『中公文庫、1年以内、雑誌を除く(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧
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累計350万部超!
大人気ファンタジーが新たな装いで開幕
装画・岩本ゼロゴ
■読み始めたらとまらない圧倒的な面白さ!
〈 孤独な青年と、異世界から落ちてきた少女。
二人の絆が、一国を、そして大陸全土の運命を変えていく―― 〉
絶体絶命の窮地で凶刃に倒れんとしていた男を救ったのは、
体格に似合わぬ大剣を鮮やかにあやつる子どもだった。
やがて「獅子王」と呼ばれる漂泊の戦士と、
「姫将軍」と呼ばれることとなる少女。
二人の孤独な戦士が出会い、
デルフィニア王国の伝説が始まる……!
唯一無二の魅力的なキャラクターと
壮大なストーリーで、
世代を超え愛読されるファンタジー。
■各界から推薦の声が続々!
明日を生き抜く力を与えてくれる作品。
うちの本棚には茅田さんの本が全巻揃っています。
村山由佳さん(作家)
寝ても覚めても、デルフィニアにいた。
物語の世界から戻れなかった。
凄まじい魅力を秘めた物語だ。
町田そのこさん(作家)
無我夢中で「デル戦」を読み通した時間は、
私の人生で、まばゆく輝く宝物です。
今からリィとウォルに出会える人がうらやましい!
ひらりささん(文筆家)
※本書は2019年3月に刊行された『デルフィニア戦記Ⅰ 特装版』「放浪の戦士1」を底本としています。 -
憧れの商社へ就職したものの、何かが物足りない日々……。
佐竹竜は、ニューヨークへの駐在をきっかけに、
総合格闘技大会へ出場する。
じつは佐竹家に代々伝わる日本古来の拳法を身につけていた竜。
あらゆるルーツの武闘家が集う命知らずの闘いに、
日本古来の拳法は通用するのか。
そしてその大会の開催には、ある超国家的な権威が関わっていた。
いったい何が目的なのか。
一人の日本人が対テロ特殊部隊「トランプ・フォース」へ身を投じるまでを描く、
一級のエンターテインメント小説。 -
2005~14年『読売新聞』に掲載された書評、97本を収録。
久世光彦が「その本が読みたくなるというところが、何よりもすばらしい」と称えた、すぐれた読書案内であるとともに、文章からその時々の著者の心象風景が浮かび上がり、エッセイ集としても楽しめる一冊。
特別インタビュー「読書委員の十年間を振り返って」も収録。 -
年中行事は今後もひたすら変化しつづけるだろうが、支えてきた意味づけについては十分理解し、納得しておかねばならない(宮田登)――正月から春、盆、そして冬へ。季節ごとの各地の行事を訪ね、その由来と系譜を綴った一〇〇のコラム。写真一三八点収録。索引、県別写真一覧を付す。『催事百話』改題。
〈解説〉島村恭則
(目次より)
序 日本人と催事
◆正月
ススハライ/歳の市/市さまざま/お歳暮/大晦日/初詣/門松と餅/正月の神/お年玉/幸運を売る人々/仕事はじめ/マユ玉/ドンド焼き/藪入り/かまくら/庭田植/年占/厄除けと厄年/初庚申/暦の変化/大安・仏滅・友引/三隣亡/絵馬
◆春から夏へ
次郎の朔日/追儺・鬼やらい/鬼のこと/節分の夜/ミカワリ婆さんと針供養/初午/稲荷と狐/凧と火伏せ/田遊び/田の神迎え/山の神祭り/裸祭り/天神さん/性の神/雛祭り/人形/ママゴト/山遊び・花見/山へ花摘みに/磯遊び・潮干狩/オシラ遊ばせ/十三参り/春彼岸/おはぎ・ぼた餅・団子/社日と地神/テントウ念仏/花まつり・灌仏会/春の神幸/御田植/浜降り/端午の節供/蛇まつり/茅の輪/天王祭り
◆盆
七夕と七日盆/ねぶた流し/盆釜/柱松/盆棚と盆の食事/お精霊流し/仏檀と神棚/盆踊り/施餓鬼/地蔵盆/地獄と極楽/お中元/お山参詣/風祭り
◆秋から冬へ
月見/二十三夜講/屋敷神の祭り/留守神/カマド神/恵比須・大黒/十日夜/亥の子/案山子上げ/大師講/太子講/お酉さま/七五三/七歳までは神のうち/産神と便所神/新嘗祭/アエノコト/カピタリの朔日/河童と水虎/蛇と竜/鰻と鯰/花祭り/くらやみ祭り・夜祭り/遠山まつり/火祭り/火伏せ/お不動さん/天狗祭り/冬至祭り
あとがき 宮田登・萩原秀三郎
解説 島村恭則
県別写真一覧
索引 -
横領犯が秘匿した大金を奪うべく、互いを出し抜こうとする二人の貧乏青年(表題作)。
