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『創文社オンデマンド叢書(実用、文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全825件

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    ドイツ歴史学界の指導者コンツェが、中世の部族的国民から1978年の現代ドイツまでドイツ国民の歴史を叙述し、あわせて中部ヨーロッパの鳥瞰的歴史像をも浮かび上がらせた。わが国で初めてのドイツ国民の歴史である。ドイツ国民の形成と、国民主義がそこで果たした役割を考察し、ヒトラー帝国を生み出したドイツ国民の特性を浮き彫りにする。第一級のドイツ国民史。
    【目次】
    まえがき
    第一章 ドイツ国民の起原
    第二章 ドイツ国民の神聖ローマ帝国
    第三章 国民運動 ドイツ連邦
    第四章 革命の転期 一八四八―四九年
    第五章 ケーニヒグレーツとセダン
    第六章 新帝国
    第七章 中欧 ヴェルサイユ ヴァイマル(一九一四ー一九三二年)
    第八章 ナチズムとドイツ国民
    第九章 分裂した世界における分割国家
    あとがき
    訳注
    文献抄
    訳者あとがき
    索引
    地図(中央ヨーロッパ一八一五―六六年)

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    アナール学派を代表する著者による「自然経済か、貨幣経済か。二者択一的図式の陥穿」「中世における金の問題」の2論文を収録。詳細な解説が付せられ、格好の中世史への入門となっている。
    【目次より】
    凡例
    西欧中世貨幣制度概観
    自然経済か、貨幣経済か。二者択一的図式の陥穿
    原注
    引用史料
    中世における金の問題
    原注
    文献案内・追加
    解説
    訳者あとがき
    地図

    ブロック、M
    1886-1944年。フランスの歴史家。リュシアン・フェーヴルとともに『社会経済史年報』誌を創刊し、アナール派を代表する人物。代表作に『封建社会』『歴史のための弁明』など。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    ライン都市同盟の成立から解体までを追跡し、領邦国家であるケルンの大司教と権力の関係、身分制、都市貴族、大学などを探る。
    【目次】
    序言
    第一章 中世ドイツ国制と都市─ライン都市同盟の意義─
    第一節 ライン都市同盟の成立
    第二節 ライン都市同盟の発展
    第三節 ライン都市同盟の解体
    第四節 ライン都市同盟の本質
    第二章 領邦と都市
    第一節 領邦身分制国家ケルン大司教領の構造─―つの素描─
    一 身分制国家段階の経済構造 二 身分制国家の権力構造 三 身分制国家における諸矛盾─結びにかえて
    第二節 ケルン大司教領における一四六三年の世襲ラント誓約
    一 領邦身分制国家ケルン大司教領の基本法としての世襲ラント誓約 二 史料邦訳
    第三節 ケルン大司教とケルン市との抗争─大仲裁裁定GrosserSchied (―二五八年)の分析を中心にして─
    一 ケルンにおける都市自治権の発達 二 都市共同体と都市君主との対立 三 一二五八年の大仲裁裁定 四 その後の経過
    第四節 ケルン大司教領内の小都市アールヴァイラーにおける自治権と領主権力
    一 建設都市としてのアールヴァイラーの成立 二 都市共同体アールヴァイラーの構造 三 アールヴァイラーにおける領主権力 四 一六―三/一四年の都市法(資料) 五 結語
    第三章 ケルン史の諸側面
    第一節 Colonia Claudia Ara Agrippinensium─ローマ都市ケルンの概観
    一 Oppidum Ubiorumウビー人の都市 二 Colonia Claudia Ara Agrippinensium
    第二節 中世ケルン都市共同体の構造
    一 ツンフト闘争に至るまでのケルン市制─都市貴族制の時代 二 ツンフト闘争概史 三 ツンフト闘争以後のケルン市制─都市民主制の時代 四 ケルン都市共同体の自治活動 五 ケルン市に対するケルン大司教の権限
    第三節 中世におけるケルン大学─ドイツ最古の市立大学─
    一 大学前史 二 ケルン大学の創立(一三八八年) 三 大学の組織・制度 四 学生生活の諸側面 五 四つの学部について 六 最後に
    第四節 中世都市ケルンにおける不動産登記の効カ─シュライン制度の研究序説―
    一 シュライン制度の起源 二 単なる記録の作成にすぎない段階 三 公正証書の作成という意義を獲得した段階 四 設権的効力を獲得した段階 五 理論的考察
    第四章 補論
    第一節 ツンフト手工業の形成─伊藤=瀬原論争に寄せて─
    第二節 ポン大学「ライン地域史研究所」について
    都市地図

    林 毅
    1936~2007年。大阪大学名誉教授。東北大学法学部卒業。法学博士。専門は、西洋法制史。
    著書に、『ドイツ中世都市法の研究』『西洋中世自治都市と都市法』『西洋法史学の諸問題』、訳書にミッタイス『自然法論』『法史学の存在価値』などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    中国社会は宋代に入り急激に新しい展開をとげる。法制の面でも、唐代高度に発達した律令とて、新しい現実に適応するため様々な変更を余儀なくされた。本書は、唐以前および元以降の歴史を踏まえつつ、宋代三百年の司法官制の全体を、現存史料に即し、詳細に描き出した第一級の学術書。唐宋変革の問題に正面から立ち向かうとともに、無意識に陥りがちな西洋近代の法観念または現代的法感覚の類推による理解から脱却する必要性を強調、前近代中国の法に固有な性格を浮き彫りにする。また、昨今失われつつある基礎知識の伝承をも試み、若手研究者にも多くの示唆を与えるにちがいない。日本学士院賞受賞。

    【目次より】
    弁言
    第一部 宋代の司法制度
    第一章 地方の司法行政(一) 県
    第二章 地方の司法行政(二) 府州
    第三章 地方の司法行政(三) 路
    第四章 国都開封府の司法問題
    第五章 中央政府の司法制度(一) 刑部と大理寺
    第六章 中央政府の司法制度(二) 御史台と司法問題
    第七章 宋代の法官と試法
    第二部 宋代法制の諸問題
    第一章 宋代官員の処罰 刑は大夫に上らず
    第二章 罰俸制度の展開旧中国における懲戒
    第三章 宋代の贖銅と罰銅 官員懲戒のひとこま
    第四章 公罪・私罪の一考察 宋代の事例を中心として
    第五章 唐宋時代の法典編纂 律令格式と勅令格式
    あとがき
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    梅原 郁
    1934~ 2020年。東洋史学者。京都大学名誉教授。京都大学文学部史学科東洋史学卒業、同大学院文学研究科博士課程単位取得退学。文学博士。専門は、中国史、宋代史。
    著書に、『文天祥「中国人物叢書」』『図説 中国の歴史 5 宋王朝と新文化』『宋代官僚制度研究』『中国の群雄8 亡国の皇帝』(共著)『皇帝政治と中国』『宋代司法制度研究』など、
    訳書に、沈括『夢渓筆談(全3巻)』孟元老『東京夢華録 宋代の都市と生活』(共訳注)『名公書判清明集』朱熹『宋名臣言行録』班固『漢書食貨・地理・溝洫志』(共訳注)呉自牧『夢粱録 南宋臨安繁盛記(全3巻)』2000『訳注 中国近世刑法志(上下)』などがある。
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    不自由な身体と盲目の修道女が、口述筆記で遺した神秘体験の記録。神との合一を女性神秘家の豊かな感受性が内的メッセージとして伝える。
    【目次】
    凡例   

    第一巻
    一 愛とお妃との会話 
    二 三つのペルソナと三つの賜物について
    三 魂の乙女たちと愛の仕打ちについて
    四 魂は参殿し、神が姿を現すこと
    五 地獄の苦しみと恵みについて
    〔略〕
    第二巻
    一 愛は魂に高みを造り、それはわがままを押し通して超人的な努力をしても及ばないこと
    二 愛の中で見た人を歌う愛の二つの歌
    三 神の舌。真理の光。九つの隊を射抜く神の四本の矢。三位一体。聖母マリアについて
    四 哀れな賤女について。洗礼者ヨハネのミサについて。ホスチアの小羊への変容について。天使の美しさについて。四人の聖人について。金貨について
    五 魂の神への五つの歌。神が魂の晴れ着であり、魂が神の晴れ着であること
    〔略〕
    第三巻
    一 天の国について。天使の九つの隊について。空白を満たす者。使徒たちと聖母マリアとキリストの座る玉座について。ドミニコ会修道士と殉教者と乙女たちへの褒美について。未洗礼の子供たちについて
    二 魂が神に捧げる七つの賛歌。膏薬。躊躇
    三 魂が小間使いであるという嘆き。神の愛について
    〔略〕
    第四巻
    一 五つのものを純粋な乙女はもつべきである
    二 本書は神から下された。魂は多くのことで讃えられること。魂には二人の天使と二人の悪魔が与えられること。彼女と一二の徳が肉と戦うこと
    三 罪ある者たちは神から抜け落ちる。知恵の三つの贈り物について。岩について。乙女たち、つまりキリスト教への賛美について
    〔略〕
    第五巻
    一 三つの悔い改めについて。一〇の効用について。天使の道と悪魔の道について
    二 二つの苦悩について。四つの効用について。罪の大集団について
    三 神は罪なく得たすべての苦しみと三人の血を秤にかける
    〔略〕
    第六巻
    一 修道院長や女子修道院長、またはそれ以外の長は弟子たちにどのように接するべきか
    二 ある司教座教会参事会員への規則について。彼がどのように行動すべきか。これは神が定められたことである
    三 神は権威を授ける。ヤギが羊に変容すること
    〔略〕
    第七巻
    一 主イエス・キリストが最後の審判の後に受ける王冠と王位について
    二 万霊節にすべての魂のために祈ること
    三 謙虚な畏れで絶えず心を見つめることの効用について
    〔略〕
    訳註 解説 あとがき 文献目録 索引(人名/用語)
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    中世哲学研究のみならず現代哲学や古代哲学研究にとっても第一級の原典を、正確な訳文にくわえ古代哲学とスコラ哲学、同時代の影響関係などを踏まえた詳細な註を付して、世界でも初めての完全な現代語訳として提供する。中世哲学の場から古代へ更には現代へと新たな光を放つ画期的訳業の冒頭を飾る本巻は、具象語と抽象語、概念、類と種、実体と質量など言葉・普遍・範疇について論じる第1部43章までを収める。

    【目次】
    語の区分(語の定義とその区分(総論)
    語の区分。「語」という名前は、様々な仕方で解されうる(各論) ほか)
    普遍は心の外のものではない―スコトゥスに対する反駁(互いに対立する、「普遍」と「個」という普通名辞について;普遍は心の外のものではない ほか)
    五つの普遍―ポルピュリオス『イサゴゲー』の註解(五つの普遍。それらで充分であることについて;普遍のもとに含まれる個について ほか)
    論理学者の用いる語(定義について。定義は、幾通りの仕方で言われるのか;「記述句」という名前について ほか)
    範疇―アリストテレス『範疇論』の註解(「範疇」という語について;範疇の数 ほか)
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    皇帝の側近にまで上り詰めたプルデンティウスは、晩年厳格な禁欲生活を入り、宗教詩、教訓詩、論争詩、賛美歌集、抒情詩を多く遺した。
    初期キリスト教最大のラテン詩人プルデンティウスは、聖アウグスティヌスのように青年時代を放縦な生活を過ごしたが、50代になって神の御前に無益だった生活を後悔し、それによって、異教と戦い、信仰・道徳を擁護し、昼夜神を賛美し、偶像の祭壇を粉砕し、殉教者・使徒を讃えた。この詩作品を粗末な土器にたとえ、このような土器でも神の家の片隅に置いてくださるようにといってささげた。
    (古代・中世教父の伝記・書館を集めた「ミーニュ教父全集」より編集した。)
    【目次】
    カテメリノン「日々の賛歌」
    序論
    内容
    意義
    本文
    序(プルデンティウスの詩全体の)
    第一歌 鶏鳴時の賛歌
    第二歌 早朝の賛歌
    第三歌 食前の賛歌
    第四歌 食後の賛歌
    第五歌 点燈の賛歌
    第六歌 就寝前の賛歌
    第七歌 断食の賛歌
    第八歌 断食後の賛歌
    第九歌 毎時の賛歌
    第十歌 死者埋葬の賛歌
    第十一歌 ご降誕の賛歌
    第十二歌 ご公現の賛歌

    プシコマキア「霊魂をめぐる戦い」
    序論
    内容

    本文梗概
    本文

    一 信仰と偶像崇拝の戦い
    二 純潔と情欲の戦い
    三 忍耐と憤怒の戦い
    四 謙遜と傲慢の戦い
    五 節制と快楽の戦い
    六 慈善と貧欲の戦い
    七 和合と不和との戦い
    注(本文中*印を附したものに行数を示して注をつけてある)
    解説
    プルデンティウスの生涯
    プルデンティウスの著作
    プルデンティウスの著作年代
    プルデンティウスのテキスト
    むすび
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    「トマスの『スンマ(神学大全)』を読み進んでゆくうちに、私は、いわゆる「がある存在」といわれる「存在」(エクシステンチア)は、トマスが神の本質と同じであるという「存在」(エッセ)とは、別のものではないだろうかという疑問をいだくようになってきた。そのような疑問が心に浮かんだのは、『スンマ』の神の存在論証の箇所を読んだときである。そこでトマスは、神の存在、すなわち「神がある」ということは理性によって証明できるとはっきりいっている。他面トマスは、神において存在と本質は同一であるといっている。それゆえもしこの存在が、「神がある」と言われる場合の存在と同じものであるとしたならば、当然、存在と同意なる神の本質も理性によって認識される筈である。しかるにトマスは別の箇所においては、神の本質は絶対に認識できないといっているのである。これはあきらかな矛盾ではなかろうか。この矛盾を解決しようと思うのならば、神においてその本質と同一視される存在(エッセ)は、いわゆる「がある存在」としての存在(エクイスシテンチア)とは別のものであるとしなければならない。トマス自身、神の存在が理性によって証明されるか否かを論じた箇所において、神の存在(エッセ)が不可知であることを根拠として「神がある」ことを論証できないと主張する説を、一つの異論として提示している。それに対するトマスの解答をみると、たしかに「存在の現実態」としての神の存在は人間の理性認識を超越するが、「神がある」という命題が真であることは、結果の存在から原因の存在を推定するア・ポステオリな論証によって証明できるのであるという。・・・
    しかしながら私はついに、この問題について単に「疑問をいだく」にとどまらず、断定を下さざるをえないところまで到達した。」
    【目次】
    まえがき
    一 エッセの探究
    二 存在とエッセ
    三 神の存在とエッセ
    四 神の内在と超越
    五 存在と本質
    あとがき
    人名索引
    文献表

