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『角川文庫、501円~800円(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧

121 ~180件目/全2742件

  • 858(税込)
    著者:
    林真理子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    選挙とは家族が一丸となって挑む戦である。本音と建て前が渦巻く家族小説!

    東京で夫と穏やかな暮らしを送っていた由香にとって、悩みの種は夫の実家のことだった。
    結婚当初「どうってことないうち」と言っていた夫の実家は、北関東にある河童市の由緒ある家柄で、祖父が元市長であり伯父は現職の市長だったのだ。
    煩わしいことには関わらないと宣言していた由香だったが、夫の伯父である現職市長が病に倒れてから状況は一変。
    地元に帰ることはないといっていた夫は、姑や伯父の懇願に負けてしまい、選挙に出ることを決意してしまう。
    最初は別居して選挙と距離を置いていた由香だったが、次第に選挙をめぐる問題に巻き込まれていき――。
    選挙を通じて描かれる、本音と建て前が渦巻く家族小説!
  • シリーズ3冊
    407814(税込)
    著者:
    喜多嶋隆
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    どんな人にも、居場所がある――海辺の小さな食堂の物語。

    突然小さなお店を経営することになった海果だが、奮闘むなしく店は閑古鳥。そんなある日、ちょっぴり生意気そうな女の子に出会う。「人生の戦力外通知」をされた人々の再生を、温かなまなざしで描く物語。
  • 昨日の自分を超えていく、松陰からのメッセージ

    混沌とした幕末の時代に活躍したひとりの天才指導者、吉田松陰の真髄に迫る100の言葉を収録。
    吉田松陰の言葉は常に現実とぶつかり合いながら心の奥から吐き出され、時代を超え私たちの胸へと響いていく。
    覚悟、信念、情熱、思考、時代を超えて今でも多くのリーダーたちから尊敬され続ける真の指導者、吉田松陰の心に刺さる100の言葉を厳選し噛み砕いて紹介。
    「志を燃やす」「迷いを断つ」「覚悟を決め」「心を磨く」「人を育てる」「生死を超える」
    という6つの章に分け、各章ごとに松陰と深い関わりのあった人物も紹介し、その言葉が生まれた背景を深堀していく。
  • シリーズ12冊
    396726(税込)
    著者:
    赤川次郎
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    町人の味方、「鼠小僧次郎吉」参上!

    「表」の顔は、〈甘酒屋次郎吉〉と呼ばれる遊び人。しかし、その「裏」は、江戸で噂の盗賊・鼠小僧。一介の盗賊に過ぎないが、正義とやらにこだわって、一文にもならない事件に首を突っ込んでしまう。それもみな、江戸が故郷だから。この町で暮らす人々の幸せを見るのが何よりも好きだから――。今日も妹で小太刀の達人・小袖とともに、ひたむきに生きる庶民を助け、力を振りかざす強きをくじく。痛快エンタテインメント時代小説「鼠」シリーズ第1弾!
  • あなたがいたから、強くなれた。ほとばしる情熱に一気読み!

    史上初となる女性棋士の座を賭けた対局が決定した。運命の一戦に臨むのは、将棋の名門一家で育った天才高校生・諏訪飛鳥と、体が弱くプロになるための年齢制限が迫る千桜夕妃。激闘の末に決まった勝者はしかし、デビュー戦を前に姿を消した。観戦記者の佐竹亜弓は彼女の行方を追うが……。

    「もう一度、あなたと指したい」。互いに切磋琢磨する若き棋士たちの熱い戦いと、将棋で結ばれる絆に胸を打たれる、愛と情熱の物語。

    ※電子書籍版特典として、ショートストーリー「序幕 彼女と彼の原初的邂逅」を収録しています。
  • 814(税込)
    著者:
    荒木源
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    いったい何歳になれば定年なんだーー人事部次長・加納英司、人生を見つめる

    生命保険会社・永和生命では、70歳までの定年延長を目指している。
    一方人事部の加納は、高齢者のやる気のなさに手を焼いていた。
    彼らは朝早く出社するものの、仕事もせずにふらふらと社内をさまようことから、“妖精さん”と呼ばれていた。
    上長に命じられ、“妖精さん絶滅作戦”に乗り出そうとした矢先、会社を揺るがす大問題が発生してしまう。
  • この二人の刑事から目が離せない。気鋭による書き下ろし警察小説

    Q県警本部捜査第二課の刑事・猿渡朗希は、自他ともに認めるイケメンだ。だが、彼の平和な刑事生活を脅かす存在が現れた。警察庁からキャリアとしてやってきた課長の神木彩子だ。猿渡の絶望の日々が始まる!
  • 814(税込)
    著者:
    一穂ミチ
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    何も残らない。でも覚えてる。ひとりになっても覚えてる。

    静かな海辺の街で暮らす和佐泉は、日課の海岸散歩中に出会った男の風貌に思わず息を飲む。海難事故に遭い、2年間目を覚まさない弟の靖野にそっくりだったからだ。長期休暇でしばらく滞在していると言うその男、宗清の人懐っこさや率直な好意に反発しながらも惹かれていく泉。しかし、泉には宗清の想いを受け入れられないある理由があった……。心が浄化される感動系BL。書き下ろし「Dear my her」を含む短篇3本も収録。
  • 特異な霊感体質を持つ彼女と自分。大学生の苦くて甘い青春ホラーミステリ!

