『西遊記(中公文庫)(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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理想郷か失望郷か、ともかくも危難辛苦の片道十万八千里の旅は終った。かなりカビくさいが、五〇四八巻もの経典を授かる。だが、雲に乗って帰途についた三蔵たちはその後どこへ行ったのか……。諷刺の才筆と藤城清治の美しい影絵で描いた愉快な妖怪社会ものがたり、全巻完結。
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冬は去り、春が来た。盤糸嶺の魔女の巣はかたづけた。小子城の子供たちも救えた。また木枯しが吹きはじめ、そして山野が緑と花におおわれる季節がやってくる。しかし、西のかた浄土はまだ遠い。諷刺の才筆と藤城清治の美しい影絵で描く妖怪社会。
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鉄扇公主に牛魔王、黄眉大王に賽太歳――怪物はまだまだいる。宝石に弱い女怪もいる。だからといって豚や猿がこねてこしらえた丸薬など効くものか。この妖怪社会は経済の力で動くのだ。諷刺の才筆と藤城清治の美しい影絵の愉快な種々相。
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藤城清治の美しい影絵に誘われて、妖怪たちの旅はまだまだ続く・・・「死せる者は行け。生ける者は入れ」と呪文を七回唱えたら、ビクの中に金魚が一匹入って来た。これが通天河の化け物だったのだ。スッポンの船で渡河した一行は、荒涼たる岩山道に踏み入る。諷刺の才筆が描き出す愉快な妖怪社会。
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烏鶏国王はあわれにも井戸に突き落されて帝位を奪われた。玉座にはニセ者がそっくりの姿で就いている。一肌ぬごうと悟空は大いに張りきる。ところがなんと、この背後には、菩薩さまがおられるようだ。諷刺の才筆と藤城清治の美しい影絵の愉快な妖怪社会。
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人蔘果を御馳走になったので四万七千年も長生きできる――のはいいが、健康増進のせいかやたらにお腹がすく。そこでさすがの三蔵法師も白虎嶺の美女妖精でしくじった。が、悟空は誤解されどおし。諷刺の才筆と藤城清治の美しい影絵が現代に蘇らせる、愉快な妖怪社会。
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五百年もの石牢生活からやっと救い出された孫悟空は、三蔵法師に付き従う。ひどいケンカを繰り返しながら西行を続けるが、その途中で妙な化け物を二匹もお供に加えたから、ろくなことはない。諷刺の才筆と藤城清治の美しい影絵が、愉快な妖怪社会の種々相を現代によみがえらす。
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天地の歴史の夜明けのころ、傲来国花果山の頂に立つ奇石から生まれた一匹の猿――のちの孫悟空を中心に展開する波瀾万丈の物語。西遊記を生んだ民族の心をくまなくとらえた才筆と藤城清治の美しい影絵が、愉快な妖怪社会の種々相を現代によみがえらす。
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