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    京都学派四天王の一人の著作集。ハイデガーに師事し、ドイツ哲学を学び、のちに禅に立脚した独自の宗教哲学を展開した著者の著作集。
    【目次】
    第一部 宗教と文化
    ニイチェのツァラツストラとマイスター・エックハルト
    一 ニイチェに於ける生の根源性
    二 エックハルトに於ける生の根源性
    三 宗教的生と實證的精神
    宗教・歴史・文化
    一 宗教と歴史と文化との聯關
    二 宗教に於ける三つの立場
    三 宗教的生の構造
    四 近世に於ける人間自主性の立場
    五 信仰主義の立場。理性と信仰の對立
    六 絶對無の立場。理性と信仰の統一
    七 宗教に於ける自然性。辯證法の辯證法。純一の行
    八 辯證法に於ける生と論理。文化と宗教
    近代意識と宗教
    一 文化人と宗教
    二 宗教と原自然性
    三 近代の人間中心主義
    四 宗教的人格性
    五 絶對的否定即肯定の働き
    近世歐羅巴文明と日本
    一 現代歐羅巴のエトス的雰圍氣
    二 近世初期の精神
    三 近世中期の精神
    四 近代精神
    五 ヒットラー運動の精神
    六 日本の精神
    第二部 歴史と自然
    道徳に於ける時代性と恆常性
    一 道徳に於ける困難
    二 行爲の質料性(技術的行爲)
    三 カントに於ける「人間性」の理念
    四 行爲に於ける質料と理念
    五 理念の歴史的事實性。道徳と宗教
    六 道徳に於ける時代性と恆常性
    歴史的なるものと先天的なるもの
    一 アプリオリに關する種々の立場
    二 歴史主義。相存と現存
    三 歴史的現實在の根源としての人間存在
    四 根源の要求
    五 原動性即形式としてのアプリオリ
    六 實踐辯證法的「中」としての根源の要求
    人間解釋の類型性とその意義 歴史認識論の一つの試み
    一 人間解釋の類型性
    二 類型的解釋の特質
    三 解釋の立場の限界
    四 實踐的認識。解釋的操作の意義
    生に於ける個別と一般
    一 生きものと生命
    二 個別者そのものとしての一般
    三 種としての一般
    四 個別性と一般性の生命的不二とロゴス的不一
    五 類的生命と有自體
    六 無の隱蔽的現前としての自我性と意識界
    七 概念、判斷、推論、知的直觀。「もの」即無
    八 精神的生に於ける個別と一般(道徳、藝術、宗教)
    後記
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    宗教の「本質と根拠」を課題として一貫して研究した。実証的研究と哲学的研究の総合に取り組んだ宗教哲学者の著作集。また、著者は東北地方のオシラさま、巫女、行者の研究にも取り組み、機能人類学の知見も研究に取り入れた。
    【目次】
    編集によせて
    目次

    第一章 問題の所在と取扱い方
    一 実相論所顕の端的
    二 研究上の態度及び用意
    第二章 諸法実相の所在と在りよう
    一 主体化の究極 在るものの在りのままなる極処
    二 心の問題 三法無差に就いて
    三 実相の所在と妙
    第三章 教法及び教相の問題
    一 具成せられたる実相の境地とその説示とのひらき
    二 方便の問題
    三 教相論
    第四章 諸法実相の開顕
    一 実相と三諦
    二 一即一切の極相 三千の法相
    三 とくに十界互具に就いて
    四 三世間論
    第五章 諸法実相の唯心論的解釈とその吟味
    一 宋朝天台における観境に関する論争とその吟味 とくに源清、宗■(日に立)、慶昭の所論を中心として
    二 智円、仁岳の観境論
    三 知礼の発揮
    第六章 天台止観の特質
    一 天台止観の種類と意義及び結構
    二 止観の行儀
    三 謂わゆる「頓々止観」の主張とその吟味
    第七章 観法に関する論争の吟味
    一 三種観法に就いて
    二 事理二観の観法に就いて
    第八章 不思議境観
    一 約行正観の終始 とくに修観における二境及び境観の関係
    二 不思議境観
    横川法語 目次
    はしがき
    恵心僧都
    本文
    宗教的人間
    人間に生れたるよろこび
    本願にあう
    現実の肯定
    解説 (山折哲雄)

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    ミクロ経済学、経済変動理論、ヴェーバーの研究などの経済社会学などを幅広い専門と独自の視点を持つ経済学者の著作集です。
    目次
    第1編 経済生活の輪郭
    第1章 具体例を通じて見た国民経済
    1 日本経済を手がかりとして
    §1 物的資源―一国の物的富の断面図
    §2 人的資源
    §3 生産要素―労働,土地,資本
    §4 消費財産業と資本財産業
    §5 生活水準の上昇
    §6 効用と欲望
    §7 財貨とサービス
    §8 資源の概念
    第2章 企業と活動と国民所得

    1 企業部門
    §9 投入,産出,装備
    §10 企業の純生産
    §11 2部門モデル
    2 4部門モデル
    §12 政府部門と海外部門
    §13 政府の導入
    §14 海外部門の追加
    3 企業の貸借対照表と損益計算書
    §15 企業の財産状態と活動成果
    §16 貸借対照表の諸項目
    §17 損益計算書の諸項目
    §18 企業活動における複式簿記と財務諸表
    §19 国民経済計算
    第3章 現代経済生活の主要特徴
    §20 現代経済と大企業体制
    §21 市場と価格―需給曲線図式
    §22 自由企業制度と競争―《見えざる手の導き》
    §23 貨幣と信用
    第4章 経済生活における現在と将来
    §24 家計と企業における将来の配慮
    §25 生産の時間的構造
    A 序論
    §26 消費財産業と資本財産業
    §27 迂回生産の構造
    §28 ストック調整と経済変動
    第2編 貨幣の流れと商品の流れ
    第5章 物価の問題
    §29 物価の比較
    §30 物価指数
    §31 「カネのネウチ」と物価指数・価格水準
    §32 名目国民所得と実質国民所得
    §33 カネの流れの特徴の概観
    §34 物価変動の影響
    第6章 貨幣の流れ
    §35 信用機械としての銀行―銀行における振替決済
    §36 手形交換の機構
    §37 カネの種類
    §38 市中銀行と中央銀行
    §39 銀行と貨幣の数量
    §40 フィッシャーの数量の方程式
    §41 物価は何によってどのように定まるか―貨幣数量説
    §42 貨幣の需要と供給―実物残高数量方程式
    §43 産業的流通と金融的流通
    §44 補論 資本価値の計算
    第7章 金本位制と管理通貨制
    §45 貿易収支と国際収支
    §46 外国為替
    §47 金本位制
    §48 各国価格水準の相互依存性―金本位制度の場合
    §49 管理通貨制
    §50 管理通貨と為替相場
    解題 (建元正弘)
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    イギリスの教会とさまざまな歴史的な出来事を記した書である。カトリックとケルト系キリスト教の関係について多くを記す。同時に、アングロサクソンの歴史を語る上で最重要の文献でもある。
    【目次】
    目次
    まえがき
    序文
    第一巻
    第一章 ブリタニア及びアイルランドの位置、並びにそれらの昔の住民について
    第二章 ローマ人の首長ガイウス・ユリウスのブリタニアへの渡来
    第三章 クラウディウスが同じブリタニアに来たローマ人の第二の者として、オークニー諸島をもローマ帝国領に加えたこと。更に、彼により派遣されたウェスパシアヌスがワイト島をもローマ人に服従せしめたこと
    第四章 ブリトン人の王ルキウスが教皇エレウテルスへ書翰を送り、キリスト教徒にしてくれるように請うたこと
    第五章 セウェルスがブリタニアの取り戻した地をば、塹壕によって他から隔てたこと
    以下略
    第二巻
    第一章 祝福された教皇グレゴリウスの死について
    第二章 アウグスティヌスがブリトン人の司教たちにカトリックの平和のため、また彼らに公示された天の奇跡によって、訓戒を与えたこと。その言葉を軽侮したことにどんな報いが随い起こったかということ
    以下略
    第三巻
    第一章 エドウィン王の初めの後継者たちは自分の国の信仰を放棄したこと。並びに、その後最もキリスト教的な王オスワルドが両王国を回復したこと
    第二章 同じ王が対蛮族戦に行く時に建てた十字架の木からの多くの治癒の奇跡の中、或る者が痛んでいる腕の疾患から癒されたこと
    以下略F
    第四巻
    第一章 デウスデディットの死後、ウィグハルドが司教職を受けにローマに派遣されたが其処で死去したので、テオドルスが大司教に叙階され、修道院長ハドリアヌスといっしょにブリタニアに派遣されたこと
    第二章 テオドルスがあらゆる地域を旅行して廻った際、イギリス人の教会は真理とともに聖書の学問にも教えられ始めたこと。並びに、ブッタがダミアンの代わりにロチェスター教会の司教とされたこと
    以下略
    第五巻
    第一章 クスベルトの後継者エゼルワルドが隠修生活中、海で危険に陥っている兄弟たちのため、祈りによって暴風雨を鎮めたこと
    中略
    第二十二章 エグベルトに説教されて、ヒイの修道士たちがその管轄の修道院と共に、教会法の復活祭を挙行し始めたこと
    第二十三章 現在、イギリス人或は全ブリタニアはどのような状態であるか
    第二十四章 著作全体の年表による概括。並びに著者の経歴について
    解説
    地図
    王家系図
    年表
    索引
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    1世紀にはローマで布教がはじまったキリスト教は、皇帝崇拝を阻害する異教として、長い弾圧の時代を経験した。ようやく313年にミラノ勅令で公認を受け、392年には国教となる。テシオドス帝によって国教となったキリストとローマ帝国の歴史を描く。
    【目次】
    序言
    第一章 コンスタンティヌスの道
    一 コンスタンティヌスのキリスト教優遇
    二 皇帝と教会
    三 新首都の建設
    四 統一と皇帝の役割
    第二章 コンスタンティウスの統治体制
    一 統治の分担
    二 コンスタンティウスの地位
    三 コンスタンティウスの残虐
    四 コンスタンティウスとユリアヌス
    五 内政の消極性
    第三章 コンスタンティウスの宗教政策
    一 コンスタンティウスと宗教会議
    二 コンスタンティウスとアタナシオス
    三 ニケ信条

    五 施策への製肘
    第四章 ユリアヌスの統治
    一 教会の状況
    二 ユリアヌスにおけるキリスト教的要素
    三 ユリアヌスにおける権威と民衆
    第五章 ユリアヌスとキリスト教
    一 ユリアヌスのキリスト教徒への対策
    二 ユリアヌスの使命感
    三 ユリアヌスのキリスト教理解
    第六章 ウァレンティニアヌス時代と同僚皇帝制
    一 ユリアヌス及びヨウィアヌス両帝とウァレンティニアヌス
    二 同僚皇帝としてのウァレンティニアヌスとウァレンス

    五 教会の状況
    第七章 ウァレンティニアヌスの宗教寛容
    一 ウァレンティニアヌス統治時代についてのアルフェルディの見解
    二 ウァレンティニアヌスとキリスト教

