『中公文庫(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧
1 ~60件目/全1623件
-
累計350万部超!
大人気ファンタジーが新たな装いに
物語は波瀾の第Ⅱ部へ
装画・岩本ゼロゴ
■読み始めたらとまらない圧倒的な面白さ!
〈 内乱終結から3年。
国王と王女となったウォルとリィに
新たな危機が迫る! 〉
デルフィニアの内乱に勝利し、
再び玉座へついたウォル。
ともに戦い、黄金の戦女神と讃えられたリィも、
王女の称号を得てコーラル城へ迎えられた。
それから3年――。
平和だった都に暗雲が立ちこめる。
リィをつけ狙う不気味な暗殺者の影、
そしてサヴォア公爵家内に燻る抗争の気配。
背後の陰謀を察知したウォルの決断とは!?
■各界から推薦の声が続々!
明日を生き抜く力を与えてくれる作品。
うちの本棚には茅田さんの本が全巻揃っています。
村山由佳さん(作家)
寝ても覚めても、デルフィニアにいた。
物語の世界から戻れなかった。
凄まじい魅力を秘めた物語だ。
町田そのこさん(作家)
無我夢中で「デル戦」を読み通した時間は、
私の人生で、まばゆく輝く宝物です。
今からリィとウォルに出会える人がうらやましい!
ひらりささん(文筆家)
※本書は2019年4月に刊行された『デルフィニア戦記Ⅱ 特装版』「異郷の煌姫1」を底本としています。 -
累計350万部超!
大人気ファンタジーが新たな装いで開幕
装画・岩本ゼロゴ
■読み始めたらとまらない圧倒的な面白さ!
〈 孤独な青年と、異世界から落ちてきた少女。
二人の絆が、一国を、そして大陸全土の運命を変えていく―― 〉
絶体絶命の窮地で凶刃に倒れんとしていた男を救ったのは、
体格に似合わぬ大剣を鮮やかにあやつる子どもだった。
やがて「獅子王」と呼ばれる漂泊の戦士と、
「姫将軍」と呼ばれることとなる少女。
二人の孤独な戦士が出会い、
デルフィニア王国の伝説が始まる……!
唯一無二の魅力的なキャラクターと
壮大なストーリーで、
世代を超え愛読されるファンタジー。
■各界から推薦の声が続々!
明日を生き抜く力を与えてくれる作品。
うちの本棚には茅田さんの本が全巻揃っています。
村山由佳さん(作家)
寝ても覚めても、デルフィニアにいた。
物語の世界から戻れなかった。
凄まじい魅力を秘めた物語だ。
町田そのこさん(作家)
無我夢中で「デル戦」を読み通した時間は、
私の人生で、まばゆく輝く宝物です。
今からリィとウォルに出会える人がうらやましい!
ひらりささん(文筆家)
※本書は2019年3月に刊行された『デルフィニア戦記Ⅰ 特装版』「放浪の戦士1」を底本としています。 -
病弱で生意気な美少女つぐみ。
彼女と姉妹のように育った海辺の小さな町に帰省した私は、
まだ淡い夜の始まりに、つぐみとともにふるさとの
最後のひと夏を過ごす少年に出会った――。
少女から大人へと移りゆく季節の、二度とかえらない
きらめきを描く、切なく透明な物語。
〈第二回山本周五郎賞受賞作〉
*著者のエッセイを増補した新版。 -
徳川家康が最も恐れた男、真田幸村の謎に迫る!
「歴史ミステリとして、そして本格ミステリとして、実に優れた一作」
――大矢博子(解説より)
徳川・豊臣両家や諸将の思惑が交錯する大坂の陣。
亡き昌幸とその次男幸村――何年にもわたる真田父子の企みを読めず、翻弄される東西両軍。徳川家康、織田有楽斎、南条元忠、後藤又兵衛、伊達政宗、毛利勝永、ついには昌幸の長男信之までもが、口々に叫ぶ。「幸村を討て!」と……。戦国最後の戦いを通じて描く、親子、兄弟、そして「家」をめぐる、切なくも手に汗握る物語。
『塞王の楯』「羽州ぼろ鳶組」シリーズの熱さと『八本目の槍』の緻密な叙述を兼ね備え、家康を「探偵役」に紡がれた、単行本時各紙誌絶賛の傑作歴史ミステリーが待望の文庫化!
