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鬼哭の剣 介錯人・野晒唐十郎〈一〉 あらすじ・内容
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唐十郎は市井の試刀家である。藩邸や旗本から依頼されて、身寄りのない行き倒れや自殺者、小塚原で処刑された罪人の屍を貰い受けて、据え物斬りで刀の切れ味を試すのである。ときには切腹の介錯もさせられた。
介錯人として名を馳す唐十郎は、いつしか連続辻斬りに狙われる身となっていた。
辻斬りが持つのは将軍家拝領の名刀である。唐十郎の剣は「鬼哭の剣」と呼ばれる必殺剣。
小宮山流居合の奥伝であり、確実に敵を屠ること必定の秘剣だったが……。
「介錯人・野晒唐十郎」作品一覧
(16冊)628円〜770円(税込)
かっての門弟が郷里から、幼き息子を連れてやってきた。お家騒動に巻き込まれ、一時匿ってほしいという。
そして追手が迫ってきた。その中に居合最強の武者・市子畝三郎の姿があった。
神速の太刀筋、最強の居合が!?小宮山流居合・唐十郎に襲いかかる。
不可視の抜刀術とは……。
「こ、この傷口は!」唐十郎の体に衝撃が走った。
首筋には鬼哭の剣の斬り口が刻まれていた。ふとある兄妹の顔が浮かんだ。同門である天才剣士と唐十郎との将来を約束しながらも自害した妹である。
十年の苦い思いを秘め、“鬼哭の剣を超える”べく秘剣開眼に命をかける!
信州松田藩のお家騒動の発端となった妖刀「月華」。
小宮山流居合の達人・狩谷(通称・野晒)唐十郎は、その刀を密かに国許へ運ぶように依頼され、中山道へ旅立ったが、次々に謎の剣士たちが彼を襲った……。
乱歩賞作家が贈る大人気シリーズ、躍動の第7弾!
これぞ正統派剣豪小説!