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P+D BOOKS 悲しみの港(上) あらすじ・内容
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現実と幻想の間を彷徨する若き小説家の懊悩。
「僕が故郷に漠然と期待したのは避難港だった。ところが、それどころではなかった」――。
東京から郷里の静岡県藤枝市に居を移した三十手前の小説家・及川晃一の日常的思索を描いた著者の自伝的小説の前編。
1994年、発刊時の単行本の帯には[自分はすでに難破船か、骸骨か。それでもなお試練の故郷で文学者が探し求める自我の新しい船出。現実と想像のあわいに明晰な幻視者・小川国夫が眼をそそぐ]とある。
日本人とは、市民とは、そして小説家とは何かを考え続けた、「内向の世代」の作家・小川国夫の深い懊悩が滲む秀作。朝日新聞に連載され、第5回伊藤整文学賞を受賞。
「悲しみの港(P+D BOOKS)」最新刊
「悲しみの港(P+D BOOKS)」作品一覧
(2冊)605円〜660円(税込)
現実と幻想の間を彷徨する若き小説家の懊悩。
「僕が故郷に漠然と期待したのは避難港だった。ところが、それどころではなかった」――。
東京から郷里の静岡県藤枝市に居を移した三十手前の小説家・及川晃一の日常的思索を描いた著者の自伝的小説の前編。
1994年、発刊時の単行本の帯には[自分はすでに難破船か、骸骨か。それでもなお試練の故郷で文学者が探し求める自我の新しい船出。現実と想像のあわいに明晰な幻視者・小川国夫が眼をそそぐ]とある。
日本人とは、市民とは、そして小説家とは何かを考え続けた、「内向の世代」の作家・小川国夫の深い懊悩が滲む秀作。朝日新聞に連載され、第5回伊藤整文学賞を受賞。
北へ旅立つ静枝と及川晃一の「一夜の情事」。
故郷の静岡県藤枝で若き小説家が探し求める自我の新しい船出。
東京から故郷の藤枝に舞い戻ってきた及川晃一は、父の会社の事務員・三輪静枝と出会う。晃一の書いた小説を静枝が借り出して読んでいることを知り、二人の距離は急接近していくのだが、静枝にはすでに婚約者がいた。
晃一が現れたけれど、結局、静枝は婚約者の求婚を受け入れ、会社を辞めて北へ旅立つという。だが、惹かれ合う二人は送別会の夜、ついに結ばれるのだった。
朝日新聞に連載された「内向の世代」の代表的作家・小川国夫の自伝的長編小説の後編。1994年、第5回伊藤整文学賞受賞作。
北へ旅立つ静枝と及川晃一の「一夜の情事」。
故郷の静岡県藤枝で若き小説家が探し求める自我の新しい船出。
東京から故郷の藤枝に舞い戻ってきた及川晃一は、父の会社の事務員・三輪静枝と出会う。晃一の書いた小説を静枝が借り出して読んでいることを知り、二人の距離は急接近していくのだが、静枝にはすでに婚約者がいた。
晃一が現れたけれど、結局、静枝は婚約者の求婚を受け入れ、会社を辞めて北へ旅立つという。だが、惹かれ合う二人は送別会の夜、ついに結ばれるのだった。
朝日新聞に連載された「内向の世代」の代表的作家・小川国夫の自伝的長編小説の後編。1994年、第5回伊藤整文学賞受賞作。