    大学2年生の奥津湊斗(おきつ・みなと)は霊が視えるのに加え、「死人の夢」を見る力を持っている。
    それは、霊に取り憑かれた人の近くで眠ると、夢でその霊の“死の瞬間”を生々しく追体験させられてしまうというもの。
    幼い頃よりこの特異な霊感体質に苦しめられてきた湊斗は、なるべく他者と接触を持たないようにして生きていた。

    だが、同じ学年に復学してきた高原玲奈(たかはら・れいな)と出会い、事態は一変する。
    彼女は、10年間行方不明だったが突然「神隠し」から帰ってきたと噂されている女子で、とびきり美しい容姿ながら周囲から奇異と偏見の目で見られ、距離を置かれていた。
    それというのも玲奈は講義中に、度々前触れもなくバケツの水を被ったかのようにずぶ濡れになり、本人は「怪異の仕業だ」と頑なに言い張るのだ。

    実は玲奈は、「神隠し」という異境から帰ってきたせいで、特異な霊感が生じてしまっていた。
    死体が発見されていない霊、つまり神隠しとも解釈できる霊に寄り憑かれやすくなっており、さらに霊障が具現化しやすくなってしまっているらしい。
    湊斗は色々な意味で目立つ存在の玲奈を避けようとするが、あるきっかけから思わず手を差し伸べてしまう。
    それ以来、「死人の夢」を使って彼女に憑いた霊の行方不明の死体の在りかを捜していくことになり……。

    「死人の夢」を見る湊斗と「本物の神隠し」から帰ってきた玲奈。
    誰にも理解されない孤独な大学生2人が、唯一無二の関係を築いていくまでの、苦くて甘い青春ホラーミステリ。
  • シリーズ6冊
    616814(税込)
    著者:
    中山七里
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    大切な命のため、人はどこまで自分を捧げられるのだろうか。 「どんでん返しの帝王」が放つ、衝撃の社会派ミステリ!

    東京都内の公園で臓器をすべてくり抜かれた若い女性の死体が発見された。やがてテレビ局に“ジャック”と名乗る犯人から声明文が送りつけられる。その直後、今度は川越で会社帰りのOLが同じ手口で殺害された。被害者2人に接点は見当たらない。怨恨か、無差別殺人か。捜査一課のエース犬養刑事が捜査を進めると、被害者の共通点としてある人物の名前が浮上した――。ジャックと警察の息もつかせぬ熾烈な攻防がはじまる!
    ※本書は二〇一三年四月に小社より刊行された単行本『切り裂きジャックの告白』を改題し、文庫化したものが底本です。
  • 814(税込)
    著者:
    宮木あや子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    笑いも涙も謎もあり!『校閲ガール』著者が贈る極上の”航空”お仕事小説!

    外資系ホテルで敏腕ホテルマンとして働いていた入社5年目の高橋治真。彼には、長年胸に秘めていた夢があった。「パイロットになりたい」――。その夢に近づくべく、治真はNAL(ニッポンエアライン)のCA採用試験を受ける。CA配属ではあるが総合職としての募集で、数年勤務した後、希望の部署へ異動できる可能性に賭けたのだ。見事試験に合格した治真は、同期の女性たちと共に訓練期間に入る。
    しかし、実は治真には秘密があった。治真の父は、かつてNALで航空事故を起こし引責したパイロットだったのだ。けれど、その事件にはおかしなところがあった――。素性を隠し、有能な「男客」としてスタートを切った治真だったが……。
    『校閲ガール』の著者が贈る、笑えて泣ける、新たなお仕事エンタメ小説!
  • 880(税込)
    著者:
    伊兼源太郎
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    猟奇連続殺人事件を追い刑事と記者の使命が交錯する。警察×報道ミステリ!

    千葉県下で猟奇連続殺人事件が発生。絞殺された被害者は、いずれも手指を切断されていた。入社2年目の訪日新聞記者・永尾哲平は、取材で訪問した近隣住民・魚住優に不審感を覚える。一方、捜査一課の津崎庸介も魚住が被害者と同級生だったと知り捜査を進めるが、魚住は失踪。手がかりを掴めない県警は、訪日新聞にある取引を持ち掛けるが……。警察と報道。交錯する2つの使命を、圧倒的なリアリティで描き出す社会派ミステリ。
  • 880(税込)
    著者:
    蝉谷 めぐ実
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    その所業、人か、鬼か――中山義秀文学賞ほか2賞受賞の規格外デビュー作!

    ときは文政、ところは江戸。ある夜、中村座の座元と狂言作者、6人の役者が次の芝居の前読みに集まった。その最中、車座になった輪の真ん中に生首が転がり落ちる。しかし役者の数は変わらず、鬼が誰かを喰い殺して成り代わっているのは間違いない。一体誰が鬼なのか。かつて一世を風靡した元女形の魚之助と鳥屋を商う藤九郎は、座元に請われて鬼探しに乗り出す――。第27回中山義秀文学賞をはじめ文学賞三冠の特大デビュー作!
  • 704(税込)
    著者:
    廣嶋玲子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    大人気児童書作家、廣嶋玲子が贈る、本格和風ファンタジーの傑作!

    古代日本。火鍛冶(ほかじ)の匠を父に持つ少女、沙耶は、
    父のような火鍛冶になるのが夢だった。
    しかし里には、女は鉄を鍛えてはならないという掟があった。
    そこで男と偽り、父が病で逝った後も鍛冶を続けていた沙耶だが、
    そんな彼女に意外な依頼が。
    それは麗しの王子の成人の祝いに、剣を鍛えてほしいというもの。
    沙耶は夢中で鍛えるが、その剣は恐ろしい魔剣へと変貌し……。
    少女の夢と挫折、そして冒険を描いた傑作和風ファンタジー!

    【登場人物】
    ■沙耶(さや)……天才的な鍛冶の才能を持つ少女。男と偽って鍛冶の匠を目指す。
    ■阿古矢王子(あこやおうじ)……伊佐穂の国の第一王子。驚くほどに美しい。
    ■加津稚王子(かづちおうじ)……第二王子。武に秀でた、茶目っ気のある青年。
    ■護足(ごたり)……武人。沙耶のもとを、剣の製作を依頼しに訪れる。
  • シリーズ3冊
    748946(税込)
    著者:
    日崎 アユム
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    王位の条件は、たった一人の兄弟を犠牲にすること――。

    砂漠の楽園アルヤ王国が襲撃され、帝国の属州となってから三年。戦乱を生き延びたのは第二王子フェイフューのみと思われたが、消息不明だった双子の兄ソウェイルが戻ってくる。神と崇められた初代国王と同じ蒼い髪を持つ、『蒼き太陽』の帰還に湧く宮廷だったが、帝国の総督は王子二人に残酷な条件を突きつける。殺し合い、生き残った方が王だ――。兄弟を生贄に王となるのはどちらか……? 「カクヨム」で書籍化希望の声多数! 波乱万丈の宮廷物語、開幕!
  • 770(税込)
    著者:
    鈴木英治
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    江戸に名探偵、参上!

