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くらがり同心裁許帳 あらすじ・内容
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一年前に内藤新宿の飾り職人が、酔って大川に転げ落ち溺死した。 奉行所の調べでは、単なる事故として片づけられたが、その死を受け入れられない母親は、月命日のたび南町奉行所に再吟味を哀訴していた。 同心の角野忠兵衛は、事件の真相をつかむため探索を始める・・・。彼のお役目は迷宮入り事件ばかりを扱う「永尋書留役」。奉行所の角に忘れ去られた事件を追って、窓際同心角野忠兵衛が八百八町を駆け巡る!
「くらがり同心裁許帳」作品一覧
(15冊)681円〜713円(税込)
品川のはずれにある岩場。湾深くに迷い込むサバが釣れるとの噂。忠兵衛はその岩場で、サバを何匹も釣り上げる白い髭を仙人のように伸ばした老人と出会った。図らずも老人の招きを受け、泊まることになった忠兵衛。真夜中、中庭で跪く侍に向かい、老人が声を荒げるのを聞いた。「その責めを負って倅は腹を切った。命を賭け、かの人を守るために死んだのだ。」思わぬ出会いがくらがりに落ちた事件に繋がっていく。 迷宮入り事件を扱う窓際同心の活躍を描く、シリーズ第十四弾!
かつての同僚が悪事に手を染めているらしい――。 “土下座侍”大林天馬から相談を持ちかけられた翌日、材木問屋「生駒屋」の主人ら五人が惨殺された。店の丁稚は額に三日月の傷を持つ男、天馬の元同僚・浅見を見たという。追っていたくらがり事件と浅見に意外な共通点があることを知った忠兵衛は探索に乗り出すが、その背後には、ある藩の改易にからむ巨大な陰謀が潜んでいた……。 迷宮事件を扱う窓際同心の人情裁き。シリーズ第十五弾!
殺しなんぞしていない――裁きを下した北町奉行に無実を訴えていたにもかかわらず、大工の磯吉が処刑された。普請請負問屋「丹後屋」の娘を殺めた咎で、伝馬町の牢屋敷につながれていたが、突然の執行であった。南町奉行所の永尋書留役・角野忠兵衛には「腑に落ちぬ」事件である。長年の勘がどうにも騒いだ。事件の裏に隠された真実を探るべく、磯吉の娘のもとを訪ねるが…。 窓際同心が揮う情けの十手。シリーズ第十三弾!