電子書籍 彼女の存在、その破片 文芸・小説

著: 野中柊 

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彼女の存在、その破片 あらすじ・内容

兄を殺した女? 彼女のことを聞きたいの?

〈僕〉は、失踪した恋人を探して彼女の生涯にかかわった男女を訪ね歩く。
「ルリは少女娼婦みたいだった。幼気(いたいけ)な、大胆な、ちょっと痛ましい」
「ルリを見ていると、心を鷲づかみにされる。うっかり油断すると、彼女の存在感に巻きこまれそうな感じなんだよ」
「るりは、本質的にこわいもの知らずな女なのよ」
「るりに触られると、どんなに疲れているときも、からだの隅々まで欲望で満たされた。どこまでも貪欲になれそうだった」
「るりはサーカスの綱渡りの少女、みたいな感じ? 安全ネットなしの」
彼らが語る、これが、あなたなの? それは彼らの心の、割れた鏡に映し出された、無数の破片のようだ。
   *
何かの予兆のように、〈あなた〉の複雑な過去と、天才少年ピアニストだった〈僕〉の挫折と後悔に満ちた半生が響き合う。それから〈僕〉は、少しずつ〈あなた〉のもとに近づいていく。〈あなた〉の後ろ姿を見ながら少しずつ。そこには、僕のピアノ、少年時代の調べが響きつづける。

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「彼女の存在、その破片」最新刊

兄を殺した女? 彼女のことを聞きたいの?

〈僕〉は、失踪した恋人を探して彼女の生涯にかかわった男女を訪ね歩く。
「ルリは少女娼婦みたいだった。幼気(いたいけ)な、大胆な、ちょっと痛ましい」
「ルリを見ていると、心を鷲づかみにされる。うっかり油断すると、彼女の存在感に巻きこまれそうな感じなんだよ」
「るりは、本質的にこわいもの知らずな女なのよ」
「るりに触られると、どんなに疲れているときも、からだの隅々まで欲望で満たされた。どこまでも貪欲になれそうだった」
「るりはサーカスの綱渡りの少女、みたいな感じ? 安全ネットなしの」
彼らが語る、これが、あなたなの? それは彼らの心の、割れた鏡に映し出された、無数の破片のようだ。
   *
何かの予兆のように、〈あなた〉の複雑な過去と、天才少年ピアニストだった〈僕〉の挫折と後悔に満ちた半生が響き合う。それから〈僕〉は、少しずつ〈あなた〉のもとに近づいていく。〈あなた〉の後ろ姿を見ながら少しずつ。そこには、僕のピアノ、少年時代の調べが響きつづける。

「彼女の存在、その破片」の作品情報

レーベル
小学館文庫
出版社
小学館
ジャンル
文芸・小説 恋愛 ミステリー・推理・サスペンス
ページ数
352ページ (彼女の存在、その破片)
配信開始日
2016年10月8日 (彼女の存在、その破片)
対応端末
  • PCブラウザ
    ビューア
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