【目次】
家康の疑
逃げよ有楽斎
南条の影
名こそ又兵衛
政宗の夢
勝永の誓い
真田の戦
解説 大矢博子
〈大坂の陣410周年〉 -
「明日死ねたら楽なのにとずっと夢見ていた。
なのに最期の最期になって、もう少し生きてみてもよかったと思っている」
「一ヶ月後、小惑星が衝突し、地球は滅びる」。学校でいじめを受ける友樹、人を殺したヤクザの信士、恋人から逃げ出した静香。そして――荒廃していく世界の中で、人生をうまく生きられなかった人びとは、最期の時までをどう過ごすのか。滅びゆく運命の中で、幸せについて問う傑作。
〈巻末対談〉新井素子×凪良ゆう -
誰とも比べなくていい。
そう囁かれたはずの世界は
こんなにも苦しい――
毎日の繰り返しに倦んだ看護師、クラスで浮かないよう立ち回る転校生、注目を浴びようともがく大学生、時代に取り残された中年TVディレクター。交わるはずのない彼らの痛みが、植物状態の青年・智也と、彼を見守る友人・雄介に重なるとき、歪な真実が露わになる。自滅へひた走る若者たちが抱えた、見えない傷と祈りに触れる物語。
文庫版特典:特別付録/本作と螺旋プロジェクトに寄せて
解説/清田隆之
【電子版巻末に特典QRコード付き。〈螺旋プロジェクト〉全8作品の試し読みを読むことができます】
※〈螺旋プロジェクト〉とは――
「共通ルールを決めて、原始から未来までの歴史物語をみんなでいっせいに書きませんか?」伊坂幸太郎の呼びかけで始まった8作家朝井リョウ、伊坂幸太郎、大森兄弟、薬丸岳、吉田篤弘、天野純希、乾ルカ、澤田瞳子による前代未聞の競作企画
〈螺旋〉作品一覧
朝井リョウ『死にがいを求めて生きているの』(本作)
天野純希『もののふの国』
伊坂幸太郎『シーソーモンスター』
乾ルカ『コイコワレ』
大森兄弟『ウナノハテノガタ』
澤田瞳子『月人壮士』
薬丸岳『蒼色の大地』
吉田篤弘『天使も怪物も眠る夜』 -
垣谷美雨さん絶賛!
「この本は死ぬまで本棚の片隅に置いておき、自分を見失うたびに再び手に取る。そういった価値のある本です」
就職して理想の一人暮らしをはじめた美帆(貯金三十万)。結婚前は証券会社勤務だった姉・真帆(貯金六百万)。習い事に熱心で向上心の高い母・智子(貯金百万弱)。そして一千万円を貯めた祖母・琴子。御厨家の女性たちは人生の節目とピンチを乗り越えるため、お金をどう貯めて、どう使うのか?
知識が深まり、絶対「元」もとれちゃう「節約」家族小説! -
幼い頃遭遇した事故のトラウマで、医者になる夢が断たれた僕。そんな時に出会ったのは、左手だけでピアノを奏でるさやこだった。天真爛漫な彼女にいつしか僕は恋心を抱くようになるが、彼女の行動は振り返ると「嘘」ばかり。さやこは何の目的があって僕のところへ来たのだろうか? 繊細な心理描写&精密なミステリが融合する辻堂ゆめの傑作!