    石見国で藩を揺るがす陰謀に巻き込まれてしまった永見功兵衛。城主を救うため、功兵衛は江戸へ奔る! 「口入屋用心棒」の著者が贈る、新シリーズ開幕!
  • 「働くのはキライ」だけど、この賑やかなキッチンで働くのは悪くないかも?

    新卒で入った会社を1年で辞め、無気力に過ごしていた28歳の米田亜美。親戚の紹介で受けたお惣菜屋の採用面接で、いかに「働くのがキライ」か力説した亜美だったが、店長のテルちゃんに気に入られ、アルバイトとして働きはじめる。
    いつもメンチカツを買っていく青年や、噂話が好きな社長夫人と接したり、夏の新メニューを提案したり、嫌なはずの仕事が意外と楽しいかも!? 
    自分に合った働き方を見つける、令和のお仕事小説。
  • シリーズ7冊
    748792(税込)
    著者:
    上田秀人
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    上田秀人の新シリーズがついに動き出す!

    幕府と朝廷の礼法を司る「高家」に生まれた吉良三郎義央(後の上野介)は、十三歳になり、吉良家の跡取として将軍にお目見えを願い出た。三郎は無事跡取りとして認められたが、大名たちに不穏な動きが──。
  • 814(税込)
    著者:
    葉室麟
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    最恐の人斬り、幕末を翔ける。 葉室麟史上最もスリリングな歴史長編!

    死すとも志は捨て申さぬ――。肥後藩の下級武士に生まれた河上彦斎は、女人と見まがう美貌の持ち主ながら、神速の抜刀術を誇っていた。幕末最大の思想家・吉田松陰との出会いは、彦斎に国事奔走を誓わせる。藩主とともに上洛を果たした彦斎は、いよいよ尊皇攘夷を決行するため、血なまぐさい天誅行為に手を染めていく。“人斬り彦斎”と怖れられた梟雄は、何のために剣をとったのか。圧倒的斬れ味を誇る葉室麟渾身の歴史長篇。
  • シリーズ7冊
    6491,056(税込)
    著者:
    C・S・ルイス
    訳:
    河合祥一郎
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    【全世界1億2千万部以上】映像化多数! 児童文学の金字塔を新訳で読もう

    【全世界1億2千万部以上! カーネギー賞受賞シリーズ第1弾】
    児童文学の金字塔! 新訳&挿絵付
    装画・挿絵:ソノムラ

    ※本書は、既刊の角川つばさ文庫版の表記や表現を大人向けに【【大幅に】】加筆修正し、全ての漢字にふられていたルビをへらしたものです。

    ●あらすじ
    両親と離れ、田舎の風変わりな教授の家に預けられた4人の兄妹。ある日末っ子のルーシーが空き部屋で大きな洋服だんすをみつけるが、扉を開くとそこは残酷な魔女が支配する国ナルニアだった! 「4人の人間がナルニアを救う王になる」という予言のせいで、子どもたちは魔女に命を狙われることに。4人は聖なるライオン“アスラン”と共に魔女に戦いを挑むが…。カーネギー賞受賞シリーズ第1弾。不朽の名作が新訳でよみがえる!


    ●新訳のここがポイント
    翻訳にあたって、原作の英語の格調高さをくずさぬよう、配慮されて訳されています。「英米の子どもたちが原文を読んで味わうとおりの「楽しさ」――知らない世界に出会うときのわくわく感や(略)好奇心もふくめて――を大切にしました」「とくに原文の解釈には最新の注意をはらいました」と、この本の底本となった角川つばさ文庫版の訳者あとがきに記されています。

    ・第十三章で、魔女が「深遠なる魔法のことを忘れたのか?」と問われ、先行訳ではアスランが「忘れてしまったようだな」や「どうかな、忘れてしまったかもしれない」と答えていたが、アスランがそんな大事なことを忘れるはずがないので、原文の「Let us say(と仮定しよう)」を活かし、「忘れていたということにしよう」に。

    などなど、注意しないと正しく訳せないくだりが今の日本語で美しく訳されています。
  • シリーズ7冊
    814(税込)
    著者:
    稲葉稔
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    剣よ、我が道を切り開け!気鋭の著者による、待望の新シリーズ開幕!

    川越の寺尾村の名主の長男・山本大河は、村の者が呆れるほどのやんちゃ坊主ぶりを発揮していた。あまりの無法行為に手をやく父・甚三郎は、大河を勝光寺の和尚に預け、性根を叩き直すことを決めた。だが、大河の性根は直るどころか、やがて強い意志となって表れてきた。「剣で強くなりたい」との想いは、武者修行途中の剣士・高柳との出会いによって、大河の運命を大きく変えていく──。著者渾身の書き下ろし長篇時代小説。
  • シリーズ3冊
    792814(税込)
    著者:
    海堂尊
    イラスト:
    ヨシタケシンスケ
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    バチスタシリーズに連なる、医学ミステリ青春篇!

    中学生のぼくが、東城大の医学生に!?
    天才少年(?)のカオルが小さな勇気を胸に、大学病院に巣食う悪に立ち向かう!

    *イラストレーター・絵本作家、ヨシタケシンスケ描き下ろしの桜宮市地図、章扉イラスト収録*

    曾根崎薫、14歳。
    桜宮中学に通う、ごくフツーの中学生の彼が、ひょんなことから「日本一の天才少年」となり、東城大学の医学部で医学の研究をすることに!?
    冷や汗と緊張の連続の中、思いもよらぬ大発見をしてしまい、教授も研究室も大騒ぎ。
    学級委員の美智子、ガリ勉メガネの三田村、ガキ大将のヘラ沼と「チーム曾根崎」を結成して事態を乗り切ろうとするが、医学研究の矛盾に直面して……。
    お調子者のカオルの決意が、あなたの胸に勇気と希望の火を灯す。
    賑やかで爽やかな医学ミステリ!

