『DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー論文(実用)』の電子書籍一覧
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チャットGPTの登場により、「人間の仕事はいよいよ人工知能(AI)に奪われるのではないか」という懸念が広がっている。たしかに既存の仕事の多くはAIの影響を受け、なかには取って代わられるものもあるかもしれないが、それは本質的な問題なのだろうか。本書では、日本のAI研究を牽引してきた筆者がAIの進化の歴史を踏まえ、今後の社会や産業構造の変化について述べる。チャットGPTの普及は、人間や組織の行動原理を解明し、それによって人間と機械の境界を曖昧にしていくだろう。これまで技術の進歩とともに仕事が変化し、新しい仕事が生まれたように、AIには新たなビジネスを生み出す無限の可能性がある。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
550円(税込)2024/5/8 (水) 配信予定レーベル: DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー出版社: ダイヤモンド社顧客により豊かで魅力的な体験を提供したいと考えても、そのためには莫大な人手とコストがかかる。人間の顔を持つ人工知能(AI)の「デジタルヒューマン」の活用は、この問題を解決へと導く可能性がある。ただし、あらゆる用途に適しているわけではない。本書では、自社でデジタルヒューマンを導入すべきか、導入する場合はデジタルヒューマンをどのように設計すればよいかについて、さまざまな業界の多様な事例をもとに解説する。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
人間の脳をコンピュータや高度なアルゴリズムと結びつけ、脳波データを分析するニューロテックデバイスは進歩を遂げつつある。人の覚醒レベルや注意力レベル、また神経機能の変化などが測定できるこれらデバイスは、疲労の監視、安全性の強化、ストレスの軽減など、さまざまな目的で職場での活用が進んでいるが、一方でデバイスからもたらされるデータには従業員の差別に使われかねないものも含まれている。本書では、いま職場においてニューロテクノロジーがどのように使われているのかを紹介し、そのメリットを活かしつつ、リスクを抑えるための方策を説く。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
自動化テクノロジーの導入はなぜ思うように進まないのか。その大きな理由としては、自動化によって生産性の面でプラスの効果を期待できる半面、外部環境の変化への適応がしづらいこと、修正に外部の専門家の手を要することなど、柔軟性の面でマイナスに働きかねないことがある。生産性と柔軟性を“ゼロサム”にせず、“ポジティブサム”にするためのカギを説く。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
スペインのビルバオ・グッゲンハイム美術館など、数々の建築物を手掛けてきたフランク・ゲーリー。その建物は独創的で人を惹きつけてやまないが、彼の建築プロジェクトにはあまり知られていない事実がある。当初予定された期間や予算をほぼすべてで守っているということだ。筆者の一人であるベント・フリウビヤのデータによれば、巨大プロジェクトで期間内・予算内で完成し期待された経済効果を上げたものは0.5%というのだから、ゲーリーの成してきたことはほとんど奇跡ともいえる。本書では、ゲーリーへのインタビューや研究から、プロジェクト管理におけるパターンを見出し、その教訓を伝授する。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
今日、DEI(ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン)への関心は各企業で高まっているが、トップダウンでDEI戦略を打ち出したものの、うまく展開できないまま立ち消えになってしまうケースも多い。筆者は長年の研究から、DEI実現の道筋には段階があり、この段階を順番に踏んでいくことが大切だと言う。自社がどの段階にいるかを理解していると適切な活動にエネルギーを集中させることができ、取り組みの成功確率を高め、さらに進んでいくことができる。本書ではこのDEIの5つの段階を解説し、それぞれで考えるべき課題について論じる。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
自社の製品やサービスの価格設定について考える時、単純に「いくらにするか」が議論の中心になることが多い。だが実際の価格は、コストや顧客の需要、他の選択肢との相対価値に大きく左右されるものだ。特に記録的なインフレや景気後退への懸念により、消費者が支出に慎重になっている現在、企業には価格設定の枠組みそのものを見直すことが求められている。新しい価格体系を提示することは、単なる価格調整よりも魅力的な選択肢になりうる。本書では、企業が検討する可能性がある多様な価格設定モデルを、それぞれの達成目標に基づいて5つのカテゴリーに分類したうえで概説し、実際に適切なモデルを特定して、それらを実装するための指針を提示する。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
