『異国の王子さま(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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「ロエルが交通事故に遭って、姉さんに会いたがってるそうよ」仕事先から帰宅したとたん、妹の緊張した声が耳に飛びこみ、ヒラリーの顔からゆっくりと血の気が引いた。ロエル――生涯にただひとりの、胸に秘めた恋人。彼のいるジュネーブの病院へ飛んでいきたい。だが四年前、ある条件と引き替えにロエルと偽装結婚をして以来、彼とは一度も会っていなかった。なぜ今ごろ、名ばかりの妻である私が呼ばれたのだろう?ヒラリーは迷ったすえに、スイス行きを決意した。
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身なりがだらしないという新社長のひと言がきっかけで、財務部長への昇進を見送られたピッパは、まだ見ぬイタリア人社長や上司たちを見返してやろうと心に誓った。そして友人の手を借りて最高に美しく装い、新社長アンドレオ・ダレッシオの歓迎パーティに出席する。その席で噂とは大違いのアンドレオを見て、酷評しているところへ、ひとりのハンサムな男性が話しかけてきた。ピッパはひと目で惹かれ、誘われるままに処女を捧げてしまう。翌日、夢心地で出社したが、社員総会に出て驚きの事実を知る。ゆうべベッドを共にした彼が、本物のアンドレオだったなんて!
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★あの夏、わたしたちは激しい恋に落ちた。南フランスのまばゆい太陽の下で。★父の死後、タビーは住む場所さえ定まらない生活を送っていたが、ある日、思いがけない幸運がフランスから舞い込んだ。休暇旅行中に知り合った老婦人からコテージの遺贈を受けたのだ。彼女がブルターニュへの移住を決意した矢先、かつての恋人クリスチャンが訪ねてきた。「ぼくの大伯母がきみに遺贈したコテージを買い戻したい」航空会社を経営する彼とは、四年前の夏に出会い、気まずく別れた。タビーはショックを受けたが決意は揺るがなかった。私たち親子にはフランスに移り住む権利がある。息子のジェイクは、クリスチャンの血を引いているのだから……。
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