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『光文社文庫、藤本義一(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~5件目/全5件

  • 770(税込)
    藤本義一
    レーベル: 光文社文庫
    出版社: 光文社

    六つの異常な記録と実例を、男女の業として掘り下げた渾身作!

    大工の末吉は東京・本郷のお屋敷を修理の折り、裏庭の離屋の中から嬌声を聞いた。そっと覗くと、女が全裸でのけぞり肌を掻きむしっていた。名前はよね。飢えた二人は激しく重なる。よねは背に腕に焼け火箸で末吉の妻と刻み、手足の指を刃物で落とさせて陶酔。六つの異常な記録と実例を、男女の業として掘り下げた渾身作!
  • 金城京助の初仕事は、女子大生を味方に大儲けをやってのけることだった。現代社会を揶揄する会心作!

    金城京助は集団見合いに参加し、詐欺事件に巻き込まれた縁で、奇妙な詐話師グループと知り合う。彼らはQYZという会社を組織し、鮮やかな弁舌とだましテクニックで世をわたる。京助は感動して転職を決意、色と欲と法律の特訓を。彼の初仕事は、女子大生を味方に大儲けをやってのけることだった。現代社会を揶揄する会心作!
  • 平穏な生活が白濁の液体で崩壊する過程を現実に即して追う犯罪小説傑作集。

    誰かが来る。玄関のノブが回転した。浄子(きよこ)は、その金具が外され、あいた穴から毒矢が心臓を貫く恐怖に震えた。慌てて注射器に覚醒剤を吸い上げ腕に打つ。幻聴・幻覚はひどくなるばかりだ。覚醒剤患者は激増中。ことに主婦の廃人化が話題を呼んでいる。平穏な生活が白濁の液体で崩壊する過程を現実に即して追う犯罪小説傑作集。
  • 主婦・桐子は売春組織の経営を企むが、思いがけない陥穽が仕組まれていた。

    太田桐子が主婦売春の組織に入ったのは、重い住宅ローン返済のためである。相手の男性は、地位や年金や財産に恵まれた孤老ばかり。桐子は30代の夫より生彩のある老人に瞠目しながら裸身をさらす。やがて主宰者の水本京子が検挙され、服役。その間、桐子は水本の代わりに組織の経営を企むが、思いがけない陥穽が仕組まれていた。
  • 少年を激昂させた動機とは? 直木賞作家が社会の盲点を撃つ表題作ほか四編の秀作。

    今津少年は、本気で撃った! 友人の安田少年は鞠のように飛んだ。静かな渓谷である。今津は、実業家で弁護士の安田の家に駆けつけ、「彼がお宅から持ち出した拳銃で重傷を…」と告げた。父親と角刈りの男が現場へ急いだ。今津少年は再び至近距離から二人を撃殺!! 少年をここまで激昂させた動機とは? 直木賞作家が社会の盲点を撃つ表題作ほか四編の秀作。

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