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妖草師 あらすじ・内容
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九代将軍・家重の治世。紀州藩の京と江戸の両屋敷に怪異が兆した。京では元藩士が“花が匂う”と称して、夜な夜な東山へと出かけていき、江戸では見事な庭園に、マダラ蓮と血色の苔がはびこりだした。
京の下級公家・庭田重奈雄は、人の念が乗り移った異界の妖草駆逐の秘術を使う妖草師であった。藩の要請を受けた重奈雄は、紀州徳川家への恐るべき怨念の存在を知ることに――。第1回徳間文庫大賞(書下し部門)受賞作。
「妖草師(徳間文庫)」最新刊
「妖草師(徳間文庫)」作品一覧
(5冊)726円〜1,012円(税込)
九代将軍・家重の治世。紀州藩の京と江戸の両屋敷に怪異が兆した。京では元藩士が“花が匂う”と称して、夜な夜な東山へと出かけていき、江戸では見事な庭園に、マダラ蓮と血色の苔がはびこりだした。
京の下級公家・庭田重奈雄は、人の念が乗り移った異界の妖草駆逐の秘術を使う妖草師であった。藩の要請を受けた重奈雄は、紀州徳川家への恐るべき怨念の存在を知ることに――。第1回徳間文庫大賞(書下し部門)受賞作。
心の闇を苗床に、この世に芽吹く呪い草。常世(とこよ)のそれを刈り取る者を妖草師と称する。江戸中期、錦秋の京に吸血モミジが出現した! 吸われた男の名は与謝蕪村。さらに伊藤若冲、平賀源内の前に現れた奇怪な草ども。それが、はぐれ公家にして妖草師の庭田重奈雄(しげなお)と異才たちの出会いであった。恐怖、死闘、ときに人情……時代小説の新たな地平を切り拓いた逸材の、伝奇作品集!
「この時代小説がすごい!2016年版」(宝島社)文庫書き下ろし部門1位に輝いた妖草師シリーズ、今巻は妖美の青年公家登場!
むごたらしい屍(かばね)から、ポトリと葉が落ちた――
江戸中期。西国で豪商一家が皆殺しの上、財を奪われる事件が連続、ついに京でも凶行が演じられた。
魔草と闘う都の妖草師・庭田重奈雄は犯行が妖草絡みと察知、賊を追いつめるが、それはさらなる巨大事件の序曲に過ぎなかった。舞台は江戸へ。そして、将軍弟から薩摩藩まで巻き込む大陰謀が姿を現す!
人気シリーズ、ここに完結。