旧子爵邸を買い取った前歴不詳の男が語る、建物にまつわる過去の因縁(「静雲閣」覚書)。
嫉妬、疑惑、不信、復讐……いつの世も、男たちは騙し合い、競い合う。
初書籍化作品一篇を含む、テーマ別文庫オリジナル作品集。
〈解説〉阿津川辰海 -
鈴木保奈美が綴る
思春期の子育てと、女優のとほほな日常 74編
子育てして女優も続けて完璧ですねと言われてびっくり。
両立しているのか、できているのかわからない。
深夜のママ友グループラインで展開する介護の話。
お弁当最後の日は子離れの日。
キャンドルライトじゃメニューが読めず、老眼鏡を買う。
トホホとユーモアに満ちた女優の日常を綴る
初めてのエッセイ集。
〈巻末対談〉三浦しをん
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初めの頃は起承転結に気をつかい、しかも相当カッコつけている。いやいやお恥ずかしい。慣れるにしたがって、オチがなくてもいいや、ええい思ったまま書くぞ! って勢いになっている。(中略)
うずまく感情を整理することで、書くことが自分にとっての精神安定剤のようになってきた。(単行本 あとがきより) -
都内の住宅地で人質籠城事件が発生。所轄署や捜査一課をはじめ、門倉美咲、伊崎基子両巡査が所属する警視庁捜査一課特殊犯捜査係も出動した。人質解放への進展がない中、美咲は差し入れ役として、犯人と人質のもとへ向かうが……!? 籠城事件と未解決児童誘拐事件を結ぶ謎の少年、その背後に蠢く巨大な闇とは? 〈ジウ〉サーガ、ここに開幕!!
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異国船の来航により、二百年続いた鎖国体制が揺らぎつつある頃。
彦根藩井伊家の十四男・鉄之助は家督には無縁の冷や飯食いだが、
父・直中の期待を背負って幼少より学問と武術の習得に励んでいる。
そして、剣の師匠・河西精八郎の「剣と禅は同じ」という言葉の意味を知るために、
座禅と居合の稽古に熱中するのだった。
後に大老となって対立するものを弾圧したことで恨みを買い、
桜田門外の変で暗殺された井伊直弼。
居合の達人でありながら、なぜ最後まで剣を抜かなかったのか?
その生涯の謎を解き明かす鍵は、「剣禅一如」の精神にあった―――。
大人気シリーズ『剣神』の岩室忍が描く、幕末新シリーズの開幕!
文庫書き下ろし。全四巻。 -
日本推理史上空前の奇想!
『獄門島』『点と線』と並ぶ「日本推理小説ベストスリー」(大内茂男)と称された伝奇超大作。
わたし(高木彬光)が入手した「鈴木文書」。
そこには大戦中に欧州で秘匿された闇資金の手がかりが……。
長年、著者の「裏ベストワン」として復刊を待望された代表作が、スピンオフ短篇「日本人とユダヤ人」を初めて併録した〈完全版〉としてついに登場。
〈解説〉中島河太郎 -
数々の長篇で有名なドストエフスキーは、短篇の名手でもあった。
デビュー直後の「プロハルチン氏」から晩年の『作家の日記』掲載作まで、19篇を集成。
【収録作品】
プロハルチン氏(1846)
九通の手紙に盛られた小説(1847)
人妻と寝台の下の夫(1848)
弱い心(1848)
ポルズンコフ(1848)
正直な泥棒(1848)
クリスマスツリーと結婚式(1848)
白夜(1848)
初恋(1849)
いやな話(1862)
鰐(1865)
ボボーク(1873)
キリストのヨルカに召されし少年(1876)
百姓マレイ(1876)
百歳の老婆(1876)
宣告(1876)
おとなしい女(1876)
おかしな人間の夢(1877)
現代小説から取った暴露小説のプラン(1877)
〈訳者解説〉米川正夫
〈解説〉江川卓 -
日本推理史上空前の奇想!
『獄門島』『点と線』と並ぶ「日本推理小説ベストスリー」(大内茂男)と称された伝奇超大作。
長年、著者の「裏ベストワン」として復刊を待望された代表作が、スピンオフ短篇「日本人とユダヤ人」を初めて併録した〈完全版〉としてついに登場。
第一部『天皇の密使』と第二部『神々の黄昏』の合本版。
【第一部 天皇の密使】
わたし(高木彬光)が入手した「鈴木文書」。
そこには大戦中に欧州で秘匿された闇資金の手がかりが……。
〈解説〉中島河太郎
【第二部 神々の黄昏】
鈴木高徳少将の息子・二郎は戦後、日本の出版社に勤めていた。
スイス銀行に秘匿されているという父の遺産20億ドルをめぐり、彼に次々と事件が……。
怪しい新興宗教!