    五 社会、国家的背景
    第八章 四世紀末における国家、教会の遠心化
    一 ウァレンスとグラティアヌスの共同統治

    五 アンブロシウスの教会優越の理念
    第九章 テオドシウスのキリスト教帝権
    一 テオドシウスの宗教政策の根底

    四 テオドシウスの自主性の限界
    第十章 テッサロニカ事件の意義
    一 アンブロシウスの自信と義務
    二 施政と信仰

    五 真の回心
    第十一章 ローマ人と蛮族 ―スティリコの死をめぐって―
    一 帝国統一の破綻
    二 実力者の反目

    七 消極的国家保持
    第十二章 帝国分裂と教会
    一 スティリコ死後の権力闘争
    二 蛮族と異教

    四 教会間の紛争と国家
    第十三章 ヴァンダル人のキリスト教徒迫害
    一 ヴァンダル勢力のアフリカ侵入
    五 ヴァンダル王の迫害の意味
    あとがき
    帝室系図
    地名索引
    人名索引
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    395年、ローマ帝国が東西に分裂する。当時、ローマ帝国の北方にはゲルマン人がいた。ゲルマン人の居住地域に、アジア系の遊牧民フン人が進出し、ゲルマン人が移動を始める(「ゲルマン人の大移動」)。旧西ローマ帝国内に、ゲルマン人たちは部族ごとに国をつくった。そして、ついには476年、ゲルマン人の傭兵隊長オドアケルによって西ローマ帝国は滅ぼされた。ローマ帝国末期からゲルマン人の侵入後の歴史。
    【目次】
    序言
    第一章 五世紀のガリア概観
    一 シドニウスをめぐる諸問題
    二 ガリアをめぐる情勢
    三 アポリナリス・シドニウスとガリア社会
    四 ガロ・ローマ貴族とゲルマン
    五 ガリアと帝国とキリスト教
    第二章 西ゴート族とローマ
    一 帝政期ローマとゴート族との関係
    二 四世紀末の西ゴート族 E・A・トムソンの提言をめぐって
    三 五世紀の西ゴート族とローマ人
    四 ウァリア王の時代
    五 ガリアの一般情勢
    六 西ゴート族とアエーティウス
    七 テオドリク一世の同盟政策
    むすび
    第三章 東ゴート族とローマ
    一 ヘルマナリク王とウィニタリウス王
    二 テオドリク王即位前の東ゴート族
    三 テオドリクとローマ
    四 テオドリクの善隣政策
    五 東ローマに対する東ゴート族の地位
    六 テオドリクのカトリック迫害について
    むすび
    第四章 ブルグンド族とローマ
    一 四世紀までのアレマン族とブルグンド族
    二 アンミアヌスの記述によってみた四世紀におけるブルグンド、アレマン両部族とローマ帝国
    三 五世紀におけるブルグンド族とローマ帝国
    四 ゲルマンの同盟政策とブルグンド
    五 グンドバド王死後のブルグンド族とフランク
    むすび
    第五章 スエビ族とローマ
    一 古代作家のスエビ族についての記述
    二 五世紀のスエビ族
    三 レキアル王死後のスエビ族
    四 リキメルの行動について
    五 スエビ族とキリスト教
    むすび
    第六章 ヴァンダル族とローマ
    一 五世紀始めに至るまでのヴァンダル族
    二 ヴァンダル族のアフリカ移住
    三 トラサムンドの統治
    四 ヒルデリクと東ローマとの関係について
    むすび
    第七章 フランク族とローマ
    一 四世紀なかごろまでのフランクとローマについての記述
    二 テオドシウス一世統治時代以後のフランク族
    三 フランクの初期の王について
    四 キルデリクの統治
    五 クロヴィスについて
    六 クロヴィスの改宗
    むすび
    あとがき
    ゲルマン諸国家王家系図
    人名・地名索引

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    関西学院理事長、箕面自由学園園長を歴任した教育学の理論家であり実践家である著者が、子どもと親にむけて、幸福とはなにか、よい教育とはなにかを説いた著作。時代を超えて読み継がれるべき書である。
    【目次】
    校長通信 父母へ
    箕面自由学園校長となって
    体力気力の養成
    現代教育の問題点
    古武弥四郎先生に学ぶ
    一歩一歩と積み上げる
    学園と共に生きる
    人から認められて伸びる
    美しい礼儀を育てたい
    悪の芽は初期につみたい
    謙虚に学び、真理に服する
    古木家に学ぶこと
    寄宿舎完成にあたって
    寄宿舎の運営
    日本人の社会道徳
    幼少時のしつけを考える
    自分の歴史をつくる
    一人ひとりの中によきものを見出す
    独立人を育てたい
    被害者にも加害者にもならないように
    家庭教師の是非
    あたたかな心をもった生徒たち
    ある小学生の夏休み
    民主主義とヒューマニズムの教育
    『自由と規律』に学ぶ
    学園を「心のふるさと」として
    卒業生河盛成夫さんのこと
    過保護の問題
    深くこの人生を愛すること
    家庭の教育と父親の役割
    テレビ・勉強・あそび
    道徳的背骨のある家庭
    ある交通遺児の作文を読む
    新年の賀状から
    校長通信 生徒へ
    この夏をどう送るか
    二人の投手から学ぶ
    長い目で人間を見る
    私も弱い人間
    一日一日のたたかい
    四年間の高校生活
    やめないでがんばる
    悲劇を重ねないように
    自由について
    思うようにならない人生
    日記を書くこと
    いま自分を鍛えてほしい
    性の問題
    先生の目を見つめる
    父の労苦にこたえうるか
    人間の幸福と人間の教育
    中学時代・高校時代をどう送るか、どう送らせるか
    悔いなき青春、悔いなき人生
    教育について思うこと
    一隅の教育者の自叙伝

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    古代のキリスト教が神学として体系化して行く過程を、 ギリシア哲学を摂取し、再解釈して行く過程としてとらえた書である。
    本書は、 9つの章と1つの補論で構成されており、論文集で以下の内容を収録している。
    1. フィロンの歴史的背景
    2. ギリシア哲学へブル起源説
    3. 創造と数
    4. テロスと神
    5. 創造と悪
    6. 創造と必然性
    7. 自愛と他愛
    8. 初期クリスト教とギリシア哲学
    9. 「輪廻転生」と「復活」
    補論『テイマイオス (28B 7 ) 解釈史ノート。
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    「厚生経済学」とは、経済学の規範理論的研究の総称で、ミクロ経済学の一ジャンルでもある。ピグーがはじめて、その名称を使った。
    この分野で、ジョン・ヒックス、ケネス・アロー、アマルティア・セン(1998年)はノーベル経済学書を受賞している。
    本書は、従来の厚生経済学の理論がどこまでその射程を伸ばし、どこで止まっているのかを厳密に直感的に解説する。
    本格的に厚生経済学を学ぶ学徒にとって必読書である。
    【目次】
    はしがき
    第1章 序論
    I 厚生経済学の課題
    II 資源配分の効率
    III 効率と公平
    IV 結び
    第2章 効率的生産
    I 効率的生産
    II ラーナーの条件
    III 中間生産物の導入
    IV 効率的生産と利潤の極大化
    V 結合生産
    第3章 パレート最適(1)
    I パレート最適
    II 消費財の最適配分
    III シトフスキー・フロンティアー
    IV 消費財の最適配分と効用の極大化
    補論 交換における市場形態と最適配分
    第4章 パレート最適(2)
    I 序説
    II 単純なモデル
    III 要素供給の最適化
    IV 中間生産物の導入
    V 結合生産
    第5章 次善の最適
    I 序説
    II セカンド・ベスト定理
    III 次善の効率的生産
    IV 次善のパレート最適(1)
    V 次善のパレート最適(2)
    VI 結論
    第6章 厚生基準と政策勧告
    I 厚生基準の分類
    II 潜在的厚生基準
    III 現実的厚生基準
    IV 辞書式厚生基準
    著者年譜
    索引
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    本著作集は戦前から一貫して日本の理論経済学の目覚ましい発展を推進し、指導してきた著者の主要論文をすべて収録したものである。
    著者は経済学研究の出発点としてレオン・ワルラスの体系、とくにその一般均衡理論を徹底的に検討した。第一巻はその足跡であり、きびしい論理の追求のうちに、おのずから理論経済学が何であるかが語られ、またその後の経済学の発展が明確に示されている。
    【目次]
    安井琢磨著作集の刊行について
    ワルラス
    ジャッフェ教授とワルラス
    レオン・ワルラス「純粋経済学要論」
    純粋経済学と価格の理論 レオン・ワルラスを中心として
    帰属理論と限界生産力説 純粋経済学の2問題
    時間要素と資本利子 ワルラスにおける「自然利子率」の概念
    貨幣と経済的均衡 ワルラス貨幣リオンの一研究
    「流通および貨幣の方程式」への一註解
    均衡分析と過程分析 ワルラス模索理論の一研究

    索引

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    非行・暴力・自殺…、是を是、非を非といわなかった戦後日本の教育はここに破綻した。偏差値・教育の自由化など技術論・方法論のかまびすしい世にあって「教育の問題は徳育につきる」といいきる著者が歯に衣きせず直言する心情あつき「私観 日本の教育」を提起する。

    【目次】
    新聞に見る教育界の流れ
    戦後教育の功と罪
    心のすさみを生んだもの
    君主制の擁護
    折にふれて―「直言」その他より
    国のうちそと―「正論」より
    モスクワ風聞書
    ドイツ印象記
    君主制と神道
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    産業連関表を使って、戦後復興期の日本経済の構造を分析した貴重な資料である。経済連関表とは、国内経済で基本的に1年間に行われた財とサービスの産業間取引をマトリッスで表現したものである。
    【目次】
    第一部 日本経済の基本問題
    第一章 入超と失業のヂレンマ
    1 入超と失業のヂレンマ
    2 国際収支の危機
    3 輸出の伸張
    4 資源の不足と資本蓄積
    5 技術の進歩と資本蓄積
    6 資本蓄積と貯蓄
    7 貯蓄の投資
    8 投資の方向
    9 土地の不足と収穫逓減の法則
    10 二重経済の特色
    11 日本経済の構造分析
    第二章 貿易依存経済の基本的アンバランス
    1 基本的アンバランスの定義
    2 四つの市場のアンバランス
    3 価格変動による適応過程
    4 価格の需給調節作用の限界
    5 資本蓄積の産業別構成
    第二部 産業連関論
    第三章 産業連関論の概要
    1 産業連関論の歴史的発展
    2 産業連関論の性質
    3 産業連関表の作成
    4 理論の概要
    5 産業連関分析の応用
    6 産業連関分析の数学理論
    第四章 産業連関表の作成
    1 取引表と産業連関表
    2 生産者価格と購入者価格
    3 資本取引と経常取引
    4 調査年度に関連する問題
    5 部門分類の問題
    6 副産物の取扱
    7 総生産額の算定
    8 箱うめ作業
    9 再調整
    10 投入産出表の表示法
    11 最終需要部門
    12 金融・保険部門
    13 その他の諸部門
    14 通産省の産業連関表(第一次試算)
    第五章 日本経済の産業連関分析
    1 産業の相互依存関係
    2 産業連関表のテスト
    3 雇傭係数と輸入係数
    4 輸出伸張が雇傭と輸入に及ぼす効果
    5 部門統合の問題
    第三部 経済計画の編成
    第六章 私企業制度と経済計画
    1 私企業制度と競争
    2 競争の利益
    3 競争の効力を左右する要因
    4 競争が非能率な事柄
    5 競争と統制
    6 経済計画と産業連関論
    第七章 動学的産業連関分析
    1 資本取引における産業連関
    2 資本係数
    3 資本係数の測定
    4 在庫係数
    5 動学モデル
    第八章 経済計画の編成方法
    【略】
    第九章 日本経済の将来
    【略】
    第十章 昭和三十五年の日本経済 ―一つの経済計画―
    【略】
    附録 1 部門分類および総生産額 2 利用した統計資料 3 参考文献

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    高度経済成長とバブル経済の時期に、日本経済のさらなる発展を目指すためのにどうすべきかを模索した貴重な資料である。
    【目次】
    はしがき
    日本経済論
    対外経済政策への課題
    アジアにおける日本の役割
    債務累積問題とブレトン・ウッズ体制
    経済的安全保障
    日本と米欧との同盟と対立
    経済協力の進め方
    新自由主義への課題
    日本の国策について
    あとがき
    著書・論文目録(一九四九年~八五年)

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    第一回大宅壮一ノンフィクション賞受賞作! 太平洋戦争下、ニューギニア戦線の死闘のなかに探り取られた「人間」とは?
    【目次】
    第一部 序幕
    1 座礁
    2 遺書
    3 原始林にて―ウエワク―
    4 桃源境
    5 危機のかげに
    6 ゴム林にて―マダン―
    7 出撃
    8 光と闇
    9 狂乱
    10 会戦―フィンシハーフェン―
    第二部 転進
    1 ガリの転進―第一次山越え―
    2 続転進―第二次山越え―
    3 原隊復帰
    4 彷徨
    第三部 人と人
    1 戦場の倫理
    2 自然児とともに
    3 人を愛するということ
    4 暗い山小屋
    5 ある兵の死
    6 ピァビエの韜晦
    7 Y軍医という人
    8 M伍長の死
    9 わが墓穴
    10 アユスの周辺
    11 T曹長の死―土民の反撃―
    12 生死の岐路
    13 極限におけるエゴ
    14 裸の「人間」
    第四部 戦野
    1 幾山河
    2 孤愁
    3 爆撃
    4 時空の間際
    5 死の影
    6 飢餓
    7 奈落
    8 逃亡
    9 危し「人間」
    10 指揮官
    第五部 自然と人間
    1 雨
    2 蚊と蟻と
    3 極楽鳥
    4 舞踏
    5 安息のなかに
    6 信仰
    7 「タロ」とサクサクと
    8 大酋長
    9 土俗寸描
    10 ことば・言霊
    11 たばこ・ウィスキー
    12 いのちと豚と
    13 子どもの世界・女の一生
    14 信号
    15 倫理
    16 流れる雲と
    第六部 終戦
    1 玉砕宣言
    2 流言
    3 戦争と人間
    4 処刑
    5 髑髏隊
    6 武装解除
    7 配流―ムッシュ島―
    8 奴隷
    9 人間模様
    10 自由
    11 帰鳥
    12 権威と秩序
    13 二人の老人―浦賀港―
    14 浦賀検疫所
    15 召集解除
    16 廃墟―広島―
    あとがき
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    高度成長期を迎える時期に、日本と欧米の教育の違いを検証し、あるべき日本の教育を考える。戦後日本の教育史の貴重な資料でもある。
    【目次】
    はしがき
    一 歐米の教育と日本の教育
    二 資本主義と社會主義
    三 空の旅
    四 日本と西洋
    五 バンコックより歸りて
    六 日教組は革命團體なのか
    七 ポール・ブールジェの思想と文學
    八 テオドール・リップス著「倫理學の根本問題」
    九 チャールス・エイ・ビーァド著「ルーズベルト大統領と一九四一年の開戰」
    十 日本の青年と教師に寄せる
    十一 アメリカのある少年キャンプ
    十二 教會と食堂
    あとがき

