電子書籍 公事宿 裏始末 文芸・小説

著: 氷月葵 

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公事宿 裏始末 火車廻る あらすじ・内容

悪人どもを地獄に運ぶ燃えさかる「火車」、動かすのは公事師たち秋川藩勘定役の父から家督を継ぐ寸前、その父が無実の罪で切腹を命じられた。さらに己の身にも刺客が迫り、母の命も……。矢野数馬と名を変えた若き剣士は故郷を離れ、江戸に逃れた。数馬の目が「公事宿暁屋」の看板にとまった。庶民の訴証を扱う宿である。ふとしたことからこの宿に居つくことになった数馬は……。

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「公事宿 裏始末」作品一覧

(5冊)

各770(税込)

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幼子さえ売り買いする口入れ屋悪兵得衛に、成人した幼子らが迫る。十九年前に赤子で売られた長七は武士の父を求めて、十五年前に十歳で売られた友吉は生き別れの弟妹を求めて、公事師らと共に闘う。秋川藩の若き剣士矢野数馬は養父母の命を断たれ江戸に逃れて、馬喰町の公事宿暁屋に居ついている。暁屋の養子友吉はふとしたことから品川宿の口入れ屋徳兵衛と出会い、十五年前、十歳の時のこの男に売られ、弟妹と生き別れになったことを思い出した。友吉は弟と妹を探すべく、公事師らと、悪兵衛こと徳兵衛に迫る。

大殿の落胤である己の出自と向き合うべく、ついに決断の時が来た。「棟上げ祝い事件」で多忙な公事宿を手伝う若き侍に、藩江戸家老派から刺客が!実父である大殿と藩のため公事宿の仲間と立ち向かう。――公事宿のあるじ喜平も読みきれなかった「棟上げ祝い事件」の裏の裏とは?理不尽に養父母の命を断たれた秋川藩の若き剣士は、矢野数馬と名を替え江戸に逃れ、公事宿暁屋で筆耕をしつつ、藩の内情を探っていた。折しも「棟上げ祝い事件」の公事に走り回る数馬のもとに従兄の新一郎が現れ、国元で大殿の隠し子が再浮上し、落胤たる数馬に江戸家老一派から刺客が向けられたという……。

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