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秘剣 音無し 栄次郎江戸暦11 あらすじ・内容
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一切の気配を断ち迫る秘剣「音無し」とは? 矢内栄次郎、最大の危機!!田宮流抜刀術の達人で三味線の名手矢内栄次郎が袖を切られ、次いで御徒目付の兄(栄之進)が夜の帰宅時、袖を鋭く裂かれた。二人共、全く何の気配も感じずに袖を切られたのである。悪戯か? それとも警告なのか? 更にこの袖切りは第三、第四と連続して発生し、その被害者は全て栄次郎の関係者のみであった。全ての気配を断ち相手を斬る魔剣との対決に栄次郎の運命は……
「栄次郎江戸暦」作品一覧
(29冊)各770円(税込)
愛したのは凶悪の美女。斬って当然だったが、その後の影響は深刻だった。三味線の名手で田宮流抜刀術の達人矢内栄次郎の虚ろな日々。そして甦る新内の伝説的名人といわれる春蝶の存在と、奔放な生きざま。今、彼はどこに居るのか? 会いたい、会って苦衷を打ち明けたい。強くなるその思いに駆られ江戸から西への旅が始まった……
田宮流抜刀術の達人で三味線の名手矢内栄次郎は致命的な欠点を持つ。矢内家の血とも言うべきお節介病がそれである。それ故事件を自ら招いてしまう。一つは柳森神社の心中事件。もう一つは、稀代の名人と評判の新内語り春蝶が何者かに襲われ、命を狙われたのだ。二つの事件はどんな関係があるのか? 迷路の如く錯綜する真相……
「更けて 待てども 来ぬ人の 訪ずるものは鐘ばかり…」哀切きわまりない端唄《秋の夜》を聞いたときから栄次郎の歓喜は始まり苦悩は深まった。材木商木曾屋が殺され次いで研屋 久兵衛が斬殺された。何の怨み? 犯人は? 昏迷する探索陣。一方、田宮流居合いの達人で三味線の名手栄次郎は初めての女に身も心も耽溺していた。人気シリーズ第4弾!