電子書籍 小料理のどか屋 人情帖 文芸・小説

著: 倉阪鬼一郎 

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命のたれ 小料理のどか屋 人情帖7 あらすじ・内容

刀を包丁に持ち替えた元武士の料理人時吉が大川の土手を歩いていると突然、激しい雷鳴が轟きわたり目もくらむ閃光が走った。……と、稲妻に照らされた草むらに若い男が倒れている。男を駕籠で己れの店、小料理のどか屋に連れ帰った時吉は、正気づいた男から、世にも不思議な話を聞かされた。男は時吉たちの末裔だというのだ。しかもそれを裏づける事実が次々と……。

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「小料理のどか屋 人情帖」最新刊

信平は初陣の薬売り。
亡父への想いを胸に江戸の街を行く。

信平の父は時化にのまれ、江戸を見ることなく逝った。
信平を見守るのは父の親友。
懸命に薬売りに励むが、折しも捕物騒ぎが勃発!

日の本じゅう、津々浦々を旅する薬売りが久々にのどか屋に現れた。時を同じくして、黒四組が探索しているのは「上方訛り」の京から下ってきた悪党だという。なりは越中の薬売りだが、中身は上方からきた悪党どもを探し出すことはできるのか。「おいらたちの真似をするとは、許せねえっちゃ」と気概を示す越中の薬売りたちは果たして手柄を立てることができるか――。

*本書登場の小料理
「焼き茄子」
焼きたての茄子は水につけないで皮をむく。
熱いので、指のほうを水につけて、手際よく。
むけたら、へたを切り落とし、箸で四つに割く。
それを器に盛り、だしが二、濃口醤油が一の割り醤油をかける。
おろし生姜を添え、糸がきの鰹節をふわりと載せれば出来上がり。

「小料理のどか屋 人情帖」作品一覧

(39冊)

各770(税込)

まとめてカート

わたしはもはや武士ではありません。思うところあって刀を捨て、包丁を選びました。刀は人を殺めます。包丁も生あるものを切りますが、正しく成仏させれば、一皿一皿、一椀一椀の料理に変わります。その味が食べていただいた方の気持ちをほぐし、素材は生まれ変わって血となり肉となります。そして、ときにはそれが、人生の一椀になったりもするのです。

元は武家だが、わけあって刀を捨て、包丁に持ち替えた時吉の「のどか屋」に難題が持ちこまれた。婚礼の寸前に花嫁が不治の病に倒れたが祝言は挙げたいと願う二人のために両家の親たちは「いつの日か、あの世でも来世でもいい、どこかで二人がめぐり合い、今度こそ倖せになれるような、そんな思いのこもった“倖せの一膳”をつくってほしい」というのだ。

刀を包丁に持ち替えた元武家の料理人時吉の「のどか屋」に天下一品の豆腐を卸している相模屋の主が病に倒れた。このままでは裏長屋の小さな豆腐屋の絶品な味がとだえてしまう。時吉と常連客たち、長屋の住人が起死回生の策で立ち上がった(表題作の『結び豆腐』)。他に『思い出の一皿』『蛍火の道』『「う」はうまいものの「う」』を収録。時吉の小料理が人々の心をほっこり温める。

「小料理のどか屋 人情帖」の作品情報

レーベル
二見時代小説文庫
出版社
二見書房
ジャンル
文芸・小説 時代小説 歴史
ページ数
270ページ (命のたれ 小料理のどか屋 人情帖7)
配信開始日
2014年8月22日 (命のたれ 小料理のどか屋 人情帖7)
対応端末
  • PCブラウザ
    ビューア
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