零落した博覧強記の作家!
遺産を狙いつきまとう男たち!
そしてすべての事件が解決した後、明らかになるのは……。
戦後ミステリ界の鬼才がワーグナー『ニーベルングの指環』に材をとった、
破格の構成が一読忘れがたい日本推理史上に残る大・怪・作!
〈解説〉新保博久 -
半生を通じて集めた蔵書との〈永訣の朝〉がきた──。
晩年を迎え、やむを得ない事情から三万冊もの蔵書を手放した著者が半身をもぎとられるような痛恨事を契機に「蔵書とは何か」という問題に取り組む。
本とともに過ごした人生を振り返りつつ、近代日本の出版史、読書文化における「蔵書」の意義を探る。
自著解説、盟友・荒俣宏との古書・蔵書をめぐる対談を収録。
〈解説〉平山周吉 -
・三つの筆名を使い分け、わずか35歳で忽然と世を去った伝説の作家、長谷川海太郎=牧逸馬。
・「中央公論」に連載された代表作を精選。愛好家必読のミステリー百科。
・著者は、1928年、中央公論社の特派員として、1年3ヵ月に及び欧州に滞在。ロンドンでは、中央公論の潤沢な資金を用いて、街一番の古書店にある、あらゆる怪奇事件を伝える資料を買い占めたと伝えられる。
・帰国後、この資料をもとに執筆されたのが、「牧逸馬」名義の代表作となった「世界怪奇実話」である。
・『中央公論』1929年10月号~1933年3月号連載。全33話。1930年~32年に順次書籍化されるが、単行本としては未完。
・本書は、島田荘司氏が、本連載から「ミステリー百科」的要素を持たせたいと14編を精選。1)短篇小説として読める。2)その出来具合、面白さの度合い。3)ミステリー教養的な意味合いで、事件の客観的重要度。以上の観点からセレクトしたもの。
・本書の編集にあたって、各編のタイトルは、事件に寄せたものに一部変更。
・事件の同時代に現地に居合わせた作家によるドキュメントとしても貴重。
・2003年、島田荘司編『牧逸馬の世界怪奇実話』として刊行されたものを改題した。 -
孤独な青年と、異世界から落ちてきた少女。
二人の絆が、一国を、そして大陸全土の運命を変えていく―。
***
絶体絶命の窮地で凶刃に倒れんとしていた男を救ったのは、
体格に似合わぬ大剣を鮮やかにあやつる子どもだった。
やがて「獅子王」と呼ばれる漂泊の戦士と、
「姫将軍」と呼ばれることとなる少女。
二人の孤独な戦士が出会い、
デルフィニア王国の伝説が始まる……!
唯一無二の魅力的なキャラクターと壮大なストーリーで、
世代を超え愛読されるファンタジーが新たな装いで登場!
装画・岩本ゼロゴ
※第Ⅰ部 放浪の戦士1~4合本版 -
「あの陰謀は本当なんです…殺されるかもしれない」
乾いた銃声とともに電話は切れ、助けを求める友人ベルボが失踪した。行方を追うカゾボンは、フーコーの振り子を抱くパリ国立工芸院に向かう。
テンプル騎士団の秘密にまつわる原稿が持ち込まれたミラノの出版社で、3人の編集者たちは錬金術や歴史の陰で囁かれてきた「陰謀」に引き寄せられていく。
カバラ、錬金術、グノーシス、薔薇十字、古代の超大陸から現代イタリアまで、古今東西の知識や伝承、オカルトや奇想が引用された博覧強記の冒険的ミステリー。
記号学の世界的権威であり、中世史については専門家をしのぐ著者が著した畢生の大作、待望の復刊。
巻末に、訳者による作品紹介『「語り」と「騙り」の見分け方――「フーコーの振り子」のメッセージ』を収録。
【全3巻】 -
命がけでない切れっぱしの情熱なんか何も生まない――。
自己に忠実に、奔放に、骨の髄まで小説家として生きた宇野千代。
その晩年まで親交を重ねた著者による、宇野との対話全三篇のほか、交流を綴った随筆から弔辞までを収める。
自由で純真、ユニークで魅力的な「女流作家」の姿が、活き活きとうかびあがる。
〈解説〉斎藤美奈子 -
気になる骨密度は、片脚立ちでキープ。
不安な家計問題をプロに相談。
ヲタ活はもう卒業!
処分に迷う服は、着てみれば一目瞭然!?