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    経済学者にして教育にも一家言を持つ著者が、日本を取り巻く問題に対して、深い洞察と有効な示唆を説いた警世の書である。
    「信ずるところを真直ぐに述べることが知識人の責務である」と確信する著者が、現代日本がはらむさまざまな矛盾を冷厳な目で直視し、石油危機・アジアの反日暴動・北方領土・道徳教育・大学改革など身近な問題を通して、我々は何をなさねばならないかを探究し、向後の問題に的確な示唆を与える警世の書。
    【目次】
    はしがき
    前篇 転機に立つ日本経済
    昇りゆく太陽か日本沈没か
    中級国家日本の進路
    アジアのなかの日本
    山猫スト・インフレ・ヒッピー
    経済と権力
    帝国主義とは何か
    軍国主義とは何か
    反日暴動の原因と対策
    日本的経営は試練に耐えるか
    バンドン郊外の工場を訪ねて
    ビルマの印象
    華僑
    ノボシビリスクの一夕
    ポーランドの悲劇
    沖縄・千島・樺太
    忘れられた台湾人
    人材の欠乏
    国際協力のための人材養成について
    後篇 混迷する教育と思想
    教育史観
    進歩とは何か
    教育界におけるパーキンソンの法則
    学習塾の繁盛
    中・高は私立、大学は国立
    どこに責任が
    遠慮近憂
    歴史の流れのなかに
    言論の責任
    医は仁術か
    二つの安保騒動
    少数支配の法則
    弱者連合
    名を名乗れ
    綱紀のゆるみ
    大衆社会における大学の権威と使命
    大学は自治しているのか
    留学生問題への提言
    あとがき

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    経済学の入門書。大学に入って初めて経済学を学ぶ人に、経済学の基礎知識をできるだけ平明にしかし厳密に解説する。とくに、経済循環(材、サービス、生産要素などの結びつき)の構造とその計測の方法について説明を加える。
    【目次】
    はしがき
    序論 我々の暮しと経済学
    第I部 交換と生産
    第1章 経済活動の循環
    第2章 生産過程
    第II部 労働と資本
    第3章 人口問題
    第4章 労働問題
    第5章 国民資本とその生産過程
    第III部 純国民生産物
    第6章 純国民生産物と国民所得
    第7章 政府財政と国民所得
    第8章 外国貿易と国民所得
    第9章 我が国の国民所得―平成13年
    第10章 所得の不平等
    第11章 実質国民所得と物価指数
    第12章 国民所得と経済成長
    第IV部 マクロ経済学の基礎
    第13章 社会会計論と経済理論
    第14章 国民所得水準の決定
    第15章 利子と雇用と貨幣の理論
    第16章 経済成長と景気循環
    第V部 ミクロ経済学の基礎
    第17章 消費者選択の理論
    第18章 企業の行動と生産費用
    第19章 競争市場における企業の行動
    第20章 不完全競争市場における企業の行動
    第21章 財政と租税
    第22章 貿易と比較優位
    付録A:参考書の説明
    付録B:試験問題の事例
    人名索引
    事項索引
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    美とはなにか? 芸術とは何か? 哲学的・美学的な視点から、「美」を捉え直す力作。
    【目次】
    序論 美の構造的特質の解明
    美学への警戒 美学以前 美の探求と問い【略】
    第一篇 美の探求における意識の問題
    第一章 美的判断と意識の問題
    カント哲学における第三批判の位置 美の探求における美的判断の性格【略】
    第二章 美的意識と意識の問題
    カントにおける美的判断と美的芸術との関係への省察 コーエンのカント美学の基礎づけの問題点【略】
    第三章 美的事象の根拠としての意識領域
    美的事象の根拠づけの要求 主客連関の事態より意識領域へ 意識領域における生起 美的事象への意識領域の機能【後略】
    第四章 美的観照と意識の問題
    第一節 美的観照における作用と態度
    観照的態度 自然観照の記録 美的観照の心理としての感情移入説 リップスの説の特性【略】
    第二節 美的観照の成立根拠
    自然観照と芸術観照 美的観照の心理的事項 美的観照の成立についての問い フォルケルトの美的意識の説明【略】
    第二篇 美の探求における現象の問題
    第一章 美の生起と現象
    第一節 美の生起とその条件
    美は既成のものであるか 通俗の見解及び在来の美学への反【略】
    第二節 美的事象の現象関係
    美の生起と美の所与方式 デューイにおける美及び芸術と現実との関係 美的事態より美の生起への局面の展開 ヘーゲルにおける人間存在の現実の処理【略】
    第二章 美的現象の設定
    第一節 現象・存在・意識
    生起の局面における存在賦与 シェリングにおける差別的現実への無差別の展相の作用 無差別化による美的現象の出現 ベッカーの関心の切断と喚起の同時性【略】
    第二節 現象様態と現象構造
    美的現象の時間性 ベッカーの芸術的企投の達成としての永遠の今 現象性の形成におけるクツニツキーのホリツォント 存在の反映と美的世界としての現象【略】
    第三篇 美の探求における意味の問題
    第一章 美的価値体験の反省
    オーデブレヒトの意識領域における美的体験の成立の説 対象体験としての美的体験 領域的意識のノエマ的客体の形成 美的価値の非享受性と領域的土台づけ 美的領域についてのカント及びコーエンの見解【略】
    第二章 意識の問題と現象の問題
    美の探求における二つの根源的な問い 意識の問題と人間存在との関係【略】
    第三章 意味の問題の特性
    人間存在への意味の問い ハイデッガーの現存在の存在論的考察【略】
    第四章 美的事象の意味構造
    人間存在の心情性としての不安 それよりの脱出 サルトルの人間存在に基づく意識の説【略】
    あとがき
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    ウィーン大学カトリック神学部教授であり、高位聖職者でもあり、多くの信徒に聖者と見なされていたメスナーの自然法の書。メスナー倫理学の巨大な体系のうち、社会的生活関係の広義の社会倫理学を扱う。客在する人間本性の法則を説く大著である。
    【目次】
    第五版への序文
    第一篇 基礎理論
    第一部 人間の本性=基礎倫理学
    第二部 社会の本性=社会哲学
    第三部 社会体の秩序=法哲学
    第四部 社会秩序の不作動=社会問題と社会改革
    第二篇 社会倫理学
    序論 社会体化=歴史性・多層性・増大する密度
    第一部 家族
    第二部 より小さな社会体的単位
    第三部 民族(Nation)
    第四部 国際共同体
    第三篇 国家倫理学
    第一部 国家の本性
    第二部 国家の主権
    第三部 国家の諸作用
    第四部 国家の動態
    第四篇 経済倫理学
    第一部 社会経済の過程
    第二部 社会経済の組織
    第三部 社会経済の統合
    第四部 社会経済の協働―世界経済
    訳者あとがき
    文献表
    索引
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    濃尾地方の宗門改帳の膨大な史料を駆使して、近世に生きる多くの庶民の生活と行動を観察。歴史世界の日常性の構造を民衆の視点から描く。
    【目次】
    第I部  近世濃尾地方の人口と農業
    第1章 濃尾地方の人口史概観
     人口趨勢
     戸数および平均世帯規模の変化
     牛馬数の変化
    第2章 人口・土地・牛馬
     序論 目的・資料および方法
     分析I 土地
     分析II 戸数・人口・牛馬数
     労働・土地集約化の地域的特性
    第3章 農村人口の変動―美濃を中心として
     人口趨勢
     藩の史料による考察
     17世紀の人口増大―村単位の観察
     18・19世紀の人口―四つの村の事例
     収集宗門改帳による検討
     明治前期人口との連結
    第II部 美濃農村地域の歴史人口学的観察
    第4章 結婚と出産―家族復元を通じて
     歴史人口学研究における家族復元
     史料とその整理法
     観察範囲
     結婚
     出産率
     その他の指標と結語
    第5章 西濃農民の地理的移動
     「現住人口」と「本籍人口」
     移動の量的観察
     出稼率と人口変動
    第III部 個別農村の歴史人口学的観察
    第6章 伊勢湾岸干拓新田の歴史人口学的観察 ―尾張国海西郡神戸新田
     人口家数の変化
     出生と死亡
     結婚と出産
     家族復元
    第7章 東農―農村の人口統計―美濃国恵那郡飯沼村
     史料と分析方法
     人口趨勢
     世帯の規模と構造
     年齢別構成
     出生と死亡
     結婚
    第8章 西濃輪中農村の歴史人口学的観察(1) ―美濃国安八郡西条村の史料と静態人口統計
     資料の整理方法
     人口と世帯数の趨勢
     年齢別構成
     世帯の構造
    第9章 西濃輪中農村の歴史人口学的観察(2) ―出生・結婚・死亡
     出生
     結婚
     死亡
    第10章 西濃輪中農村の歴史人口学的観察(3) ―西条村の奉公人と移動
     村内における奉公人
     出稼奉公の内容
     出稼の人口学的帰結
    第IV部 農村社会の家族について
    第11章 農民の相続と継承
     継承
     相続と分家
     絶家
    第12章 知多半島村落の住居と家族形態―尾州知多郡小鈴ケ谷村
     史料と小鈴ケ谷村
     家屋の形態
     世帯と家屋
     幕末の小鈴ケ谷村
    あとがき
    初出論文一覧 註 索引 英文目次
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    K・フィードラーや、A・リーグル、D・フライなどのウィーン学派の美術史家の芸術思想などをベースに、近代芸術学および現代におけるその意義を探究した美学の泰斗による著作。
    「近代芸術学は人間とは何であるかという問に芸術の研究を通じて迫って行こうとする形で成立し、且つかかる問に答えることをその課題としている」というのが、著者の出発点である。
    具体的な絵画や芸術、そして芸術が人間に呼び起こす感興に則って芸術に本質に迫ろうとした。その学問を通して、人間性の本質を探究した。
    京都大学の美学の根底に流れる著者の研究の仕方の原点となる重要な著作が本書である。
    【目次】
    序論 芸術の学の問題
    第一章 近代芸術学の成立
    第二章 芸術と言語
    第三章 現代芸術学の一傾向
    第四章 芸術の意味
    第五章 芸術と技術
    第六章 美と芸術
    第七章 芸術の現実
    第八章 芸術の機能
    第九章 芸術的表現と普遍性
    第十章 比較芸術学

    あとがき
    人名索引

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    キルケゴール、ニーチェ、ハイデガー、ヤスパース、サルトル・・・。京都学派の大哲学者が、20世紀の代表的な実存主義哲学の系譜を、哲学者ごとに辿り、丁寧な解説を加える。実存主義哲学への格好の手引き書。
    【目次】
    序文
    緒言
    第一章 不安と罪 キェルケゴオル
    第二章 魂の反復 キェルケゴオル
    第三章 超獣から超人へ ニーチェ
    第四章 ニヒリストの日記 ニーチェ
    第五章 生ける精神と自由の深淵 ハイデッガー
    第六章 ヤスペルスの包括者 ヤスペルス
    第七章 サルトルの実存主義 サルトル
    結語
    《目次》
    序文
    緒言
    第一章 不安と罪 キェルケゴオル
    第二章 魂の反復 キェルケゴオル
    第三章 超獣から超人へ ニーチェ
    第四章 ニヒリストの日記 ニーチェ
    第五章 生ける精神と自由の深淵 ハイデッガー
    第六章 ヤスペルスの包括者 ヤスペルス
    第七章 サルトルの実存主義 サルトル
    結語
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    【博士論文要旨より】
    本論文は、近代のプロテスタント神学における 「歴史」の自覚過程を追跡し、プロテスタンティズムの神学的思惟の近代性およびそれの性格と意味と限界とを明らかにしようとした大著であって、それによって、いわゆる自由主義神学と弁証法神学に対する適正な評価を行なおうとするとともに、現代神学の諸問題に対するみずか らの位置と態度とをたしかな らしめようとするものである。
    本論文は、10章か ら成る。
    第1章 「キリスト教の本質への問い」は、近代人における歴史意識の深化と 「本質」追求との葛藤と絡まり合いに因由する近代のキリスト教神学史の展開を省察しつつ、本論文全体にかかわる問題提起を行なっている。 その際、以下の章に述べ られる近代のキ リスト教神学における歴史性の 自覚の深まりを分析検討することが、キリスト教の本質の弁証を目ざすものであることが記 されている。
    第2章から第5章にいたる諸論考は、シュライエルマッハー、F.C.バ ウル、 A.リッチュル、トレルチ等のいわゆる近代の自由主義神学について、特にそれらの人々の歴史観についての叙述であるが、単にそれぞれの学者たちの個別的な見解を詳述するというだけではなく、それらの相連関するところと相違する点とを明らかにし、さらに到る処で、著者自身の批評的見解をも併せ述べている。
    第6章から第9章にいたる諸論考は、K.バルト『ローマ書』 (DerRomerbrief、1919) に出発するいわゆる弁証法神学とその特質、展開、分裂等について述べ られ、特にバルト及びブルトマンについて著者の詳密な研究 と批判的見解や疑問点が記されている。例えば、バルト的な救済史の神学は、神学者の閉ざされた自己内循環に陥 っているのではないかとか、ブルトマンの実存論的解釈学は、現代社会の人間問題に対して、具体的にどのように答えるのであろうか、等の疑問が提示 されている。 また、これらの章において、きわめて広範多岐にわたる現代神学の代表的思想家、例えば、ゴーガルテン、 E.ブルンナー、チィリッヒ、モルトマン、パ ンネンベルク等について、すぐれた解説が行なわれている点も注 目される。
    結語をなす第10章は、著者の近代神学史におけるもろもろの歴史観についての総括的批判 と今後あるべき 「歴史」の神学について著者の若干の志向と展望とを述べている。そこで、著者は、19世紀神学 と弁証法神学との関係を単に非連続的とみなす見解をしりぞけ、究極的には、両者の相互的な否定的媒介が要求されると考えている。 そういった点を踏まえて、キリスト教の 近代的歴史性に関する諸問題は、 新たな「歴史」神学 として展開さるべきであり、そのために、本論文は、著者にとって、不可欠の準備作業をなすものであるとされる。
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    20世紀の最重要経済学者の1人であるシュンペーター(1883~1950)は、起業家精神によるイノヴェーションを、経済発展の原動力と見なした。これがシュンペーター経済学の中心にある。
    イノヴェーションは、新しい財貨、新しい生産方法、新しい販売先、原料あるいは半製品の新しい供給源、新しい組織などによって引き起こされる。そしてインヴェーションが、景気循環を生むと主張した。
    イノヴェーション理論以外にも、一般均衡理論、資本主義・社会主義、信用創造などの分野についても、研究をした。
    シュンペーターの経済学を総合的に知るための必読書です。
    【目次】
    まえがき
    序章 シュンペーター二元論の特有性について シュンペーターのcircular flowとフリッシュ=サミュエルソン流のstationary state
    第I部 基礎工事としての経済循環の理論
    第1章 シュンペーター利子論への若干の反省 ロビンズ,サミュエルソン,ハーバラー等の諸見解の吟味を通じて
    第2章 シュンペーターの均衡の近傍の概念について
    第II部 経済発展の理論の本質
    第1章 シュンペーター経済発展理論の特徴
    第2章 ポースト・ケインジアンの循環的成長理論 ハロッド,ヒックスの循環的成長論を中心に
    第3章 シュンペーターの循環理論とヒックス型循環理論(I) 両理論の比較検討
    第4章 シュンペーターの循環理論とヒックス型循環理論(II) 両理論の統合への試み
    第III部 資本主義の長期的動向観
    第1章 リカードの分配理論と資本主義動向観
    第2章 マルクスの資本主義の長期的動向観
    第3章 ケインズおよびケインジアンの資本主義の長期的動向観
    第4章 シュンペーターの資本主義の長期的動向観
    終章 シュンペーターの経済学と現代
    索引

