『前科者 1、0~10冊』の電子書籍一覧
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前科者4人。今、人生(ゲーム)をやり直す。
その日、首都バードンに4人の男たちが足を踏み入れた。揃いも揃って前科者である彼らの目的は「高級煙草店を起業する」こと…? 頼りにする「友」と賭けられる「夢」がある。このゲームに負けはない――『ACCA13区監察課』のオノ・ナツメによる男たちの危険な人生狂騒曲、開幕。 -
希望と再生の物語、映画「前科者」小説版!
罪を犯した者、非行歴のある者の更生に寄り添う国家公務員、保護司。阿川佳代は保護司になり早3年。仕事にやりがいを感じ、道を外れてしまった「前科者」のために奔走していた。担当する前科者の中の一人・工藤誠は、真面目な仕事ぶりを雇い主から評価され順調に更生していた。このままいけば自立の日も近いと心を躍らせる佳代だったが、最後の面会日を前に、誠は忽然と姿を消してしまう。その頃、謎の連続殺人事件が発生し──。
阿川佳代をあの有村架純が、工藤誠を森田剛が演じる話題の映画「前科者」が2022年1月全国公開。消えない罪を背負った者は、過去を乗り越えることができるのか。感動のオリジナルノベライズ!
(底本 2021年12月発行作品) -
前科二、現在は無遠慮なヤクザ者へと成長した御子柴にとって気がかりな存在は、かつて殺した仇敵、花村の忘れ形見・花村大星だった。御子柴を育ての親の仇と憎む大星は、施設で我慢ばかりの生活をしてきたはずが、実直で誠実な人間に成長していた。そんな大星がシマのマッサージ店で働いていると知り、街から追い出そうと店に通いマッサージを受けつつちょっかいを出しているうちに、御子柴はいつしか大星を憎からず思うようになり──。(「前科者の睦言 前編」はウェブ・マガジン小説花丸 Vol.5に収録されています。重複購入にご注意ください)
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【内容紹介】
あなたもできる、なりたい自分になることができる
前半は、著者が犯罪を犯すまで、そして獄中生活について。後半では、著者が元受刑者たちの社会復帰を果たす際の心のもちようについてお伝えする。多くの道を過った若者を救った言葉がここにある。
いま大きな壁にぶつかっている人、何かをやりたいけれど、どうしても前に進めない人、大きな失敗をしてしまった人、過ちを犯してしまった人に、前を向いて生きる勇気と強さを与えてくれる。
「わたし自身も、この本を作っていく中で変わることができました」(編集者談)
【著者紹介】
高山 敦(たかやま・あつし)
高校卒業後、税理士事務所に勤務した後、27歳で起業。
ITバブルを見て「自分も億万長者に! 」とIT関連事業に進出するために資金を集めようとはじめた事業で詐欺に加担。 4年7か月の刑務所生活を送る。刑務所で人生を見直し、社会のためになることをやろうと決意する。
出所後、保護司とともに受刑者の社会復帰を目的とした会社を立ち上げた後、現在は、独立して元受刑者の就労支援や自身の体験をもとにした講演活動などを行っている。
【目次抜粋】
はじめに
プロローグ 前科者が会社を立ち上げた
自分が蒔いた種はあとで必ず自分が刈りとる
第1章 転落人生のはじまり
第2章 人としての尊厳を捨てた日
第3章 迷いのトンネルを抜け出せた日
第4章 自分を信じて一歩を踏み出したときからすべてははじまる
第5章 思いひとつで流れは変わる
エピローグ 人生、大逆転を起こすために -
理不尽はあっても救いはない、剣はあっても魔法はない、ヨーロッパ中世を模したファンタジー世界。大陸との海峡からほど近いとある街に、ひとりの女商人が店舗を構えていた。その女商人――リアノンは冷徹なやり手として名を馳せていたが、同業者に陥れられて無一文に転落。さらには贋金作りの濡れ衣まで着せられてしまう。おとなしく絞首刑を受けるか、高額の補償金を払って特赦を受けるか。有罪を宣告された法廷で、決断を迫られたリアノンは……!?