変わる自分、移りゆく社会をおおらかに受けとめながら、
暮らしをアップデートしていこう。
風とおしのいい「おひとりシニア」生活を考える、
大人のためのエッセイ。
(『60代、かろやかに暮らす』改題)
■目次(一部)
その振込だいじょうぶ? / 無料の家計相談
若いときはなかった心配 / 骨をなるべく減らさない
抜歯するなら早いうち / 手荒れを治し、かつ防ぐ
ベストな睡眠時間 / 不要品の売買 / 捨てずに再利用
着ればわかる、処分する服 / ヲタ活の終わり
争奪戦にさようなら / 体力の切れ目
近くて遠い診療所 / たんぱく質のタイミング
腸内環境を整える / 仕事のしかたを変えながら …… -
第18回中央公論文芸賞受賞作
「息もつかせぬ面白さ」
林真理子(選評より)
軍事的天才を描いた『ナポレオン』で司馬遼太郎賞を受賞した著者が、生涯無敗の剣豪・宮本武蔵の「闘い」に焦点を当てた傑作活劇小説
有馬喜兵衛、吉岡一門、宍戸某、そして佐々木小次郎。さらには――。
最後の難敵との死闘を終えた宮本武蔵は吐き捨てた。今日まで剣に生きてきて、兵法というほどのものではないな。ただのチャンバラにすぎん……。
二刀流の剣聖が、激闘の果てに辿り着いた境地とは? 直木賞作家の手で鮮やかに蘇る、数多の名勝負!
【目次】
(序)
一、新免無二と吉岡憲法
二、宮本武蔵と有馬喜兵衛
三、宮本武蔵と秋山新左エ門
四、吉弘加兵衛と井上九郎右衛門
五、宮本武蔵と吉岡清十郎
六、宮本武蔵と吉岡伝七郎
七、宮本武蔵と吉岡一門
八、宮本武蔵と宍戸又兵衛
九、宮本武蔵と佐々木小次郎
十、宮本武蔵と新免無二
(結)
〈巻末対談〉齋藤孝(明治大学教授)×佐藤賢一 -
彼が幕府を開いていたら、のちの「戦国の世」は訪れなかったかもしれない。
源頼朝の好敵手かつ優れた軍略家として大河ドラマでも人気――悲運の義将・木曾義仲の鮮烈な31年を描いた、第11回野村胡堂文学賞受賞作。
平安末期。12歳の少年・駒王丸は、信濃国木曽の武士・中原兼遠の養子として、自然の中でのびのびと育つ。彼は父と母の名も自分が何者なのかも、いまだ知らずにいた。
ある日、駒王丸はささいなきっかけから、同じく信濃の武士の子・根井六郎と喧嘩になる。だが、同等の家格であるにもかかわらず、六郎と根井家当主が後日謝罪に訪れる。二人は畏れ多そうに深々と頭を下げて言う。
「駒王丸殿はいずれ、信濃を束ねる御大将となられる御方」
初めて知る実父の存在、自らの壮絶な生い立ち。駒王丸、のちの木曾義仲の波乱の生涯が始まろうとしていた。
類い希なる軍略で平家を破り、男女貴賤分け隔てない登用で源頼朝・義経より早く時代を切り拓いた源氏の嫡流。「朝日将軍」義仲の波瀾万丈な生涯を描いた傑作歴史巨編。
「彼の一生は失敗の一生也。彼の歴史は蹉跌の歴史也。彼の一代は薄幸の一代也。然れども彼の生涯は男らしき生涯也」――芥川龍之介(「木曾義仲論」より)
【目次】
序 章 法師
第一章 駒王
第二章 巴
第三章 戦雲
第四章 決起
第五章 源氏
第六章 前夜
第七章 死戦
第八章 魔都
第九章 落日
第十章 残照
終 章 余光 -
空き家の数だけ家族があり、家族の数だけ事情がある――。
不動産会社で空き家のメンテナンス業に携わる孝夫。
両親の介護を終えた妻・美沙は、
瀟洒な洋館で謎の婦人が執り行う「お茶会」に参加し、
介護ロスを乗り越えつつあった。
しかし、空き家になっている美沙の実家が、
気鋭の空間リノベーターによって遺体安置所に
改装されようとしていることを知り……。
元戦隊ヒーローの息子・ケンゾー、
ケンゾーを推す70代の3人娘「追っかけセブン」など、
個性豊かな面々が空き家を舞台に繰り広げる
涙と笑いのドラマ、ここに開幕! -
明治九年、熊本の旧士族約一七〇名が決起し、政府に反旗を翻した神風連の乱。
彼ら敬神党はなぜ軍事的成算をかえりみずに蜂起したか。
神秘的秘密結社とも解される彼らの祖師、国学者・林櫻園の思想を読み解き、その「反時代的反乱」の淵源にせまる。
著者による、執筆当時の未公開日記を初収録。
〈巻末エッセイ〉橋川文三 〈解説〉髙山文彦
〈目次〉
第一部
神風連伝説
蜂起のあと
神風連百年
第二部
神風連とその時代
第一章 見神者
第二章 肥後冨勤皇党
第三章 熊本敬神党
第四章 反乱
第五章 予兆
註(第二部)
あとがき
新版のためのあとがき
日記抄
解説 髙山文彦
巻末エッセイ 『神風連とその時代』にふれて 橋川文三 -
お江戸日本橋に、ちょっとワケありな旅籠が誕生!?