《解説》逸木裕 -
同級生の少年が運転するバイクに轢かれ、美しく優しかった姉が死んだ。殺人を疑う妹の結花は、真相を探るべく同じ高校に入学する。やがて、姉のおぞましい過去と、残酷な真実に直面するとも知らずに……。ピアノソナタの哀切な調べとともに始まる禁断の恋、そして逃れられない罪と罰を描く衝撃のR18ミステリー。
-
江戸の町、竹林に囲まれたしもた屋で、産んではいけない子どもを孕んだ女たちを受け入れ、子堕ろしを行ってきた「闇医者」のおゑん。彼女の元には、奉公先の若旦那と恋仲になった女中、あやかしの子を孕んだと訴える武家の奥方など、複雑な事情を持つ者たちがやってくる――。
時代小説の名手が、悩める女たちが自分の人生を切り開いてゆく様を彫り深く描いた、祈りと再生の物語。
【収録作品】
「春の夢」
「空蝉の人」
「冬木立ち」 -
逃げて、逃げて、逃げのびたら、私はあなたの母になれるだろうか……。
東京から名古屋へ、女たちにかくまわれながら、小豆島へ。
偽りの母子の先が見えない逃亡生活、そしてその後のふたりに
光はきざすのか。心ゆさぶるラストまで息もつかせぬ傑作長編。
著者エッセイを増補。
第二回中央公論文芸賞受賞作。
〈解説〉池澤夏樹 -
「ねえ、リュカントロプル(狼男)って聞いたことある?」
楢山と紗由美の結婚を見届けた後に旅に出た竜星が、行方不明となっていた。
刑事研修で警視庁に出向中の真昌は、指導員となった益尾とともに、竜星の消息を追う。
一方、裏社会ではある噂が流れていた。
ワーキングホリデーを名目に売春を斡旋する違法会社が、次々と「狼男」によって壊滅に追い込まれているという。
その姿を見た者は、再起不能の重傷を負うか、精神に異常を来してしまう、と――。
竜星が行方をくらました目的とは?
そして「狼男」の正体とは?
誰よりも強く、優しいスーパーヒーロー・竜星の活躍を描く
「もぐら新章」第二部、ここに開幕! -
どん底暮らしから這い上がり、作家への道をつかんだジャック・ロンドン。
少年時代を送ったサンフランシスコの酒場で、船乗り仲間の避けがたい付き合いで、
どれほど労働が苛烈であれ、どこへ旅をしようとも、
〈彼〉はいつも傍らにあった。
アザラシ狩り船で小笠原諸島へ、北米大陸を放浪、そしてゴールドラッシュへと旅は続き――
彼=ジョン・バーリコーンとは、〈大麦から作られた酒〉を擬人化した呼び名。
生きていくことがそのまま冒険だった活力横溢の日々において、
血中アルコール濃度は着々と高まり、危ういせめぎ合いはやがて……
野性よりも人間よりも、手強い相手はアルコール。
小説仕立てで来し方を活写する、己と酒のメモワール。 -
異国船の来航により、二百年続いた鎖国体制が揺らぎつつある頃。
彦根藩井伊家の十四男・鉄之助は家督には無縁の冷や飯食いだが、
父・直中の期待を背負って幼少より学問と武術の習得に励んでいる。
そして、剣の師匠・河西精八郎の「剣と禅は同じ」という言葉の意味を知るために、
座禅と居合の稽古に熱中するのだった。
後に大老となって対立するものを弾圧したことで恨みを買い、
桜田門外の変で暗殺された井伊直弼。
居合の達人でありながら、なぜ最後まで剣を抜かなかったのか?
その生涯の謎を解き明かす鍵は、「剣禅一如」の精神にあった―――。
大人気シリーズ『剣神』の岩室忍が描く、幕末新シリーズの開幕!
文庫書き下ろし。全四巻。 -
ヘチマなりの顎をぶらさげた、北町奉行所例繰方見習・仙波阿古十郎。難解な怪事件に鮮やかな推理で大活躍。探偵小説史に残る、本格ミステリ捕物帳。上巻に12話、異稿1篇を収録。
*目次
捨公方/稲荷の使/都鳥/鎌いたち/ねずみ/三人目/紙凧/氷献上/丹頂の鶴/野伏大名/御代参の乗物/咸臨丸受取/猫屋敷(「都鳥」の異稿)/三一書房版全集解説(都筑道夫) -
ヘチマなりの顎をぶらさげた、北町奉行所例繰方見習・仙波阿古十郎。
人呼んで「顎十郎」。ライバル南町の控同心・藤波友衛を出し抜いて、江戸を揺るがす難解な怪事件に鮮やかな推理で大活躍。
伝奇もの、不可能犯罪、安楽椅子探偵など、多彩な作風で探偵小説史に残る、本格ミステリ捕物帳。
全24話に異稿2篇を収録。
〈解説〉都筑道夫/日下三蔵 -
何かが起こりそうな洋館を建てたいんだよ――。
大雪の日、ミステリー作家の御津島磨朱李が細部までこだわった新邸のお披露目会が行われた。
招かれたのは作家と編集者、文芸評論家、そして探偵。
雪に閉ざされた洋館で巻き起こる怪事件の真相とは?
