電子書籍一覧
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32歳で幼児の知能しかないパン屋の店員チャーリイは、ある日、ネズミのアルジャーノンと同じ画期的な脳外科手術を受ければ頭がよくなると告げられる。手術を受けたチャーリイは、超天才に変貌していくが……人生のさまざまな問題と喜怒哀楽を繊細に描き、全世界が涙した現代の聖書。
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人新世とは、「人間の活動が地球環境に影響を及ぼし、それが明確な地質年代を構成していると考えられる時代」、すなわちまさに現代のことである。パンデミック、世界的な経済格差、人権問題、資源問題、そして環境破壊や気候変動問題……未来が破滅的に思えるときこそ、サイエンス・フィクションというツールの出番だ。本書に収められた短編10編とインタビューで、不透明な未来を見通し、それが社会や家族や個人にどんな影響を与えるか、そして希望をもたらすにはどうしたらよいか、グレッグ・イーガンを始めとする気鋭の作家たちが探ってゆく。/【目次】序文――人新世におけるサイエンス・フィクション=ジョナサン・ストラーン/シリコンバレーのドローン海賊=メグ・エリソン/エグザイル・パークのどん底暮らし=テイド・トンプソン/未来のある日、西部で=ダリル・グレゴリイ/クライシス・アクターズ=グレッグ・イーガン/潮のさすとき=サラ・ゲイリー/お月さまをきみに=ジャスティナ・ロブソン/菌の歌=陳楸帆(チェン・チウファン)/〈軍団(レギオン)〉=マルカ・オールダー/渡し守=サード・Z・フセイン/嵐のあと=ジェイムズ・ブラッドレー/資本主義よりも科学――キム・スタンリー・ロビンスンは希望が必須と考えている=ジェイムズ・ブラッドレー/謝辞=ジョナサン・ストラーン/解説=渡邊利道/編者紹介/訳者紹介
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「真理は井戸の中にあるとは限らない」
「世界最初の探偵小説」と言われる短編です。名作を新訳でお楽しみください。 -
本書では、シェイクスピアの戯曲39作品のすべてにあらすじをつけ、人気の高い主要な作品には四コマ漫画や周辺情報を掲載しています。シェイクスピアをザックリと読みたい人にお勧めの一冊です。
序章 シェイクスピア
第1章 悲劇
ロミオとジュリエット/ハムレット/リア王/オセロー/ジュリアス・シーザー/タイタス・アンドロニカス/アントニーとクレオパトラ/アテネのタイモン/コリオレイナス
2章 史劇
リチャード三世/ヘンリー六世・第一部/リチャード二世/ヘンリー四世・第一部/ヘンリー六世・第二部/ヘンリー六世・第三部/エドワード三世/ジョン王/ヘンリー四世・第二部/ヘンリー五世/ヘンリー八世
第3章 喜劇
ヴェニスの商人/夏の夜の夢/十二夜/お気に召すまま/から騒ぎ/じゃじゃ馬ならし/間違いの喜劇/ヴェローナの二紳士/恋の骨折り損/ウィンザーの陽気な女房たち
第4章 問題劇&ロマンス劇
尺には尺を/テンペスト/シンベリン/トロイラスクレシダ/冬物語/終わりよければすべてよし/ペリクリーズ/血縁の二公子
<電子書籍について>
※本電子書籍は同じ書名の出版物を紙版とし電子書籍化したものです。
