『WedgeONLINE PREMIUM(WedgeONLINE PREMIUM)、2023年11月19日以前(実用)』の電子書籍一覧
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【WedgeONLINE PREMIUM】
魚も漁師も消えゆく日本 復活の方法はこれしかない【特別版】“
四方を海に囲まれ、好漁場にも恵まれた日本。かつては、世界に冠たる水産大国だった。しかし日本の食卓を彩った魚は不漁が相次いでいる。魚の資源量が減少し続けているからだ。2020年12月、70年ぶりに漁業法が改正され、日本の漁業は「持続可能」を目指すべく舵を切ったかに見える。だが、日本の海が抱える問題は多い。突破口はあるのか
月刊誌『Wedge』2022年3月号(4月20日発売)の特集「魚も漁師も消えゆく日本 復活の方法はこれしかない」に、同誌22年10月号(9月20日発売)の「世界からも疑問の声 補助金漬けの漁業はもうやめよう」(早稲田大学地域・地域間研究機構客員主任研究員・研究院客員准教授・真田康弘)の記事を加えた特別版です。
Part 1:魚が減った本当の理由 日本の漁業 こうすれば復活できる/片野 歩(水産会社社員)
column 1:その通説は正しいのか? 漁業のギモンにお答えします
Part 2:ノルウェーだって苦しかった 資源管理成功で水産大国に/ヨハン・クアルハイム(ノルウェー水産物審議会(NSC) 日本・韓国ディレクター)
column 2:原始時代から変わらぬ日本の釣り 科学的なルール作りを/茂木陽一(プロ釣り師)
Part 3:70年ぶりに改正された漁業法 水産改革を骨抜きにするな/Wedge編集部
Part 4:「海は俺たちのもの」 漁師の本音と資源管理という難題/鈴木智彦(フリーライター)
Part 5:行き詰まる魚の多国間管理 日本は襟元正して“旗振り役"を/真田康弘(早稲田大学地域・地域間研究機構客員主任研究員・研究院客員准教授)
Part 6:「もったいない」を好機に変え、日本の魚食文化を守れ!/島村菜津(ノンフィクション作家)
column 3:YouTuber『魚屋の森さん』が挑む水産業のファンづくり/森 朝奈(寿商店 常務取締役)
Opinion:この改革、本気でやるしかない/Wedge編集部
REPORT 世界からも疑問の声 補助金漬けの漁業はもうやめよう/真田康弘(早稲田大学地域・地域間研究機構客員主任研究員 研究院客員准教授) -
【WedgeONLINE PREMIUM】
宇宙が戦場になる日【特別版】
「宇宙船地球号」。1963年にこの概念を提唱したアメリカの思想家、バックミンスター・フラーは、国境を越えた世界平和を訴えた。6年後、人類は初めて月に降り立つ。だが、その後、宇宙開発競争は激化の一途を辿り、各国の政治的思惑が複雑に交錯する。フラーが夢見た恒久的な平和を実現するには何が必要なのか。
この記事は、月刊誌『Wedge』で、2020年9月号(8月20日発売)の特集「宇宙が戦場になる日」に、同誌23年10月号(9月20日発売)の「21世紀は「宇宙の世紀」科学の力で日本の存在感を示せ」(東京工業大学地球生命研究所フェロー・永原裕子)、21年6月号(5月20日発売)の「日米の宇宙開発協力は経済成長と安全保障の鍵」(ジョージワシントン大学エリオット国際関係大学院教授・スコット・ペース)の記事を加えた特別版です。
Part1 月は尖閣、火星はスカボロー礁 国際宇宙秩序狙う中国の野望/ナムラタ・ゴスワミ(独立シニアアナリスト兼著者インド防衛研究分析センター元研究員)
Part2 遠のく米中の背中 ロシアの生き残り戦略/小泉悠(東京大学先端科学技術研究センター
特任助教)
Chronology 新たな文明を切り拓くカギ 各国の宇宙開発競争の歴史と未来
Part3 盛り上がる宇宙ビジネス 日本企業はチャンスをつかめ(Wedge編集部)
Column 地上と同様、宇宙空間でも衛星を狙うサイバー攻撃/山田敏弘(国際ジャーナリスト)
Interview 「宇宙」を知ることで「地球」を知る 人類が宇宙を目指すことの意味/山崎直子(宇宙飛行士)、聞き手・稲泉 連(ノンフィクション作家)
Part4 守るべき宇宙の平和 日本と米国はもっと協力できる/ピーター・マーケズ(米国国家宇宙会議
上級顧問)
OPINION① 21世紀は「宇宙の世紀」科学の力で日本の存在感を示せ/永原裕子(東京工業大学地球生命研究所 フェロー)
OPINION② 日米の宇宙開発協力は経済成長と安全保障の鍵/スコット・ペース(ジョージワシントン大学エリオット国際関係大学院教授 宇宙政策研究所所長) -
【WedgeONLINE PREMIUM】
日本を目指す外国人労働者 これ以上便利使いするな【特別版】“人手不足"に喘ぐ日本で、頻繁に取り上げられるフレーズがある。 「外国人労働者がいなければ日本(社会)は成り立たない」というものだ。 しかし、外国人労働者に依存し続けることで、日本の本当の課題から目を背けていないか? ご都合主義の外国人労働者受け入れに終止符を打たなければ、将来に大きな禍根を残すことになる。
月刊誌『Wedge』2022年7月号(6月20日発売)の特集「日本を目指す外国人労働者 これ以上便利使いするな」に、同誌23年6月号(5月20日発売)の「技能実習制度“廃止”の陰で取り残された「本質的な問題」」「INTERVIEW 古川元法務大臣に聞く 外国人労働者問題の突破口」(ジャーナリスト・出井康博)の記事を加えた特別版です。
Introduction:日本社会の本当の課題から目を背けるな
編集部
Part 1:あえて問う 外国人なしで日本社会は成り立たないのか?