前代未聞!著者の自邸を舞台にした衝撃のミステリー! -
そこは「やさしい殿さま」が支配する「やさしい村」。
しかしある日、村の人々はその暮らしに疑問を持ち……。
日本児童文学の歴史を変えた、ディストピア×時代小説(初刊1968年)。
多くのリクエストを受け、待望の復刊です。
〈カバーイラスト〉小宮りさ麻吏奈
〈カバーデザイン〉真田幸治
〈解説〉蛙坂須美
***
かつて少年少女読者に戦慄をもたらした、児童文学の異色名作を復刊する中公文庫のラインナップ
鈴木悦夫『幸せな家族』(2023年9月)
那須正幹『屋根裏の遠い旅』(2025年12月)
に続く第3弾! -
その小説世界の、みなもとへ――
「女主人公のまなざしが魅力的なので、抛っておけない、というところ」(田辺聖子氏)
と評された「わたしのヌレエフ」(フェミナ賞受賞)、
初めての書籍収録となる表題作ほか、
明滅する愛のかたちを捉えて匂いたつ、著者最初期の秀作全六編。 -
ガイドブックもスマホも不要。旅ゆくところ、うまいもの、楽しい人との出会いあり! 銭湯で、居酒屋で、マダガスカルで――絵筆を握り、飲み語る、さすらいの画伯の旅エッセイ。文庫化にあたり、書き下ろしエッセイを増補。著者自身による挿画多数収録。
*本書で訪れた場所
瀬戸内・牛窓/北海道・岩見沢/富山/伊東/小倉/山口の土井ヶ浜/マダガスカル/名古屋/銀座のバーと銭湯/大分・日田/島根・湯町窯/別府/甲府/スコットランド/松本/東京・名曲喫茶/長崎・野崎島/京都/瀬戸内航路/浅草/高尾山/壱岐/ペルー/飛騨高山…… -
「禅の料理はいきていることが特徴だ。その時季に潤沢に出廻るものを料理することが肝要」
「捨てるようなものでも必ずいかして使うのが鉄則」
「型にとらわれてやるような料理は死んだ料理である」
高名な僧侶であった著者は、「料理を上手にやる坊主は修行が留守になる」と雲水時代に戒められながらも、「いつの間にか」料理の名人になってしまったという。
禅宗の僧堂に伝わる精進料理の貴重な記録として。
菜食の知恵を伝える料理書として。
逸話豊富な食のエッセイとして。
読んで味わう〈禅の教え〉――初めての文庫化。 -
北の鉱山を舞台に、圧倒的筆致で綴られた哀切な昭和ロマン
昭和13年、北海道東部――鉱山技師の那須野寿一は、巨大な水銀鉱床と地図にない村を発見する。〈フレシラ〉という名のその集落には、謎めいた一族が暮らしていた。
鉱夫となったフレシラの若者アシヤ。寿一の息子で、水銀に魅せられた源一。太平洋戦争、朝鮮戦争特需、水俣病の公害問題……昭和の動乱に翻弄された二人の青年と数奇な一族の波瀾万丈を描く、壮大かつ幻想的な大河ミステリー。『竜血の山』改題。
【目 次】
第一章 赤い岩 ―昭和13年
第二章 水飲みたち ―昭和17年
第三章 不死身の鉱夫 ―昭和18年
第四章 冷たい山 ―昭和24年
第五章 ある母子 ―昭和26年
第六章 人間の血 ―昭和34年
第七章 湖底 ―昭和38年
第八章 飛ばない鳥 ―昭和39年
第九章 きらめく水のほとり ―昭和43年
〈巻末対談〉今村翔吾×岩井圭也 -
首都焼失――その時、幕閣のトップは何をしたか?