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株式会社西東社/seitosha -
全世界で多くのプレイヤーを魅了するゲーム「LoL」の公式小説が登場
カマヴォールでは、帝国の騎士による殺戮が繰り返されていた。カリスタはそんな悲劇の国を変えようとしていた。若くナルシストな叔父のヴィエゴが王になったとき、彼女は忠実な軍司令官として、彼の破壊的な野心を抑えこむことを誓う。しかし、ヴィエゴの妻イゾルデが暗殺者の毒刃により不治の病に冒されたことで、彼女の計画は頓挫してしまうのだった。イゾルデの病状が悪化するにつれ、ヴィエゴは狂気と悲しみに堕ち、カマヴォールを引きずり込もうと画策する。カリスタは王国を救うため、王女の救済が得られると噂される、失われた祝福の島を探すのだった。しかし、島は腐敗が進み、復讐に燃える管理人がカリスタを残酷な策略に陥れようとしていた――。
カリスタ、ヴィエゴ、スレッシュを中心に、シャドウアイル誕生のきっかけとなった事件を描く前日譚。 -
「恋愛を目の前にして 堕地獄を語るのかしら」
19世紀フランスの抒情詩人、シャルル・ボードレール(Charles-Pierre Baudelaire, 1821 - 1867)が遺した唯一の韻文詩集『悪の華』の初版(1857年)のうち、特に「悪の華」と題された一章から数篇を選んで日本語に訳しました。読者諸氏がボードレールに興味を持つきっかけとなれば幸いです。
<目次>
「破壊」
「殉教の女」
「レスボス」
「地獄落ちを宣告された女たち」
「仲よし姉妹」
「血の噴水」
「ベアトリーチェ――永遠の女性」
「吸血鬼転身」
原題および画像のソース -
それはわが生涯の記録における戦慄の一ページであった。
この「ベレニス」というゴシック・ホラー小説は、1835年に初めて雑誌発表された際、読者から「内容が残酷すぎる」という苦情が多く寄せられた。出版社側からこの指摘を受けたポーは「多くの雑誌は同様の小説を載せて発行部数を伸ばしている」「私の目標は高評価を得ることだが、まず読まれなければ高評価も得られない」と反発したものの、10年後に他の雑誌に再発表した際にはこれに配慮する形で幾つかのパラグラフを削除しました。今回訳出したのはこの削除前の無修正ヴァージョンです。 -
それにしても我ながら用意周到な犯行だった。
19世紀のアメリカ文学者エドガー・アラン・ポー(Edgar Allan Poe, 1809 - 1849)のこの短編小説のタイトル ❛The Imp of the Perverse❜ は、従来は「天邪鬼」と訳されることの多かったものですが、日本古来の神または悪魔であるところの「天邪鬼」と、ポーがここで提唱している新しい概念とはまったく似て非なるものですので、今回は仮に「倒錯の悪魔」という訳語を当てて訳出してみました。名作を新訳でお楽しみください。 -
「飛ぶ歓び」「生きる歓び」を追い求め、自分の限界を突破しようとした、かもめのジョナサン。群れから追放された彼は、精神世界の重要さに気づき、見出した真実を仲間に伝える。しかし、ジョナサンが姿を消した後、残された弟子のかもめたちは、彼の神格化を始め、教えは形骸化していく……。新たに加えられた奇跡の最終章。帰ってきた伝説のかもめが自由への扉を開き、あなたを変える!