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身寄りのない少女が共同生活を営む更生施設「無垢の園」。
その実態は罪を犯した娘たちの吹きだまりであった。一国の王が残した「秘宝」を求め、このディストピアに潜入したシキブ。待ち受けるのは、ひとクセもふたクセもある前科者たち。
なかでも最もヤバい元貴族令嬢、シャルロータ・リヴィーツァとの出会いが、施設どころか世界を揺るがす惨劇の出発点となる――! -
日雇い労働者ジャン・ヴァルジャンは、貧しさのどん底で、ある日一片のパンを盗もうとして捕えられ、重刑を科せられる。彼は不当な刑に怒りをおぼえ2回も脱獄を企てたため19年も刑に服すことになった。ようやく釈放された彼は片田舎の町ディーニュに現われたが、宿屋は前科者と知ると泊めてもくれない。あてどなくさまよった彼は、アルプスのふもとにあるミリエル老司教の家にたどりつく。司教は、暖い部屋に招き入れ銀の食器でもてなしてくれた。だが、恩を仇で返すように、彼は司教館の銀の食器を盗んで逃げる。すぐにつかまり、彼は司教館に連れもどされたが、「それはわたしがこの人にあげたのです」と司教は言う。ジャン・ヴァルジャンは奇跡を目にしたような衝撃をうけ、寒風の吹きすさぶ野を泣きながら駆け去る……ジャン・ヴァルジャンの改心と苦闘の人生がはじまる。この主人公をめぐって、売春婦ファンテーヌ、その子コゼット、その恋人マリユスらの人生がからみあい、おりからの激動する時代とともに数多くの人々が嵐のように渦巻き過ぎる。ユゴーの世界観を集大成した代表作。
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▼第1話/名張忍法塾▼第2話/蜘蛛丸▼第3話/犬を呼ぶ少女▼第4話/伝火矢才蔵▼第5話/竜震〔真田軍記より〕
●登場人物/才蔵(名張忍法塾の卒業生。伝火矢の術の使い手)。蜘蛛丸(名張忍法塾の卒業生。蜘蛛手を操る)。桔梗(名張忍法塾の卒業生。傀儡の術の使い手)。次郎(桔梗の忍犬)。
●あらすじ/伊賀・名張の里の忍法塾では、一人前の忍者を目指して大勢の若者が厳しい訓練に励んでいた。慶長15年、蜘蛛丸、才蔵、桔梗の3人の若者は修行を終え、己の術のみを信じて、それぞれの道へ旅立っていくのだった(第1話)。▼豊臣方と決戦間近の徳川家に仕えることになった蜘蛛丸は、大阪城の銃の数の調査という使命を与えられる。人足として潜入した蜘蛛丸に、自分も徳川方の忍者だと名乗る文次という男が親しげに話しかけてくる。最初は掟どうりになんのことか分からないふりをしていた蜘蛛丸だったが、見張りに囲まれた際の文次の献身的な行動を見て、心を開く。しかし、蜘蛛丸も文次も見張りに捕まってしまう……(第2話)。 -
時は1993年――。凶悪犯罪は増加の一途をたどり、国家警察も無力であった。政府は前科者や身分の特定できない者を“開放区”と呼ばれる区分に住まわせる政策をとった。それから5年……。そこは強きものは生き、弱きものは死ぬ独立犯罪小国家“インフェルノ・シティー”となった。規律も善悪もない街で、生死を賭けた戦いが、今始まる!
