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夢草紙人情おかんヶ茶屋 あらすじ・内容
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『おりき』シリーズで大人気の著者、新シリーズ! 一番の調味料はみんなの笑顔さ。心と胃袋にしみる温かい時代人情物語。
「夢草紙人情おかんヶ茶屋」最新刊
「夢草紙人情おかんヶ茶屋」作品一覧
(7冊)681円〜704円(税込)
『おりき』シリーズで大人気の著者、新シリーズ! 一番の調味料はみんなの笑顔さ。心と胃袋にしみる温かい時代人情物語。
四十路半ばとは思えぬ嫋やかな美しさを備える女将・お蝠が営む『おかんヶ茶屋』に出てくる惣菜は、ごく普通の家庭料理だが、豊潤で心を和ませるあたたかい味だ。人は癒やしを求めこの茶屋に集まってくる。さて、今日のお客は? 表題作の「縁の糸」ほかに、「霜夜」「冬の月」など3篇。
貧しくても懸命に生きる人々が支え合う姿を、温かな惣菜の風味とともに描く時代小説。お蝠(ふく)が営む「おかんヶ茶屋」の惣菜は天下一品! 常連客の一人、欽哉が幼なじみのおこんと祝言を挙げることになった。おこんは父親を病気で失い、妾奉公に出た母親とは生き別れに。親代わりに育てた兄の翔太は母親に祝言に出てもらうため、居場所を探し出すが、母親との再会は逆に翔太を苦しめる――。ほかに、心に染みる3話を収録。
おかんヶ茶屋で浪人の兵庫助が飲んでいると、芸者の駒乃がやってきた。二人は夫婦の形こそ取っていないものの、ともにかけがえのない存在。駒乃は連れてきた同年配の女の話を聞いてくれと頼み込む。女は駒乃と同じ芸者だったが、七年前、仕事一筋の職人に嫁いでいた。一昨日、かつての馴染客と出会(でくわ)し、芝居見物に誘われたという。そしてその後……女は泣き出しそうな顔で続けた。