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    イタリア文学史上最大の詩人ダンテ(1265ー1321)は、ラテン文学、哲学、法律学、修辞学、倫理学、天文学を学ぶ万能人でもあった。
    【目次】
    まえがき
    第1章 知的形成とその背景
    I ダンテ時代のフィレンツェの教育
    II 当時の教材
    III フィレンツェにおける高等教育
    IV ダンテとその教師たち
    V ダンテの読書範囲
    第2章 「詩論」としての『新生』考 二十五章の解釈をめぐって
    第3章 ダンテとグィットーネ
    第4章 『新生』の散文について
    第5章 『饗宴』と『俗語詩論』
    I 『饗宴』と『俗語詩論』成立の経緯
    II 『俗語詩論』と『饗宴』の意図
    III 『俗語詩論』と『饗宴』における情動的表現
    第6章 “De vulgari eloquentia”の一考察 「自己注解」としての解釈の試み
    I 言語の変化
    II 「地方性」の超克
    III シチリアおよびアプーリアの詩人たち
    IV トスカーナの詩人たち
    V 「方言学」の実体
    第7章 「表現美」の理論と応用
    A 「表現美」とその理論
    I 『俗語詩論』にみられる「表現」の理論
    II 「表現」の背景にあるダンテの言語観
    III 「ことば」の宣揚
    IV 俗語の擁護
    B 「表現美」の理論の応用
    I ことばの限界
    II 「題材」と「形式」の適合
    III 祈願の様式
    IV 「喜劇」の文体
    第8章 リアリズムの手法
    I フォレーゼとの「口論詩」について
    II 「石の詩」(rime petrose)について
    第9章 『神曲』における「シチリア派」
    I 「シチリア派」の歴史的背景
    II ダンテと「シチリア派」
    III 『神曲』と「シチリア派」
    第10章 カングランデへの書簡
    I ダンテの『書簡』について
    II 『カングランデへの書簡』
    付 カングランデ・スカーラへの書簡(邦訳)
    第11章 ダンテ評価の歴史 ボッカッチョの場合
    付論1 『俗語詩論』の原典について
    付論2 ダンテと思弁文法学 典拠の問題の一例
    あとがき
    文献目録
    年譜
    家系図
    フィレンツェ城壁再現図
    ダンテ時代の方言図
    ダンテ著作索引
    人名・著作索引
    イタリア語目次

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    ドイツの中世の農村は、どのように発展し、経済に、都市に、国家運営にどのように関わっていたのかを、中世経済・法制家が解き明かす。
    一 基礎(太古代)
    A 所有と保有の関係
    B 農業の技術的側面
    二 大莊園の完成(民族大移動よりカロリング朝の終末まで)
    A 所有及び保有の関係
    B 農業における技術的進歩
    三 封建時代の農制(カロリング朝の終末より中世の末期まで)
    A 所有と保有の関係
    社会経済史家としてのゲオルク・フォン・ベロウ
    訳者後記
    再版校訂者あとがき

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    「序論」より
    「・法史学は法学の一分野であるとともに、同時に歴史学の一分野でもある。
    ・法史学はそれ自身にさまざまな分野【政治的、経済的、社会的基礎】を包含している。
    ・ドイツ法制史という場合、われわれはさしあたり、文化と言語とによって結合されたドイツ民族自身の法制史の意味に理解する。しかしながらこのようなドイツ民族は、カロリング朝時代の終わりになって、始めて国家の形をとった歴史的実在として現れてくるにすぎない。したがってドイツ法制史は、この二つの方向に拡張されることを必要とする【ゲルマン法制史として、ゲルマン民族の原初に遡り、古代文化とキリスト教の影響を考慮する】」
    上記を前提に、ゲルマン、フランク、中世、近世、市民時代の法制を概説する。
    【目次】
    凡例
    日本語新訳版への序文
    第一一版への序文 第五版への序文 第四版への序文 第三版への序文 初版への序文
    略記号
    序論
    第一章 ドイツ法制史の課題
    第二章 ドイツ法制史の方法
    第一部 ゲルマン時代
    第三章 最古の法形成
    第四章 ジッペと家
    第五章 経済の法秩序
    第六章 人民の身分
    第七章 国制
    第八章 王制・将軍制・従士制
    第九章 違法行為の効果
    第十章 訴訟
    第二部 フランク時代
    第十一章 ゲルマン人の建設した諸帝国
    第十二章 中世初期の経済と社会
    【略】
    第十七章 イムニテート
    第十八章 フランク時代の法源
    第十九章 刑法と訴訟法
    第二十章 カーロリンガ帝政
    第三部 中世盛期
    第二十一章 ヴォルムスの協約に至るまでの国制史
    第二十二章 続き、シュタウフェン朝時代の終わりまで
    第二十三章 王位の継承
    【略】
    第二十九章 経済
    第三十章 身分
    第三十一章 法源
    第三十二章 国民国家の形成
    第四部 中世後期
    第三十三章 帝国の国制
    第三十四章 裁判権
    第三十五章 ランデスヘルシャフトとランデスホーハイト
    第三十六章 都市制度
    第三十七章 法源
    第三十八章 刑法と訴訟法
    第五部 近世初期
    第三十九章 基礎
    第四十章 ローマ法の継受と宗教改革
    第四十一章 帝国の国制
    第四十二章 ラント
    第四十三章 民事訴訟と刑法
    第六部 市民時代
    第四十四章 帝国の終焉とドイツ同盟
    第四十五章 主権的同盟諸国家
    【略】
    第四十九章 法思想と司法
    第五十章 千年帝国
    結語
    旧訳への訳者あとがき
    新訳への訳者あとがき
    原語索引

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    「初版への序」より
    「ドイツ私法なる学問は、過去における自己の業績に正当な誇りを抱いているが、しかも外来法、とりわけローマ法に対して、それが外来法であるが故に敵愾心をいだくということは、今日すでに全く清算している。ローマ法は、今日なお、ヨーロッパ共同体の一要素をなしているからである。この学問は、専ら正義の実現のみを目指して仕事をしており、その故にこそ、外来の影響をも、それが正義の実現という目的に奉仕した度合いに応じて、評価するわけである。したがって、この学問は、法の比較にも導いてゆく。法の比較は本書全体を貫いており、外国の法形態が特質の理解を助けるような場合には、この比較が常に本文の中に織り込まれている」
    「序論」より
    「本書は、古代の終末以来の私法の歴史を包括するわけであるが、しかも同時に、ヨーロッパの法発展におけるゲルマン的基礎をも含めて考察する。叙述の前景におかれるのはドイツ法である。ドイツ民族は一つの自立的な・その民族的本質に即した私法を創造し、外来の諸影響はこのような〔民族的〕私法の中に融け込んでいったのであるということ、本書はこのことを明らかにしなければならない。……
    われわれは法を文化現象として考察する。法はすべて文化と同様に歴史的に生成したものであり、その歴史から出発して始めて完全に理解されうるものとなる」
    【目次】
    目次
    献辞
    凡例
    第三版への序
    第一部 序論
    第一章 課題
    第一編 精神史的基礎
    第二章 継受に至るまでのローマ法とドイツ法
    第三章 外国法の継受
    第四章 自然法の時代
    【略】
    第十三章 近代の法人
    第十四章 人格権(概要)
    第三編 家族法
    第十五章 総説
    第十六章 婚姻の締結
    【略】
    第二十三章 後見
    第三部 財産法
    第一編 物権法
    A 基礎的諸概念
    第二十四章 物権の本質および目的物
    第二十五章 物権の種類
    第二十六章 ゲヴェーレ
    B 不動産法
    その一 土地所有権の取得
    第二十七章 原始取得
    【略】
    第三十五章 物上負担
    第三十六章 土地担保権
    C 動産法
    第三十七章 動産に対する所有権の取得
    第三十八章 非権利者からの取得
    第三十九章 動産担保権
    第二編 債務法
    A 一般理論
    第四十章 概説
    【略】
    第六十章 相続人の責任
    第六十一章 意思執行者
    訳者あとがき
    原語索引
    成句索引
    条文索引

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    1964-65、1981、1983の3次にわたって行われた、高度経済成長前夜の東北タイの農村ドンデーン村の調査報告の貴重な書である。農村の自然条件、社会条件など多角的な検討が明らかにする農村生活の全体的事実。農業生態とは、「農業に関するすべての要素を考慮の範囲内に収め、それらの間の関連を理解し、総合的把握を可能なら閉める組織的研究の視点」を意図している。地域研究を考え直すための必読書でもある。
    【目次】
    序章 ドンデーン村調査と本書の目的
    ドンデーン村調査
    農業生態
    地域研究としてのドンデーン村調査
    第1章 東北タイの素描
    第2章 ドンデーン村とその周辺
    東北タイにおけるコンケン
    近隣村
    ドンデーン村の概要
    第3章 出生と死亡
    村人口の推移
    死亡率
    出生率
    第4章 人口移動
    家族史調査
    ドンデーン村人口史の時代区分
    移動の理由
    第5章 自給経済と市場経済
    水野時代の村経済
    今回調査時の経済状態
    第6章 稲作の立地と技術
    自然環境条件
    稲作の実態
    第7章 米生産性の評価
    米生産のシミュレーションモデル
    労働生産性
    第8章 稲作以外の生業
    畑作物栽培
    野菜栽培と天然産物
    畜産
    農外就業
    第9章 人口・土地・食糧
    米収支
    中、高位田の開田
    開拓移住
    補論 生計維持の基本単位
    付録1 ドンデーン村の有用植物
    付録2 開拓村
    ウドンタニ県北モー村)訪問記
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    圓増治之「ニーチェ 解放されたプロメテウス ―ニーチェ哲学に於ける 解放力としての『音楽』」より
    ――思い起せば、ニーチェはその処女作 『悲劇の誕生』ですでに、後のニーチェ自身の言うとろによれば「差し当っては学者の頭巾で身を隠し、ドイツ人の重苦しさと弁証法的無味乾燥 さで身を隠し、 ワーグナー主義者のまずい流儀でもってまでも身を隠して」ではあるが、暗々裡に生そのものの心臓の通暁者として、 「力への意志」の通暁者として、語っているのであった。
    すなわち、 『悲劇の誕生』第 1版刊行から16年後の第3版で新たに付加された序文 『自己批判の試み』の第4節の冒頭でこう言っている。すなわち、 「そうだ、ではディオニュソス的とは何であるか?-この本のなかにその答えが記されている-ここで語っているのは一人の『通暁者』である、すなわち、その神の秘密祭祀参入者にして使徒である」 と。
    「それほど独自な見解と冒険に対してやはり独自な言葉で語ることをすべての点で 自分に許すだけの勇気」を当時ニーチェは未だ持っていなかったとはいえ、それ故末だ暖味にであるとはいえ、『悲劇の誕生』は秘かにすでに生の最も内奥の心臓から、すなわち 「力の意志」の次元から、我々に語りかけているのであった――。
    【目次】
    まえがき
    第一部 ニーチェの立場へ
    第一章 「真理への意志」 近世哲学に於けるその内的変動
    第二章 ニーチェ・コントゥラ・パスカル
    第一節 パスカルの「理性の論理」と「心情の論理」
    第二節 パスカルの「心情」とニーチェの「心胸」
    第三節 パスカルからニーチェに至る哲学に於ける「畏敬の心胸」
    第四節 ニーチェに於ける「畏敬の心胸」の破棄
    第五節 「心胸のメタモルフォロギー」への序論
    第二部 ニーチェの場合
    第一章 ニーチェに於ける「イロニー」
    第二章 ニーチェに於ける「勇気」
    第一節 「永劫回帰」の思想と「勇気」
    第二節 ニーチェ・コントゥラ・ヘーゲル
    第三章 ニーチェに於ける「メランコリー」
    第四章 ニーチェに於ける「最後の神」 ニーチェ・コントゥラ・ハイデッガー
    第五章 ニーチェ哲学に於ける解放力としての「音楽」
    第三部 ニーチェの立場から
    第一章 生の「メタモルフォロギー」的形式としての遠近法 テクノロジーの時代の超克のために
    第二章 「力への意志」の一形態としてのテクノロジー
    第一節 「テクノロジカルな自然支配」と「テクノロジーの自然本性」
    第二節 「自然の人間化」と「人間の自然化」