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西玉川署・地域課に、ピンクビラを街に貼っていた少年が連行されてきた。その少年はなんと、新人警官・火神の後輩だった。取り調べ後、火神は、先輩婦警の岡崎に付き添われて、後輩の少年と一緒にビラをはがしに行く。そこで、岡崎は麻薬常習犯を見つけ、追いかけるが、けがを負わされてしまう。そんな岡崎を見た火神は、怒りを押さえられず、上官の命令を無視して一人で犯人を追うが…
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「加瀬ひかり(27)。安芸信用金庫・広島支店、営業。」
「田所順平(16)。高校2年。部活、合唱部。」
「若山正太郎(16)。中卒。職業、病院清掃。」
同じ町に住む3人は、いまだお互いを知らない。
だが、彼らには共通点がある。
そして、やがて彼らは出合うだろう。
ひとつの言葉の下に、
ひとつのつながりの下に、
そして、ひとつの覚悟の下に――。
現代の広島を舞台に、苦難を抱える人々の絶望と奮闘、希望を描く
骨太ヒューマンドラマが、いま始まる。 -
【『地雷震』1~4巻を収録した超合本!※内容はコミックス発売当時と同様です。】高橋ツトムの原点。人間の“生”と“死”、そして“犯罪”という“本能”――。凶眼の刑事・飯田響也(いいだきょうや)が人間の心の暗部を抉(えぐ)り出す! 油断をすれば飲み込まれてしまう深く暗い闇。己の闇から、目を背けるな。
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アメリカ南部のさびれた田舎町のカフェで起こるエピソード。カフェの女主人ミス・アメリアは、男のような力を持ちながら、ひどい斜視の持ち主だが、ふとしたきっかけから肉体的畸型児であるせむし男に愛情を抱く。だが、かつてつかのま夫にしたことのある無頼漢で前科者のマーヴィン・メイシーと肉弾相打つ決闘を試みて、あげくの果てには、愛するせむし男そのものに裏ぎられて敗北してゆく。象徴的なトーンは、今日の人間の心の孤独、現実の世界にとりつく島も容易に見出せぬ人間の悲しい状況である。
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一九三〇年,日本統治時代の台湾に生まれた蔡焜霖(ルビ:さいこんりん)は,読書が好きな少年で,教育者になることを夢見て育った.戦争の色濃い時代は日本の敗戦で終わったが,戦後は国民党政権による新たな支配が始まり,ある日,町役場で働く焜霖のもとへ憲兵が訪ねてきて…….白色テロの深い傷を描いた台湾の傑作歴史コミック,第一巻.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.
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極めて、凶悪な受2人。タチが悪くて手に余る、2つのカラダ──。【お人好し攻×クズのチンピラ受×ヤクザの“オンナ”受】 舞台はヤクザ経営のカジノ。バイトの新谷(しんたに)はチンピラのディーラー・菊池(きくち)がやっていた横領に巻き込まれ、制裁を受けることになってしまう。制裁を命じるのは会長(オーナー)の“オンナ”・須藤(すどう)。命令は「ビデオカメラの前で菊池を犯せ」。唐突な命令に硬直する新谷だったが、須藤にモノを咥えられ、泣きじゃくる菊池を犯すよう導かれ──。 闇社会に踊るドロドロ三角関係、開幕!