顧客満足度、イノベーション、製品の品質、サービスエクセレンスに最大の違いをもたらすのは、最前線の従業員たちである。しかし多くの企業で、フロントラインワーカーは権限を与えてサポートすべき資産ではなく、管理すべきコストとして扱われており、その重要性が理解されていない。本書では、組織図を変えることで、フロントラインワーカーの役割を見直す「象徴的な変化」と、CEOが彼らと過ごす時間を増やす「実践的な変化」の2つを起こすことを提案する。そのうえで、実際にそれらを実践するベスト・バイやゼネラルモーターズ(GM)の経営者らの事例を示す。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
顧客による無礼な振る舞いを見過せば、従業員のエンゲージメントとパフォーマンスの低下を招き、最終的には顧客満足度の低下をもたらす。また、顧客はサービスの共同生産者であるため、相互の適切なやり取りがなければ、その品質が向上することはない。企業が「お客様は常に正しい」という行動原則を頑なに守り続けることは、企業にとっても、従業員にとっても、顧客自身にとっても問題である。顧客によい振る舞いを促すには、顧客を従業員のように管理すべきだと筆者らは主張する。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
顧客や同僚から無礼な物言いをされた時、どのように対処すべきか。反応を示すことで状況を悪化させるリスクもあるが、何もせずに見過ごせば、無礼な振る舞いを助長する可能性もある。本書では、そのような事態に直面した際、自分にとって最善の判断を下すための具体的な助言を提供する。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
現場の最前線に立つサービス業従事者は、常に明るく笑顔で接客することが求められている。だが、顧客の無礼な振る舞いは、彼らの心身に害を及ぼしており、放置すると組織のパフォーマンスを落としかねない。本書では、心理学者のアリシア A. グランディらの研究をもとに、こうした感情労働がもたらす苦痛の実態を明らかにする。組織として従業員をどうサポートすべきかといった問いに対して、グランディは従業員に自主性を与え、その感情労働に見合った報酬を支払うべきだと述べる。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
マスク着用をめぐって怒鳴る航空機の乗客、人種差別的な言葉を投げつけるカフェの客……顧客のぶしつけな振る舞いが世界中で深刻化している。惨憺たる状況だ。しかも、この種の無礼は風邪のごとく周囲に伝染する。じかに被害に遭った従業員だけでなく、目撃した人にも悪い結果をもたらし、企業にもしわ寄せが行き、ひいては社会全体に累が及ぶものである。こうした状況に組織としていかに対応すべきかを考える。
※本稿には暴力や性的暴行の脅威に関する記述がある。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
今日でも企業における学習は非常に重要なものだが、1991年に発表された本書は、学習におけるジレンマについて論じたものである。学習に最も長けていると誰もが考えている人々──高学歴で高い能力を持ったコンサルタントなどのプロフェッショナルたち──が実は学習が苦手だというのだ。それは彼らが順調な人生を歩んできたがために失敗を経験せず、そこから学ぶ方法を習得しなかったからだとクリス・アージリスは指摘する。うまくいかないと責任を他者になすりつけ、自分を守るための防衛的思考に陥ってしまう、こうした「賢い人たち」に学習を身につけさせるにはどうすればよいか。彼らの思考回路を解説し、対策を論じる。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
デジタル技術の進歩で意思決定者全員に分け隔てなく情報が直接届けられるようになった。これにより組織は大きく変わる。サイロ化した組織や階層組織ではなく、小規模なチームが独立性と説明責任を持ち、意思決定を下すことができる。組織は報告や調整に労力を費やすことなく、創造性を発揮することが可能になる。こうした組織をパーミッションレス組織(名づけたのはIT起業家のマイケル J. シコルスキー)と呼ぶが、本書で筆者たちは、こうしたパーミッションレス組織を可能にする業務の進め方について、先行している企業の事例を引きながら解説する
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
新型コロナウイルス感染症のパンデミックが収束に向かい始めた頃から、在宅勤務とオ
フィス勤務を併用させるハイブリッドワークの導入を検討する企業が増えてきた。しかし、その移行が思う通りに進まず、停滞した組織も多い。新しい働き方への移行は、なぜこれほどまでに難しいのか。本書では、その要因を明らかにするとともに、企業がハイブリッドワークを実現し、その恩恵を享受するための方法論を提示する。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