料理屋「夕凪亭」の娘ちはるは、雇われ人の裏切りで両親と店を失い、長屋でひとり借金苦に喘いでいた。そこに元火付盗賊改の工藤怜治が現れ、借金を清算してしまうと、日本橋室町に新しくできた旅籠「朝日屋」を手伝うようちはるに迫るが、ちはるには素直に頷けない事情があり……。
お腹も心も満たされる「朝日屋」の物語、ここに開店!
●主要登場人物●
ちはる――17歳。いまはなき料理屋「夕凪亭」の一人娘
工藤怜治――28歳。朝日屋の主。元は腕利きの火付盗賊改で熱血漢
慎介――54歳。朝日屋の料理人頭。朝日屋の前身である料理屋「福籠屋」の主で、料理の腕前はピカイチだったが……
たまお――31歳。水茶屋の茶汲み女。外見はおっとりしているが、客あしらいがうまい。過去に悲惨な事件を経験している
綾人――16歳。乙姫一座の女形。かつての奉公先で事件に遭い、怜治に救われた過去を持つ
慈照――27歳。眉目秀麗な「天龍寺」の住職。幼い頃からちはるに目をかけている。甘党
柿崎詩門――24歳。火付盗賊改で、怜治の元同僚。怜治と違い、品のいい優男だが有能 -
【萩原朔太郎生誕140年記念企画】文庫オリジナル作品集
わがよき心の友等は、多く街頭の酒場にあつまる――。萩原朔太郎
酒は人間と同じように、無邪気で天真爛漫である――。酒場と孤独を愛した詩人の酒をめぐる詩・短歌・アフォリズムを初集成。そのほか一九二〇年代の時代風俗を伝えるラジオ、映画、旅、東京等をテーマにした随筆二十篇、短篇小説「猫町」他一篇を収録する。
〈巻末附録〉江戸川乱歩・伊藤信吉ほか
【目次】
Ⅰ 詩人と酒
酒に就いて
*詩6篇と短歌
夜の酒場/酒場にあつまる/宿酔/乃木坂倶楽部/珈琲店 酔月/虚無の歌
*アフォリズム
Ⅱ 孤独者の独語(随筆20篇)
*自身
孤独者の独語/永久の放蕩/ダンヂイズムについて
*四季
秋と漫歩/冬の情緒/春と抒情詩/夏の日記
*旅
石段上りの街/天城・下田/大島行
*趣味と娯楽
ラヂオ漫談/映画漫談/映画随想/ダンスの弁/弁明一件/僕の写真機
*東京
移住日記/浅草/悲しい新宿/動物園
Ⅲ 猫(短篇小説2篇)
ウォーソン夫人の黒猫/猫町
巻末附録
「猫町」(江戸川乱歩)ほか -
折口信夫が短歌、高浜虚子が俳句、柳田國男が諺について、子どもたちのために書き下ろした唯一無二の日本文学案内。アルス版「日本児童文庫」に児童文学者・瀬田貞二が『幼い子の文学』で推奨する、柳田「諺と謎々」(信濃教育会編『國文讀本』)を増補。
〈解説〉荒川洋治
【目次】
歌の話(折口信夫)/俳句の話(高浜虚子)/ことわざの話(柳田國男)/諺と謎々(柳田國男) -
大杉栄と伊藤野枝が同棲し、谷崎は千代夫人から逃避。
夢二が代表作「黒船屋」を描き上げ、宇野千代と尾崎士郎が出会った運命の舞台……。
さらに、宇野浩二、広津和郎、坂口安吾など数多くの作家・芸術家が止宿し、そこから数々の名作を生み出した、文豪たちの巣「本郷菊富士ホテル」。
綿密な取材で作家たちの交流と生活を鮮やかに描き出す大正文学側面史。
〈解説〉小松伸六/〈新装版解説〉「丘の上のまぼろしの城」森まゆみ -
人生のふとした瞬間に出逢う、暗闇や不安。
それを鋭い眼で捉え続けた異端の児童文学者による、伝説の短篇集。
巻末に初期短篇を増補した。 -