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1989年、60歳で突然死去した阿佐田哲也。いまなお熱烈なファンの支持を誇る「雀聖・阿佐田哲也」の作品を発刊していくシリーズ第1弾! 表題作「天和をつくれ」に加え、「パイパンルール」「競輪円舞曲」「新春麻雀会」など、読み応え満点の短篇ギャンブル小説を8本収録。麻雀、競輪、ルーレット等のギャンブルを題材に、そこに生きる“人間”たちの駆け引きや人生模様が、時におかしく、時に哀しく、描き出されている。
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※本電子書籍は『映画ドラえもん のび太と銀河超特急(エクスプレス)』上巻/下巻2冊を、1冊にまとめた合本版です。本文に変更・省略・追加などを一切せず、上巻の奥付の次に下巻の表紙をつなげています。
ドラえもんが未来で大人気のミステリートレインのキップを手に入れてきた。。さっそく、のび太たちはSL型の宇宙船『銀河超特急』に乗りこんで、大宇宙の旅にのりだす。流れゆく惑星群をじっくりながめることができ、高級ホテル並みの設備をととのえた列車に、みんなは大満足だった。ところが、列車は凶悪な宇宙盗賊団におそわれ、近くの惑星に不時着してしまう。たちこめる霧の中、盗賊団の再攻撃に身構えるのび太たちだったが、霧がはれると、宇宙最大の遊園地、ドリーマーズランドが現れた。盗賊団の襲撃は遊園地のアトラクションだったのだ。のび太たちは、それぞれ西部の星や忍者の星、メルヘンの星に分かれて、楽しい時をすごすことに。ちょうどそのころ、外宇宙からは謎の侵略者がドリーマーズランドに迫っていた……!! ▼プロローグ▼第1章/銀河超特急▼第2章/奇々怪々!?▼第3章/宇宙盗賊団▼第4章/ウエストワールド▼第5章/宇宙人襲来▼第6章/人形つかい▼第7章/ロストワールド▼第8章/異星の客▼第9話/禁断の惑星▼第10話/青銅の魔人▼エピローグ▼巻末特別付録/藤子先生のことば -
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
格差社会は許さない! 日本を代表する良心的人権派雑誌『実話BUNKA超タブー』で大反響を呼んだ、貧困女性へのインタビュー集が電子オリジナルで刊行。ルポライターの中村淳彦が、どれだけ働いてもまともな収入を得られなかったり、水商売や性風俗で働かないと生きていけない女性たちの話を聞いていく。
中村淳彦「貧困女子採集」
標本No.01 月収15万円 特養ホーム栄養士(46)
標本No.02 月収11万円 飲食店店員(26)
標本No.03 月収13万円、借金400万円の会社員(35)
標本No.04 月収10~15万円 元グループホーム施設長(48)
標本No.05 月収0円 実家にパラサイトするシンママ(28)
標本No.06 月収10~15万円 ソープ嬢(28)
標本No.07 月収7万円 パパ活女子大生(18)
標本No.08 月収10万円 旦那の年収180万円のスーパー勤務(26歳)
標本No.09 月収7万円 3人の子を育てる工場勤務バツ3シンママ(28)
標本No.10 月収6万円+生活保護 前科5犯の倉庫仕分け(53)
標本No.11 月収12万円 倉庫ピッキング(26)
標本No.12 月収40万円 整形で人生大逆転を狙うソープ嬢(25)
標本No.13 月収16万円 AVメーカー制作部(23)
標本No.14 月収20万円 千葉県のキャバ嬢(35)
標本No.15 月収25万円 銀座のホステス(29)
標本No.16 月収20万円 パチンコ店員(36)
標本No.17 月収22万円 美容整形の借金400~450万円のエステティシャン(26)
標本No.18 月収15万円 アル中気味の事務職(29)
標本No.19 月収28万円 タイ人男娼に送金し続ける看護師(33)
標本No.20 月収18万円 婚活中の派遣社員(37)
標本No.21 月収14万円 借金500万円の女優志望フリーター(32)
「実話BUNKA超タブー」vol.18~38より抜粋
著者:中村淳彦
東京都生まれ。アダルト業界の実態を描いた『名前のない女たち』『職業としてのAV女優』『日本の風俗嬢』『女子大生風俗嬢』『ルポ中年童貞』など著書多数。フリーライターとして執筆を続けるかたわら介護事業に進出し、デイサービス事業所の代表を務めた経験をもとにした『崩壊する介護現場』が話題に。近著に『新型コロナと貧困女子』(宝島社)
(こちらは電子配信用に「実話BUNKA超タブー」の連載「貧困女子採集」を再編集した商品です。 アンケート・プレゼント等の応募は受け付けておりません、あらかじめご了承ください。) -
【電子限定版】描き下ろし番外編「ケモノよ、眠れ」収録。●一流企業勤めで、金も将来性もある超イケメン――。しかも出会って三ヶ月で婚約した!? 姉が連れてきた恋人の井川(いがわ)に、内心驚愕する大学生の弟・大地(だいち)。外面はいいけど、家ではガサツで我儘な姉と、欠点がなさすぎて逆に胡散臭いこの人がなぜ…!? 初めは違和感が拭えず警戒していた大地。けれど、就活や人生相談に乗ってくれる大人の男に、次第に心を奪われていき…!? これ以上、近づいたらマズい。この人は、姉貴の婚約者だ――
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シドニーのあるマリーナで、海底からスチール製の収納ボックスが発見される。1メートル四方の箱には、傷だらけの少女の遺体が収められており、周囲から同じような遺体の入ったボックスが20も見つかった。シドニー州都警察殺人捜査課に異動してきた刑事フランクは、新たに相棒になった署内一の敏腕女性刑事エデンと共に未曾有の大量死体遺棄事件を追う。だが、以前の相棒が犯罪者に撃たれ殉職したばかりだというエデンは、何か秘密を抱えているようで――。オーストラリア推理作家協会賞を2年連続で受賞した、鮮烈な警察小説シリーズ開幕!
