電子書籍 荒凡夫 一茶 文芸・小説

著: 金子兜太 

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荒凡夫 一茶 あらすじ・内容

芭蕉に冷淡、蕪村は相手にせず、とことん一茶を追い続けた句界の巨匠が、その「自由人」としての魅力を縦横無尽に語りつくした、ファンならずとも待望の著。青年期から一貫して著者を支配しつづけてきたもの、それは自由人への憧れだった。「自由人」とは「漂泊者」とも言い換えることができる。「漂泊者」として思い浮かぶ俳人に、山頭火や尾崎放哉らをあげることができようが、なかでも一茶は、著者を惹きつけるだけのありあまる魅力にあふれていた。一茶に没頭し、その生涯を探究し、作品を鑑賞することで得られたなかで、著者は「定住漂泊」や「生きもの感覚」ということばを好んで使用するようになる。漂泊が向かうところの自然崇拝やアニミズムが、著者をして創造させたものだ。同時に一茶自身が自らを表現した「荒凡夫」もまた、著者にとっての重要なキーワードにもなった。これは一茶が六〇歳の正月につくった句の前書きに記してある。こうして本書は、著者自らが一茶とのあわいをたゆたうように、雄大な俳句の旅を楽しんでいく。そしてその旅は芭蕉に冷淡な視線を送りながら、正岡子規を遠く見据える、「自由人」としての衣をまとっているように見える。

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「荒凡夫 一茶」最新刊

芭蕉に冷淡、蕪村は相手にせず、とことん一茶を追い続けた句界の巨匠が、その「自由人」としての魅力を縦横無尽に語りつくした、ファンならずとも待望の著。青年期から一貫して著者を支配しつづけてきたもの、それは自由人への憧れだった。「自由人」とは「漂泊者」とも言い換えることができる。「漂泊者」として思い浮かぶ俳人に、山頭火や尾崎放哉らをあげることができようが、なかでも一茶は、著者を惹きつけるだけのありあまる魅力にあふれていた。一茶に没頭し、その生涯を探究し、作品を鑑賞することで得られたなかで、著者は「定住漂泊」や「生きもの感覚」ということばを好んで使用するようになる。漂泊が向かうところの自然崇拝やアニミズムが、著者をして創造させたものだ。同時に一茶自身が自らを表現した「荒凡夫」もまた、著者にとっての重要なキーワードにもなった。これは一茶が六〇歳の正月につくった句の前書きに記してある。こうして本書は、著者自らが一茶とのあわいをたゆたうように、雄大な俳句の旅を楽しんでいく。そしてその旅は芭蕉に冷淡な視線を送りながら、正岡子規を遠く見据える、「自由人」としての衣をまとっているように見える。

「荒凡夫 一茶」の作品情報

レーベル
――
出版社
白水社
ジャンル
文芸・小説 エッセイ 俳句・短歌
ページ数
156ページ (荒凡夫 一茶)
配信開始日
2016年6月17日 (荒凡夫 一茶)
対応端末
  • PCブラウザ
    ビューア
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    (スマホ/タブレット)
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