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香木屋おりん : 1 梅花の誓い あらすじ・内容
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香木屋・芳楽堂のひとり娘、おりんは旗本出身の香司、父仙三郎の愛情を一身に受け、何不自由なく育つ。生来の卓抜した嗅覚の持ち主であるおりんは父の跡を継ぎたいと願うが、店の看板である線香「ほの香」の配合を教わる前に賊に押し入られ、父の命ばかりか高価な香木を根こそぎ奪われる。絶望の淵に沈むおりんだったが、持ち前の明るさと研ぎ澄まされた嗅覚で店の再興を決意。さらに父を襲った賊の正体へと迫るが、その裏には衝撃の事実が隠されていた。待望の新シリーズ。
「香木屋おりん」最新刊
「香木屋おりん」作品一覧
(4冊)各539円(税込)
香木屋・芳楽堂のひとり娘、おりんは旗本出身の香司、父仙三郎の愛情を一身に受け、何不自由なく育つ。生来の卓抜した嗅覚の持ち主であるおりんは父の跡を継ぎたいと願うが、店の看板である線香「ほの香」の配合を教わる前に賊に押し入られ、父の命ばかりか高価な香木を根こそぎ奪われる。絶望の淵に沈むおりんだったが、持ち前の明るさと研ぎ澄まされた嗅覚で店の再興を決意。さらに父を襲った賊の正体へと迫るが、その裏には衝撃の事実が隠されていた。待望の新シリーズ。
何者かによって殺された父の跡を継ぎ、香木屋『芳楽堂』の若女将として懸命に働くおりんは、持ち前の鋭敏な嗅覚で口臭を消す飴を編み出し、評判を取る。身体から芳香を振り撒く吉原の名妓・桃里太夫とも交誼を結び、順調そのものだった矢先、おりんの周辺で不気味な嫌がらせが相次ぐ。胸に染みる書き下ろし第二弾。
父仙三郎の仇を討つために左内から剣術を習うおりん。左内への想いを秘めつつ、確実に腕を上げていくおりんに、左内は一振りの刀を渡す。一方、京から商売敵の丁子屋宗主、宗十郎が江戸に現れる。仙三郎をよく知っていると話す宗十郎に戸惑うおりん。やがて、おりんを襲った下手人を探る同心の源吾は、事件の背景に丁子屋が絡んでいることを突き止めるも、曲者に斬られてしまう。おりんは怒りと不安のなか、吉原で丁子屋との香競べに臨む。江戸が香る話題の書き下ろし第三弾。
最愛のひとは、父の仇だった――吉原での香競べの帰途、秘蔵の伽羅・黒影夜叉を狙って襲ってきた長谷川一馬と対決し、斬られたおりん。絶体絶命のところで真木野左内に救われるも、薄れゆく意識の中で嗅いだ左内の匂いは、おりんに残酷な事実を突き付けた。追い打ちをかけるように、突如、おりんの目が見えなくなる。一方、市中では凶悪な企みが着々と進行していた。江戸が香る話題の書き下ろし、ついに完結!