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『ノンフィクション、学問、文藝春秋』の電子書籍一覧

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  • 爆笑と恐怖が交互に襲い来る強烈な歴史書

    梅毒には水銀風呂! 夜泣きする子にはアヘン! 水難事故にはタバコ浣腸! かつて人類の常識だった残念すぎる医療の全てがここに。

    〈最終的には次の簡単な問いを自問するといいだろう。その治療法には、信頼できるエビデンスがあると思うか? 副作用が出ても構わないか? それから忘れてはならない問いがもう一つ──治療費にいくらまで払えるか?
     実のところ、この本は何でも治ることを売りにした最悪の治療法の歴史を、簡潔にまとめたものだ。言うまでもなく、「最悪の治療法」は今後も生み出されるだろう。〉(「はじめに」より)

    ※この電子書籍は2019年4月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • この5月で新型コロナは2類から5類に移行し、日本のパンデミックもやっと終わりを告げることになる。
    世界でパンデミックが発生した当初こそ、欧米での死者のあまりの多さに比べ、日本ではそこまでの被害が出ていなかったことから、ファクターXなどと、日本の特殊性を賛美する声があがった。しかし、それは幻想だった。欧米ではいち早くパンデミックを終息させ、マスクのない日常を取り戻しているのに、日本ではだらだらと感染拡大は続き、まる3年たってもマスクを外せない暮らしが続いている。
    なぜなのか。
    それは、日本が人権を制限できない国だからだ。
    前の戦争の反省から、日本は人権の制限に極端に及び腰な国家になった。
    しかし、感染症対策は、どこかで人権を制限しなければ効果的に行えないところがあるのだ。たとえば行動の自由を制限するロックダウン。欧米ではほとんどの都市でロックダウンが行われたが、日本では「お願い」「自粛」のレベルでしか行動は制限されず、感染は拡大を続けた。
    ワクチンの接種も「推奨」であって「義務」ではない。今回がパンデミックは史上初めてワクチンによって終息することは最初から明らかだった。それでも、ワクチン接種を義務化できなかったことで、いつまでも重症者が減ることがなかった。

    本書はWHOで感染症対策に従事したおともある筆者による、新しい自由論である。
    人権は大切だが、それが制限される局面もある。国家は国民を説得し、そのことを許してもらわなくてはならない。それこそが、今後、国家に期待される役割なのである。

    国民は3年間、不自由に耐え、できることはすべてやった。あとは政府の決断だけだ。
  • ワクチンレタス、人工肉、ゲノム編集、デジタル農業……
    あなたの食べ物は知らぬ間に入れ替わっている!

    ベストセラー『デジタル・ファシズム』の著者が暴く〈フードテック・ファシズム〉

    ・もう牛は殺さない「人工肉バーガー」
    ・粉ミルクはもう古い! 赤ちゃんは培養母乳で
    ・「ふるさと納税」デビューしたゲノム編集魚
    ・〈原子力ムラ〉の次は〈ゲノム編集ムラ〉!?
    ・〈デジタル農業アプリ〉の真の目的とは
    ・食が〈特許〉で支配されるディストピア
    ・地球の砂漠化を防ぐにはバッファローを見よ!
    …etc.

    巨大資本が仕掛ける強欲マネーゲームーー〈食の文明史的危機〉を描き出す衝撃作!
  • 画期的! 生きた言葉から激動の世紀を編みなおす。
    「渦中の人物の発言」が織りなす百年紀
    与謝野晶子「君死にたまふことなかれ」、チャーチルの戦う「演説」から、日本初の禁煙「広告」、ワールドカップのドーハの悲劇の「嘆き」まで。その時、誰が、どんなことを言ったのか? 私たちの時代を次代へヴィヴィッドに伝えるための「20世紀」読本。
    どこからでも読める! 一家に一冊! 3分間スピーチの虎の巻に!