    ★豪華電子版特典付き!
    【電子書籍・共通あとがき】
    【著作解説】電子版あとがき『医学のたまご』
    【関連小文】1 「自作解説」 初出『ジェネラル・ルージュの伝説』
    付録1【海堂尊・全著作リスト】
    付録2【作品相関図】
    付録3【桜宮年表】
    付録4【「桜宮サーガ」年代順リスト】
    付録5【「桜宮サーガ」構造】
    付録6【「海堂ラボ」登場人物リスト】
    付録7【関連小文索引】

    ※本電子書籍は、加筆修正のうえ2020年4月に角川文庫より刊行された『医学のたまご』を底本とし、電子特典を加えたものです。
  • シリーズ2冊
    814880(税込)
    著者:
    山邑圭
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    新シリーズ開幕!二人の女性刑事が、事件の真相を暴く!

    警視庁捜査一課特命捜査対策室に出向となった椎名真帆は、名前とは全く異なる仕事に戸惑いを隠せなかった。訳ありの係長と、キャリア警部が同室の女性3人の部署。捜査資料の確認のみの仕事のはずが──。
  • シリーズ2冊
    704814(税込)
    著者:
    畠中恵
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    人形遣い月草と姫様人形お華の迷コンビが江戸の事件を快刀乱麻!

    江戸は両国。暮れても提灯の明かりが灯る川沿いの茶屋は、夜も大賑わい。通りの向こうの見世物小屋では、人形遣いの芸人、月草の名が最近売れてきている。
    なんでも、木偶の姫様人形、お華を相方に、一人二役の話芸を繰り広げるのだという。それも、話芸が目当てというより、お華に会いに来るお客が多いというのだ。
    何故なら。“まことの華姫”は真実を語る——

    姉を殺したのは、実の父かもしれないと疑う、小屋一帯の地回り山越の娘・お夏。
    六年前の大火事で幼な子を失い、諦めきれずに子ども捜しを続ける夫婦。
    二年前に出奔したまま行方知れずの親友かつ義兄を探しにはるばる西国からやってきた若旦那。
    そして明らかになる語り部・月草の意外な過去……
    心のなかに、やむにやまれぬ思いを抱えた人々は、今日も真実を求めてお華の語りに耳を澄ます。
    しかし、それは必ずしも耳に心地よいものばかりとは限らなくて……
    快刀乱麻のたくみな謎解きで、江戸市井の人々の喜怒哀楽を描き出す、新たな畠中ワールド!
  • シリーズ5冊
    660726(税込)
    著者:
    椹野道流
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    伝説の傑作が完全リライトで角川文庫に登場! 絶対的面白さ、保証します!

    その日、足達正路は世界で一番不幸だった。
    大学受験に失敗し二浪が確定。
    バイト先からは実質的にクビを宣告された。
    さらにひき逃げに遭い瀕死の重傷。
    しかし死を覚悟したとき、怖ろしいほど美形の男が現れて言った。
    「俺の下僕になれ」と。
    自分のために働き「餌」となれば生かしてやると。
    合意した正路は生還を果たすが、
    契約の相手で、人間として骨董店を営む「妖魔」の司野と暮らすことになり……。
    ドキドキ満載の傑作ファンタジー。

    「妖僕シリーズ」、新たな装いで角川文庫化!
  • シリーズ5冊
    704946(税込)
    綾辻行人
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    TVアニメ&実写映画 W映像化進行中!!

    夜見山北中学三年三組に転校してきた榊原恒一は、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。同級生で不思議な存在感を放つ美少女ミサキ・メイに惹かれ、接触を試みる恒一だが、謎はいっそう深まるばかり。そんな中、クラス委員長の桜木が凄惨な死を遂げた! この“世界”ではいったい何が起きているのか!? いまだかつてない恐怖と謎が読者を魅了する。名手・綾辻行人の新たな代表作となった長編本格ホラー。
  • 13億円は私のもの? 気づけば大騒ぎの中心に!

    売れないファッション・モデルとして貧乏生活を送るサト子。実は自らも知らぬ間に、時価13億円の鉱業権の相続人に指定されていた! あれよあれよという間にサト子は、一攫千金のにおいをかぎつけた実業家や弁護士らに囲まれることに。莫大な資産はいったい誰の手にわたるのか、肝心の鉱山の実体は――。小説の魔術師・久生十蘭が、大きな運命に翻弄される女性の生を鮮やかに描く。今も色あせない傑作ミステリ。解説・町田康
  • 「あの花」の岡田麿里がみずから書き下ろし! 新作劇場アニメの原作小説!

    製鉄所の爆発事故により出口を失い、時が止まった町で暮らす中学3年生の正宗。変化を禁じられ鬱屈した日々を過ごす中、謎めいた同級生の睦実に導かれ、製鉄所の第五高炉へと足を踏み入れる。そこにいたのは喋ることのできない、野生の狼のような少女――。正宗と2人の少女の出会いは、世界の均衡が崩れるはじまりだった。止められない恋の衝動が行き着く未来とは。
    岡田麿里監督がみずから執筆した、劇場アニメの原作小説!
  • シリーズ5冊
    704858(税込)
    ノベライズ:
    月島総記
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    僕らは「最後の真実」を探している

    大嵐による壊滅から、急速に復興を遂げた大都市「超東京」。高度に進化したネットワークに管理された街で、多くの人が豊かに暮らしていた。だが平和な超東京に、怪盗団MAD JESTERSの噂が流れ始める。そして動き出すROWDY SHOGUN、Astoro9、JIGGY BOYS――特殊な能力を持った若者たちのバトルが、いま幕を開ける! 前代未聞の総合エンタテイメント「BATTLE OF TOKYO」原作小説。
  • 東京・谷中には、おいしい食べ物、下町情緒、そしてミステリが揃っている!