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岩波版とは、異なる版による全訳。フランス語版とポーランド語版を、比較検討しながら訳された、工藤幸雄、渾身の訳業が今ここに。
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「君がいま会ったことがあると言った人物は、もう百年以上前に死んでいるはずだ」
19世紀アイルランドの作家、ジョゼフ・シェリダン・レ・ファニュ(Joseph Sheridan Le Fanu, 1814 - 1873)による吸血鬼小説の古典的名作。今から十数年前にYahooブログに連載した訳文を、今回全面的に見直しました。上中下の三巻でお楽しみください。テキストはプロジェクト・グーテンベルク版による。
<『カーミラ(下巻)』目次>
第九章 医師
第十章 逆縁
第十一章 物語
第十二章 嘆願
第十三章 木こり
第十四章 邂逅
第十五章 審判と処刑
第十六章 結び
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「母は警告します。刺客に気づきなさい」
19世紀アイルランドの作家、ジョゼフ・シェリダン・レ・ファニュ(Joseph Sheridan Le Fanu, 1814 - 1873)による吸血鬼小説の古典的名作。今から十数年前にYahooブログに連載した訳文を、今回全面的に見直しました。上中下の三巻でお楽しみください。テキストはプロジェクト・グーテンベルク版による。
<『カーミラ(中巻)』目次>
第五章 瓜二つ
第六章 怪しい苦悶
第七章 堕ちてゆく道
第八章 捜索
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珈琲店を開きたい。それがヴィヴの夢だった。苦楽を共にしてきた傭兵仲間に別れを告げ、最後の冒険の戦利品である幸運の輪を引き寄せるというスカルヴァートの石を持って、いちから店作りに着手する。廃屋同然の厩を買い取り、気むずかし屋だが腕は確かな船大工を雇って改装。見慣れない飲み物に最初は閑古鳥が鳴いていた店も、募集広告を見てやってきた店員が描いたセンス抜群の看板や、隠れた天才パン職人のつくるうっとりするようなパンや菓子のおかげで、次第に繁盛しはじめるが……。ネビュラ賞最終候補の心温まるコージーファンタジイ。
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『このミス』1位『頬に哀しみを刻め』著者、最新作!
被害者の携帯電話に残されていた、残忍な殺人の画像――
悪夢のような連続殺人事件に、黒人保安官が挑む。
MWA賞長編部門ノミネート!
「コスビーの最高傑作を更新した」デニス・ルヘイン
「死体の山、ノンストップのアクション、最高の警察もの」スティーヴン・キング
「止まらない勢い、手に汗握る陰謀、犯罪小説のグランドスラムだ」マイクル・コナリー
「現代の犯罪小説の中で最も記憶に残る主人公の一人」ワシントン・ポスト
ヴァージニア州の高校で教師が銃撃され、容疑者の黒人青年が白人保安官補に射殺された。人種対立の残る町に衝撃が走るなか、元FBI捜査官の黒人保安官タイタスは捜査を開始する。容疑者は銃を捨てるよう説得するタイタスに奇妙な言葉を残していたのだ。「先生の携帯を見て」と。被害者の携帯電話を探ると、そこには彼と“狼”のマスクを被った男たちによる残忍な殺人が記録されていた――。
■著者既刊
『黒き荒野の果て』
『頬に悲しみを刻め』 -
「あなたは私のもの。誰にも渡さない。あなたと私は永遠に一つに結ばれている」
19世紀アイルランドの作家、ジョゼフ・シェリダン・レ・ファニュ(Joseph Sheridan Le Fanu, 1814 - 1873)による吸血鬼小説の古典的名作。今から十数年前にYahooブログに連載した訳文を、今回全面的に見直しました。上中下の三巻でお楽しみください。テキストはプロジェクト・グーテンベルク版による。
<『カーミラ(上巻)』目次>
プロローグ
第一章 幼時の恐怖
第二章 来客
第三章 私たちは印象を比較する
第四章 彼女の習慣――ある日の散策