出井康博(ジャーナリスト)
Column 1:“安いニッポン"を支える外国人労働者たち
編集部
Part 2:ときに「大胆」で「したたか」な外国人労働者の“実像"に迫る
安田峰俊(ルポライター)
Part 3:移民政策を大転換した韓国 日本も“矛盾"から脱却する時
李 惠珍(日本国際交流センター シニアプログラムオフィサー)
Column 2:「勤勉さが失われつつある」ベトナム人尼僧が見る日本社会
ティック・タム・チー(在日ベトナム仏教信者会 会長)
Part 4:再考・技能実習制度「建前論」はもうやめよう
編集部
Column 3:日本はすでに「移民社会」現実踏まえオープンな議論を
鈴木江理子(国士館大学文学部 教授)
Part 5:付加価値を生み出すのは「人」外国人高度人材が輝く現場
編集部
Part 6:なし崩し的外国人労働者受け入れに終止符を打て!
出井康博(ジャーナリスト)× 高橋信行(NTグループ代表)× 倉田良樹(福知山公立大学地域経営学部 教授)
Opinion:日本人が外国人に便利使いされる日
編集部
WEDGE_REPORT 1
・技能実習制度“廃止”の陰で取り残された「本質的な問題」
出井康博 ジャーナリスト
WEDGE_REPORT 2
・INTERVIEW
古川元法務大臣に聞く 外国人労働者問題の突破口 -
【WedgeONLINE PREMIUM】
1918⇌20XX 歴史は繰り返す
ナチ党の台頭、世界恐慌、満州事変など、さまざまな出来事が世界を揺さぶった、第一次世界大戦と第二次世界大戦の狭間の「戦間期」。この短くも波乱の歴史は、米中対立やウクライナ戦争など、再び動乱の時代へと突入しつつある現代を生きる私たちに、重要な気付きを与えてくれる。日本史から世界史まで、23人の気鋭の専門家たちが「戦間期」を読み解いた。
この記事は、月刊誌『Wedge』で、2021年9月号(8月20日発売)から23年8月号(7月20日発売)にかけて掲載された連載『1918⇌20XX 歴史は繰り返す』を電子書籍化したものです。
Vol.1 神話化される「ナチ宣伝」21世紀の危機を見抜くには/佐藤卓己(京都大学大学院教育学研究科教授)
Vol.2 危機の米国を導いたローズヴェルトのリーダーシップ/佐藤千登勢(筑波大学人文社会系教授)
Vol.3 単なる「失敗」ではない 理想を示し規範を作った国際連盟/篠原初枝(早稲田大学国際学術院大学院アジア太平洋研究科教授)
Vol.4 日英同盟廃棄から学ぶ「強固な日米同盟」実現の鍵/中谷直司(帝京大学文学部社会学科准教授)
Vol.5 ユダヤ人虐殺を容易にしたナチ体制の「上下間の責任転嫁」/田野大輔(甲南大学文学部教授)
Vol.6 「排日移民法」抗議運動が示す 太平洋戦争へと続く道/渡邉公太(帝京大学文学部日本文化学科専任講師)
Vol.7 なぜ日本は軍縮から脱退したのか「艦隊派悪玉論」を再検討/畑野 勇(根津育英会武蔵学園 学園記念室室長)
Vol.8 現代米国外交の起源 ウィルソン主義は何を目指したのか/高原秀介(京都産業大学国際関係学部国際関係学科 教授)
Vol.9 失敗した英国の宥和政策現代と重なる第二次大戦前夜/細谷雄一(慶應義塾大学法学部 教授)
Vol.10 テロと戦争への道を拓いた大正日本経済のグローバル化/牧野邦昭(慶應義塾大学経済学部 教授)
Vol.11 ナチ台頭許した「ヴァイマル共和国」 社会の分断が招く破滅/板橋拓己(東京大学大学院法学政治学研究科 教授)
Vol.12 破壊された国際秩序 戦間期の欧州はいかに再建したのか/藤山一樹(大阪大学大学院人文学研究科 講師)