未来の働き方について確実に言えるのは、私たちの仕事がますます創造的になっていくということだろう。変化のスピードが加速し、ビジネスがさらに複雑化している状況では、新たな課題への独創的な対応が求められ、それができなければイノベーションは望めない。今日、あらゆる階層のあらゆる職種で創造性というスキルが不可欠になっているが、本書では、創造性を「統合」「分割」「図地反転」「遠位思考」の4つのタイプに分類し、それぞれのスキルがどのようにイノベーションを成し遂げてきたか事例を交えながら、活用法を論じる。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
多くの企業が持続可能性(サステナビリティ)に対する取り組みを進めてはいるものの、それらは古典的な戦略の変形版ともいえ、積極的に顧客とパートナーとなり、継続的なインパクトを実現するというサステナビリティにおける新境地を切り拓いているとは言いがたい。本書では、市場と顧客エンゲージメントという2軸を用いて、サステナビリティ戦略を策定するためのフレームワークについて解説する。筆者らは、「肥沃化」「移植」「接ぎ木」「ハイブリッド化」と名付けた4つの戦略について説明し、企業がそれぞれ最適な戦略を策定するプロセスを紹介する。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス
フレデリック・ダルザス・レビュー(2023年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
権威ある自動車レースであるフォーミュラ1(F1)で勝つのは非常に難しい。シーズンを通したラップタイムの1000分の1秒差がチャンピオンを決めるので、勝利のためにはドライバーだけでなく、エンジニアやメカニック、そしてさまざまなサポートスタッフに至るチームの全員が1000分の1秒を追い求める姿勢がなくてはならない。そしてこの厳しい競争の世界で、2021年シーズンまで8連覇を成し遂げたのが、メルセデスAMGペトロナスである。本書ではこのチームの代表であるトト・ヴォルフのリーダーシップに学ぶ。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
人工知能(AI)を導入しても、十分な成果を得られていない企業は多い。その要因は、AI関連の取り組みがあまりに小規模かつ一時的なものに留まっているからだ。自社のビジネスを根本から見直し、あらゆる側面で変革を起こさなければ、利益を獲得することはできない。本書では、そのために不可欠な10のアクションを紹介する。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
不振にあえぐ営業組織の多くは、ターゲット顧客との関係よりも自社の製品やサービスを優先させており、こと戦略に関しては驚くほど内容が薄い。一方、ハイパフォーマンスを維持する営業組織は、新たな取り組みを通じて顧客の価値創造を支援することで、良好な関係を築き、維持している。優れたコラボレーションに必要な要素を見出し、フレームワークに落とし込んだのが「トリプルフィットキャンバス」である。本書では、BMW、コニカミノルタ、ギャップなどの事例を交えて詳述する。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
企業は外部の優秀な人材を惹き付け、従業員の潜在能力を引き出すことで、変化の激しい時代を乗り越える必要性に迫られている。その大きなカギが、外部の人材や従業員から共感を得られるパーパスの存在だ。キリンホールディングスの磯崎功典社長は、日本でいち早くCSV経営を導入したうえで「健康」をキーワードに事業を再編し、仕事を通じて社会に貢献したいと考える人々の共感を集めて、新たな挑戦に取り組んできた。一連の改革により、従業員エンゲージメントも向上しているというが、どのように人材の才能を活かしているのか、磯崎社長に話を聞いた。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
経営戦略と人材戦略の連動が重要とされ、日本では人的資本経営として注目を浴びている。ただし、従業員が会社に求めるものが大きく変化する中、会社の要求を一方的に押し付ければ、優秀な人材を採用できなかったり、流出したりするリスクはますます高まる。組織のミッションを達成するだけでなく、従業員のニーズも満たすために、人事は何をすべきなのか。日本マイクロソフトやアストラゼネカなど数々の企業で人事の責任者を務め、現在はアステラス製薬の専務担当役員 人事・コンプライアンス担当を務める杉田勝好氏に話を聞いた。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
部下にどのような職務を与えるかで、仕事の生産性は大きく変わる。やりがいがあっても達成不可能だったり、達成可能でもやりがいが乏しかったりすれば、前向きに取り組むことができず、部下は自分の職務を再定義して、上司の期待とは異なる成果を上げようとするだろう。これは部下にとっても上司にとっても好ましいものではない。部下だけでなく上司も同様だ。部下から提案された職務にやりがいを感じられなければ、あら探しを始めかねない。本書では、このような事態を避けるために、部下と上司それぞれが担うべき職務を正しく設計する方法を紹介する。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