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プロテスタントの拠点ラ・ロシェルの攻囲戦に出陣したダルタニャンと三銃士は、イギリスの援軍を断ち、輝かしい武勲をたてる。いっぼう、ダルタニャンの行く手に神出鬼没する謎の美女ミレディーは、ルイ13世の王妃アンヌ・ドートリッシュの恋人、イギリスのバッキンガム公爵の暗殺を謀る。と同時に、宿敵ダルタニャンの生命をもつけ狙う。ミレディ-はリシュリュー枢機官と関係があるのか。──デュマの波瀾万丈の「三銃士」の部、完結。ダルタニャン物語は続編「二十年後」と「ブラジュロンヌ子爵」へ引き継がれる。
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17世紀初頭のころ、剣と恋と冒険を求めてガスコーニュの田舎からパリへ出て来たダルタニャンは、無双の剣士ポルトス、アラミス、アトスの三銃士と終生変わらぬ友情の契りを結ぶ。4人はルイ13世の親衛隊のために働き、王と敵対するリシュリュー枢機官麾下の護衛隊と渡り合う。陰謀と奸計、恋と野望に身を投じるダルタニャンは、ガスコーニュ魂を発揮して着々と運命をきりひらいていく──鈴木力衛氏の個人完訳による、デュマのロマン歴史小説の傑作。
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運河の町で恋をした。思っていたのとまったく違う人に。
派遣看護師のコンスタンシアは仕事先のオランダで、イエルン・ファン・デル・ヒーセンという医師と出会った。年上のドクターは優しく穏やかで、笑顔がすてきな男性だ。一緒にいると心が安らぎ、いつしか彼女は恋に落ちていた。人づてに聞いた話では、彼は決して裕福ではないようだけれど、コンスタンシアはむしろそのほうがいいと思っていた。これまでに会ったお金持ちは皆、心が貧しく不幸な人ばかりだった。お金なんてなくていい。ささやかな幸せのほうが大切なのだから、と。しかし、コンスタンシアはまだ知らなかった。まさかドクターが本当は、お金持ちの男爵だったとは……。
■オランダの雇い主にくびにされたコンスタンシアが荷物を持って街を歩いていると、気づかない間にパスポートや所持金の入ったバッグを盗まれてしまいます。途方に暮れているところへ現れたのは、彼女が密かに心を寄せるドクター・ファン・デル・ヒーセンで……。
*本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・マスターピース版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。 -
あなたは、私がこの世で最も愛してはいけない人。 社交界を追われた紳士を、彼女は一途に想いつづけたが……ロレイン・ヒース 魅惑のヴィクトリアン絵巻、新章開幕!
伯爵令嬢のキャサリンは悩んでいた――25歳の誕生日までに結婚しなければ、祖母が遺してくれた大事な別荘を取り上げられてしまうのだ。奥手な彼女の縁談に手を貸してくれたのは幼馴染のグリフ。放蕩者の彼とは犬猿の仲だったが、その素顔に触れ、キャサリンは密かに育っていた恋心に気づく。だが直後、彼の父親が企てた謀反でグリフは社交界を追われてしまう。数カ月後に現れた彼は暗く危険なオーラをまとっていて……。 -
ギアリーと星系同盟(アライアンス)艦隊は、人類の支配宙域の辺縁のミッドウェイ星系にいた。ここでの任務が完了しだい、リーセルツ大使率いる使節団とともにダンサー族の宙域へと出発する。だが、そこへ赴くには人類に敵対的な“謎の種族”の支配宙域を通過する必要がある。果たして、出発したギアリーたちを謎の種族の艦の大群が待ちかまえていた! そのうえ、ギアリーの命を狙う陰謀分子が、艦隊内部にも潜入していると判明するが!?
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【大容量試し読み+読みどころ紹介対談の無料ガイドブック!】
2024年に作家デビュー50周年を迎えたスティーヴン・キング。4月8日発売予定の最新長編小説は、ハードボイルドやノワールなどの小説好きにも刺さる一作『ビリー・サマーズ』です。凄腕の殺し屋ビリーが受けた「最後の仕事」。なんと標的を待つために小説家を装うことに!? キングの世界をしっかり味わえる2章分のたっぷりした試し読みとともに、巨匠の企みに満ちたクライム・ノベルの読みどころを、長年の翻訳者・白石朗さんと担当編集者で徹底解剖します!
■目次より
◎訳者×担当編集者対談 変化球と思わせて、最後はどストライクな感動作!