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直木賞作家による摩訶不思議な世界
澁澤龍彦が「人獣交合の描写のエロティシズムとグロテスクぶりにかけては、この橘外男の『陰獣トリステサ』以上のものは、まだ世界のどこの文学にも現われていないようだ」と絶賛した隠れた名作も収録。
エログロだけではない、人間の情念が浮かび上がってくる。 直木賞作家による摩訶不思議な世界。
「令嬢エミーラの日記」「怪人シプリアノ」「陰獣トリステサ」「マトモッソ渓谷」「女豹の博士」5編を収録。
■著者略歴
橘 外男(たちばな・そとお)
1894(明治27)年石川県生まれ。生後まもなく軍人たった父の転任地・高崎に移る。軍人家庭の厳しい躾に反発、中学を退学処分となり、札幌の叔父のもとに預けられる。その後、貿易商館、医療機器店など職を転々とするが、1936(昭和11)年『文藝春秋』の実話募集に『酒場ルーレット紛擾記』が入選、1938(昭和13)年『ナリン殿下への回想』で第七回直木賞を受賞。戦時中は満州に渡って書籍配給会社などに勤め、戦後、文筆活動を再開、独特の文体で数々の名作を生む。1959(昭和34)年死去。
主な作品に『妖花イレーネ』『陰獣トリステサ』『青白き裸女群像』『私は前科者である』『ある小説家の思い出』などがある。 -
映画監督西川美和が惚れ込んで映画化権を取得した、
『復讐するは我にあり』で知られる佐木隆三渾身の人間ドラマ!
映画『すばらしき世界』(2021年2月公開)原案。
復刊にあたって、西川美和監督が書き下ろした解説を収録。
人生の大半を獄中で過ごした前科10犯の男が、極寒の刑務所から満期で出所した。
身寄りのない無骨者が、人生を再スタートしようと東京に出て、職探しを始めるが、
世間のルールに従うことができず、衝突と挫折の連続に戸惑う。
刑務所から出て歩き始めた自由な世界は、地獄か、あるいは。
伊藤整賞を受賞した傑作ノンフィクション・ノベル。 -
新幹線無差別殺傷事件。理解不能な動機、思考を浮き彫りにする驚愕のルポ!
国家に親代わりを求めた男。
法廷で無期懲役に万歳三唱をし、殺人犯なのに刑務所で生存権を主張し続ける犯人・小島一朗。
誰も踏み込まなかったその内面に、異端の写真家が迫る。全真相解明、驚愕の事件ルポ!
犯人はいったい何者なのか?
―――――
【新幹線無差別殺傷事件】
2018年6月9日、走行中の東海道新幹線の車内で男女3人が襲われ、2名が重軽傷、男性が死亡した。「刑務所に入りたい」という動機だったため、一審で無期懲役となった際に小島一朗は法廷で万歳三唱をした。控訴せず20年1月に刑が確定。小島は刑務所内で生存権を主張し続けている。
―――
2008年以降の無差別殺人事件の犯人は前科前歴なし、両親は揃っており、貧困家庭でもなく友人関係に問題もない、「普通」の者が多い。
だが、「死刑になるため」「刑務所に入るため」と彼らは犯行に及ぶ。
約3年にわたる取材で理解不能な動機、思考を浮き彫りにする驚愕のルポ!