いまや人材を引き寄せ、つなぎ留めることが経営上の大きな課題となっている。しかし報酬やリモートワークなどの物理的待遇は他社に模倣されやすく、根本的な解決策とはならない。必要なのは、従業員が潜在能力をフルに発揮できる環境を目指して、従業員への価値提案──相互に結び付いている4つのファクターから成るシステム──を設計し、導入することである。それこそが、組織が長期的に繁栄するための秘訣である。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
米国には好ましくない人事慣行が数多くある。たとえば、社員の能力開発に投資せず、業務を積極的に外に出すといったことだ。筆者は、こうした行為が企業の競争力を落とす原因になると指摘する。その背景には、米国財務会計における人的資本の扱い方をめぐる課題があるという。本書では、社員への投資が費用ないし負債として扱われることで、いかに経営判断がゆがめられているかを述べる。さらに、報告基準のわずかな変更によって、人的資本の活用が進み、企業業績にプラスの影響がもたらされる点を強調する。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
米国の労働者への調査において、ほとんどの人が「有害」な人と働いた経験があり、職場における緊張感の最大の原因は人間関係と答えているという。こうした対人関係のネガティブな力に囚われると、創造性の低下や判断の誤り、致命的なミスなどの結果を招いてしまうことすらある。筆者は数年にわたる対立のマネジメントと解決策の研究から、問題ある同僚とより効果的にストレスなく働くための7つの戦略を見出した。本書では、自分の思い込みやバイアスを自覚する、対立の構図をつくらない、自分の目標を知る、好奇心を抱くなどの戦略について解説していく。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
#MeTooやブラック・ライブズ・マターなどの運動を受け、ビジネスリーダーが差別や人種主義に立ち向かう姿勢が求められるようになったが、それだけでは組織の不平等は解消しない。筆者らは長年の企業研究などの経験から、組織が長期にわたって社会的変化を生み出し続ける方法として、「シェアード・シスターフッド」という枠組みを導き出した。これは、自分の人種・民族性に関する思い込みを掘り下げ、その理解や学びをもとに他者に橋を架け、心からつながる。こうして積み上げられた個人間のつながりを土台として、組織的に、人種平等とジェンダー平等を前進させようとするものである。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
成功に近いと目されていたスタートアップでも、その後に失速するケースもある。有望と見なされていたのにもかかわらず、何が原因だったのだろうか。筆者らは急成長する多くのベンチャーを調査研究してきた経験から、成功に至る企業は、筆者らが「展開」と呼ぶ発展段階を経ていると言う。これは利益の出る成長を探索しながら、規模・範囲の経済を進化させる段階であり、これまでの組織論には見られなかったステージである。本書ではこの「展開」ステージについて、その成功の条件を探る。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
近年、ESG(環境、社会、ガバナンス)目標に真剣に取り組む企業が増え、投資家の関心も急速に高まっている。それにもかかわらず、企業の戦略や設備投資、業務運営の意思決定は相変わらず、財務実績とESG実績が切り離されたままである。企業が本業のビジネスモデルにESGを組み込むための6つのステップを紹介する。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
人工知能(AI)がもたらすメリットとは「インサイト」であるという見方が一般的だが、実は、意思決定の質を向上させることで価値を生み出す。筆者らはさまざまな事例を引きながら、AIの予測技術が意思決定に与える影響を解説し、それゆえにもたらされる不確実性とそれを解消するための方法について論じている。そしてAIは、ゆくゆくは単なる予測技術に留まらず、電気やコンピュータがそうであったように社会や産業を変革していくと予想する。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
オリンパスは2011年に発覚した粉飾決算事件で株価が暴落し、存続すら危ぶまれる状況に陥ったが、近年の業績は好調に推移し、2022年度は過去最高益を記録、2023年度も最高益を更新する見込みだ。同社の変革を成し遂げ、再建を果たした立役者の一人が、現社長兼CEOの竹内康雄氏である。竹内氏は事件を機に変革の必要性を感じたわけではなく、オリンパスの経営を幅広い視野でとらえ、グローバル企業としてあるべき姿を描く過程でいくつもの課題を発見し、それらをどのように解決すべきか考え続けてきた。親会社と子会社が独立した経営を行うローカル企業の集合体から、国境を超えたシナジーを発揮する真のグローバル企業に生まれ変わるために、オリンパスの変革をどのように進めてきたのか、竹内氏に聞いた。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