    ※本書は2000年4月に刊行された単行本の電子書籍版です。時制等、すべて刊行当時のままです。また主要人名索引については人名リストとして収録しました。
  • 吉田松陰は国防のために、幕府を倒した? すべてをお金で説明する福沢諭吉が今も読まれる理由とは? 趙進化論者、北一輝は天皇のカリスマに賭けた? 小林秀雄はひとつのことしか言っていない? 日本が抱えた難問に答えを出した「考える日本人」。これだけ押さえれば近代日本がわかる。
  • 「できなかったことができる」って何だろう?

    技能習得のメカニズムからリハビリへの応用まで――

    ・「あ、こういうことか」意識の外で演奏ができてしまう領域とは
    ・なぜ桑田真澄選手は投球フォームが違っても結果は同じなのか
    ・環境に介入して体を「だます」“農業的”テクノロジーの面白さ
    ・脳波でしっぽを動かす――未知の学習に必要な体性感覚
    ・「セルフとアザーのグレーゾーン」で生まれるもの ……etc.

    古屋晋一(ソニーコンピュータサイエンス研究所)、
    柏野牧夫(NTTコミュニケーション科学基礎研究所)、
    小池英樹(東京工業大学)、牛場潤一(慶應義塾大学)、
    暦本純一(東京大学大学院)ら、5人の科学者/エンジニアの先端研究を通して
    、「できる」をめぐる体の“奔放な”可能性を追う。

    日々、未知へとジャンプする“体の冒険”がここに!
  • ビル・ゲイツが「読むべき5冊」に(2021年末発表)に選出!

    「生命科学の最前線を知る絶好の書。多くの人に読んでもらいたい
     大変優れた本」――ノーベル賞生物学者・大隅良典氏推薦!

    世界的ベストセラー『スティーブ・ジョブズ』評伝作家による最新作!

    米Amazonで1万レビュー超え、平均4.7★ 。全米ベストセラー遂に上陸!
       
    遺伝コードを支配し、コロナも征服。ゲノム編集技術クリスパー・キャス9を開発しノーベル賞受賞し、人類史を塗り替えた女性科学者ジェニファー・ダウドナが主人公。

    20世紀最大の「IT革命」を超える大衝撃、「生命科学の革命」の全貌を描き尽くした超弩級のノンフィクション。
  • 人間はどこから来て、どこへゆくのか?

    この古くて新しい問いに答えようとする新たなる名著が誕生した。

    著者はいう。
    並はずれた種である人類は、いま超生命体になりつつある、と。

    その超生命体=ホモ・オムニス(集合性人類)とは何者なのか? 本書は宇宙の誕生から説き起こし、人類という種がいかにして自分たちを変え、
    自然との関係を変えてきたかを語りつくす。

    その語り口は、自然科学と人文科学が融合した、現代ならでは知見を縦横無尽に往来する、ビッグ・サイエンスにしてビッグ・ヒストリーといえる。

    人間をここまで変えてきた進化、なかんずく文化の進化がいかになされたのか。著者は4つの要素がそれを推し進めたのだという。
    火。
    言葉。
    美。
    時間。

    火を使うことは、人間の利用可能なエネルギーを飛躍的に増大させ、わたしたちを生物的な限界から解き放った。
    言葉という情報こそが、複雑な文化的知識を正確に伝え、わたしたちを協力させることを可能にした。
    美が、わたしたちの活動に意味をもたらし、共通のアイデンティティで融合させ、大規模な社会をつくりあげた。
    そして時間が、世界を客観的・合理的に説明する方法の基盤となり、わたしたちの科学をここまでにした。

    この4つの要素と人類の物語は新鮮な驚きに満ち、今まで気づかなかった人間観を与えてくれる。
    そして、生物進化を超えた文化進化の先には「超人類」の姿が見えてくる……。