Vol.13 ヒトラーに屈したオーストリア 独立守るのに必要なこと/髙橋義彦(北海学園大学法学部政治学科 准教授)
Vol.14 戦前から続く日本人の「軍隊嫌い」深い溝の根源は何か/髙杉洋平(帝京大学文学部史学科 専任講師)
Vol.15 今も米国に残る「黄禍論」人種主義なる〝病〟と向き合うには/廣部 泉(明治大学政治経済学部 教授)
Vol.16 山県有朋の死から100年 明治日本は何を目指したのか/小山俊樹(帝京大学文学部 教授)
Vol.17 揺れ続けるスペイン内戦への評価 歴史とは何なのか/細田晴子(日本大学商学部 教授)
Vol.18 日本を惹きつけるサハリンの資源「政経分離」は可能なのか/麻田雅文(岩手大学人文社会科学部 准教授)
Vol.19 諜報の本分を見失った戦間期日本 稚拙な対ソ連秘密工作/増永真悟(慶應義塾大学SFC研究所 上席所員)
Vol.20 対米開戦に至った「南部仏印進駐」なぜ、日本は「決めた」のか/森山 優(静岡県立大学国際関係学部国際関係学科 教授)
Vol.21 日中対立の原点「山東問題」外交の大失敗はなぜ起きたのか/奈良岡聰智(京都大学大学院法学研究科 教授)
Vol.22 「外交こそが戦争」と考えた中国大国化の立役者・蔣介石/家近亮子(敬愛大学国際学部 教授、放送大学 客員教授)
Vol.23 日ソの「宣戦布告なき戦争」ノモンハン事件が示す教訓/花田智之(防衛研究所戦史研究センター 主任研究官)
Vol.24 満州事変から日中戦争へ日本を破滅に導いた楽観主義/髙杉洋平(帝京大学文学部史学科 専任講師) -
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真珠湾攻撃から80年 明日を拓く昭和史論【WOP】
80年前の1941年、日本は太平洋戦争へと突入した。
当時の軍部の意思決定、情報や兵站を軽視する姿勢、メディアが果たした役割を紐解くと、
令和の日本と二重写しになる。
国家の“漂流"が続く今だからこそ昭和史から学び、日本の明日を拓くときだ。
月刊誌『Wedge』2021年9月号(8月20日発売)の特集「真珠湾攻撃から80年 明日を拓く昭和史論」の電子書籍版です。
Part 1 歴史の分水嶺に立つ日本 敗戦に学び「底力」を発揮する時/中西輝政(京都大学名誉教授)
Part 2 太平洋戦争への道程 軍部独走だけでは語れない/筒井清忠(帝京大学文学部長)
Part 3 それでも開戦を選んだ 現代にも通じる意思決定の反省/牧野邦昭(慶應義塾大学経済学部教授)
Part 4 「情報」は掴めていた日本軍 組織の「作戦」重視が招いた悲劇/小谷 賢(日本大学危機管理学部教授)
Part 5 強大な米国の造船力と兵站 後手に回った日本との「差」/牧野邦昭(慶應義塾大学経済学部教授)
COLUMN 異色の軍人・山本五十六 避戦、早期講和を阻んだ組織の壁/畑野 勇(根津育英会武蔵学園勤務)
Part 6 神話化される「ナチ宣伝」 21世紀の危機を見抜くには/佐藤卓己(京都大学大学院教育学研究科教授)
Part 7 まさに現代の自粛警察 戦時下の「投書階級」と重なる姿/金子龍司(法政大学大原社会問題研究所嘱託研究員) -
【WedgeONLINE PREMIUM】
日本の少子化対策 異次元よりも「本音」の議論を【特別版】
結婚・出産を望まないのは、若者・子育て世代のワガママであり、自分たちが選んでいること―。
こう思う人がいるかもしれない。
だが、経済情勢から雇用環境、価値観に至るまで、
彼らを取り巻く「すべて」が、かつての時代と異なっている。
少子化を反転させるため、岸田政権は異次元の少子化対策として経済支援の拡充を掲げるが、