現代の予測不可能な経営環境において、変化に柔軟に適応し、持続的な競争優位を確立するには、組織の多様性を高めたり、意思決定を機動的に行ったりすることが不可欠だが、多様性が高まるほど意見の集約は困難になる。その際、各自がコーポレートバリュー(企業の根源的価値観)を理解していれば、それが思考や判断の軸となり、機動的な意思決定を実現しやすい。しかし実際には、コーポレートバリューが適切な表現を用いて定義されていなかったり、組織に網羅的に実装されていなかったりするため、多くの企業が十分に活用できていない。本書では、コーポレートバリューの構造的な理解を示したうえで、それらの課題を解決するためのフレームワークを提示する。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
業界や経済が目まぐるしく変化する中、たいていのビジネスリーダーは、過去はイノベーションを妨げるものだととらえ、未来に目を向けることが重要だと考える。しかし、筆者が数十年にわたり世界中の企業を研究した結果、企業の歴史は戦略やモチベーションの源泉になりうることがわかった。創業当時の理念や精神をより深く理解し、その知識をもとに今日のミッションやバリューを明確にしている企業は、危機を乗り越え、大きな飛躍を遂げる。本書では、カールスバーグ、レゴグループ、ジョンソン・エンド・ジョンソンなどの事例に触れながら、自社の歴史を活かすための4つのステップを解説する。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
企業がビジネス上の判断を行う際、政治的な問題を考慮せざるをえない時代になった。ウォルト・ディズニーやH&M、マクドナルドなどの企業が、政治絡みの問題に巻き込まれ、事業の継続や収益に重大な影響が及んでいる。ビジネスと政治は切り離せる、むしろ切り離すべきだという考えは、もはや現実的ではない。本書では、スターバックスやデビアス、シーメンスなどの事例を交えながら、倫理、社会、政治的課題がたえず変容する環境下で、最善の戦略的選択を行うためにリーダーが実践すべき5つの方策を解説する。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
パンデミックに伴う技術的、社会的、経済的な変化によって、組織の価値観(バリュー)の重要性がかつてないほど高まっている。価値観とは、物事の善悪を決めたり、重要性を判断したりするためのぶれない軸である。そのため、組織と従業員個人の価値観が一致すると、離職率の低下や生産性の向上などあらゆる面で大きな恩恵が受けられる。変化の絶えない時代を乗り越え、持続的成長を実現するためには、組織と個人の価値観を整合させる「バリュー・アラインメント」が欠かせない。本書では、それを実践するための5つのステップを紹介する。重要なのは、まず従業員の価値観を明らかにすることである。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
メンタリングやスポンサーシップなど、成功した経験豊かな幹部と前途有望な若手を組み合わせることで多くのメリットが生まれると考えられているが、そんな魔法は働かない。その理由として筆者は、キャリアのサポートを受ける「ジュニア」と、サポートを提供する「シニア」の関係において必要な「支持の表明」と「真の関係性」が築けていないからだと指摘する。スポンサーシップが本来の効果をもたらすためにはどうすればよいのか。その進化のための5段階のステップと注意点について論じる。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
佐久間宣行氏はテレビ東京在籍時、『ゴッドタン』や『あちこちオードリー』など数々のヒット番組を手がけてきた。2021年に独立すると活躍の場を広げ、ネットフリックスの『トークサバイバー!』や自身のユーチューブチャンネル『佐久間宣行のNOBROCK TV』をはじめ、圧倒的な成果を上げ続けている。専門性の異なる多様なスタッフ、そして個性あふれる多彩な出演者が協働で一つの番組をつくり上げるために、佐久間氏はチームをどのようにリードしているのか。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
マネジャーがこなすべきタスクは膨大であり、チームメンバーと個別に対話の機会を持つために、時間を確保するのは簡単ではない。しかし、1on1ミーティングに時間を割かなければ、部下の成長が遅れるだけでなく、自身の成功もおぼつかない。本書では、その効果を最大化するために、事前にいかなる準備をすべきか、そして実際のミーティングをどのように進行すべきか、具体的に論じる。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