    2020年の英国王立協会(世界最古のもっとも権威ある学会)サイエンス・ブック賞最終候補作。
    科学本の垣根を超え、知的刺激を求めるあらゆる読者に贈る、待望の邦訳。
  • 第三次世界大戦はすでに始まっている
    アメリカの覇権をくつがえそうとするロシアと中国。サイバー技術とスパイを使った二大陣営の戦いは私たちに何をもたらすのか。
    ロシアによるウクライナ侵攻とともに注目が集まったサイバー世界の戦争。そしてにわかに高まる台湾海峡の危機。ロシアと中国というスパイ大国が、アメリカや日本など西側諸国に仕掛けた情報戦争の内幕をスパイ取材の第一人者が解き明かす。

    目次
    第一章 プーチンの戦争とサイバー戦
    第二章 中国は技術を盗んで大国になった
    第三章 デジタル・シルクロードと米中デジタル覇権
    第四章 中国に騙されたトランプ
    第五章 アメリカファーストから「同盟強化」へ
    第六章 日本はサイバー軍を作れ
  • ◎それは奇跡か、それとも病か?◎

    かつて大学で脳を研究し、科学ジャーナリストとなった著者。
    彼女の趣味は「人とは違う脳」を持った人々について書かれた医学論文を収集し、読み漁ること。
    だが、論文を読むだけでは、患者の人となりは全く見えてこない。
    ある日、十年間集め続けた論文の山の前で彼女は思った。「世界中で普通の人々に奇妙な事が起こっている。彼らはどんな生活をしているのだろう?」――それが、「奇妙な脳」の持ち主たちを巡る旅の始まりだった。


    【目次】

    序 章 「奇妙な脳」を探す旅へ出よう

    第1章 完璧な記憶を操る

    第2章 脳内地図の喪失

    第3章 オーラが見える男

    第4章 何が性格を決めるのか?

    第5章 脳内iPodが止まらない

    第6章 狼化妄想症という病

    第7章 この記憶も身体も私じゃない

    第8章 ある日、自分がゾンビになったら

    第9章 人の痛みを肌で感じる

    終 章 ジャンピング・フレンチマンを求めて
  • ◆心理学×テクノロジー、仮想現実の最前線◆

    ・VR内での体験を、脳は現実の出来事として扱ってしまう
    ・VR内で第三の腕を生やしたり、動物の身体に“移転”しても、
    脳はすぐさまその変化に適応し、新たな身体を使いこなす
    ・イラク戦争後、“バーチャル・イラク”を体験するVR療法により、
    PTSDに苦しんでいた二〇〇〇人以上の元兵士が回復した
    ・VRで一人称視点の暴力ゲームをプレイすると、
    相手が仮想人間だとわかっていても生々しい罪悪感を覚える
    ・仮想世界で一日過ごすと現実と非現実の違いがわからなくなる
    ・VRユーザーの身体や視線の細かな動きは、正確にデータ化できる
    ・そこからその人の精神状態、感情、自己認識がダイレクトに読み取れる

    【目次】

    ■序 章 なぜフェイスブックはVRに賭けたのか?
    ■第1章 一流はバーチャル空間で練習する
    ■第2章 その没入感は脳を変える
    ■第3章 人類は初めて新たな身体を手に入れる
    ■第4章 消費活動の中心は仮想世界へ
    ■第5章 二〇〇〇人のPTSD患者を救ったVRソフト
    ■第6章 医療の現場が注目する“痛みからの解放”
    ■第7章 アバターは人間関係をいかに変えるか?
    ■第8章 映画とゲームを融合した新世代のエンタテイメント
    ■第9章 バーチャル教室で子供は学ぶ
    ■第10章 優れたVRコンテンツの三条件
  • <100点以上のフルカラーイラストを掲載>
    海の生命の物語は陸上よりも奥深くダイナミックだ!