明暦3年(1657)1月、江戸が燃え尽きた――。「明暦の大火」である。
日本史上最大、世界史的に見ても有数の焼失面積と死者数を出したこの大惨事からの復興に立ち上がった男がいた。代官の息子に生まれながら、先代将軍・家光の小姓から立身出世を遂げた老中・松平伊豆守信綱。その切れ者ぶりから〝知恵伊豆〟と呼ばれた信綱は、町奴の長兵衛に現地調査を命じながら、「江戸一新」に乗り出した。
叩き上げの天才政治家が老中会議で熱く議論し即決、遅滞なく推し進めたのは、現代の東京に繋がる「大江戸」への建て替えだった。
目 次
第一章 大火発生
第二章 復興開始
第三章 米の値段
第四章 復興景気
第五章 抗 争
第六章 大移動
第七章 討ち入り
第八章 遷 都
〈解説〉内田剛 -
若い夫婦が自宅で惨殺され、現場には「怒」という血文字が残されていた。
犯人は山神一也、二十七歳と判明するが、その行方は杳として知れず捜査は難航。
そして事件から一年後の夏――。
千葉の港町で働く槙洋平・愛子親子、
東京の大手企業に勤める同性愛者の藤田優馬、
沖縄の離島で母と暮らす小宮山泉の前に、
身元不詳の三人の男が現れる。
映画化も話題となった衝撃作の新装版。 -
捜査一課の刑事・朝倉は、陸自の空挺団出身の変わり種。都内で自衛官の首が切断される猟奇殺人事件が起こり、自衛隊の警務官が捜査本部に乗り込んできた。互いの矜恃をかけて捜査を進める男達だが、朝倉は警務官が抱える機密――基地で首を切られて死んだ別の自衛官の存在を知る。さらに米国海軍犯罪捜査局も絡み、事件はより複雑な様相に……「傭兵代理店」の渡辺裕之が描く、新時代の警察小説。シリーズ開幕。
-
若い夫婦が自宅で惨殺され、現場には「怒」という血文字が残されていた。
犯人は山神一也、二十七歳と判明するが、その行方は杳として知れず捜査は難航。
そして事件から一年後の夏―。
房総の港町で働く槇洋平・愛子親子、
大手企業に勤める同性愛者の藤田優馬、
沖縄の離島で母と暮らす小宮山泉の前に、
身元不詳の三人の男が現れた。
惹かれ合いながらも疑惑を深める彼らは、
愛したい相手を信じ切ることができるのか。
果たして3人の中に山神一也はいるのか――。
『悪人』『国宝』でタッグを組んだ李相日監督による
映画化も話題となったベストセラーが新装版で登場!
巻末には、山神一也の過去に迫る幻の短篇、
「八つの証言―『怒り』エピソード0」を増補。 -
都内の住宅地で人質籠城事件が発生。所轄署や捜査一課をはじめ、門倉美咲、伊崎基子両巡査が所属する警視庁捜査一課特殊犯捜査係も出動した。人質解放への進展がない中、美咲は差し入れ役として、犯人と人質のもとへ向かうが……!? 籠城事件と未解決児童誘拐事件を結ぶ謎の少年、その背後に蠢く巨大な闇とは? 〈ジウ〉サーガ、ここに開幕!!
-
このような会い難き人に会えたのは、なんという光栄だったろう。みんな肩書きにこだわる人ではなかったからでしょう――。谷川俊太郎と堀内誠一との旅、「街道をゆく」挿画取材で聞いた司馬遼太郎の「千夜一夜」……。画業から著述業まで多分野で活動し、幅広い交友関係を持つ著者が、「会えてよかった」五〇の人や出来事とのエピソードを味わい深くつづる。〈解説〉阿川佐和子
【目次】
高峰秀子/森ミドリ/岸田衿子・今日子/松岡和子/井上ひさし/井上麻矢/テレビ草創期/佐藤忠良/半藤一利/澤地久枝/黒柳徹子/平野レミ/竹田津実/大岡信/奥本大三郎/池内紀/鶴見俊輔/谷川俊太郎/千住真理子/藤原正彦/村松武司/俵万智/大野篤美/杉本秀太郎/「日曜喫茶室」/末盛千枝子/司馬遼太郎/岸惠子/河合隼雄/野田弘志/森まゆみ/小沢昭一/板倉聖宣/有元利夫/檀ふみ/阿川佐和子/猿谷要/日高敏隆/森毅・野崎昭弘/「風景画を描く」/アントニ・タピエス/中易一郎/江國滋/堀内誠一/遠山啓・清水達雄/吉田直哉/「少年倶楽部」/串田孫一/関容子/絵本の世界 -
太宰治『お伽草子』に感動したという家元が「諸々の咄のあちこちに疑問を投じて、新たな解釈」を試みた。
「粗忽長屋」「寿限無」「死神」「子ほめ」などの古典を分析しつつ、「落語はイリュージョン」論を見出してゆく。
落語とは何かを全身全霊で考え続けた噺家とたどる、至福の45席。
〈解説〉太田 光(爆笑問題)/吉川 潮/広瀬和生