    後記
    索引(人名著作名・事項)
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    フィロン(前20頃ー後40頃)は、ユダヤ人哲学者で、ギリシア哲学と旧約聖書の解釈を融合し、キリスト教思想の源流を作った。そのフィロンの哲学を読み解く本書は、テクストそのものに基礎をおく根本的研究である。
    フィロンの二重ロゴス論についても、独自の成果を上げている。
    「『人間のロゴス』の二重性が「ロゴス・ エンディアテトス(理性)」と『ロゴス・ プロフォリコス(言葉)』の象徴的相関関係を意味したように、『宇宙のロゴス』の二重性は神の世界創造の範型としての『神のロゴス(英知的世界)』とその模写として表出された『感覚的世界』の象徴的相関関係として成立するのである」そして「象徴的相関性 』こそれはむしろ『 宇宙のロゴス』に本性的に内属する根本原理である」。
    いまなお、フィロン研究の重要著作である。
    【目次】
    第一部 フィロンのロゴス論
    序論 課題と方法  付 資料について
    第一章 フィロン哲学の中心問題としてのロゴス論
    第二章 フィロンにおける「ロゴス」の用語法
    第三章 フィロンにおける「ロゴス」の意義 「ロゴスの二重性(象徴的相関性)」
    第四章 神と「ロゴス」 「範型」としての「神のロゴス」
    第五章 世界と「ロゴス」 「世界法則」としての「神のロゴス」
    第六章 人間と「ロゴス」 「人倫の原理」としての「神のロゴス」
    省略記号 I 原典、II 参考文献
    第二部 フィロンと初期キリスト教思想
    I フィロンとキリスト教 とくにパウロとの対比を中心として
    II 宗教と文化に関する一考察 アレクサンドリアのクレメンスの神観を中心として
    III アレクサンドリアのクレメンスの倫理思想 とくに「覚知者」(完全なキリスト者)の理想像について
    IV トマス・アクィナスの「Synteresis」論
    付 「エウダイモニア」 アリストテレス倫理学の性格
    あとがき
    索引
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    唯一なる神ヤハウェの民となる意味と精神、申命記の思想的枠組から発したヘブライズムの法思想を読み解くための基本図書。
    モーセ的伝統から古代イスラエル社会における法と宗教の関係を読み解き、その後の展開を跡づける。
    【目次】
    〔正篇〕 序説
    第一部 法源としての旧約聖書をめぐって
    第一章 聖書理解の二面性
    第一節 聖書の批判的理解
    第二節 聖書の信仰的理解
    第三節 二つの理解の相関性をめぐって
    第二章 ユダヤ教の律法正典観
    第一節 ユダヤ教の基本教理
    第二節 ユダヤ教に於ける律法観
    第三節 ユダヤ教に於ける「律法」の内容
    第三章 モーセ五書の批判的理解
    第一節 モーセ五書に対する批判研究史の概観
    第二節 近東的世界観に基づくモーセ五書理解
    第三節 モーセ五書を構成する主たる史料の概要
    むすび
    第二部 ヘブライ法に於ける法神授の思想をめぐって
    序論
    第一章 トーラーの語義をめぐって
    第一節 旧約に於けるトーラーの意義
    第二節 ユダヤ教に於けるトーラーの理解
    第三節 類似術語をめぐって
    第四節 トーラーの性格
    むすび
    第二章 立法者モーセと出エジプトとをめぐって
    序説
    第一節 出エジプトをめぐって
    第二節 「出エジプト」に見るモーセ像
    第三節 時間の観念をめぐって
    第四節 補説 トーラーとホフマーとの関連をめぐって
    むすび
    第三章 契約の観念をめぐって
    序説
    第一節 用語をめぐって
    第二節 対人間の契約をめぐって
    第三節 神と人との間の契約
    第四節 契約の本質をめぐって
    おわりに
    〔附篇〕 法思想史学とは何か 松尾助教授の見解に寄せて
    著者略歴
    著者主要論著
    著者遺影(巻頭)
    あとがき

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    20世紀歴史学の自己反省!
    レオポルト・ランケ(1795ー1886)とヤーコプ・ブルクハルト(1818ー1897)という、19世紀を代表する歴史家を20世紀を代表する歴史家が論ずる。
    巨匠マイネッケが第二次大戦後に行った一場の講演であり、公刊されるや歴史学界に驚異的反響を呼び起こした。燦然たる幾多の業績に飾られた長い生涯の終幕を、静かに終えんとする巨匠が、突如、この講演に示した歴史学の新たな展開! 本書は、近代詩学の基礎に関する彼の省察の最後の作品であり、学界に遺した「歴史的遺言」書でもある。
    歴史学徒の必読書である。
    【目次】
    ランケとブルクハルト
    解説

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    「ペトラルカと云えば人は直ちにヒューマニストでありルネサンス人であるとする。しかし、ブルクハルト以後十九世紀後半より二十世紀三十年代前半までかけて展開されたルネサンス概念論争によってルネサンス概念は非常に深められた。したがってペトラルカ研究にもかかる論争の結果が影響をもたずにはおかなかった。何となればペトラルカに関する歴史的研究の中心問題は彼に於いて如何にルネサンスの本質が現れているかという点にあるとすれば、かかる概念論争の問題は又ペトラルカ研究の問題でもあるわけである。しかるに一九三〇年代まで諸雑誌を賑わしていた概念論争もその後つまり新たな展開を示していないのでわれわれは一応この論争の結果を整理して今後のルネサンス研究への立場を定める時期に到達したのではないかという感を抱かせる。小論の目的はかかる論争の結果を考慮しつつペトラルカとルネサンスとの関係についての二三の問題について考究し、ペトラルカ研究への緒をあたえんとする点にある」(「序」より)
    【目次】
    論説 
    ペトラルカとルネサンスの問題
    一 序
    二 ペトラルカとルネサンス・ロマン主義
    三 ルネサンスの概念 特にその二重性
    四 ペトラルカに於ける再生(Rennovatio)の理念
    中世イタリア・コムーネ研究の動向 オットカール及びプレスナーの所説について
    一 序言
    二 オットカールの所説
    三 プレスナーの所説 Castello の性質
    四 プレスナーの所説 十三世紀に於ける地方住民の都市移住の性質
    五 結言
    ブルクハルトの世界観
    一 序言
    二 浪漫的ドイツ的生
    三 イタリアの発見 悲観主義の問題
    四 倫理的生 理想と現実の分裂
    五 異教的生 神の問題
    六 ブルクハルト
    ブルクハルトに於けるルネサンス概念
    一 序
    二 ブルクハルトに至るルネサンス概念 フランス的文化概念とドイツ的様式概念
    三 ブルクハルトのルネサンス概念
    一 その二重性
    二 スタンダールとの関係
    三 ミシュレとの関係
    四 様式概念と文化概念の関係
    四 結論
    イタリア文化理解のために
    人文主義
    雑纂
    シチリアについての感想
    戦後のルネサンス研究  ファーガソンの著書を中心にして
    あとがき   井上智勇
    編輯後記   会田雄次 衣笠茂
    塩見高年氏略歴・主要業績表

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  • シリーズ14冊
    9,29520,680(税込)

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    江戸・徳川時代の法制史において、全国所領の総石高の約七割を占めた諸藩の立法がいかなるものであったのか。この問いにこたえるために編纂された本シリーズは、その実態を知るための最重要史料である。。
    この「藩法集」シリーズは、石井良助博士を中心に前田正治・大竹秀男・谷口澄夫・服部弘司・平松義郎・石塚英夫・原口虎雄の八氏を会員とする藩法研究会が、広く諸藩の法制史料を調査し、その重要なものを逐次刊行したものである。
    【目次】

    法例集解題
    岡山藩概説
    凡例
    法例集凡例
    引用書目
    法例集目録大綱
    法例集卷之一題目
    卷之一
    第一 田地
    第二 山林
    第三 年貢
    卷之二
    第四 年貢米締向 附賣買
    第五 毛見 荒改
    第六 飢人救
    第七 育麥
    第八 加損米 用捨麥
    第九 銀米貸借
    卷之三
    第十 往還路
    第十一 浦邊 船 附川口
    第十二 地方普請 附樋橋水門
    第十三 夫役 附沓草鞋錢
    卷之四
    第十四 高懸郡村割
    第十五 諸役人在出ならび送夫
    第十六 在出切手
    第十七 船賃ならび引越荷船數
    第十八 賃銀雜事
    卷之五
    第十九 諸役手
    第二十 諸役所定銀
    第二十一 郡會所
    第二十二 牢屋敷
    第二十三 樋方
    第二十四 竹木方
    第二十五 竹方
    第二十六 湊番所
    第二十七 水門
    第二十八 牟佐和氣船番所
    第二十九 閑谷學校
    第三十 諸役人
    卷之六
    第三十一 役料諸擬作
    第三十二 足輕
    第三十三 小人 大役
    第三十四 奴婢 附長屋貸
    第三十五 穢多非人
    卷之七
    第三十六 諸臣教令
    第三十七 諸臣家續ならび役義赦被
    第三十八 武事 附從者
    第三十九 武噐城槨
    第四十 婚禮 附衣服・器
    第四十一 音信贈答
    第四十二 衣服
    第四十三 飮食
    第四十四 乘輿 噐財
    第四十五 禮式
    卷之八
    第四十六 通用金銀札
    第四十七 運上
    第四十八 酒造
    第四十九 工商
    卷之九
    第五十 宗門改方
    【略】
    第五十四 禽獸
    第五十五 非常
    第五十六 非常救罰
    卷之十一
    第五十七 家株 別家 入百姓 附内存書
    第五十八 宅地
    【略】
    第六十五 諸切手
    第六十六 諸雜
    卷之十二
    第六十七 公事訴訟 徒黨
    第六十八 喧嘩諍論
    第六十九 博奕賭勝負
    【略】
    第七十三 浪人
    第七十四 惡雜
    法例集目録

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  • シリーズ9冊
    10,12022,495(税込)
    編:
    石井良介
    編,その他:
    服藤弘司
    出版社: 講談社

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    全10巻の「問答集」の第1巻。
    問答集の中から、寺社・町・勘定の三奉行取扱い問答を集めた。純粋な問答集のほか、触書・達書などの関連書付収録問答集、無関係書付収録問答集も収める。
    【目次】
    目次
    序言
    追記
    凡例
    解題
    一 底本と校訂本
    二 内容
    三 編纂者
    四 成立年代
    五 重複と欠落
    六 意義(特徴)
    惣目録
    三奉行問答
    卷之壹(寺社奉行問答之部)
    卷之貳(寺社奉行問答之部)
    卷之參(寺社奉行問答之部)
    卷之四(寺社奉行問答之部)
    卷之五(寺社奉行・御勘定奉行問答之部)
    卷之六(町奉行問答之部)
    卷之七(御勘定奉行問答之部、博奕之部、穢多・非人之部)
    卷之八(寺社奉行問答之部)
    卷之九(穢多・非人之部、領方異變之部、追加)
    卷之拾(御勘定奉行問答之部、博奕之部、追加)
    卷之拾壹(領分ならび異變等之部、穢多・非人之部、追加)
    卷之拾貳
    卷之拾參(追加)
    卷之拾四(町奉行問答之部、追加)
    卷之拾五
    卷之拾六(寺社奉行問答之部)
    卷之拾七(變死之部、追加)
    卷之拾八(追加、追加)
    卷之拾九(變死之部)
    卷之廿(寺社奉行問答之部、追加)
    卷之廿壹(寺社奉行・町奉行・御勘定奉行問答之部、追加)
    卷之廿貳(町奉行・御勘定奉行問答之部、追加)
    卷之廿參(天保度 文恭院樣薨御ニ付御始末之事、追加)
    卷之廿四
    卷之廿五(供連之部)
    卷之廿六(供連之部)
    卷之廿七(出火之部)
    卷之廿八(町奉行問答之部、浦賀御奉行より問合數ヶ條之事)
    卷之廿九(町奉行問答之部)
    卷之卅

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    「仏教思想を単に過去に過ぎ去った昔の思想として対象的にとらえ、その文献的な考証とか歴史的な変遷とかを研究するものではなく、そのような客観的資料基盤を踏まえつつ、仏教思想の中から現在の我々自身の究極の拠り所(道)ともなり得る活きた宗教的真実を見出そうとするものである。およそ宗教とか道徳とか或いは哲学とかいうような、人間存在の根本にかかわる問題に関しては、その純客観的学術的な研究が今後ますます発達することはもちろん結構なことだが、しかし同時に主体的求道的な研究も学問として公然と本格的に推進されることが、今日のような思想的混迷の時代においては是非必要であると思う。・・・
    そして仏教思想の求道的研究を通して、この「求道学」という立場を打ち出すことが本書発刊の素志のひとつでもある。・・・
    著者が、はなはだ荒削りながら、ともかくも仏教思想の中から見出した最も根本的な宗教的真実は、般若の開顕ないし善の見性における実践的契機としての「透脱」の原理にほかならぬ。」
    (「序」より)
    【目次】