    下町情緒あふれる谷根千にある、鰯専門の居酒屋。看板娘(?)のつみれの元に謎めいた相談が持ち込まれる。困り果てて頼った開運グッズ店の店主・竹田津は、お好み焼きを食べたり猫を構ったり、寄り道ばかりしながらも、鮮やかに謎を解き明かす!?
  • 映画化決定! 圧倒的共感を集めた青春ミステリが文庫化!

    << 2022年本屋大賞ノミネート & ブランチBOOK大賞2021受賞 >>

    ■■各種ミステリランキングで話題沸騰中■■

    『このミステリーがすごい! 2022年版』(宝島社)国内編8位
    週刊文春ミステリーベスト10(週刊文春2021年12月9日号)国内部門6位
    「ミステリが読みたい! 2022年版」(ハヤカワミステリマガジン2022年1月号)国内篇8位
    『2022本格ミステリ・ベスト10』(原書房)国内ランキング4位


    成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。最終選考に残った六人の就活生に与えられた課題は、一カ月後までにチームを作り上げ、ディスカッションをするというものだった。全員で内定を得るため、波多野祥吾は五人の学生と交流を深めていくが、本番直前に課題の変更が通達される。それは、「六人の中から一人の内定者を決める」こと。仲間だったはずの六人は、ひとつの席を奪い合うライバルになった。内定を賭けた議論が進む中、六通の封筒が発見される。個人名が書かれた封筒を空けると「●●は人殺し」だという告発文が入っていた。彼ら六人の嘘と罪とは。そして「犯人」の目的とは――。

    怒濤の伏線回収に驚嘆の声続出! 青春ミステリの傑作が、ついに文庫化!
  • 836(税込)
    著者:
    法月綸太郎
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    作家・法月綸太郎が、偏愛する東西の名作九篇に捧ぐ、オマージュ連作短編集

    日常に退屈した者が集い、世に秘められた珍奇な話や猟奇譚を披露する「赤い部屋」。新会員のT氏は、これまで九十九人の命を奪ったという恐るべき〈殺人遊戯〉について語りはじめる……。江戸川乱歩の名作短篇「赤い部屋」に捧げる表題作ほか、著者が敬愛する作品へのオマージュだけを集めた、ミステリファンにはたまらない全九篇。
  • 770(税込)
    著者:
    清水晴木
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    脇役、敵役、ちょい役――哀愁漂う陰日向に咲く登場人物たちの感動の物語!

    鈴木花子はヒロインのお友達ポジションでいつも恋を盛り上げる存在だった。怪人ブルタンは愛する家族を残し地球に出陣するが、正義のヒーローを相手に敗北。正義戦隊ジャスティスグリーンは決してセンターをはることができない。脇役、敵役、ちょい役――。そんな哀愁漂う登場人物たちは今日も主役を引き立たせていた。人生という名の舞台で奮闘する彼らは、物語に大輪の花を咲かせることができるのか。心温まる連作短編!
  • 792(税込)
    著者:
    嵐山 駿
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    警察小説の新星堂々の登場! 最強のSPが、巨悪に立ち向かう!

    警視庁警備部のSP・湊一馬は、環境大臣の雨宮佐知子の警護のため、箱根にやってきた。大臣は、母校の駅伝をサプライズで応援するのだという。だが、銃撃が大臣を襲う──。最強のSPが活躍する警察小説
  • 「刑事は必ず正義の上で死ぬんだ」。ミステリー界の巨匠、珠玉の短編集。

    警視庁捜査一課・棟居の後輩刑事が殺された。非番中コンビニ強盗に遭遇し、店員を守るため凶刃に倒れたのだ。彼の死は世間の同情を集め一般市民も通夜に訪れる中、滂沱の涙を流す女性がいた。彼女の正体を追った棟居は、事件の悲しい顛末を知る(「後朝の通夜」)。
    ある者は魔が差したせいで、ある者は確固たる信念によって、追いつめられた人々の心情に迫るミステリーに、書籍初収録の幻の短編「青春の遺骨」を加えた珠玉の6編。
  • シリーズ2冊
    836880(税込)
    著者:
    山田剛
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    時代小説の期待の星が登場した! 十手持ちの矜持を見せよ!

    北町奉行所の同心・青江真作は、不運な事件により、妻の結衣を失った。自らの判断を責め続けた真作は、同心の役目を返上する──。5年後、真作は、「孫六」と名乗り、神田相生町で四文屋を営みながら、十手を預かる身となった。ある日、田嶋屋の若旦那が、女中殺しで捕らえられた。だが、遺体の状態から、若旦那が下手人とは思えない。さらに、強盗一味からの田嶋屋に襲撃予告があったことが判明し……。孫六の十手が唸る!
  • 858(税込)
    著者:
    高杉良
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    業界をまたいで転職を繰り返し、社長を目指した一人の男の物語。

    野球選手への道をあきらめ外資コンサルに就職した小野健一。持ち前の体力でハードな研修を乗り越え、プロジェクトを成功に導いた小野だったが、社長になるという夢を叶えるために、転職することを決意する。マーケティングを武器に様々な業界を渡り歩いてキャリアを積み上げていくなか、小野はどんな逆境でもビジネスを成功に導く方法を模索する――。チャレンジし続ける小野の姿に勇気をもらえる、著者渾身の経済小説!
  • 792(税込)
    著者:
    松本清張
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    男女の愛憎真理を鋭くえぐる、ミステリの巨匠・松本清張の傑作推理長編!