金額だけ次元の異なる政策を行っていても、少子化問題の解決にはつながらないだろう。
もっと手前の段階でやるべきことがある。それは、若者や子育て世代の「本音」に耳を傾けることだ。
月刊誌『Wedge』2023年8月号(7月20日発売)の特集「日本の少子化対策 異次元よりも「本音」の議論を」に、同誌21年12月号(11月20日発売)の「「親の義務」から「社会の責任」へ 子育て先進国・フランスに学べ」高崎順子(在仏ライター)の記事を加えた特別版です。
INTRODUCTION
分からないのは当たり前 孤育てを救う“魔法の言葉”/編集部
PART 1 誤解だらけの少子化問題 データから見るその実態/坂元晴香 東京女子医科大学衛生学公衆衛生学 准教授
COLUMN 若者たちのリアル 今どきの恋愛・婚活事情とは/編集部
PART 2 本音を隠した日本の性教育 「性」のタブー視はやめよう/編集部
PART 3 これだけ違う税と保険料 政治よ、本音で説明を!/土居丈朗 慶應義塾大学経済学部 教授
COLUMN 「産屋」存廃の歴史から学べること/編集部
PART 4 少子化対策の鍵握る企業 希望の光は経営者が灯せ
4-1 雇用のあり方と働き方は経営者の決意次第で変えられる/小林美希 ジャーナリスト
4-2 企業の「制度」と「運用」が共育て社会実現の大きな一歩に/編集部
PART 5 少子化に向き合う海外諸国 現地の専門家に聞く
5-1 INTERVIEW
フランスの高出生率を支える「家族政策」の理念と実践とは/話し手,オリヴィエ・コルボベッス フランス全国家族手当金庫(CNAF)欧州および国際協調関係部 部長/聞き手 髙崎順子 フランス在住ライター
5-2 激変する若者の価値観 現代中国のシン・子育て事情/斎藤淳子 中国在住ジャーナリスト
PART 6 「子どもが欲しい」と願う世代 こうすれば後押しできる/編集部
WEDGE_REPORT 「親の義務」から「社会の責任」へ 子育て先進国・フランスに学べ/髙崎順子(在仏ライター) -
【WedgeONLINE PREMIUM】
最後の暗黒大陸・物流 「2024年問題」に光を灯せ【特別版】
トラック運送業界における残業規制強化に向けて1年を切った。「2024年問題」と呼ばれる。
しかし、トラック運送業界からは、必ずしも歓迎の声が聞こえてくるわけではない。
安い運賃を押し付けられたまま仕事量が減れば、その分収益も減るからだ。
われわれの生活を支える物流の「本丸」で、今何が起きているのか──
月刊誌『Wedge』2023年5月号(4月20日発売)の特集「最後の暗黒大陸・物流 「2024年問題」に光を灯せ」に同誌20年7月号(6月20日発売)の「DIGITAL TRANSFORMATION」(産業IT イノベーション事業本部産業デジタル企画部主席研究員・藤野 直明氏、コーポレートイノベーションコンサルティング部上級コンサルタント・梶野 真弘氏の記事を加えた特別版です。
PART 1
残業規制の導入で物流業界の体質改善はなるのか?
中西 享 ジャーナリスト
PART 2
「お願いだから分かってほしい」 運送事業者の社長が激白
中西 享 ジャーナリスト 編集部
Interview 1
進み始めた荷主の意識変化 見えてきた「適正運賃への是正」
小寺康久 西濃運輸 代表取締役社長
ILLUSTRATION
私たちの生活に欠かせない物流 編集部
Interview 2
デジタル技術で課題解決 物流界のプラットフォーマー
佐々木太郎 Hacobu 代表取締役社長執行役員 CEO
Interview 3
トラック物流に必要な構造改革とは何か?