立川談志生誕90年
【目次】
新釈落語噺 その一
前口上
第一席 粗忽長屋
第二席 欠伸指南
第三席 片棒
第四席 湯屋番
第五席 疝気の蟲
第六席 だくだく
第七席 長屋花見
第八席 胡椒悔やみ
第九席 化け物使い
第十席 寿限無
第十一席 宿屋の仇討ち
第十二席 鉄拐
第十三席 桃太郎
第十四席 寝床
第十五席 死神
第十六席 孝行糖
第十七席 按摩の炬燵
第十八席 文七元結
第十九席 つるつる
第二十席 妾馬
後口上
新釈落語噺 その二
前口上
第二十一席 あたま山
第二十二席 小言幸兵衛
第二十三席 饅頭怖い
第二十四席 真田小僧
第二十五席 西行
第二十六席 不精床
第二十七席 黄金餅
第二十八席 かつぎ屋
第二十九席 明烏
第三十席 堀の内
第三十一席 狸
第三十二席 居残り佐平次
第三十三席 品川心中
第三十四席 千両みかん
第三十五席 半分垢
第三十六席 釜泥
第三十七席 手紙無筆
第三十八席 三方一両損
第三十九席 代わり目
第四十席 洒落小町
後口上
新釈落語噺 その三
前口上
第四十一席 のめる
第四十二席 初音の鼓
第四十三席 ずっこけ
第四十四席 備前徳利
第四十五席 子ほめ
後口上
解説
太田光(爆笑問題)(『新釈落語咄』より再録)
吉川潮(『新釈落語噺 その2』より再録)
広瀬和生(書き下ろし) -
人間は謎の中に産み落とされ、やがて謎をほとんど解くことなく死んで行く――。
その作品すべてにミステリ要素を組み込んだと言われる井上ひさし。なかでも、ミステリ色濃厚な隠れた名品を精選。
浅草のストリップ劇場を舞台に、芸以外に芸人の大切なものを盗んで掟を破った男の末路を描く表題作。そして蔦重も登場、『戯作者銘々伝』中の傑作「唐来参和」ほか、暗号トリック、どんでん返し、時代物、実録物、詐欺師……。
文庫未収録を含む短篇と関連エッセイで味わう、井上ミステリの見本市。
文庫オリジナル。
【目次より】
*短篇
「ドラ王女の失踪」
「唐来参和」
「自転車お玉」
「盗む男」
「捨て子」
「あぶらかたぶら泪橋」
「天狗の鼻」
*関連エッセイ(ミステリ作家・作品論)
「一人二役ということについて」
「昭和のホームズ言行録」
「清張文学 魅力のすべて」 -
『レ・ミゼラブル(惨めな人々)』という題名それ自体の意味が、
黒々とした写実的な木口木版のおかげで初めて理解できたように思えた。
すなわち、ユゴーは単に貧困によって虐げられた弱者ばかりでなく、
貧困が生み出すあらゆる悪を、被害者も加害者もひっくるめた形で
描き出すつもりだったのではなかろうか――――(「はじめに」より)
19世紀フランスで大ヒットしていた「レ・ミゼラブル」。
話題作を《絵》で読みたいと欲する民衆のため、
膨大な木版挿絵360葉をつけた廉価版全巻233冊が刊行された。
それをパリの古書店で偶然発見した著者が、
挿絵230葉を選りすぐり、物語の要約を添え、
さらに当時の社会情勢や民衆の生活をわかりやすく解説。
時代を超えて人々の心に響く、愛と苦悩の物語を繙く。
作品にまつわる講演録、エッセイを収録。
・「なぜ『レ・ミゼラブル』は人の心をうつのか?」
・「19世紀初頭、フランスに生きた人びと」 -
手近なリゾート地というイメージが定着しているサイパン島は、第一次世界大戦中の1914年からアメリカが占領する44年まで、日本の統治下に置かれた。
移民によって開墾され、「南洋の東京」として栄えたが、やがて戦禍に──。
「楽園」を求めて南の島に渡った二つの家族を通して、日本領サイパン島の歴史をダイナミックに描く。〈解説〉池澤夏樹
〈目次〉
プロローグ
第1章 漂着
第2章 獣の島
第3章 南洋成金
第4章 南洋の東京
第5章 北ガラパン二丁目大通り
第6章 南村第一農場
第7章 海の生命線
第8章 軍島
第9章 戦禍
第10章 収容所
エピローグ
解説 池澤夏樹 -
都内のアパートで殺人事件が発生。
捜査一課の音喜多弦は、絶対音感を持つ鳴海桜子刑事と再会し、バディとして捜査を開始する。
被害者の足取りから、セレブのホームパーティに辿りつくふたり。
だが、そこには、桜子の父で音楽家の薬丸昭治から、音喜多が捜索の相談をされた女子大生の姿が……。
連鎖する殺人、犯人は誰なのか!?
