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BLOODLINK1 獣と神と人 あらすじ・内容
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何もかもが嘘くさく、熱中できない。怠惰な日常を過ごしていた男子高校生、真山和志の前に現れた、IQ185以上の美少女カンナ。彼女に振り回されるようになった和志は駅で突然、見知らぬ女からスポーツバッグを押し付けられる。その中に入っていたのは武器と暗号通信機。スピーカーから流れてきた「これより、駆除に入る……」という不気味なメッセージから、ふたりの世界は一変する。
「BLOODLINK」最新刊
「BLOODLINK」作品一覧
(7冊)627円〜704円(税込)
何もかもが嘘くさく、熱中できない。怠惰な日常を過ごしていた男子高校生、真山和志の前に現れた、IQ185以上の美少女カンナ。彼女に振り回されるようになった和志は駅で突然、見知らぬ女からスポーツバッグを押し付けられる。その中に入っていたのは武器と暗号通信機。スピーカーから流れてきた「これより、駆除に入る……」という不気味なメッセージから、ふたりの世界は一変する。
人を喰らう怪物“地蟲”に寄生されながらも最期までヒトとしての理性を失わなかった牧野。彼女は僕を好きでいてくれた。そんな彼女をこの手で殺す必要が、本当にあったのか──。傍に寄り添ってくれるカンナの笑顔に癒されつつ、惨劇の記憶が蘇り苦悶する和志。また、地蟲の研究者だという老人がカンナの名前を口にしたことで嫌な想像が加速し……。いつしか二人の心はすれ違っていく。
住み慣れた街、学校、家族──日常のすべてを捨てることにしたカンナと和志。地蟲も感染した者と、地蟲を排除する野槌(のづち)となった者が選んだのは、ふたりが共にいられる世界。しかし、それは地蟲となった他の人間を殺し続けることと引き換えだった……。思考を停止し、淡々と職務を遂行する和志の前に現れた、同じ野槌のハヤテ。「マヤマ、取引だ」冷たい眼に、怒りを湛える男の目的とは一体?
夏美が感染した直接の原因を探るべく、和志とカンナは彼女の日記にあたる。そこには複雑な五人の関係と、少女の哀しみが滲(にじ)み出ていた……。夏美を、そして天使を探す和志に「止まっていた《時の環》が動き始める」と告げる鴉門(あもん)。一方、山科沙由理をなぜか目の仇(かたき)にしている木ノ下礼子は、私は彼女の正体を知っていると和志に言い募る。天使の手がかりを掴(つか)んでいるのは一体だれだ──。(『BLOODLINK 雪花〈上〉』を改題の上、大幅加筆修正)