◎新作長編試し読み『ビリー・サマーズ』(第一章、第二章)
◎文藝春秋のスティーヴン・キングの本
*本書は、電子書籍オリジナル編集です。
*新作『ビリー・サマーズ(上・下)』は文藝春秋より2024年4月8日発売予定です。 -
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「いま、息をしている言葉で、もういちど古典を」という使命とともに2006年に創刊した光文社古典新訳文庫。「最良の未来を創り出すために」海外・国内で評価の高いノンフィクション・学術書籍を集めた光文社未来ライブラリー。両文庫の2024年1月刊行分までの全書目(紙のみ、電子書籍のみで入手可能な作品もあり)を紹介。 -
それは絶望よりも捨て鉢な何かだった。
この「群衆の人(The Man of the Crowd)」もまたエドガー・アラン・ポー(Edgar Allan Poe, 1809 - 1849)が遺した名高い短編小説の一つですが、ここに描き出されたような「怪人」は、現代ではリアルのみならず、ヴァーチャル空間においても出没します。インターネットの掲示板、コメント欄、SNS等、不特定多数の人間が群がる匿名性の高い空間は、いずれも陰湿な犯罪の温床であり、「怪人」の絶好の住み家なのです。 -
19世紀イギリスを代表する美術評論家、社会評論家であるジョン・ラスキンが1951年に発表した「The King of the Golden River」の新訳&完訳です。
宝の谷を持つ三兄弟のうち、末っ子のグラックはやさしい子でしたが、上の二人の兄ハンスとシュワルツは、強欲だったので腹黒兄弟と陰で言われていました。この腹黒兄弟のせいで南西風の怒りを買い、宝の谷に住めなくなってしまうのですが、ひょんなことからグラックは黄金の川の王と出会うのです…。 おとぎ話の形式を取りながらラスキンの哲学も感じさせる、短くも味わい深い作品で、イギリス・ファンタジーの夜明けを告げる作品の一つです。 ルビ付、縦書き。エリザベス・M・フィッシャーによるカラー&モノクロ図版を45点収録。 -
【恐怖の帝王、作家50周年を前に王道のSF巨弾が待望の邦訳!】
異能の少年少女を拉致する謎の機関〈研究所〉。
彼らは子供たちの超能力を利用して何を企図しているのか。
冷酷なるくびきから逃れるため、少年は知恵をめぐらせる。
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ミネソタ州ミネアポリスに暮らす12歳の少年ルークは、両親こそごく平凡だが、優秀な子供の特待校に通う神童だ。彼にはちょっとした特殊能力があった。ふとしたときに、周りのごく小さな物品をふれることなく動かしてしまうのだ。と言っても、それは他人が気づくほどのことでもない。
一流大学MITの入学内定を勝ち取ったルークだが、ある夜、3人の不審な男女が眠る彼をかどわかす。目覚めたルークが見たのは、自分の部屋そっくりにしつらえられているが、何かが違う一室だった。扉の外は自宅とは似ても似つかぬ、古びた大きな施設。そこには様々な少年少女が拉致され、自室と似た部屋を与えられて戸惑いながら暮らしていた。
目的も知れぬこの〈研究所〉で、残忍なスタッフや医師に、気分の悪くなる注射や暴力的な検査を繰り返される少年少女たち。彼らの共通点は「テレキネシス」か「テレパシー」の超能力を持っていることだった。
ルークは黒人少女カリーシャ、反抗的な少年ニック、幼く泣き虫だが強いテレパシーをもつ男の子エイヴァリーらと知り合うが、一定期間検査を受けた子供はひとり、またひとりと〈研究所〉の別棟〈バックハーフ〉へ連れ去られ、決して帰ってこないのだった。ルークはこの不穏な施設からの逃亡計画を温めはじめる――。 -