【目次】
序章 鞘――刑務所に入る夢を叶えた男
第一章 心――写真家が人殺しに興味を持つ理由
第二章 偏――歩み寄る難しさ
第三章 記――「むしゃくしゃしてやった、誰でもよかった」の真相
第四章 凶――餓死することを止め、生きる選択をした
第五章 会――アクリル板越しの作り笑顔
第六章 家――浮かび上がる“いい子”
第七章 迷――食い違う家族の言い分
第八章 裁――真実が語られない虚無な裁判
第九章 答――刑務所でしか手に入らないもの
第十章 辿――犯行時のシミュレーションから感じること
最終章 刑――自傷行為を通して得られる愛
あとがき
主要参考文献一覧 -
宮藤官九郎最新作! ハチャメチャ復讐劇のシナリオ完全版!
2017年秋のTBS系火曜22時枠「監獄のお姫さま」宮藤官九郎の書き下ろしシナリオ集。全10話分を完全収録。監獄で出あった5人前科アリ女性と罪を許せぬ刑務官、6人の復讐の行方は。
女たちの過去、今起こっている誘拐事件のメリハリ、スピーディな展開、ピリっとしたセリフの応酬に、監獄ゆるキャラや劇中歌などの脱力アイテムもちりばめられる、宮藤官九郎作の秀逸な“犯罪エンターテイメント”。
主演は16年ぶりのTBS主演となった小泉今日子はじめ、菅野美穂、満島ひかり、森下愛子、坂井真紀、夏帆の6人の女優陣と、その6人に相対するイケメン社長は民放連ドラ初出演の伊勢谷友介。
シナリオ完全オリジナル版をフルで収録し、今ドラマへの思いをつづる宮藤官九郎の寄稿、出演者のアンケート調査などを収録。
・まえがき 宮藤官九郎
・第1話、第2話、第3話、第4話、第5話、第6話、第7話、第8話、第9話、最終話シナリオ完全オリジナル版
・出演者アンケート
・劇中歌
・キャストリスト、スタッフリスト
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200キロ近い覚醒剤を、仲卸としてさばいた元暴力団組長による手記。
前科十二犯、懲役三十年。西成を拠点に「シャブ極道」として知られた元組長は、なぜ薬物の更正支援活動を始めたのか。売人、使用者としてつぶさに見てきた覚せい剤の恐怖。溝口敦氏による序文・対談収録。 -
死体の数だけの欲望…〈時代〉を切り取る犯罪小説集
大阪のドヤ街にあるホテルで、全裸の女性の死体が発見された。殺された女はグラマーな美人で心臓を一突きされ、血の海のなかに倒れていた。現場から採取された指紋から前科者リストを検証。有力な容疑者が浮かびあがり、事件は容易に解決するかにみえた。だが、数か月たっても女の身元は判明しなかった…。現代人の欲望を熾烈なタッチで描く犯罪小説集。 -
天才芸術家にして、当代一の憎まれ屋――その素顔とは?
21世紀屈指の名盤《My Beautiful Dark Twisted Fantasy》を大分析。
現代ポピュラーカルチャー界に君臨する神(イーザス)の実像に迫るファン待望の決定版!
《マイ・ビューティフル・ダーク・ツイステッド・ファンタジー》とは?