文庫書き下ろし -
旅というものが、一体何であるか、私もよくわからない。たしかに、あちこち、よくうろついたような記憶はある。しかし、一体、何のために──。
旅や酒を何よりも愛した「放浪の作家」によるユーモア・エッセイに、先達や仲間たちとの親交を描いた章を追加。太宰治、三島由紀夫、佐藤春夫の「檀一雄論」を付す。
〈あとがき〉檀ふみ -
じっとしておらず、満足せず、求め続ける国民。
人種間の差別の構図、大統領への矛盾する感情――
『怒りの葡萄』から『チャーリーとの旅』を経て見出したのは、
祖国への愛着と痛烈な洞察。
〈アメリカとは何か〉を探求し、その行く末を見据える
スタインベック最晩年のエッセイ。
〈目次より〉
私自身のアメリカ――はじめに
1 多様の統一
2 逆説と夢
3 人民の政府
4 人種は平等に作られた
5 アメリカ属
6 幸福の追求
7 アメリカ人と国土
8 アメリカ人と世界
9 アメリカ人と未来
あともどりしないために――おわりに
アメリカ論のエッセンス――訳者あとがき -
昭和はよい時代だったのか? 少女の視点から振り返る、昭和30、40年代の東京下町、庶民と家族の生活史。
著者の森まゆみ氏は、地域雑誌「谷中・根津・千駄木」(通称「谷根千」)の編集人として、地域の生活・文化・歴史を掘り起こし、数多くの貴重な証言を記録してきた。
本書では、自らが「語り部」となり、10代までの体験にもとづき、東京下町(主に、居住した文京区動坂下周辺)での生活を回想。
それは、親子関係も含め、戦前から連続する庶民の暮らしの実相を伝える、少女の視点からとらえた記録となった。
『昭和の親が教えてくれたこと』を全面加筆・改稿のうえ改題した。 -
1965年、29歳の若手真打が著し、
多くの後進に影響を与えた記念碑的作品を、
刊行60年目にして初文庫化。
《談志生誕90年記念企画》
落語の豊かさ、敬愛する名人たちを熱く語る一方、
「現代」に生きる噺家として抱える逡巡、
古典芸能の未来を憂える焦躁も率直に書き尽くした。
全集(2002年)刊行のため書き下ろされた「『現代落語論』、その後」、
今回の文庫化に際し直弟子17人が綴ったエッセイを収録。
目次
その一 落語の豊かな世界
その二 修業時代
その三 噺家と寄席、今と昔
その四 観客と芸人
その五 わたしの落語論
『現代落語論』、その後
付録
三一書房版に寄せられた五代目小さん師による推薦文
三一書房版まえがき
書き下ろしリレーエッセイ
土橋亭里う馬/立川談四楼/立川龍志/立川談之助/
立川志の輔/立川談春/立川志らく/立川生志/
立川雲水/立川キウイ/立川志遊/立川談慶/
立川談笑/立川談修/立川小談志/立川平林/立川談吉 -
『太陽の季節』で日本中を熱狂させた「無意識過剰」「価値紊乱者」の石原慎太郎は、社会に何を警告したのか。
三島由紀夫を動揺させ、多大な影響を与えた慎太郎。
交錯、衝突し、天皇制と国家観をめぐって離反した二人の天才を考察し、慎太郎がその作品群に込めた真意に迫った。
著者と石原慎太郎、鹿島茂との対談も収録。
〈解説〉井上隆史
プロローグ――「君が代」と「我が日の本」
第1章 敗戦の子
第2章 ヨットと貧困
第3章 公認会計士の挫折と裕次郎の放蕩
第4章 運をつかむ
第5章 スター誕生
第6章 ライバル三島由紀夫
第7章 拳闘とボディビル
第8章 『亀裂』と『鏡子の家』
第9章 「あれをした青年」
第10章 挑戦と突破
第11章 石原「亡国」と三島「憂国」
第12章 嫌悪と海
第13章 天皇と核弾頭
エピローグ――価値紊乱は永遠なり -
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
人間が数を数えられるようになった時代から、整数の計算の規則を考え出し、負の数、分数、小数、無理数、複素数を考えるにいたるまでの歴史をたどる「数の生い立ち」。
多数の図版やエピソードを交え、図形の性質をわかりやすく説明する「図形のふしぎ」。
よく知られている数学の規則が、なぜそう定められたのかをやさしく解説し、「知っている」が「わかる!」に変わる、2冊の名著を合本。
おとなもこどもも区別なく、苦手意識を払拭し、算数や数学の面白さに出会える本。
*――――――――*――――――――*――――――――*
冨島佑允さん 推薦!!