他人は利己的で、強欲で不誠実だと思い込む「シニシズム」が職場で広がりを見せている。シニシズムの蔓延は、従業員のモチベーション低下やイノベーションの阻害などを引き起こす。マイクロソフトもこの問題に直面した。同社が2014年に苦境に陥った背景には、シニシズムが従業員間の不信感や競争意識、派閥意識を招いたことがある。本書では、何十年にもわたり積み重ねられてきた研究を通じて、シニシズムの問題を明らかにしたうえで、人々がどのようにして「シニシズムの罠」に陥るか、組織のいかなる方針や慣行がシニシズムを招く可能性があるか、そして、従業員がこの罠に陥るのを防ぐためにリーダーは何ができるかについて洞察を提示する。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
コラボレーションなき縦割り型の対応は顧客の信頼を損ね、売上げを下げるばかりか、従業員エンゲージメントにも悪影響を与える。しかし、部門をまたいだ共通の成果を上げさせる際に大きな障害となるのが、個人の成果や短期目標に力点を置いた従来型の業績管理システムである。戦略目標の達成に向けたコラボレーションを促しつつ、個人目標の達成にも責任を負わせるには、4つの視点に基づくパフォーマンススコアカードを取り入れるとよい。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
先行きが不透明な状況に適応しながら、新しいことを素早く、そしてやり続けるためには、個人の力では限界がある。そこで必要となるのがチームの力だ。チームとして連携することで、目まぐるしく変わる状況に適応し、個人では達成できないような成果を上げられる。このチームの重要性はかつてないほど高まっている。しかし、実際にチームをうまく機能させるのは一筋縄ではいかない。本書では日米で10年以上チームワークを研究してきた筆者が、チームとは何か、そしてチームが機能するとはどのようなことかを論じる。そのうえで、チーム内やチーム間での連携を深め、成果につなげる方法を提示する。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
組織変革には、強力なリーダーシップが必要だと考えている企業が少なくない。しかし、変革は、偉大なリーダーの力に頼るのではなく、チームの変革から始めることが重要である。迅速に意思決定を行い、イノベーションを加速させるため、チームはどうあるべきか。筆者は、メンバー同士で率直に意見交換し、全員が全社的な利益にコミットするという「新しい社会契約」の重要性を説く。本書ではまず、優れたチームに生まれ変わるために、現在の状態を評価する簡単な診断法を紹介する。そのうえで、メンバーが率直に意見を述べ、前向きに事業に取り組む組織へと変革する、効果的な手法を解説する。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
ワークライフバランスの推進により、生産性の向上、離職率の低下など、さまざまな効果があることが知られているが、筆者らの調査により、ワークライフバランス施策の拡充がダイバーシティの向上にも貢献することがわかった。筆者たちによれば、マイノリティの人たちが最もワークライフバランスの課題を抱えており、これらを解決してくれる企業にはそうした人々も定着しやすく、ひいてはマネジャー比率も改善するのだという。筆者たちは勤務体制の柔軟性、家族休暇、そして育児支援など、ワークライフバランスの施策の必要性について論じ、雇用主がすべきことについて提言する
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
2000年代初頭から宇宙産業での民間企業の競争が激化し、ロケット打ち上げ企業の成長を促した。打ち上げコストが下がったことで、何百もの若い衛星開発企業が、宇宙という唯一無二の機会と環境を活かした革新的テクノロジーを開発している。農業、製薬、観光、消費財など多様な分野の企業にとって、宇宙は重要な価値の源泉になりつつあるいま、どんなチャンスがあるのだろうか。宇宙を利用して価値を創出する4つの方法を解説し、これらにどのように着手していけばよいかを論じる。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
1986年に発表された本書では、新製品開発の新たな手法が提案された。コンセプト開発から最終製品まで段階的に開発が進むのではなく、設計や生産、マーケティングなど、各部門の担当者がラグビーのようにチームを組み、一体となって最初から最後まで開発に取り組むというものだ。この方法だと開発プロジェクトにスピードと柔軟性が生まれ、さらには組織や職種を超えてスクラムを組むために、組織の変革のきっかけともなりうる。なお、このラグビー型のコンセプトは、ソフトウェア開発としてだけでなく、経営手法として注目を集めているアジャイル・スクラムの原点となっている。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
営業組織がAI(人工知能)を活用することで、よりよいデータの生成や優れたアルゴリズム、サービスの構築につながり、売上げが拡大するという好循環が生まれている。しかし、ほとんどの企業は、AIツールを導入しながらも有効活用していない。本書では、自社にとって最も適切なAIを選択し、営業活動の促進につなげるために、現在のポジションを理解する自己評価ツール「セールス・サクセス・マトリックス」を紹介する。さらに、営業用のAIツールを実装することで売上げを増大させた、アクセンチュアやSAPなどの企業事例を概説する。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