さかのぼること2009年、MTVヴィデオ・ミュージック・アワード授賞式でのこと。
人気歌手、テイラー・スウィフトの受賞スピーチに乱入し、大ひんしゅくを買ったカニエ・ウェスト。
当時の米大統領バラク・オバマからも「ばか者」と呼ばれるなど全米から非難を浴び、一時はアーティスト生命が絶たれたかに思われた。
しかしカニエは人知れずハワイのスタジオにこもり、5thアルバム《My Beautiful Dark Twisted Fantasy》を制作・完成させる。
翌10年にリリースされた同作は、ラップファンだけでなくロックやポップスなど幅広い層のリスナーから大絶賛で迎えられる。ロック系メディアの大家、ローリング・ストーン誌やピッチフォークでも年間ベストアルバムの座を射止め、カニエは名実ともにみごと復活を果たしたのだった。
ドナルド・トランプへの支持表明、“奴隷制は選択”発言など、
近年のカニエはゴシップ記事をにぎわすお騒がせセレブとしても知られるが、
その類まれなる才能は同輩ミュージシャン、リスナーともに認めるところ。
本書では《My Beautiful Dark Twisted Fantasy》を題材に、そのナルシシスティックな人物像と彼の生み出す作品を読み解く。
日本語版には本書訳者・池城美菜子による解説(1万2千字)を追加収録。
さらに、これまでの全キャリアを総括した巻末付録「カニエ・ウェスト年表」付き。
目次
第1部 ポップ界のキリスト イーザス7つの美徳
第2部 早熟の巨匠あるいはモンスターの肖像
第3部 現代一のナルシシスト
第4部 不穏な5枚の絵
第5部 贖罪のアート
第6部 大学(ユニバーシティ)という宇宙(ユニバース)――《The College Dropout》
第7部《808s & Heartbreak》についての短い考察
My Beautiful Dark Twisted Fantasy
Dark Fantasy――高みを目指す男の暗いファンタジー
Gorgeous――自信こそセクシーの源
POWER――デジタル時代のオジマンディアス
All of the Lights――前科者もマイケルも光からは逃げられない
Monster――4つ首のラップ・モンスター
So Appalled――トップ40ヒップホップを揶揄したポッセカット
Devil in a New Dress――マジックアワーに包まれた、悪魔との戯れ
Runaway――許しを請う音のバレエ
Hell of a Life――AV女優と結婚してみたら
Blame Game――分裂していく罵り合いゲーム
Lost in the World――作品全体のDNAを内包する祈り
The Yeezus Singularity――「ただ愛されたい」カニエ・ウェスト教のマニフェスト
解説――カニエ・ウォッチャーが見た奇才の素顔
付録――カニエ・ウェスト年表 -
警備員が殺され、金庫が破られた。ほどなく塩川が逮捕された。自白調書を楯にする検察に朝日弁護士が立ちはだかる。
大阪で、警備員が刺殺され、金庫が破られる凄惨な事件が! 逮捕されたのは、前科(マエ)があり、被害者と顔見知りだった塩川邦夫という男だった。関与を否定していた塩川だが、執拗な取調べに、ついに自白する……。有罪確定か? だが、法廷は揺れた。朝日岳之助弁護人が検察に敢然と挑んだからだ! -
日本一有名な文学賞「芥川賞」。
1935(昭和10)年に行われた第1回芥川賞にノミネートされたものの、落選した小説家は次のうち、誰でしょう?
a.川端康成 b.芥川龍之介 c.菊池寛 d.太宰治
答えは最後に記しますが、この小説家は自分を落とした選考委員を逆恨み、
「刺す!」とまで言い放って大事件に発展した前科を持ってしまいました。
あるいは最近では「都知事閣下のために(芥川賞を)もらっといてやる」発言で話題になった田中慎弥、
史上最年少受賞で日本中を熱狂させた綿矢りさ、金原ひとみの受賞劇も記憶に新しいでしょうか。
普段は小説を読まないけれど「芥川賞受賞作が掲載される月刊『文藝春秋』だけは読む」という人も多いのですが、
どうして芥川賞は文学の世界にとどまらず、社会的な事件にもなるのか。
その秘密は、謎のベールに包まれたままの「選考会」に隠れています。
石原慎太郎『太陽の季節』、大江健三郎『飼育』など日本文学の名作から、
文壇の大御所たちの大ヒンシュクを買った問題作まで、
歴代の受賞作を生んだ現場ではどんな議論がなされたのか。
ヒントは選考委員が書き残した1400以上の「選評」にありました。
「該当作なし!」連発の開高健、三島由紀夫の美しい選評――、半藤一利が語った「司会者の苦しみ」。
全選評を完全読破した記者が、ついに謎を明かします。
注目の芥川賞選考会。本書を片手に、選考会という「密室」で起きる事件に要注目です。
(答えはd。事件の詳細は本書で)
【目次】
第1章 太宰治が激高した選評
第2章 戦争と選評
第3章 純粋文学か、社会派か
第4章 女性作家たちの時代
第5章 該当作なし!