    凡例
    緒論 現代における宗教 
    一 宗教の領域
    二 現代における人間の主体性喪失と宗教
    第一部 般若空観の展開
    三 仏教における「空」思想の検討(般若経・竜樹を中心として)
    四 無我と主体性
    五 中論における一疑問
    六 般若経における否定辞の二様の意味
    七 般若経における「如幻」の意味について
    八 般若経における「方便」の意味について
    九 空観と大悲
    十 仏教を虚無思想とする批判の一考察(とくに儒教からの批判を中心として)
    第二部 禅の実践と華厳の世界観 
    十一 在家仏教論(現代における大悲の実践)
    十二 禅体験の一考察
    十三 身体論と坐禅
    十四 現代世界と仏教(華厳を中心として)
    結語 求道学の理念
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    プロテスタント神学者にして教会史・教理史学者の著作集。全5巻。古代キリスト教学から現代に至るまでの歴史と信仰の実践まで。
    第一巻は、2~3世紀の最大のキリスト教学者オリゲネスとギリシア教父、アレクサンドリア学派についての研究を収録する。オリゲネスはキリスト教の教義学を確立し、西欧思想史の源流の一つとなっている。
    【目次】
    はしがき
    序論
    一 課題と方法
    二 オリゲネス略伝
    第一章 祈祷の問題
    第二章 殉教者の道
    第三章 文化の問題
    一 学問の理念と方法
    二 福音と哲学
    第四章 神と摂理
    一 神論
    二 人間論
    第五章 完全への進程
    一 単信者と完全者
    二 二つの福音
    三 覚智の意義
    結論 キリスト者としてのオリゲネス
    補論 アレクサンドリア追放の事由について
    一 オリゲネスとデメトリオスとの関係についての一考察
    二 閹人の受按資格について
    三 異端の問題
    四 結論
    資料
    一 民数紀略第二七講(梗概)イスラエルの子等の宿営について
    二 グレゴリオス・サウマツルゴスの謝辞
    附録
    一 年表
    二 著書
    三 オリゲネスの年代について
    四 文献
    五 略語解
    解題   水垣渉
    索引

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    本書は、「藩法研究の進展の基礎条件」形成、幕府法を中心とする近世法制史料充実の一助として、藩法史料を翻刻刊行したものである。第1巻には、主として下野国安蘇郡佐野周辺を領有した譜代極小藩である佐野藩(堀田家)の「大成有司心得」を収録した。
    【目次】
    序言
    凡例
    解題
    佐野藩「大成有司心得」解題
    佐野藩概観
    大成有司心得

    一巻
    二巻
    三巻
    四巻
    五巻
    七巻
    八巻
    十巻
    十一巻
    十二巻
    十三巻
    十五巻
    十六巻
    十七巻
    十八巻
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    江戸幕府評定 所ならびに明 治初年の司 省記録の一部を京都大学日本法制史研究会( 中澤巷一 辻本弘明 、橋本久、林紀昭、 谷口昭、平松義郎監修)が、京都大学に保管されていた副本をもとに10年の歳月をかけて共同研究で刊行したもの。オリジナルの原本は、総数7155冊 、絵図1538 枚という臓大なものだった(東京大學附屬図書で保管されていたが、関東大震災により焼失)。
    本第一巻には、(1)評議物留帳 (宝暦 11~14 年)、(2)裁許留 (享保5~15年 )、(3)別留帳 (万延1~ 文久2 年 )、(4)御赦被仰出一座伺申合書 (文政13~ 嘉永 6 年)を収録。
    (1)は、諸奉行からの仕置伺について老中の諮問に回答した評定記録。
    (2)は、評定 の 出 入物判決録。
    (3)は、幕末の備中 ・武藏の2件の論所の実地検証~裁決への 記録。
    (4)は、慶弔事 際しの赦・御仕置除日等に関する伺い・指令・申合せ の記録。
    【目次】
    近世法制史料集 序
    解題
    凡例
    評議物留帳
    裁許留
    別留帳
    御赦被仰出一座伺申合書

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    19世紀中期から20世紀初頭にかけてイギリス政治に登場した4人の政治家、ディズレーリ、グラッドストーン、チェンバリンおよびソールズベリの政治指導を解明し、これを通してこの期間のイギリスの政治外交の動向を描く。
    【目次】
    まえがき
    第一章 ディズレーリの帝国主義とその史的背景 帝国と民衆
    はしがき
    第一節 帝国観と体制観
    第二節 帝国主義政策の形成
    第三節 帝国主義政策の実施と政治指導
    第四節 帝国主義による体制の攪乱
    むすび
    第二章 グラッドストーンの外交政策とその崩壊
    はしがき
    第一節 基本方針
    第二節 後進地域における民族主義の圧力による基本方針の動揺
    第三節 後進資本主義諸国の衝撃
    第四節 悲劇的エピローグ
    むすび
    第三章 チェンバリンの帝国政策 帝国と体制
    はしがき
    第一節 新急進主義と帝国構想
    第二節 帝国構想の二側面
    第三節 帝国主義による民衆操作
    第四節 「社会帝国主義」
    むすび
    第四章 ソールズベリの極東政策の展開過程 政治家の像と政策
    はしがき
    第一節 日清戦争前におけるソールズベリの清国像
    第二節 状況の変化による清国像の崩壊
    第三節 象徴的清国像の創造とそれに基づく政策
    第四節 価値の清国地域像の形成とその修正過程
    第五節 象徴的清国像の再生とそれに基づく政策
    エピローグ
    事項索引・人名索引
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    小ピット(ウィリアム・ピット 1759-1806)は、1783年に弱冠24歳で首相となり、没する1806年まで(除く1801ー1804)その座にあった。その間、外交的な大問題が多数噴出した。
    アメリカの独立(1783)、フランスとの戦争、フランス革命、アイルランドとの確執、奴隷制度の廃止、などである。
    この時の小ピットの対外戦略に近代イギリス外交の淵源を読み取る外交史の貴重な書である。

    【目次】
    第一章 体制の安定
    第一節 二つの体制像
    第二節 改革
    一 議会改革
    二 インド改革
    第三節 緊縮および財政の安定
    第四節 自由貿易
    一 「アイルランド提議」
    二 英仏航海通商条約
    第二章 安全の創出
    第一節 対オランダ政策
    第二節 三国同盟の成立
    第三章 安全の追求
    第一節 対外政策
    一 対仏不干渉政策
    二 対スペイン政策
    三 対ロシア政策
    第二節 対仏戦争の勃発
    一 対内政策
    二 対仏交渉
    第四章 安全の模索
    第一節 第一次対仏平和提案
    第二節 第二次対仏平和提案
    第三節 第三次対仏平和提案
    終章 イギリス・ヨーロッパの安全保障
    第一節 第二次大同盟
    第二節 アイルランド合同
    第三節 幕間
    第四節 第三次大同盟
    エピロゴ
    参考文献
    事項索引・人名索引
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    哲学者にしてヨーガの実践者でもあった著者が、インド古代思想の流れをわかりやすく説く。ヴェーダ思想、ブルシャ思想、ウパニシャッド思想、中期ウパニシャッド思想、ヨーガ思想、一神教的信仰と思想の流れを追跡し、解説する。
    宗教的な思想と哲学的思考が融合したインドの古代にあって、その正統的なながれを一冊で紹介する入門書でもある。

    【目次】
    第一章 ヴェーダ思想展開の図式
    第二章 ヴェーダに於ける密儀思想
    第一節 ヴェーダ思想展開の内面過程
    第二節 リグ・ヴェーダに於ける密儀的宗教思想
    第三節 アタハルヴァ・ヴェーダに於ける咒法密儀的精神
    第三章 プルシャ思想の展開
    第一節 プルシャの語義について
    第二節 リグ・ヴェーダに現われたプルシャ思想
    第三節 後期ヴェーダ本集及び梵書に現われたプルシャ思想
    第四節 ウパニシャッドに於けるプルシャ思想の諸相
    (一) クシャトリヤのプルシャ思想
    (二) プルシャと他の諸原理との関係
    第四章 ウパニシャッド哲学の根本構造
    第一節 ウパニシャッド哲学思想の起原
    第二節 ウパニシャッド哲学と王族階級
    第三節 ウダーラカの実在論哲学
    第四節 ヤージナヴァルキアの観念論哲学
    第五章 中期ウパニシャッドとバハガヴァッド・ギーターに於けるヨーガ思想
    第一節 カタハ・ウパニシャッドに於けるヨーガ思想
    第二節 カタハ以後の中期ウパニシャッドとギーターとに於けるヨーガ思想
    第六章 古代インドの一神教的信仰
    索引
    英文概説
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    エドガア・アラン・ポー(1809ー1849)は、アメリカの詩人・小説家で、文筆活動で生計を立てた初期の著名な人物のひとりでもあります。
    ゴシック風の恐怖小説「アッシャー家の崩壊」「黒猫」やはよく知られています。また、詩では「大鴉」がよく知られ、アメリカよりもむしろヨーロッパでの評判が高く、ボードレールの翻訳によって、紹介されました。後の象徴派に大きな影響を与えました。「モルグ街の殺人」は世界初の推理小説と目され、登場人物のオーギュスト・デュパンはその後の探偵の原型となりました。また、暗号小説の草分け「黄金虫」などの短編作品を多く発表しました。また、出版社を渡り歩き、編集者としても活動をした異才でした。しかし、人間関係でトラブルを引き起こすことが多かったとされています。
    芥川竜之介(1892ー1927)とこの作家を比較することで、文学とはなにか? 日米の相違点、時代背景による文学のあり方などを読み解いていきます。

    【目次】
    序説
    一 近代文学の創始者としてのポオ
    二 アメリカ文学の疎外者としてのポオ観
    三 ポオ観修正のこころみとその着眼点
    四 世界の文学のなかに生きるポオ
    第一部 二十世紀から見たエドガア・ポオの意義
    第一章 ポオ評価の変遷
    一 アメリカにおけるポオ評価の概観
    二 ポオと同時代の人々の評価
    三 十九世紀後半から二十世紀にかけてのポオの評価
    第二章 ポオとその社会的環境
    一 ポオの南部人気質について
    二 社会批評家としてのポオ
    三 文芸批評家としてのポオ
    第三章 ポオとその文学的環境
    一 ポオと「南方文学通信」
    二 十九世紀前半の南部の文学趣味
    三 南部におけるローマン作家の流行とポオ
    四 当時の雑誌文芸とポオとの関係
    第二部 芥川龍之介とエドガア・ポオ
    第一章 芸術観と意識的制作
    一 芸術家の肖像
    二 芥川におよぼしたポオの影響
    三 作家の資質 理知と情熱
    四 芸術観 美の創造
    五 意識的制作
    六 芥川の回心
    第二章 短篇小説の技法
    一 短篇小説家としてのポオと芥川
    二 虚構の文学 芸術と生活
    三 制作の手法
    1 芸術的効果
    2 背景
    3 事件又は題材
    4 迫真性 リアリズムの手法
    第三章 鬼趣と鬼気について
    一 〈鬼趣〉と〈鬼気〉
    二 神秘と怪異への関心
    三 芥川の作品における怪異性
    四 ポオの作品における〈魂の怪異〉
    五 晩年の芥川の鬼気
    結語 ふたたびポオについて
    エドガア・ポオ年譜

    あとがき
    文献書目
    索引
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  • 3,575(税込)
    著,編:
    久山康
    著:
    斎藤勇
    著:
    福田正俊
    著:
    小塩力
    著:
    関根正雄
    著:
    北森嘉蔵
    他1名
    出版社: 講談社

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    ドストエフスキーはかつて、自分は現代の産物であり、したがって無信仰と懐疑の子だ、しかしそれゆえにまた信仰への渇望に苦しめられると告白した。
    この書は転換期の激浪のなかで、この世的なるものに寄る辺を失いつつある魂に対しての最後の希望となる信仰を考えるために書かれた。
    哲学者、神学者、文芸評論家が、「信仰」と「魂」について、さまざまな光をあてる。
    【目次】
    第一部 信仰への道 
    明治時代における信仰への遍歴
    明治の青春としてのキリスト教
    西洋文化の代表としてのキリスト教の受容
    私の學生時代 齋藤勇氏
    高山樗牛・徳富蘆花・綱島梁川
    スピノザ「エテイカ」、トルストイ「懺悔」
    植村正久
    島崎藤村と有島武郎
    日本文學とキリスト教
    明治の文學者のキリスト教離脱への反省
    芥川龍之介及び太宰治とキリスト教
    椎名麟三の受洗
    【略】
    キリスト教的世界よりギリシャ的世界へ
    聖書の世界への還帰
    晩年の内村鑑三
    信仰への巡禮 佐古純一郎氏
    死の不安
    「歎異抄」
    一燈園
    太宰治への傾倒
    田邊元「歴史的現実」と応召
    新約聖書
    椎名麟三とドストイエフスキイの影響
    小林秀雄のドストイエフスキイ研究
    椎名麟三とキリスト教
    第二部 信仰書の勧め
    高倉徳太郎の著作
    パスカルに関する書物
    【略】
    アンセルムスとエックハルト
    ドストイエフスキイとキェルケゴール
    バルト、カルヴィン、ルター、フォーアサイス
    内村鑑三
    【略】
    説教集と辭典
    戰後の諸作
    イエス伝
    イエス伝の歴史的変遷
    第三部 聖書の読み方
    聖書の読み方
    一般的な読書と異る聖書の読み方/聖書を読むときの態度/青年のもつ宗教性/聖書による人生觀の変化/ヒューマニズムの高揚と破壊/聖書の読み方の常道/青年の読み方と老人の読み方【略】
    興味を覚えた聖書の箇所 齋藤氏
    聖書の飜訳について
    私の聖書への接し方 佐古氏、小塩氏
    詩人と教授/キェルケゴールの父の聖書の教え方
    私の聖書への接し方 関根氏
    どこから聖書を読むべきか/ルカ伝とロマ書/福音書の特色/使徒行伝の意義/使徒の書翰の意義/ペテロ書翰とパウロ書翰/默示録【略】