かつて世界一だった日本の製造業の労働生産性は、OECDに加盟する主要31カ国中18位に転落し、この改善が危急の課題になっている。ミスミグループ本社は、機械部品の見積もりや製造を自動化するデジタルサービス「meviy」(メビー)を2016年にスタートさせ、製造業の生産性向上のボトルネックだった機械部品の調達時間を約9割削減し、現場のイノベーションを支援してきた。本書では、顧客の時間価値を最大化する「時間戦略」を軸にメビー事業を急拡大させた筆者が、同事業の効率的な営業・マーケティング組織を構築した方法を解説する。また、開発・生産・営業がワンセットとなり、顧客の声を素早くサービスに活かし、顧客とともに進化し続けるミスミ独自の組織体制とその戦略について語る。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
今日の企業には、顧客の多様かつ高度なニーズを満たすことが求められている。そのためにはデータやAI(人工知能)の活用が不可欠だが、顧客データが分散していたり、事業部ごとに異なる形式で管理していたりすれば、営業担当者はデータの収集・統合に時間と労力を費やすこととなり、顧客とのコミュニケーションに支障が生じかねない。営業組織のデジタライゼーションを成功に導き、営業担当者が顧客ごとに個別化された提案を行えるようにするために、企業は何をすべきか。本書では、マイクロソフトをはじめとする先進事例を紹介しながら、5つのアクションを提案する。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
いまも昔も営業職の離職率の高さは企業にとって頭の痛い問題である。新人を雇い入れるコストを考えれば、彼らがしかるべき営業実績を上げてくれなければ大きな損失が生じることになる。1964年に発表された本書は、営業職の資質について、共感力と動因の2つが必須要件であると断じる。共感力とは相手の感情を読み取る能力だが、動因とは自尊心から生まれる「自分なりのやり方で商談をまとめたい、その必要がある」と思う欲求であるという。そして、この両者のダイナミックな関係が相まって優れた営業実績が上がるのだと説く。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
未知なるものに恐れを抱くのは人間の本能だ。だが、不確実性がもたらす恐怖に立ち向かい、未知の世界へ足を踏み入れなければ、物事を成し遂げることはできない。先の読めない環境に身を置くことは、自分の人生を大きく変える絶好の機会となる。本書では、勇気を持って不確実性に立ち向かい、それを乗り越えるための4つの原則を紹介する。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
DEI(ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン)の推進に向けて、多くの企業が具体的な数値を掲げたイニシアティブに取り組もうとしている。だが、最終段階で法律顧問に確認を求めると、法的リスクの見地から、骨抜きにされるケースも少なくない。DEIリーダーは彼らを「改革に水を差す、現状維持の擁護者」と非難するが、法律顧問の側は「法的リスクを考えれば、早い段階から相談してほしい」といら立つ。両者の対立がある限り、どれだけ優れたイニシアティブも機能不全に陥る。本書では、DEIを真に推進するために、DEIリーダーと法律顧問が、互いに誠実なパートナーシップを築くことの重要性を論じ、そのための具体的な方法を提言する。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
多くの大手企業が保有するデジタルプラットフォームは、サプライチェーン管理に特化したものと、オープンイノベーションに特化したものの2つに大きく分かれる。ところが、この両者の特徴を併せ持つのが、ハイアールの「コスモプラット」だ。同社のデジタルプラットフォームが他社と大きく異なるのは、はるかに広範な統合機能を提供することによって、バリューチェーンの上流から下流まで複数の企業のコラボレーションを促進する点にある。本書では、ハイアールがコスモプラットを開発した経緯を概説し、他社との違いを検証したうえで、実際の活用例を提示することで、同様のプラットフォーム構築を目指す企業への指針を提供する。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
2021年、米国のソフトウェア企業ベースキャンプ社では、社内チャットにおける政治的対立が激化したため、CEOが社員の政治的な意見表明を禁止したが、これに対する反発から社員の3分の1が退社するという事態になった。今日、このような職場における政治的対立が大きな問題となり始めている。本書では、集団間の対立と人間関係を研究テーマとする筆者らが、政治的対立の発生状況とその危険性について論じたうえで、対立をうまくマネジメントし、また逆にこれを活かしてより強力な職場を築く方法を説く。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
