まずは、無料で試し読み
51ページ読める
無料アプリで今すぐ読書
パソコンはブラウザビューアで簡単に読書できます
BOOK☆WALKERでデジタルで読書を始めよう。
BOOK☆WALKERではパソコン、スマートフォン、タブレットで電子書籍をお楽しみいただけます。
-
パソコンの場合
ブラウザビューアで読書できます。
-
iPhone/iPadの場合
詳しくはこちら
-
Androidの場合
詳しくはこちら
購入した電子書籍は(無料本でもOK!)いつでもどこでも読める!
血の轍(1) あらすじ・内容
-
「惡の華」「ハピネス」「ぼくは麻理のなか」「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」など、傑作を次々と世に送り出してきた鬼才・押見修造氏が、ついに辿り着いたテーマ「毒親」!
母・静子からたっぷりの愛情を注がれ、平穏な日常を送る中学二年生の長部静一。しかし、ある夏の日、その穏やかな家庭は激変する。母・静子によって。狂瀾の奈落へと!
読む者の目を釘付けにせずにはおけない、渾身の最新作!!
「血の轍(ビッグコミックス)」作品一覧
(17冊)693円〜770円(税込)
ママ。もう僕は、迷わない。
「あの山に行ご」ーー
真夜中に突然現れたしげるは、そう言いながら静一を誘(ルビ:いざな)った。
静一が連れて行かれたのは、かつて静一が幼い頃にママから突き落とされた
町の高台だった。
「ママがよんでるよ」
しげるが放つ言葉が、静一の深淵に潜んでいたママを呼び起こす。
ママに対する激情を吐露する静一。
しかし、静一は再びママに取り込まれてゆく…
そして導き出したひとつの”答え”が、静一を衝撃の行動に!?
少年審判、開廷…裁きの行方は!?
高台で向き合った従兄弟の”しげる”は、
かつてママに高台から突き落とされた”自分”だったーー
僕が消えることが正しいこと…そう思った瞬間、静一は”自分”を葬るため
しげるを突き落とし、殺めた。
それは、己の中のママとの決別の儀式。
罪悪感を一切感じることなく、静一は鑑別所に収監される。
そこで静一を待ち受けていたのは「内省」の日々。
深淵に意識が向かうなか、心の隙間にスルリと入って来たのは
しげるを殺してまで決別を試みた「ママ」だったーー!!
ママの圧倒的抑圧から解放された靜一は1?
警察に出頭したママが逮捕され捜査が始まった。
あの日のことを実況見分で回想していた静一は、
自分が幼い頃に従兄弟のしげると同じようにママに高台から
突き落とされた衝撃の記憶が蘇るーー!
それから徐々にママの呪縛から心が解放され、
再び吹石さんと接触をはかり、安らいでいく静一。
このまま、新しい希望の日々が訪れるかと思ったとき
静一のもとへ思わぬ訪問者がーー!?