エドガー・アラン・ポーの代表作から知られざる名作までを一冊に収録し、読みやすく編集した電子版アラン・ポー全集。海外文学を代表する世界的文豪たちの長編小説、短編、評論、随筆などを多数収録し、手に取りやすい価格で合本した電子書籍ならではの文学シリーズです。
●目次
アッシャー家の崩壊
ウィリアム・ウィルスン
うずしお
落穴と振子
黒猫
群集の人
黄金虫
しめしあわせ
十三時
鐘塔の悪魔
赤死病の仮面
沈黙
盗まれた手紙
早すぎる埋葬
病院横町の殺人犯
ペスト王
ポオ異界詩集
マリー・ロジェエの怪事件
メールストロムの旋渦
モルグ街の殺人事件
【関連作品】
ポーの片影(芥川龍之介)
涙香・ポー・それから(夢野久作)
ポオとルヴェル(小酒井不木)
「マリー・ロオジェ事件」の研究(小酒井不木)
科学的研究と探偵小説(小酒井不木)
ポウの本質(平林初之輔)
ヂユパンの癖とヴァンスの癖(平林初之輔)
日本の近代的探偵小説(平林初之輔)
愛読作家についての断片(平林初之輔) -
孔子と弟子たちの言行録であり東洋思想の古典中の古典『論語』。本書では論語全文の「原文(白文)」、定番の「書き下し文」、作家・教育家としても著名な下村湖人による自然で格調高い「現代語訳」と「注釈」を各章ごとにまとめ、論語のエッセンスを湖人が物語として編んだ「論語物語」も合本。さらに和辻哲郎による孔子論『孔子』、孔子の高弟・子路の生涯を情感豊かに描いた中島敦の小説『弟子』も収録。一冊で論語のすべてがわかる必携書。
●目次
【現代訳論語】下村湖人
「論語」を読む人のために
訳註その他について
学而第一
為政第二
八佾第三
里仁第四
公冶長第五
雍也第六
述而第七
泰伯第八
子罕第九
郷党第十
先進第十一
顔淵第十二
子路第十三
憲問第十四
衛霊公第十五
季氏第十六
陽貨第十七
微子第十八
子張第十九
尭曰第二十
【論語物語】下村湖人
序文
改版序
富める子貢
瑚連
伯牛疾あり
志を言う
子路の舌
自らを限る者
宰予の昼寝
觚觚ならず
申棖の欲
大廟に入りて
豚を贈られた孔子
孝を問う
楽長と孔子の眼
犂牛の子
異聞を探る
天の木鐸
磬を撃つ孔子
竈に媚びよ
匡の変
司馬牛の悩み
孔子と葉公
渡場
陳蔡の野
病める孔子と子路
一以て貫く
行蔵の弁
永遠に流るるもの
泰山に立ちて
【弟子】中島敦
【孔子】和辻哲郎
序
再版序
一 人類の教師
二 人類の教師の伝記
三 『論語』の原典批判
四 孔子の伝記および語録の特徴
付録 武内博士の『論語之研究』 -
19世紀末。アフリカ大陸の中央部に派遣された船乗りマーロウは、奥地出張所にいるという象牙貿易で業績を上げた社員、クルツの噂を聞く。鬱蒼たる大密林を横目に河を遡航するマーロウの蒸気船は、原住民の襲撃に見舞われながらも最奥に辿り着く。そこで目にしたクルツの信じがたい姿とは――。著者の実体験をもとにし、大自然の魔性と植民地主義の闇を凝視した、世界文学史に異彩を放つ傑作。
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※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
◆この目録は二〇二二年五月までに刊行された河出文庫、KAWADE夢文庫のうち入手可能なものを掲載しました。
◆書目によっては今後、品切れや定価が変更になる場合がございます。ご注意ください。
◆価格は本体価格で表示しております。ご購入の際には別途消費税がかかりますので予めご了承ください。
※掲載されているタイトルは二○二二年五月現在、書店で購入可能なものです。 -
