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ミミズクと夜の王 1巻 あらすじ・内容
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魔物のはびこる夜の森に、死にたがりやの少女が一人。額には「332」の焼き印、手足には外れることのない鎖。なにかを望むことなんて、とうに忘れてしまったけれど。空っぽの心で、それでも少女は希う。「あたしを食べてよ、夜の王様」
「ミミズクと夜の王(LaLa)」最新刊
「ミミズクと夜の王(LaLa)」作品一覧
(4冊)各528円(税込)
魔物のはびこる夜の森に、死にたがりやの少女が一人。額には「332」の焼き印、手足には外れることのない鎖。なにかを望むことなんて、とうに忘れてしまったけれど。空っぽの心で、それでも少女は希う。「あたしを食べてよ、夜の王様」
あたしを食べてよ、夜の王様。――幾度も紡ぎ、拒絶された願い。けれど、此処にいることを赦されているだけで。それだけで、息がつまるほど幸せだった、のに。「行け。獣を称する娘。お前にはもう、ここにいる理由がない」
《食べて、と啼いた あの夜から。ずっとあなたを望んでいる》凍えない夜も、飢えない朝も、やさしい掌も。すべての幸福が此処にあると、そう思うのに。心が、寂しがって疼くから。失くしてしまった記憶のなかに、美しい“誰か”を探している。◆巻末に【紅玉いづき書き下ろし掌編】を収録!◆
【魔物と少女の幻想譚、堂々完結!!】痛み、慟哭、死の匂い。蘇った記憶は、決して幸福に満ちたものではなく。けれど、もう一度取り戻す。痛みも苦しみも、すべてを抱いて、あなたのもとへ駆けてゆく。あたしは戦う。あなたを取り戻す、そのために戦う。