窓のもり
あらすじ・内容
僕の後方に窓が出現した日のことを、僕ははっきりと覚えている。三年前の夏、中学二年の夏休みだった。
作品情報
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「窓のもり」評価・レビュー
おすすめコメント
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さまよえる80'sの魂 （BWインディーズ）
年上のきれいなお姉さんは好きですか？
高校生くらいだと、同級生の女子よりも、
看護婦さんや教育実習生もしくは通学電車で一緒になるお姉さんに、憧れや淡い恋心を抱きがちだ。
そういう思いは、ラノベの主人公にでも成らない限り実ることはない。
でもその記憶は、どれだけ齢と経験を重ねても、心の奥底に消えずに残る。
よくある中年男の純情の根源には、そういう青春期の適わぬ思いの蓄積があったりする。
山田佳江の『窓のもり』は、ファンタジーを味付けとしながら、年上に憧れる淡い気持と青春の存在不安を描いた短編小説。
読み手の琴線をきゅんきゅんとつま弾く。
あの頃の憧れや悩みや小さな喜びがフラッシュバックします。2015/09/17