    考古学会の新進として注目されていたZ大助教授・江村宗三は、松山の老舗商店に嫁いだ元兄嫁の美奈子と度々逢瀬を重ねていた。しかし、2 人で計画した瀬戸内海旅行の中で、美奈子は宗三に妊娠を告げる。「もう松山には戻れないわ。あなたなしには生きてゆかれなくなったわ」……子を産む決意だというが、それは宗三の学界からの追放を意味した。宗三は美奈子の殺害を計画するが――。男女の愛憎心理を鋭くえぐる松本清張の傑作長編推理。ほか一遍収録。
  • シリーズ4冊
    616726(税込)
    著者:
    澤村 御影
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    事件×お仕事コメディ! 第2回角川文庫キャラクター小説大賞大賞受賞作

    憧れの作家・御崎禅の担当編集者になった瀬名あさひ。その際に言い渡された注意事項は「昼間は連絡するな」「銀製品は身につけるな」という奇妙なもの。実は彼の正体は吸血鬼で、人外の存在が起こした事件について警察に協力しているというのだ。捜査より新作原稿を書いてもらいたいあさひだが、様々な事件が持ち込まれる中、御崎禅がなぜ作家になったのかを知ることになる。第2回角川文庫キャラクター小説大賞《大賞》受賞作。
  • シリーズ2冊
    748792(税込)
    著者:
    似鳥鶏
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    事件現場に赤ちゃん出動!? 育児も謎解きも全力の新感覚本格ミステリ

    事件現場に赤ちゃん出動!? 育児も謎解きも全力の新感覚本格ミステリ!

    捜査一課の巡査部長、事件に遭遇しましたが育休中であります! 男性刑事として初めての1年間の育児休暇中、生後3ヶ月の息子を連れているのに、トラブル体質の姉のせいで今日も事件に巻き込まれ―!?
  • 682(税込)
    著者:
    群ようこ
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    誰もが気になるお金の問題にズバリ斬り込む実録エッセイ!

    お金は貯めるより使ってきた群さん。同年代がリタイアを始めるこの頃、まだまだ現役で働きながら、老後も気になってきた。さらについて回る身内との金銭トラブル……年金、保険、親の介護、実家の相続など、山積の問題さあどうする?
    「老後2000万円問題」が取り沙汰され老後の不安が増す中でも、読むだけで肩の力がちょっと抜ける。お金にまつわる視野が広がる実録エッセイ!
  • 748(税込)
    著者:
    河林 満
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    映画化も決定!市井に生きる人々の姿を繊細に描き出す短編集。

    市役所の水道部に勤め、水道を止める「停水執行」を担当する岩切は、3年間支払いが滞っている小出秀作の家で、秀作の娘・恵子と久美子姉妹に出会う。小出の妻は不在、秀作も長いあいだ家に戻っていなかった。姉妹との交流を重ねていく岩切だったが、停水執行の期限は刻々と迫っていた――。芥川賞候補にもなった表題作「渇水」を含めた3編を収録。厳しい日常を懸命に生きる人々を濃密に描き出す、絶望の底に希望の光がきらめく作品集。
  • 映画のその後の物語

    「好きなひとに好きになってもらえることは、奇跡みたいなものなのだろう」誰よりもはやく中学校に来ている同級生の冬馬くんと秘かな時間を共有するため、早朝の登校をはじめた美々。だが、冬馬くんは百瀬亜子ちゃんに想いを寄せているらしい。とても魅力的な亜子に美々は嫉妬を覚えつつも、やがてふたりに友情が芽生えていく。同居していた不思議な青年・未山が不在の家で、美々のみずみずしい成長を描いた映画のその後の物語。
  • ある不思議な力を抱えたひねくれ准教授×天真爛漫女子の心理学ミステリ!

    文学部2年の織辺玲(おりべ・れい)は、配信アプリで人気のイケメン陰謀論者・ユイリに高額投げ銭をしている友人を案じ、やめさせる方法を大学図書館で調べていたところ、
    立ち入り禁止の閉架書庫の中に奇妙な空間があるのを見つける。ふかふかのラグマットに、たくさんの本、なぜか湯気を立てている肉まんも――!?
    訝しんで近付くと、背後から「見た……?」と不気味な声が。振り返るとそこにいたのはボサッとした黒髪の、色白痩身の男性だった。
    驚く玲に、彼は、「積んであった本のタイトルは?」など、奇妙な質問をしてくる。
    なんと彼は、文学部心理学科の准教授・有島雨月(ありしま・うげつ)だった! 閉架書庫を自分のランチ場所にしていたようだ。
    やたら不愛想な彼に戸惑う玲だが、心理学の准教授ならば渡りに船。
    友人を助けてほしいと訳を話すと雨月は興味を示し、一緒にユイリ主催のイベントに参加することになったのだが――。

    「え? 有島先生、催眠術使えるんですか!?」
    「はあ? そんな非科学的なもの、この世に存在しません。催眠術なんて、この世には……」

    「……なんで君だけ、全然かからないの」
    「あはは! 有島せんせー、玲ちゃんに興味津々なんだってさ」

    やがて玲は知ることになる。有島雨月の大きな秘密と苦悩を。そして彼が追い求めてやまない「誰か」の存在を。
    自分の持つ「不思議な力」を利用しつつも憎んでいるクセ強准教授・有島雨月と、好奇心旺盛な天真爛漫女子・織辺玲。
    新・凸凹コンビが科学と非科学の力で謎を解く、心理学×催眠術×現代ミステリ!
  • シリーズ7冊
    726814(税込)
    著者:
    風野真知雄
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    歳はとっても、魂は老いぬ! 隠居3人組の活躍描く、痛快時代活劇

    少年時代からの悪友3人組、元・同心の藤村・大身旗本の夏木、商人の仁左衛門は豊かな隠居生活のため、男だけの隠れ家を作ることにした。物件を探し始めた矢先、商人の女房の誘拐事件に巻き込まれて……。
  • シリーズ2冊
    748836(税込)
    著者:
    中西 鼎
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    万能の天才学者、刑事に転身。理性と感性が交差する新時代の科学ミステリ!

