動物とちがって、自然のままの蛇の利用はそれほど多様ではない。大部分は人類が文芸や宗教のなかにえがきあげてきた蛇である。そこにいるのは、「自然としての蛇」をとおして人間がさまざまな価値を与えた「文化としての蛇」である。時に嫌悪され、時に畏怖されてきた、絶対的な他者である蛇。そのような他者なる蛇が人間の文化にもたらしてきた豊饒な世界を民俗誌からひもとく、画期的な書。文庫化にあたって、新たな学説を解説として添えた決定版! -
大河ドラマ「べらぼう」の主人公・蔦重を取り巻く 人物像が一気に分かる!
江戸後期を代表する版元の蔦屋重三郎と、同時代の狂歌・戯作・浮世絵の才人たち。総勢12人について、その活動や人となりのわかるエピソード、作品の魅力と読み解き方をわかりやすく紹介する。天明の狂歌大流行の中心人物・大田南畝、「宝暦年中の色男」朋誠堂喜三二、『八犬伝』を執筆する前の曲亭馬琴、若かりし日の葛飾北斎、喜多川歌麿……。一人ひとりの人生をたどれば、蔦重の時代と江戸の娯楽文化のありようが見えてくる。 -
近代・西洋・国家と格闘した、画家たち百年の群像
伝統絵画と西洋の出会いによって誕生した近代日本画という表現。画家たちは近代・西洋・国家とは何であるのかという不断の問いに直面することとなる――。国家主義を揺籃とした明治期、皇国感情のなか成熟を迎えた大正・昭和初期、そして戦後に浮上する日本画滅亡論を超えて、日本画はどこへ向かうのか。その成り立ちと多様性を、様式の変遷から時代ごとに描く圧巻の百年史。
『日本画とは何だったのか 近代日本画史論』(角川選書)に補論を加え、改題文庫化。
成人向けの内容が含まれる書籍が 1 件あります。
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