江戸の町、竹林に囲まれたしもた屋で、産んではいけない子どもを孕んだ女たちを受け入れ、子堕ろしを行ってきた「闇医者」のおゑん。彼女の元には、奉公先の若旦那と恋仲になった女中、あやかしの子を孕んだと訴える武家の奥方など、複雑な事情を持つ者たちがやってくる――。
時代小説の名手が、悩める女たちが自分の人生を切り開いてゆく様を彫り深く描いた、祈りと再生の物語。
【収録作品】
「春の夢」
「空蝉の人」
「冬木立ち」 -
逃げて、逃げて、逃げのびたら、私はあなたの母になれるだろうか……。
東京から名古屋へ、女たちにかくまわれながら、小豆島へ。
偽りの母子の先が見えない逃亡生活、そしてその後のふたりに
光はきざすのか。心ゆさぶるラストまで息もつかせぬ傑作長編。
著者エッセイを増補。
第二回中央公論文芸賞受賞作。
〈解説〉池澤夏樹 -
「ねえ、リュカントロプル(狼男)って聞いたことある?」
楢山と紗由美の結婚を見届けた後に旅に出た竜星が、行方不明となっていた。
刑事研修で警視庁に出向中の真昌は、指導員となった益尾とともに、竜星の消息を追う。
一方、裏社会ではある噂が流れていた。
ワーキングホリデーを名目に売春を斡旋する違法会社が、次々と「狼男」によって壊滅に追い込まれているという。
その姿を見た者は、再起不能の重傷を負うか、精神に異常を来してしまう、と――。
竜星が行方をくらました目的とは?
そして「狼男」の正体とは?
誰よりも強く、優しいスーパーヒーロー・竜星の活躍を描く
「もぐら新章」第二部、ここに開幕! -
どん底暮らしから這い上がり、作家への道をつかんだジャック・ロンドン。
少年時代を送ったサンフランシスコの酒場で、船乗り仲間の避けがたい付き合いで、
どれほど労働が苛烈であれ、どこへ旅をしようとも、
〈彼〉はいつも傍らにあった。
アザラシ狩り船で小笠原諸島へ、北米大陸を放浪、そしてゴールドラッシュへと旅は続き――
彼=ジョン・バーリコーンとは、〈大麦から作られた酒〉を擬人化した呼び名。
生きていくことがそのまま冒険だった活力横溢の日々において、
血中アルコール濃度は着々と高まり、危ういせめぎ合いはやがて……
野性よりも人間よりも、手強い相手はアルコール。
小説仕立てで来し方を活写する、己と酒のメモワール。 -
ヘチマなりの顎をぶらさげた、北町奉行所例繰方見習・仙波阿古十郎。難解な怪事件に鮮やかな推理で大活躍。探偵小説史に残る、本格ミステリ捕物帳。上巻に12話、異稿1篇を収録。
*目次
捨公方/稲荷の使/都鳥/鎌いたち/ねずみ/三人目/紙凧/氷献上/丹頂の鶴/野伏大名/御代参の乗物/咸臨丸受取/猫屋敷(「都鳥」の異稿)/三一書房版全集解説(都筑道夫) -
ヘチマなりの顎をぶらさげた、北町奉行所例繰方見習・仙波阿古十郎。
人呼んで「顎十郎」。ライバル南町の控同心・藤波友衛を出し抜いて、江戸を揺るがす難解な怪事件に鮮やかな推理で大活躍。
伝奇もの、不可能犯罪、安楽椅子探偵など、多彩な作風で探偵小説史に残る、本格ミステリ捕物帳。
全24話に異稿2篇を収録。
〈解説〉都筑道夫/日下三蔵 -
何かが起こりそうな洋館を建てたいんだよ――。
大雪の日、ミステリー作家の御津島磨朱李が細部までこだわった新邸のお披露目会が行われた。
招かれたのは作家と編集者、文芸評論家、そして探偵。
雪に閉ざされた洋館で巻き起こる怪事件の真相とは?