    警視庁に新設された精鋭部隊「高度科学犯罪対策班」(通称・科対班)に召集された大村珠緒。彼女の新たな相棒は、元東大の研究者で容姿端麗だが奇人ぶりで周囲を振り回す男、葵野数則だった。圧倒的な科学知識と天才的な頭脳で巧妙なトリックを見破る葵野と、人の心への共感力で思いもよらない事実を見抜く珠緒のバディは、科対班に舞い込む難事件を次々に解決していく。だが、葵野の過去に隠された因縁の事件を知ることになり……。
  • 814(税込)
    著者:
    渡辺裕之
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    「傭兵代理店」と対をなす国際謀略アクション

    2022年2月23日、ロシア軍ウクライナ侵攻前夜。国家の諜報活動をフリーで請け負う日本人エージェント゛冷たい狂犬゛こと影山夏樹は、フランス国内治安総局DGSIの旧知の幹部から、局長の監視依頼を受けた。局長はスパイ疑惑があるという。だが直後、局長は目をくり抜かれた死体で発見され、犯人が狙うUSBメモリが遺された。中にはロシアを揺るがす機密情報が? 欧州に危機が迫る中、情報をめぐり水面下の諜報戦が始まる!
  • 726(税込)
    著者:
    葉室麟
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    志士とは灯りのない道を照らして行く者だ――。憂国の志士を描く歴史長編。

    明治13年、福岡藩出身の内務省書記官・月形潔は、北海道に監獄を作るために横浜を発った。
    明治維新以降、新政府の本流となることができなかった福岡藩出身者には、瑣末な仕事ばかりが与えられていた。
    洗蔵さんが、いまのわたしを見たら、どう思われるだろうか――
    船上の潔の頭に浮かぶのは、尊攘派志士として命を燃やした従兄弟・月形洗蔵の顔だった。
    激動の時代、二人の男の矜持が、時代を越えて交差する。
    葉室麟が遺した、魂を揺さぶる歴史長編。
  • シリーズ19冊
    528682(税込)
    著者:
    椹野道流
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    椹野道流書き下ろし! 世にも不思議な常連客がいる真夜中の定食屋、開店!

    ねつ造スキャンダルで活動休止に追い込まれた、若手俳優の五十嵐海里。全てを失い、郷里の芦屋に戻った彼は、定食屋の夏神留二に救われる。彼の店で働くことになった海里だが、とんでもない客が現れ……
  • 880(税込)
    著者:
    平谷美樹
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    歴史時代作家協会、作品賞候補! 知られざる一揆の人間ドラマ。

    嘉永六年五月。圧政を強いる盛岡藩に抗して民百姓が立ち上がった。彼らを導いた首謀者の一人、三浦命助は、一揆に初めて参加したにもかかわらず数々の策を練って武士を翻弄。藩政への怒り、騒ぎに乗じた憂さ晴らし、取るものもとりあえず――膨れ上がる群衆をも巧みにまとめあげた。時を同じくして浦賀に異国船が渡来する。そのことが交渉の行方にも影響して……。果たして、一揆衆の要求は通るのか? 時代の流れに翻弄される百姓たちのドラマを描く、熱き歴史長編!
  • シリーズ2冊
    770(税込)
    著者:
    篠原悠希
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    「金椛国春秋」が大人気の篠原悠希、伝説的デビュー作が待望の文庫化!

    弥生時代後期、紀元前一世紀の日本。
    久慈島(くじのしま)と呼ばれていた九州の、
    北部の里で平和に暮らしていた少年隼人は、
    他邦の急襲により里を燃やされ、
    家族と引き離される。
    奴隷にされた彼は、敵方の戦奴の少年で、
    鬼のように強い剣の腕を持つ鷹士に命を救われる。

    次第に距離を縮める中、
    久慈の十二神宝を巡る諸邦の争いに巻き込まれ、
    島の平和を取り戻すため、
    彼らは失われた神宝の探索へ……。
    運命の2人の、壮大な和製古代ファンタジー!
  • 704(税込)
    著者:
    永井紗耶子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    呉服屋の箱入り娘が、着物の力でよろず解決 お江戸お仕事小説の新定番!

    江戸は西河岸町の呉服屋・常葉屋は、「ここにしかない品がある」と着物に五月蠅い江戸っ子たちにも評判お店。
    箱入り娘のとわは、失踪した母の代わりに店を盛り立てようと日々奮闘している。
    芝居を愛する兄で若旦那の利一は、面倒事を背負い込む名人。
    犬猫を拾う気軽さで、ヤクザ者に追われる女性を連れて帰ってくるが、それにより大騒動が巻き起こり……。
  • 直木賞作家が描く、珠玉の短編集。

    清水寺の稚児としてたくましく生きる花月。ある日、自分を売り飛ばした父親が突然面会に現れて……(表題作「稚児桜」より)能楽から生まれた珠玉の8篇を収録。直木賞作家が贈る切なく美しい物語。
  • シリーズ5冊
    770880(税込)
    著者:
    日向理恵子
    イラスト:
    山田章博
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    WOWOWオリジナルアニメ化!新たな長編ファンタジーの傑作。

    人類最終戦争後の世界。大地は黒い森に覆われ、人類は天然の火に近づくと体が内側から燃え上がる「人体発火病原体」に冒されていた。この世界で人が唯一安全に扱える〈火〉は、黒い森に棲む獣、炎魔を狩ることによって得られるものだけだった。そんな中、炎魔を狩ることを生業とする火狩りたちの間でひそかに囁かれる噂があった。「最終戦争前に打ち上げられ、長い間虚空を彷徨っていた人工の星、千年彗星〈揺るる火〉。その星を狩った者は、火狩りの王と呼ばれるだろう」――。千年彗星〈揺るる火〉とは何なのか。「火狩りの王」の伝説に秘められた世界の真実とは? 森に囲まれた小さな村に生まれた11歳の少女・灯子と、機械工場が立ち並ぶ首都で暮らす15歳の少年・煌四。2人の人生が交差するとき、運命の歯車が動き出す。
  • シリーズ3冊
    836990(税込)

    この猫が怖くてたまらない――戦慄の復讐譚「黒猫」を含む傑作14編!新訳

    「この猫が怖くてたまらない」――ポー新訳2冊連続刊行!(2巻は22年3月発売)

    おとなしい動物愛好家の「私」は、酒に溺れすっかり人が変わり、可愛がっていた黒猫を虐め殺してしまう。やがて妻も手にかけ、遺体を地下室に隠すが…。戦慄の復讐譚「黒猫」他「アッシャー家の崩壊」「ウィリアム・ウィルソン」「赤き死の仮面」といった傑作ゴシックホラーや代表的詩「大鴉」など14編を収録。英米文学研究の第一人者である訳者による解説やポー人物伝、年譜も掲載。
    あらゆる文学を進化させた、世紀の天才ポーの怪異の世界を堪能できる新訳・傑作選!