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    イングランドの清教徒革命、フランスのフロンドの乱、ネーデルランドの宮廷革命、スペイン帝国のカタロニア反乱、ポルポルトガルの反乱、イタリアのマサニエロの反乱(ナポリの反乱)・・・
    17世紀の革命の嵐はヨーロッパ・ルネサンスの陽気な気候を一気に吹き飛ばしてしまった。本書は、この危機を〈ルネサンス国家〉の社会に対する諸関係の全般的危機であるとする。そして、大胆な17世紀ヨーロッパ像を展開するトレヴァ=ローパーの独創的論文を中心に、最大の批判者ボブズボームの論文と世界の著名な歴史家6名の討論を編纂し、新しいヨーロッパ像の再構築を試みる。
    【目次】
    凡例
    十七世紀におけるヨーロッパ経済の全般的危機(E・J・ホブズボーム)
    十七世紀の全般的危機(H・R・トレヴァ=ローパー)
    H・R・トレヴァ=ローパーの「十七世紀の全般的危機」をめぐる討論
    一 E・H・コスマン
    二 E・J・ホブズボーム
    三 J・H・ヘクスター
    四 ローラン・ムーニエ
    五 J・H・エリオット
    六 ローレンス・ストーン
    七 トレヴァ=ローパー教授の解答
    訳者あとがき
    人名索引
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    「本書は『哲学とは何か』という柔らかい書名になっているが、必ずしもやさしい入門の書というわけではない。本書は前篇と後篇の二部からできている。前篇の方は著者の考える哲学を概説したもので、入門書の意味をもつものであるが、後篇は専門学究の徒を念頭において書いたもので、西洋哲学史と仏教史の相当の知識を前提に執筆されている。・・・
    著者は自分の哲学の概念を正統のものと確信しているのであるが、哲学を科学と同次元のものとする傾向の強い一部の考え方からは、直ちに理解されないだろう。プラトン哲学、カント哲学という風に、哲学に固有名詞が付せられるには必然的な意味があり、哲学の真理の複数多元性は哲学という学問に固有のものであると考える。この哲学的真理の多元性という事態を如何に処理すべきかは、著者が哲学に参入して以来の課題となり、この課題はいつも念頭より去ることがなかった。」(「序」より)
    【目次】
    前篇 哲学概説
    第一章 哲学とは何か
    第二章 哲学的精神
    第三章 哲学の存在理由
    第四章 世界観と哲学
    第五章 実在と認識
    第六章 科学と哲学 その一 自然科学の問題
    第七章 科学と哲学 その二 社会科学の問題
    第八章 技術哲学
    第九章 文化哲学
    第十章 社会哲学
    第十一章 政治哲学
    第十二章 歴史哲学
    第十三章 哲学と道徳
    第十四章 哲学と宗教
    第十五章 論理学の課題 その一 科学的論理と形而上学的論理
    第十六章 論理学の課題 その二 弁証法的論理と場所的論理
    第十七章 理想主義の哲学
    第十八章 汎神論の哲学
    第十九章 実存主義の哲学
    後篇 理性・精神・実存 理想主義・汎神論・実存主義の内面的聯関
    第一章 理性・精神・実存の概念と問題の提示
    第二章 ドイツ唯心論とその崩壊後に於ける問題の展開
    第三章 問題の顕示 理性より精神へ、精神より実存へ
    第四章 ギリシア哲学と、その没落期に於ける問題の展開
    第五章 印度・中国・日本の仏教に於ける問題の展開
    第六章 問題の第一次的整理
    第七章 新しき問題の提出と展開
    第八章 問題の究極的整理
    第九章 哲学的論理の問題
    人名索引
    事項索引
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    「最大多数の最大幸福」の実現を是と考える功利主義によれば、人権の不可侵性は認められない。つまり、多数の幸福のために、少数の人間が犠牲になることを容認する。ロールズの「正義論」は、功利主義批判の書としてもある。
    さて、著者が依拠するのは、「トミスム」である。トミスムとは、中世の大神学者トマス・アクィナスに立ち戻り、カトリック哲学による新しい価値観の立て直しをする考え方である。トミスム法哲学を継承しつつ、「組織された社会の規範」を法の根源とした。
    法を制定・執行する国家とは、どのような存在であるのかを、法哲学的に解き明かした重要著作である。
    【目次】
    はしがき
    序論
    第一章 国家の予備的な諸要素
    第一節 人口を構成するもろもろの人間
    A 民族性
    B 階級国家
    第二節 領土
    第二章 国家の構成的な諸要素
    予備的考察
    第一項 国家の目的=世俗的公共善
    第一節 用語および方法の問題
    第二節 公共善の主体=公衆
    第三節 公共善の形式的対象=公衆がその善益として求めるもの
    第四節 公共善の質料的対象あるいは素材
    国家と経済
    国家と人格の諸価値
    もっぱら政治的な諸価値
    第五節 世俗的なものと宗教的なもの
    第二項 権威あるいは政治的権力
    第一節 国家における権威の必要
    第二節 政治的「権力」の活動対象
    A 固有の意味でいう統治
    B 行政
    第三節 統治者の諸権利および諸特権の職分的性格
    第三項 国家観念についての若干の学説の吟味
    第四項 国家の起源の哲学的問題
    第一節 国家=自然的社会
    第二節 国家の法律的根拠についての論争
    第三章 国家の諸性格
    第一項 法人としての国家
    第二項 主権的社会としての国家
    第三項 法に服するものとしての国家
    訳者あとがき

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    「私の「型」と社会との関わりについての作業仮説(本書第一章参照)を実証する例がいままさしくここ〔猿之助の名優は「後世に残る作品をつくった人です」という発言〕にあるという実感を強くもったことをありありと思い出す。猿之助がもし自演を実現しようと思うならば、彼は世阿弥のようにみずから脚本を書き、みずから演出し、そしてみずから演技をしなければならないのではないかと思いながら、彼は自分の歴史的位置を、「型」を破る人でありつつ、同時に「型」を創造すべき人、として見据えている、立派なものだ、と思った。・・・後世に残る作品は今までの歌舞伎の型とはある程度異なるであろうが、歌舞伎である以上、それはやはり「型」の芸能であろう。だとすれば、その型はいったいどういう型なのだろうか、という疑問と好奇心が起こってきたことも事実である・・・
    (玉三郎は)歌舞伎の国際的な存在意義について「気候風土、生活様式の違いからうまれた表現をまず珍しがり、面白がる。それは差の認識であり、その次に地球人としての共通の芸術的な精神をどう感じ取ってもらうのかが問題になる。そこを追究したい」と語っている。その独自性・固有性を明らかにすること、それをするとともに、その独自の形の中に潜んでいる普遍性、人類としての共通性を明らかにすること、それを玉三郎は違った仕方で表現しているのだ。彼は「伝統とその現代化」という問題に真正面からとりくんでいる芸術家であり、歌舞伎の俳優としてその伝統の具体的内容を「型」という点に求めているのだ。・・・
    ところでここで私が二人の個性的な発言を引用したのは、人間にとって「型」という問題のもつ二重性を、二人の発言は期せずして示しているからだ。この二重性をどう考えるか、これは簡単に結論の出る問題ではないが、このことを念頭に置きながら、本書では「型」の問題を論じてゆきたいと思う」(「はじめに」より)
    【目次】
    まえがき
    第一章 「型」とは何か
    第二章 「型」の前史 古代・中世における「身」と「こころ」と「わざ」の思想
    第三章 世阿弥の能楽理論における「型」の問題
    (附論) 「序・破・急」の問題
    第四章 剣法論に見られる「型」
    第五章 「型」と稽古 「型」と日本人との交わりの「型」
    結び 「型」における心

    あとがき
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    「学生は時代を象徴する。
    (略)
    幕末より明治劈頭の近代日本形成期において、彼等は、正に崩壊に瀕した封建的権力の強圧と植民地化の野望を蔵した欧米諸国の重圧の中にあって、これにプロテストすべく闘ったのであり、その後の近代国家としての日本が、目ざましい発展を遂げつつあるときは、常にその発展の先駆けをなした。
    この時代の学生は、いわば日本の資本主義の隆盛に赴く途上におけるチャンピオンであり、正に「よき時代」の「よき学生」であった。すなわち彼らは外国文化の担い手として、新しい国家の官僚として、インテリゲンチャとして、資本主義社会の指導者として生長し、特権階級として尊敬された。しかし大正期に入ると、日本の資本主義に行き詰まりを生じ、ここに社会が二つの階級に分裂し、この分裂とともに学生の悩みも深刻となった。更に昭和期に入るや、この資本主義の行き詰まりは、いよいよ軍国主義を喚起し、軍閥による強大な圧力の前に、遂に彼等のレジスタンスもむなしいものとなってきた。
    思えば昭和二十年をどん底として、その前後数年間、学生は全く戦争の犠牲となって、灰色にぬりつぶされた青春を送った。そして終戦後においては、急激に過去数年間の真空圏内の生活から、自由の大地におし出され、却って自己を喪失したかの如く、的確な目標もつかみ得ないままに、或いは虚無的、享楽的となり、或いは哲学に人生のよりどころを見出そうとし、或いは社会科学研究にと、暗中に手探りしつつ、自己の主体性を得ようと歩んで来た。
    (略)
    学生生活の実態を明らかにしようと意図した本書においては、多くの回想録や自伝を取り入れて、当時を語らしめた。また、す半を挿入して、その情景を髣髴させようとした。その他聞き書きを入れてより具体化しようと試みた。」
    【目次】

    I 藩政末期の学生
    II 明治前期の学生
    III 明治中期の学生 近代学生の成立
    IV 明治三十年代の学生
    V 女子学生の登場
    VI 日露戦争以後及び大正期の学生
    VII 資本主義の発達と技術学生・実業学生
    VIII 経済界の変動と入学競争率・就職率
    IX 昭和初期における就職難と学生思想問題
    X 戦時下の学生
    XI 戦後の学生
    XII 新しい学生像樹立のために
    学生に関する年表
    参考文献
    索引
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    現代ほど対話が必要なときはない。しかし今日ほどこの言葉が弄ばれているときもない。真の対話への道をはっきりと示したのが本書である。ブーバーの死の直前に訳者と交わした世界平和についての書簡を含む。
    「本書は、人間精神の歴史において、宗教と哲学とがどのような関係にあったかを調べ、あわせて近代哲学が神のような絶対者を非現実化してしまう上にどれほど大きな力となったかを、あきらかにしようとするものである」(「序説」より)
    【目次】
    序説 現代における対話の欠如について 神の蝕
    第一章 対話の倫理 宗教と倫理の関係
    第二章 思索と対話 宗教と哲学の関係
    第三章 現代における神の沈黙 実存主義と深層心理学について サルトル、ハイデッガー、ユングを批判する
    第四章 C・G・ユングとの対話
    ブーバーの批判に答える  ユング
    ふたたびユングに与たう  ブーバー
    付録I キリスト教とユダヤ教の対話 マルティン・ブーバーについて  パウル・ティリッヒ
      II ユングの深層心理学における特殊用語解説
    あとがき
    索引
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    教師は「労働者」なのか、「天職」なのか。明治以降の教師の歴史を具体的にかつ俯瞰的に、また詳細に観察することで、教師のイメージと実際の変遷をあきらかにする力作。
    「教師の問題が現代ほど活発に取り上げらた時代はかつてなかったし、また教師自身の団結が、現代ほど強くなされた時代もなかった。これらはいずれも時代的必然性のもとに起こってきた現象であるといわなければならない。このような時代に、教師は果たしていかなる教職者としての倫理を構成し、いかなる心構えをもって進んでいくべきであろうか。この問題を究明していく際に、一つの重要な手がかりを与えてくれるものは、何といってもその現代に至るまでの歴史であると考える。本書はこのような課題に答えて、教師の生きた生活変遷史を、しかもこれを回顧録や自叙伝、文学作品などおも能う限りほうふに取り入れて、その実態を把握したいと試みたものである」(「序」より)
    【目次】

    I 転換期の教師像 師匠より教員へ
    II 士族的教師像 士魂と師魂
    III 師範タイプの形成 森の師範学校令と教師像の確立
    IV 士族階級より農民階層へ
    V 女教員の登場 近代職業婦人としての女教員
    VI 教員の職業人化
    VII 経済と教員思想問題 抵抗の教員運動
    VIII 政治的・軍事的権力下の教師
    IX 戦後の教師
    X 現代教職者の倫理と課題
    XI 新しい日本の教師像
    結語
    附録I 経済界の変動と師範学校入学競争率ならびに教員過不足の変遷
    II 師範生活の思い出
    III 小学校教員に関する年表
    參考文献
    索引
    《目次》

    I 転換期の教師像 師匠より教員へ
    II 士族的教師像 士魂と師魂
    III 師範タイプの形成 森の師範学校令と教師像の確立
    IV 士族階級より農民階層へ
    V 女教員の登場 近代職業婦人としての女教員
    VI 教員の職業人化
    VII 経済と教員思想問題 抵抗の教員運動
    VIII 政治的・軍事的権力下の教師
    IX 戦後の教師
    X 現代教職者の倫理と課題
    XI 新しい日本の教師像
    結語
    附録I 経済界の変動と師範学校入学競争率ならびに教員過不足の変遷
    II 師範生活の思い出
    III 小学校教員に関する年表
    參考文献
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