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公儀鬼役御膳帳 あらすじ・内容
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木藤家の御役目は御膳奉行。その主な役割は将軍が食する前に味見をして、毒が盛られることを未然に防ぐ、毒味役である。しかし、当主・多聞の妾腹の子・隼之助は、父に命ぜられ、町人として市井で暮らしていた。憤りを抱えつつ、長屋での暮らしに、お節介な年寄りたちや友人たちのおかげで慣れてきた頃、父から塩問屋の山科屋に奉公しろと……。公儀鬼役の真のお役目とは。大人気時代小説第一弾。
「公儀鬼役御膳帳」最新刊
「公儀鬼役御膳帳」作品一覧
(5冊)692円〜723円(税込)
木藤家の御役目は御膳奉行。その主な役割は将軍が食する前に味見をして、毒が盛られることを未然に防ぐ、毒味役である。しかし、当主・多聞の妾腹の子・隼之助は、父に命ぜられ、町人として市井で暮らしていた。憤りを抱えつつ、長屋での暮らしに、お節介な年寄りたちや友人たちのおかげで慣れてきた頃、父から塩問屋の山科屋に奉公しろと……。公儀鬼役の真のお役目とは。大人気時代小説第一弾。
隼之助は、御膳奉行を務める木藤家の次男だが、父の命で長屋暮らしをしている。ある日、近所の年寄りに頼まれ、借金を抱え、困窮する蕎麦屋の手伝いをすることになった。家賃の取り立てに来た大家を、父に同行した諸国で知った旨い蕎麦を再現し、唸らせ、期限を引き延ばすことに成功する。その項、彼の友人・将右衛門は、辻斬りに遭遇し……。シリーズ第二弾。
将軍が食する前に味見をして毒が盛られるのを防ぐ役目の御膳奉行。だが御膳奉行の頭である木藤家の役割はそれだけではなかった。父・多聞の命を受け、“鬼役”を継いだ隼之助(はやのすけ)は、町人として暮らしながら幕府に敵対する一派を捜索する。隼之助の優れた舌は、潜入先の酒問屋〈笠松屋〉が扱う博多の白酒に罠の匂いを感じとった。隼之助とともに、友が、御庭番が江戸を走る! シリーズ第三弾。
父・多聞の死、許嫁である水嶋波留の失踪―深い苦しみに耐えながら、隼之助は希望を失っていなかった。父の薫陶、波留の優しさを支えに鬼役としての責務を果たそうとする。新たな潜入先は、茶問屋“山菱屋”。この店の主が点てた茶からは、妻への深い愛と哀しみの味がした。山菱屋は幕府に楯つく薩摩藩の手の者なのか、それとも? 隼之助の“鬼の舌”は、天下と愛しき者を守れるか?