前代未聞!著者の自邸を舞台にした衝撃のミステリー! -
病弱で生意気な美少女つぐみ。
彼女と姉妹のように育った海辺の小さな町に帰省した私は、
まだ淡い夜の始まりに、つぐみとともにふるさとの
最後のひと夏を過ごす少年に出会った――。
少女から大人へと移りゆく季節の、二度とかえらない
きらめきを描く、切なく透明な物語。
〈第二回山本周五郎賞受賞作〉
*著者のエッセイを増補した新版。 -
そこは「やさしい殿さま」が支配する「やさしい村」。
しかしある日、村の人々はその暮らしに疑問を持ち……。
日本児童文学の歴史を変えた、ディストピア×時代小説(初刊1968年)。
多くのリクエストを受け、待望の復刊です。
〈カバーイラスト〉小宮りさ麻吏奈
〈カバーデザイン〉真田幸治
〈解説〉蛙坂須美
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かつて少年少女読者に戦慄をもたらした、児童文学の異色名作を復刊する中公文庫のラインナップ
鈴木悦夫『幸せな家族』(2023年9月)
那須正幹『屋根裏の遠い旅』(2025年12月)
に続く第3弾! -
その小説世界の、みなもとへ――
「女主人公のまなざしが魅力的なので、抛っておけない、というところ」(田辺聖子氏)
と評された「わたしのヌレエフ」(フェミナ賞受賞)、
初めての書籍収録となる表題作ほか、
明滅する愛のかたちを捉えて匂いたつ、著者最初期の秀作全六編。 -
ガイドブックもスマホも不要。旅ゆくところ、うまいもの、楽しい人との出会いあり! 銭湯で、居酒屋で、マダガスカルで――絵筆を握り、飲み語る、さすらいの画伯の旅エッセイ。文庫化にあたり、書き下ろしエッセイを増補。著者自身による挿画多数収録。
*本書で訪れた場所
瀬戸内・牛窓/北海道・岩見沢/富山/伊東/小倉/山口の土井ヶ浜/マダガスカル/名古屋/銀座のバーと銭湯/大分・日田/島根・湯町窯/別府/甲府/スコットランド/松本/東京・名曲喫茶/長崎・野崎島/京都/瀬戸内航路/浅草/高尾山/壱岐/ペルー/飛騨高山…… -
「禅の料理はいきていることが特徴だ。その時季に潤沢に出廻るものを料理することが肝要」
「捨てるようなものでも必ずいかして使うのが鉄則」
「型にとらわれてやるような料理は死んだ料理である」
高名な僧侶であった著者は、「料理を上手にやる坊主は修行が留守になる」と雲水時代に戒められながらも、「いつの間にか」料理の名人になってしまったという。
禅宗の僧堂に伝わる精進料理の貴重な記録として。
菜食の知恵を伝える料理書として。
逸話豊富な食のエッセイとして。
読んで味わう〈禅の教え〉――初めての文庫化。 -
北の鉱山を舞台に、圧倒的筆致で綴られた哀切な昭和ロマン
昭和13年、北海道東部――鉱山技師の那須野寿一は、巨大な水銀鉱床と地図にない村を発見する。〈フレシラ〉という名のその集落には、謎めいた一族が暮らしていた。
鉱夫となったフレシラの若者アシヤ。寿一の息子で、水銀に魅せられた源一。太平洋戦争、朝鮮戦争特需、水俣病の公害問題……昭和の動乱に翻弄された二人の青年と数奇な一族の波瀾万丈を描く、壮大かつ幻想的な大河ミステリー。『竜血の山』改題。
【目 次】
第一章 赤い岩 ―昭和13年
第二章 水飲みたち ―昭和17年
第三章 不死身の鉱夫 ―昭和18年
第四章 冷たい山 ―昭和24年
第五章 ある母子 ―昭和26年
第六章 人間の血 ―昭和34年
第七章 湖底 ―昭和38年
第八章 飛ばない鳥 ―昭和39年
第九章 きらめく水のほとり ―昭和43年
〈巻末対談〉今村翔吾×岩井圭也 -
首都焼失――その時、幕閣のトップは何をしたか?
明暦3年(1657)1月、江戸が燃え尽きた――。「明暦の大火」である。
日本史上最大、世界史的に見ても有数の焼失面積と死者数を出したこの大惨事からの復興に立ち上がった男がいた。代官の息子に生まれながら、先代将軍・家光の小姓から立身出世を遂げた老中・松平伊豆守信綱。その切れ者ぶりから〝知恵伊豆〟と呼ばれた信綱は、町奴の長兵衛に現地調査を命じながら、「江戸一新」に乗り出した。
叩き上げの天才政治家が老中会議で熱く議論し即決、遅滞なく推し進めたのは、現代の東京に繋がる「大江戸」への建て替えだった。
目 次
第一章 大火発生
第二章 復興開始
第三章 米の値段
第四章 復興景気
第五章 抗 争
第六章 大移動
第七章 討ち入り
第八章 遷 都
〈解説〉内田剛 -
若い夫婦が自宅で惨殺され、現場には「怒」という血文字が残されていた。
犯人は山神一也、二十七歳と判明するが、その行方は杳として知れず捜査は難航。
そして事件から一年後の夏――。
千葉の港町で働く槙洋平・愛子親子、
東京の大手企業に勤める同性愛者の藤田優馬、
沖縄の離島で母と暮らす小宮山泉の前に、
身元不詳の三人の男が現れる。
映画化も話題となった衝撃作の新装版。 -
捜査一課の刑事・朝倉は、陸自の空挺団出身の変わり種。都内で自衛官の首が切断される猟奇殺人事件が起こり、自衛隊の警務官が捜査本部に乗り込んできた。互いの矜恃をかけて捜査を進める男達だが、朝倉は警務官が抱える機密――基地で首を切られて死んだ別の自衛官の存在を知る。さらに米国海軍犯罪捜査局も絡み、事件はより複雑な様相に……「傭兵代理店」の渡辺裕之が描く、新時代の警察小説。シリーズ開幕。
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若い夫婦が自宅で惨殺され、現場には「怒」という血文字が残されていた。
犯人は山神一也、二十七歳と判明するが、その行方は杳として知れず捜査は難航。
そして事件から一年後の夏―。
房総の港町で働く槇洋平・愛子親子、
大手企業に勤める同性愛者の藤田優馬、
沖縄の離島で母と暮らす小宮山泉の前に、
身元不詳の三人の男が現れた。
惹かれ合いながらも疑惑を深める彼らは、
愛したい相手を信じ切ることができるのか。
果たして3人の中に山神一也はいるのか――。
『悪人』『国宝』でタッグを組んだ李相日監督による
映画化も話題となったベストセラーが新装版で登場!