    ●傑作ゴシックホラー+詩
    赤き死の仮面 The Masque of the Red Death (1842)
    ウィリアム・ウィルソン William Wilson (1839)
    落とし穴と振り子 The Pit and the Pendulum (1842)
    大鴉(詩)The Raven (1845)
    黒猫 The Black Cat (1843)
    メエルシュトレエムに呑まれて A Descent into the Maelstrom (1841)
    ユーラリー(詩) Eulalie (1845)
    モレラ Morella (1835)
    アモンティリャードの酒樽 The Cask of Amontillado (1846)
    アッシャー家の崩壊 The Fall of the House of Usher (1839)
    早すぎた埋葬 The Premature Burial (1844)
    ヘレンへ(詩) To Helen (1831)
    リジーア Ligeia (1838)
    跳び蛙 Hop-Frog (1849)

    作品解題
    数奇なるポーの生涯
    ポー年譜
    訳者あとがき
  • 戦国時代のネタ本はこれだ!

    「織田信長はうつけ者(愚か者)を演じていた?」「人たらしの豊臣秀吉は残酷?」「徳川家康はドケチだった?」などなど、ドラマや小説に登場する戦国武将たちのエピソードは、幕末の館林藩士・岡谷繁実が著した『名将言行録』がネタ本だった! 刊行当時、伊藤博文が感動し、大隈重信に「不朽の真理を含蓄した書」と言わしめた名著を、超現代訳と4コマ漫画でわかりやすく解説。戦国時代がますます面白くなる!
  • シリーズ3冊
    704748(税込)
    著者:
    高橋由太
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    猫たちが集う和菓子屋には、ほっこりもふもふ、おいしい秘密がありました。

    見習い和菓子職人・杏崎かの子、22歳。
    彼女には不思議な力があった。幼い頃から、妖や幽霊の影が見え、人の嘘が「猫語」に聞こえるのだ。
    その能力のせいで親しい友人もできず、苦労しながらひっそりと生きてきた。

    ある日かの子は、経営難と技量不足を理由に、勤めていた和菓子店をリストラされる。
    夜道をとぼとぼ歩いていると、後ろから来たバイクに全財産が入ったバッグをひったくられてしまった……!
    彼女は、そんな窮地を謎の大きな2頭の犬を使役する着物姿の美男子・御堂朔(みどう・さく)に救われる。

    なぜか自分を知っているらしい朔に連れていかれたのは、東京の下町にある神社の境内に建つ和菓子処「かのこ庵」。
    なんと、同じく和菓子職人だった亡き祖父が、朔に一億円の借金をして構えた店らしい。
    そして朔は、陰陽師の血をひく人間で、この神社の鎮守だという。先ほどの大きな犬は式神だったのだ。

    一億円の借用書を見せられ、「店で働けば借金をチャラにしてやる」と言われたかの子だが、なんと「かのこ庵」はあやかし専門の不思議な和菓子屋だった。
    しかもお客様は、なんと猫に化けてやってきて――!?


    イラスト/前田ミック
  • 事故か、殺人か――彼女のメスは、死体が見た最後の風景を蘇らせる。

    京都府警に持ち込まれた傷害致死事件。引きこもりの大学生が、異様な姿で死亡した。伏見署に連行された母親は「娘の身体を突き破って悪魔が出てくる」と興奮気味に話し、供述は要を得ない。夫の事故死をきっかけに彼女がのめり込んでいた新興宗教は、「悪魔祓い」と称して、信者に加虐的な扱いをすることもあったという。遺体の状況から、母親の虐待を疑う京都府警は、検屍と司法解剖を千夏に依頼するが……(「エクソシズム」)。京都市北区の河川敷で、首のない遺体が発見される。被害者は刺青があり、小指も欠損していることから、暴力団関係者とみなされるが、身元はわからない。激しい暴行を加えられた後、首を切断するほどの動機とは一体何なのか? 現場に駆け付けた検視官の都倉は、何かしっくりしないものを感じながらも、何が違和感なのかわからない。司法解剖を担当した千夏の見解を聞くうち、都倉はあることに気づく。(「梟首」)など、4話を収録。
  • お父さん、何歳まで運転するつもり? 「わしは死ぬまで運転する!」

    猪狩雅志は高齢ドライバー事故のニュースに目を向けた。78歳といえば親父と同じ歳だ。妻の歩美と話しているうちに心配になってきた。夏に息子の息吹と帰省した際、父親に運転をやめるよう説得を試みるが、あえなく不首尾に。通販の利用や都会暮らしのトライアル、様々な提案をするがいずれも失敗。そのうち、雅志自身も自分の将来が気になり出して……。父は運転をやめるのか。雅志の出した答えとは? 心温まる家族小説!
  • 880(税込)
    著者:
    諸田玲子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    男装の麗人として名高い、漢詩人・原采蘋の人生を描く圧巻の時代ミステリ!

    文政11年、漢詩人・原古処の娘であるみちは、若侍に姿を変えた。昨年、秋月黒田家の嫡子が急死し、福岡の黒田本家の専横に対抗できる人物を立てるべく、京、そして江戸へと向かう密命をおびたためだ。女であることをひた隠しにしながら任務に邁進するみちに、兄の友人・石上玖左衛門という心強い旅の道連れができる。だが酒を酌みかわし、心を通わせていく一方で、みちは、彼にも秘密があるのではないかと疑心暗鬼に囚われる。不気味な追っ手の影、錯綜する思惑、巨大な陰謀―聡明なみちは得意の変装術と機転で、危機を切り抜けていくが…。実在した漢詩人・原采蘋の数奇な半生と、秋月黒田家お家騒動の驚きの内幕をスリリングに描いた、圧巻の歴史ミステリー。

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