19世紀末、夜ごと流麗な舞台が繰り広げられるパリの花、オペラ座。その地下深くには奇怪な事件を巻き起こす怪人が棲み着いていると噂されていた。怪人は若く可憐なクリスティーヌに夜毎歌の手ほどきを授けていたが、歌姫に想いを寄せる幼馴染の子爵との仲に嫉妬しクリスティーヌを誘拐。結婚を迫り、拒否すればオペラ座を爆破すると脅すのだった……。ホラー小説の先駆けと名高い世紀の名作。(解説・岡田暁生)
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わたしは記憶を失った――関係を曖昧にする彼に、妊娠を告げぬまま。
クリュザンダーの子が、わたしのおなかの中にいる。その事実を知ったマーリーは、彼に打ち明けるべきか悩んだ。同棲しているものの、セクシーなギリシア大富豪の彼は、いまだにふたりの関係をはっきりさせようとしないのだ。マーリーはさっそく、仕事から戻ったクリュザンダーに問いかけた。「僕は“関係”なんて結ばない。わかってるだろう、きみは愛人だ」返ってきた辛辣すぎるその言葉にマーリーが失望する暇もなく、クリュザンダーは30分以内にこの家を出ていけと彼女に命じた。訳もわからず放り出された彼女は、ほどなく何者かに誘拐されてしまう。3カ月後、ようやく解放されたマーリーは、記憶を失っていた……。
■病院からマーリーを引き取るため、クリュザンダーは彼女の婚約者と名乗ります。けれども、彼との“関係”を望んでいたはずのマーリーは皮肉にも、彼の顔を忘れているのでした。この人が私の恋人。赤ちゃんの父親。でも心が乱れるのはなぜ? そう不安になり……。
*本書は、mirabooksから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。 -
2014年もハーレクインには様々なヒーローが登場しました。傲慢な態度とは裏腹に繊細な内面を持つヒーロー、色っぽいけど“おとぼけ”な一面を持つヒーロー、難癖ばかりつけてはヒロインを困らせてばかりいるヒーローなど、どのヒーローもハンサムでゴージャスながら、魅力のツボは十人十色。そこで、2014年に刊行された作品の中から、印象に残ったヒーロー、ベスト3を選んでみました! 見事、3人に選ばれたのは……? ★2014年電子書籍配信作品一覧付き★
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光文社古典新訳文庫は2021年で創刊15周年! 記念ブックガイドではあの読書好きが刊行タイトルの中の“推し”をコメント付きで紹介します。書評家、翻訳家からマンガ家、YouTuber、そして社内で古典新訳文庫に関わる人間まで登場! 愛が伝わって今すぐその本を読みたくなるような、古典への愛が深まるきっかけとなるような、そしてあなたの「推しの一冊」が見つかるような全53冊紹介のブックガイド。 -
アトレイデス公爵は皇帝の命を受け、惑星アラキスに移封されることになる。過酷な砂漠の惑星アラキスは、抗老化作用を持つ香料メランジの唯一の産地である。宿敵ハルコンネン家に代わりそこを支配することは、表面的には公爵家に大きな名誉と富を約束する。皇帝やハルコンネン男爵の罠だと知りつつ、公爵は息子ポールの未来のため惑星アラキスに乗り込むが……ヒューゴー・ネビュラ両賞受賞の壮大な未来叙事詩を新訳で!
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ひと気のない静かな山中。男は邪魔な義理の両親を殺した。それは完全犯罪になるはずだった。だが、その決定的瞬間を三人の子供が目撃していた! 彼らは男を恐喝しようとするが……。二転三転していくストーリーと、息もつかせぬサスペンス。華文ミステリの新境地にして、チャイニーズ・ノワールの傑作が登場!