第6章 顰蹙者と芥川賞 -
誰よりも本人に詳しいインタビュアーが知られざる半生を掘り下げる!ラッパー、アイドル、漫画家、オタク、前科者...全員人生濃厚。『帰ってきた人間コク宝』
Zeebra「藤子不二雄と名のつくものは全部ぐらい読んだ」
森下恵理「中森明菜さんが絡んできた後半2年はキツかったですね」
すぎむらしんいち「…最近、毎日飲むようになっちゃってマズいな。身内に死んだヤツいますから」
漢a.k.a.GAMI「リアルは暴力だけじゃない」
小林清美「反対車線に停まってても事故らないのは、UFOを見たあの日以来なんです」
UZI「(祖父の許斐氏利は)アヘンのルートをゲトッて、それでだいぶ財を築いたっぽいです」
テレンス・リー「女性問題の次はどの線がいいかな」
絵恋ちゃん「ガチ恋にするのが仕事だぐらいに思ってたら、一時期ちょっとヤバいお客さんばかりになっちゃった」
姫乃たま「私はもともと鬱傾向なのと、人間関係を積み上げていくのが苦手」
茜さや「いろいろあって、グラビアってこんな業界なんだってちょっとわかってきた」
小田原ドラゴン「ロリコンっていうか、おっぱい大きくて若い子が好き」
相原コージ「みんなもっとオナニーのこと描けよ!」
西田藍「ふつうがよかったなっていまでも思います」
伊藤麻希「伊藤は俳優とは絶対付き合わないです!」
畑中葉子「いまのAV業界のことを聞くと、(第一プロ時代と)同じじゃんこれって」
FUCK ON THE BEACH・ツヨッシー「俺、アイドルのマ●コ見たことありますよ」
呂布カルマ「やっぱり青山ひかるがぶっちぎりで篠崎愛を抜いたら、あとは紺野栞、鈴木ふみ奈、片岡沙耶、和地つかさ、平嶋夏海、桐山瑠衣」
戦慄かなの「少年院送りが決まった時点でパニックになって倒れた(笑)」
MC仁義 a.k.a. GERU-C閣下「僕らが一番手で、帰れコールでビール飛んできて、チャーミーとS×O×Bのトッツァンがバーッと出てきて、『おまえら何してんや!』みたいな」
ギュウゾウ「応援団もおもしろかったですね 右翼団体も楽しかったんですよ」
浅野いにお「デリヘルは楽しかった」
泰葉「中村勘三郎さんが生前、『日本で初めてテレビでラップやったのは泰葉だよ』って」
あとがきにかえて 吉田豪逆インタビュー 聞き手・構成/姫乃たま
吉田豪(ヨシダゴウ)
1970年、東京生まれ。プロインタビュアーにしてプロ書評家。専門高校卒業後、編集プロダクションを経て、今はなき『紙のプロレス』に参加。そこでのインタビューのまとめ記事などが評判となり、多方面で執筆を開始する。タレント本収集家としても有名で、インタビューは資料を駆使した徹底的な事前取材のもとに行われる。雑誌・新聞などの活字媒体に限らず、テレビ、ラジオ、ネットから各種イベントまで多彩な活動を続けている。共著書、監修本も多数。
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