巻末には、山神一也の過去に迫る幻の短篇、
「八つの証言―『怒り』エピソード0」を増補。 -
このような会い難き人に会えたのは、なんという光栄だったろう。みんな肩書きにこだわる人ではなかったからでしょう――。谷川俊太郎と堀内誠一との旅、「街道をゆく」挿画取材で聞いた司馬遼太郎の「千夜一夜」……。画業から著述業まで多分野で活動し、幅広い交友関係を持つ著者が、「会えてよかった」五〇の人や出来事とのエピソードを味わい深くつづる。〈解説〉阿川佐和子
【目次】
高峰秀子/森ミドリ/岸田衿子・今日子/松岡和子/井上ひさし/井上麻矢/テレビ草創期/佐藤忠良/半藤一利/澤地久枝/黒柳徹子/平野レミ/竹田津実/大岡信/奥本大三郎/池内紀/鶴見俊輔/谷川俊太郎/千住真理子/藤原正彦/村松武司/俵万智/大野篤美/杉本秀太郎/「日曜喫茶室」/末盛千枝子/司馬遼太郎/岸惠子/河合隼雄/野田弘志/森まゆみ/小沢昭一/板倉聖宣/有元利夫/檀ふみ/阿川佐和子/猿谷要/日高敏隆/森毅・野崎昭弘/「風景画を描く」/アントニ・タピエス/中易一郎/江國滋/堀内誠一/遠山啓・清水達雄/吉田直哉/「少年倶楽部」/串田孫一/関容子/絵本の世界 -
太宰治『お伽草子』に感動したという家元が「諸々の咄のあちこちに疑問を投じて、新たな解釈」を試みた。
「粗忽長屋」「寿限無」「死神」「子ほめ」などの古典を分析しつつ、「落語はイリュージョン」論を見出してゆく。
落語とは何かを全身全霊で考え続けた噺家とたどる、至福の45席。
〈解説〉太田 光(爆笑問題)/吉川 潮/広瀬和生
立川談志生誕90年
【目次】
新釈落語噺 その一
前口上
第一席 粗忽長屋
第二席 欠伸指南
第三席 片棒
第四席 湯屋番
第五席 疝気の蟲
第六席 だくだく
第七席 長屋花見
第八席 胡椒悔やみ
第九席 化け物使い
第十席 寿限無
第十一席 宿屋の仇討ち
第十二席 鉄拐
第十三席 桃太郎
第十四席 寝床
第十五席 死神
第十六席 孝行糖
第十七席 按摩の炬燵
第十八席 文七元結
第十九席 つるつる
第二十席 妾馬
後口上
新釈落語噺 その二
前口上
第二十一席 あたま山
第二十二席 小言幸兵衛
第二十三席 饅頭怖い
第二十四席 真田小僧
第二十五席 西行
第二十六席 不精床
第二十七席 黄金餅
第二十八席 かつぎ屋
第二十九席 明烏
第三十席 堀の内
第三十一席 狸
第三十二席 居残り佐平次
第三十三席 品川心中
第三十四席 千両みかん
第三十五席 半分垢
第三十六席 釜泥
第三十七席 手紙無筆
第三十八席 三方一両損
第三十九席 代わり目
第四十席 洒落小町
後口上
新釈落語噺 その三
前口上
第四十一席 のめる
第四十二席 初音の鼓
第四十三席 ずっこけ
第四十四席 備前徳利
第四十五席 子ほめ
後口上
解説
太田光(爆笑問題)(『新釈落語咄』より再録)
吉川潮(『新釈落語噺 その2』より再録)
広瀬和生(書き下ろし)
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