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ぼくの飼い猫のピートは、冬になるときまって「夏への扉」を探しはじめる。家にあるドアのどれかひとつが、夏に通じていると固く信じているのだ。そして1970年12月、ぼくもまた「夏への扉」を探していた。親友と恋人に裏切られ、技術者の命である発明までだましとられてしまったからだ。さらに、冷凍睡眠で30年後の2000年へと送りこまれたぼくは、失ったものを取り戻すことができるのか──新版でおくる、永遠の名作。解説/高橋良平
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一○年にわたるトロイア戦争の末期、物語は、激情家で心優しいギリシア軍第一の勇将アキレウスと王アガメムノンの、火を吐くような舌戦で始まる。トロイア軍の総大将ヘクトル、アキレウスの親友パトロクロス、その敵討ちに奮戦するアキレウスら、勇者たちの騎士道的な戦いと死を描いた大英雄叙事詩。格調高く明快な新訳。
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あと4日で、地球滅亡……!? 衝突の危機がせまった彗星を調べるため、ムーミントロールはスニフと共に、天文台へ大冒険。スナフキン、スノークのおじょうさんとの出会いも! *日本語翻訳本は、形を変えて55年もの間、愛されてきました。今回初めての翻訳新版となります。主な変更点は、・現代的な表現、言い回しに整え、読みやすくなりました/・クリアなさし絵に全点差し替えました/・原書最終版に基づき、より細部にこだわった表現にしました。
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人間、エルフ、ドワーフたち異種族が入り乱れるこの大陸で、北方諸国は南のニルフガード帝国の侵攻を受けた。ゲーム化で世界中にさらなる話題を呼んだ、ポーランド発傑作ファンタジイ、開幕篇!
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田舎医者ボヴァリーの美しい妻エマが、凡庸な夫との単調な生活に死ぬほど退屈し、生れつきの恋を恋する空想癖から、情熱にかられて虚栄と不倫を重ね、ついに身を滅ぼすにいたる悲劇。厳正な客観描写をもって分析表現し、リアリズム文学の旗印となった名作である。本書が風俗壊乱のかどで起訴され、法廷に立った作者が「ボヴァリー夫人は私だ」と言ったのは、あまりにも有名である。
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久美子は、たったひとりで成田発ロンドン直行便にチェックインした。激化する経済抗争を避けるため、《ヤクザ》の大物である父親の指示でイギリスに身を隠すことになったのだ。だが久美子は知るよしもなかった――十三歳の自分が、ミラーシェードを埋めこんだ女ボディガードにひきずられ、擬験の大スターのアンジイや、伝説的ハッカーのボビイをも巻きこんだ大冒険に出発し、電脳空間の神秘をかいま見ることになるとは! 全世界注目の作者が、疾走感あふれるシャープな展開で満を持して放つ、ファン熱望の《電脳空間》三部作完結篇ついに登場。
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新米ハッカーのボビイ、別名カウント・ゼロは、新しく手に入れた侵入ソフトの助けを借りて電脳空間に没入していた。だが、ふとしたミスから“黒い氷”と呼ばれる防禦プログラムの顎にとらえられ、意識を破壊されかけてしまった。そのとき、思いがけないことが起こった――。きらめくデータの虚空のかなたから、神秘的な少女の声がきこえてきたのだ!ボビイは必死で電脳空間から離脱しようとするが…? SF界の話題をさらった『ニューロマンサー』と同じ世界を舞台にして、前作をはるかに上まわる衝撃的なヴィジョンを展開した、ファン待望のギブスンの長篇第2作登場!
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飛行機が墜落し、無人島にたどりついた少年たち。協力して生き抜こうとするが、次第に緊張が高まり……。不朽の名作、新訳版登場。
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〔ヒューゴー賞/ネビュラ賞受賞〕ハイテクと汚濁の都、千葉シティの空の下、コンピュータ・ネットワークの織りなす電脳空間を飛翔できた頃に思いを馳せ、ケイスは空虚な日々を送っていた。今のケイスはコンピュータ・カウボーイ能力を奪われた飢えた狼。だがその能力再生を代償に、ヤバい仕事の話が舞いこんできた。依頼を受けたケイスは、電脳未来の暗黒面へと引きこまれていくが……華麗かつ電撃的文体を駆使して放つ衝撃のサイバーパンクSF!
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