    サメの仲間は陸上で恐竜が誕生するずっと前から海洋世界に君臨し、恐竜絶滅後も生き残ってきました。

    8割以上の生物が死に絶えた2億5000万年前、史上最悪の大量絶滅事件。
    そして恐竜を滅ぼした6600万年前の小惑星衝突。

    なぜサメたちは幾度の危機を乗り越え、
    4億年以上にわたり“帝国”を築き上げることができたのでしょうか?
    本書は海洋生命をめぐる興亡史を徹底的に解説します。

    【目次】

    ◎第1章 壮大なる“序章”
    「アノマロカリス」から「ウミサソリ」へ

    ◎第2章 剛と軟。主導権を握るのは?
    「甲冑魚」vs「初期のサメ」

    ◎第3章 最強と最恐。海洋覇権をめぐる決戦
    「サメ類の絶対王者」vs「モササウルス類」

    ◎第4章 新勢力は“海の王”となるか
    「クジラ」vs「メガロドン」
  • 少子高齢化による危機が叫ばれて久しい現代の日本。一方で、目覚しい発展を遂げているAI(人工知能)の活用に注目が集まっている。AIは「人間から仕事を奪う」と批判する人もいるが、「人手不足の救世主になる」と期待する声もある。『未来の年表』など日本の人口動態に関する著書を持つ河合雅司氏と『人工知能と経済の未来』の著者でAI研究にも精通する井上智洋氏が、人口減少とAIの発達が日本の未来に何をもたらすのか語り合った。(※月刊文藝春秋2017年11月号に掲載された記事を電子書籍化)
  • “二十一世紀最大の謎”を描ききった事件ルポの白眉!

    まさに未曾有の怪事件。発覚当時63歳の女を中心に、結婚や養子縁組によって複数の家庭に張り巡らされた、虐待し搾取する者とされる者が交錯する人間関係。その中で確認された死者11人。この複雑きわまる尼崎事件の全容を執念の取材で描いた、事件ノンフィクションの金字塔。文庫化にあたり70ページ大幅増補。
    解説・永瀬隼介
  • xのn乗 + yのn乗 = zのn乗

    上の方程式でnが3以上の自然数の場合、これを満たす解はない。
    私はこれについての真に驚くべき証明を知っているが、ここには余白が少なすぎて記せない。

    17世紀の学者フェルマーが書き残したこの一見簡単そうな「フェルマーの予想」を証明するために360年にわたって様々な数学者が苦悩した。

    360年後にイギリスのワイルズがこれを証明するが、その証明の方法は、谷村・志村予想というまったく別の数学の予想を証明すれば、フェルマーの最終定理を証明することになるというものだった。

    私たちのなじみの深いいわゆる方程式や幾何学とはまったく別の数学が数学の世界にはあり、それは、「ブレード群」「調和解析」「ガロア群」「リーマン面」「量子物理学」などそれぞれ別の体系を樹立している。しかし、「モジュラー」という奇妙な数学の一予想を証明することが、「フェルマーの予想」を証明することになるように、異なる数学の間の架け橋を見つけようとする一群の数学者がいた。

    それがフランスの数学者によって始められたラングランス・プログラムである。

    この本は、80年代から今日まで、このラングランス・プログラムをひっぱってきたロシア生まれの数学者が、その美しい数学の架け橋を、とびきり魅力的な語り口で自分の人生の物語と重ね合わせながら、書いたノンフィクションである。
  • NASAは「生命はどこから来たのか?」を21世紀の宇宙探査のテーマとし、「アストロバイオロジー」と名付けました。これは「生命とは何か」「生命はいかに地球に出現し進化したか」「我々は宇宙で孤独な存在なのか」が柱となります。本書は、惑星科学の第一人者・松井孝典東大名誉教授が「アストロバイオロジーの本は多く出ているが、本質的な問題を論じたものは少ない」として筆をとった、惑星科学論の決定版です。最新の宇宙探査データから、生命の起源と進化、地球外生命体の可能性についても論じる、惑星科学における最新情報満載の一冊!

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