矢野裕児 流通経済大学流通情報学部 教授
column 1
深刻なドライバー不足 それでも「明日届く」は必要なのか
関谷次博 神戸学院大学経済学部 教授
PART 3
物流の一翼担う倉庫 「結節点」で見たその実態
編集部
column 2
「当たり前」の舞台裏 水産卸売の現場を歩く
編集部
PART 4
荷役の負荷軽減へ 今度こそパレットの本格普及を
編集部
PART 5
宅配ドライバーの本音 働き方改革は「形骸化」するは
刈屋大輔 ジャーナリスト
column 3
国の盛衰と物流は表裏一体 日本はイタリアの歴史に学べ
玉木俊明 京都産業大学経済学部 教授
PART 6
矛盾を内包した法体系を直視しドライバーの権利保護を
首藤若菜 立教大学経済学部 教授
REPORT
DIGITAL TRANSFORMATION(藤野直明、梶野真弘、編集部)
PART1 DXは目的ではなく手段 新しいビジネスモデルを描け
PART2 「カイゼン」が遅らせたDX 製造業が問われるサービス作り -
【WedgeONLINE PREMIUM】
昭和を引きずる社会保障 崩壊防ぐ復活の処方箋【特別版】
「失われた30年」
“平成”という時代を総括するときにしばしば用いられるこの言葉にはどこか、“昭和”という時代を礼賛する響きがある。
たしかに、敗戦後の焼け跡から国を再興し、経済面では、世界首位の米国に肉薄した輝かしい時代だった。そして、バブル崩壊によりその輝きが手からすり抜ける悔しさを味わった時代でもあった。
高度経済成長期の幻想を追い求め続けた「平成」が終わり、「令和」の時代が幕を開けた今、我々は新たな日本の未来を描くべきだ。
今や国の基盤となった「社会保障制度」も昭和の時代に形作られた。1946年(昭和21年)公布の日本国憲法に「社会保障」という言葉が用いられたことでその概念が広まり、昭和30~40年代の国民皆保険・皆年金の整備、老人医療費の無料化、児童手当の創設等により制度拡充が図られた。まさに、人口増加と経済成長を下支えに「風呂敷を広げた」時代である。
「福祉元年」と呼ばれ、現在の社会保障制度体系がほぼ整った73年(昭和48年)、第一次オイルショックが勃発し、高度経済成長は終焉に向かう。それから今日に至るまで、年金制度へのマクロ経済スライドの導入や、高齢者医療費の自己負担率引き上げなど、様々な制度見直しを迫られた。特に、少子化による負担者の減少と、平均寿命の伸びによる給付額の増加は、制度創設当時には想定しきれなかった事態といえる。
2008年をピークに、日本の総人口は急降下を始めた。現在約1億2500万人の人口は、2100年には6000万人を下回り、半分以下となる見込みだ。人口増加を前提とした現行の社会保障制度は既に限界を迎えている。昭和に広げすぎた風呂敷を畳み、新たな仕組みを打ち出すときだ。
社会保障に「特効薬」はない。だが、昭和的価値観から脱却し、現状を受け入れることで、その糸口が見えてくる。これから示す「処方箋」が、新たな時代の社会保障へとつながっていくことを期待する。
月刊誌『Wedge』2021年5月号(4月20日発売)の特集「昭和を引きずる社会保障 崩壊防ぐ復活の処方箋」に同誌22年8月号(7月20日発売)の「子育て支援」や「女性活躍」を“理念"や“主観"だけで語るな」(東京大学大学院経済学研究所教授・山口 慎太郎氏、京都大学公共政策大学院 教授・奈良岡 聰智氏)の記事を加えた特別版です。
Part 1:介護
介護職員が足りない! 今こそ必要な「発想の転換」
編集部
Part 2:人口減少
新型コロナが加速させた人口減少 “成長神話"をリセットせよ
森田 朗(東京大学名誉教授)
Part 3:医療
「医療」から「介護」への転換期 “高コスト体質"からの脱却を
土居丈朗(慶應義塾大学経済学部教授)
Part 4:少子化対策
「男性を家庭に返す」 これが日本の少子化対策の第一歩
山口慎太郎(東京大学大学院経済学研究科教授)
Part 5:歴史
「人口減少悲観論」を乗り越え希望を持てる社会を描け
鬼頭 宏(上智大学経済学部名誉教授)
Part 6:制度改革
分水嶺に立つ社会保障制度 こうすれば甦る
島澤 諭(中部圏社会経済研究所研究部長)
COLUMN:高齢者活躍
お金だけが支えじゃない 高齢者はもっと活躍できる
編集部
Part 7:国民理解
「国家 対 国民」の対立意識やめ真の社会保障を実現しよう
西村周三(京都先端科学大学経済経営学部教授)
SPECIAL_OPINION
「子育て支援」や「女性活躍」を“理念"や“主観"だけで語るな
Part 1:少子化対策は将来への「投資」 エビデンスに基づいた政策を
山口慎太郎(東京大学大学院経済学研究科 教授)
Part 2:日本に蔓延る女性差別意識 「女性活躍」を名ばかりにするな
奈良岡聰智(京都大学公共政策大学院 教授)
・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。