戦略の策定では、市場の変化や競合の動向を予測し、その未来図の中で自社が勝てるように、複数年にわたる計画を立てることが基本だった。市場が安定しており、将来の成長性と収益性に影響を与える要因が予測しやすかった時代は、この方法がうまく機能した。しかし近年、テロや戦争、新型コロナウイルス感染症の流行、環境意識の高まりなど、企業は激しい変化に見舞われている。あらゆる事態を想定して、計画を立てることは不可能だ。状況に応じて、いかに戦略の柔軟性と戦略策定の敏捷性を実現するか。本書では、そのための5つのステップについて論じる。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
顧客に製品やサービス(本書ではすべて「プロダクト」と呼ぶ)をリピートし続けてもらうには、一連の魅力的な体験──カスタマージャーニー──を提供しなければならない。これまでジャーニーの設計上の課題に応えるフレームワークはなかったが、筆者らは顧客体験の研究やワークショップなどを踏まえ、これを開発した。このフレームワークは、顧客体験が予測可能か予測不能か、また体験において労力が必要か否かというマトリックスで4つのタイプのジャーニーに分類する。それぞれのタイプと設計原則を解説し、理想的なジャーニーのつくり方を指南する。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
Web3という言葉が、あらゆるところに浸透し始め、次の流行の中心となることは間違いないように思われている。『Web3 Is Going Just Great』(Web3は順調に広がるか)というウェブサイトを立ち上げたモリー・ホワイトは、Web3がさまざまな問題の解決に役立つという期待が高まっている現状に警鐘を鳴らす。本インタビューでは、企業がWeb3プロジェクトを立ち上げる際に共通して見られる間違いや誤解、インターネットハラスメントやプライバシー保護に与える悪影響といった負の側面を取り上げる。それとともに、Web3推進派が語る富と機会の平等や、ウェブの民主化といった楽観的な見通しにも疑問を呈する。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
アマゾン・ドットコムは、多くのメーカーや小売企業にとって魅力的なプラットフォームである一方、その巨大さゆえに最大の競合であり脅威にもなる。そのアマゾンに対してワークマンは、自社の強みを活かした市場選択を行い、3つの原則を実践するというアプローチで対抗してきた。その戦略を立案し実行しているのが、2012年の入社以来、同社の売上高を2.5倍以上へと急成長させた筆者だ。本書では、筆者がアマゾンに対抗するために始めた独自のオムニチャネル戦略と強いブランドづくりの方法、そして100年先の競争優位を築くために採用している戦略について論じる。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
ライブストリームコマースは米国で大きな転換点を迎えようとしている。米国での売上げは2020年に60億ドル、2021年に110億ドルと急伸し、統計調査会社スタティスタの予測では、2023年には260億ドルに達する勢いだ。本書では、ライブストリームコマースの拡大を後押ししている要因を探り、各ブランドがライブストリームコマースの実験を進める動機を説明するとともに、この新しいチャネルへの賢明な投資方法について企業へのアドバイスを提供する。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
アマゾン・ドットコムのようなオンライン小売業者が力を増すことで、メーカーはプラットフォームの基準に沿った販売戦略しか取れず、競合との差別化が難しくなっている。しかし、アマゾンなどに依存せず、独自のプラットフォームを築くことで成功しているナイキやボッシュといった企業もある。これらのプラットフォームは、消費者やサードパーティ企業などを価値創造プロセスに巻き込むことで、アマゾンらが満たせていない消費者のニーズに応えている。本書では、「道具としてのプラットフォーム」「ガイドとしてのプラットフォーム」「キャンバスとしてのプラットフォーム」「仲間としてのプラットフォーム」という4種類のプラットフォームのあ方を提示する。そのうえで、それぞれの特徴やリスク、移行方法などについて論じていく。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
アマゾン・ドットコムのプラットフォームは、いまや世界各地で支配的な地位を確立している。圧倒的な集客力を誇り、商品を届けるまでのスピードやサービス品質も消費者から高く評価され、その存在が事業運営に不可欠となっている企業もあるだろう。ただし、アマゾンでの販売には懸念もある。低価格の模倣品の販売が横行してブランド価値が毀損されたり、重要な顧客データを入手できなかったりするというデメリットが存在するのだ。本書では、企業がアマゾンを賢く利用するために、事前に検討すべき6つのポイントを提示する。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
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