電子書籍 坊っちゃん文学賞 文芸・小説

著: ふじくわ綾 

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右手左手、左手右手 あらすじ・内容

定時制高校で始まる新しい人間関係と学校生活。おもいがけず見つけた懐かしい顔。青春期の不器用な生き方を描いた「第11回坊っちゃん文学賞」大賞受賞作。

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「坊っちゃん文学賞」作品一覧

(12冊)

各472(税込)

まとめてカート

作者は1960年生まれ、東京都出身。大学在学中より『BRUTUS』や『GULLIVER』などの雑誌で編集者として活動した後、作家活動を開始。1989年、小説「キャッチ」(「今日もクジラは元気だよ」から改題)で第1回坊っちゃん文学賞大賞を受賞。その他、舞台、テレビの脚本を手掛けるなど、多岐に渡って活躍し、2007年、競馬雑誌『レーシングポスト』の編集長に就任。2008年脳出血のため47歳の若さで逝去した。作品は、東京を舞台にした近未来小説。

舞台は小学校の校庭、400メートルリレーで全国大会をめざす小学生たちの物語。リレーメンバーに選ばれた4人の少女たちは、希望にあふれる中、それぞれ に不安や悩みを抱えている。そんな彼女たちに監督と校長先生、正しく、真っ当な大人が、人生の真実についてやさしく語りかける。「第13回坊っちゃん文学 賞」大賞受賞作。電子書籍として2014年3月に刊行。

期末テストが終わった七月七日、駐輪場にとめていた自転車のスポークにアゲハの幼虫が挟まっていた。高校二年生の千花は、隣のクラスの山崎の力を借りて、幼虫を救出する。これをきっかけに山崎に惹かれていく千花。作品は、千花と友だちのナオ、小夜子、そして山崎との交流を描いていく。そして、文化祭が近づいたある日、千花は山崎から、小夜子が気になっていると告げられ、ショックのあまり学校を休んでしまう。ひと夏の女子高生の心の動きを描いた作品。「第14回坊っちゃん文学賞」大賞受賞。選考会では以下のように評された。「作者は自分の高校生の頃の間隔を思い出しながら、この作品を書いています。自転車のスポークにアゲハの幼虫が挟まっていた、という出だしのシーンはとてもみずみずしいものです。心の地層の様子が手に取るように見えます」「女子高生たちの友情物語。時代を超えて共感できる。女の子たちの繊細な感受性が描かれていた」「第14回坊っちゃん文学賞」大賞受賞作。電子書籍として2016年5月に刊行。

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