(『数学独習法』著者)
「ゼロ(0)」が発明される以前、古代文明では大きな数をどうやって表していたか?
「2」までしか数えられない部族の村では、「20日後にお祭りがある」ことをどうやって村人に伝えるか?
平面を隙間なく埋め尽くせる正多角形は三、四、六角形だけなのは何故か?
……こうした本質に迫るシンプルな問いかけに、脳の眠っていた領域が呼び起こされる思いがしました。
著者の矢野健太郎氏は、東京工業大学の教授を務めた数学者であると同時に、数学の教科書や啓蒙書の執筆を多く手がけた教育者でもあった人物で、日本の数学教育への貢献により天皇陛下から褒章を授与されています。
それほどの人物の代表作の1つが本書です。
小学生にも分かるような平易かつ丁寧な解説で、数学における「ものの考え方」が身についていきます。
その語り口は軽快でユーモアに富み、読者を飽きさせません。まるで氏の名講義を直接聞いているよう。
前提知識なしで読めるので、学生時代に数学が苦手だった紳士淑女の皆様、ぜひ本書で数学の魅力を発見して下さい! -
助からないケースのほうが多い「小児固形がん」。
小児外科医の筆者は、闘病する子どもたちや患者家族と濃密なやりとりを重ねながら、どんな治療を施し、過程で何を考えてきたのか?
死の宣告や過酷な治療など、医師にはなぜそれらが「できる」のか?
そして、自ら突然の病に冒された時、キャリアの途上で下した決断とは?
20年間、203人の子どもの生死に対して、真正面から向き合った輝く命の記録。
『命のカレンダー――小児固形がんと闘う』を文庫化。
解説・森健 -
尾張の織田弾正忠家の当主信秀は、小嶋日向守信房の娘・雪を見初め継室とするが、雪は出産直後に儚くもこの世を去るのだった。母の命と引き換えに生を受けた子は吉法師と名付けられる。吉法師は負けん気の強い少年へと成長し那古野城の城主となるが、たびたび城を抜け出しては城下の子供たちを家来にして遊び回っていた。そして、短袴に小袖を羽織り、茶筅髷を赤い紐で結い上げ、腰に巻いた荒縄に瓢箪や袋をぶら下げるなど、奇抜な装いや振る舞いから「大うつけ」と呼ばれるようになる。だが、吉法師の師となる沢彦宗恩や津島の大橋重信など、蛮行の陰に見え隠れする才に気づく人物も。信長の旧臣太田牛一が著した『信長公記』に基づきながら、大胆な発想で信長が本能寺に散るまでを描く大河小説の幕開け! 大人気シリーズ『剣神』の岩室忍が一番書きたかった織田信長の生涯。全八巻、隔月発売予定。
-
2020年春、惣菜店に勤める花は、ニュース記事に黄美子の名前を見つける。
60歳になった彼女は、若い女性の監禁・傷害の罪に問われていた。
長らく忘却していた20年前の記憶――黄美子と、少女たち2人と疑似家族のように暮らした日々。
まっとうに稼ぐすべを持たない花たちは、必死に働くがその金は無情にも奪われ、
よりリスキーな〝シノギ〞に手を出す。
歪んだ共同生活は、ある女性の死をきっかけに瓦解へ向かい……。
善と悪の境界に肉薄する、今世紀最大の問題作!
【世界中から翻訳オファーが殺到!】【読売文学賞受賞作】【本屋大賞ノミネート】
・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。
