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『エッセイ、ダイレクト出版、土居豊(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~2件目/全2件

  • 自分の読みを見直す機会としての村上春樹の読書会

    自分の読みを見直す機会としての村上春樹の読書会
    村上春樹の故郷・西宮市を中心に「村上春樹読書会」を長年主催してきた筆者は、本書で活動のまとめを試みたい。
    前半第1部は「村上春樹読書会」参加者たちの春樹愛や、アンチ春樹の意見など、読者の生の声を紹介する、筆者の新聞連載をまとめた。
    後半は、かつて筆者が足を運んだ春樹ワールド聖地巡礼による作品考察を通じて、本を読んだ後から始める読書体験の試みを再構成して収録する。
    村上春樹文学を読みながら、21世紀の世界を左右する歴史的出来事の中でも読書体験が大切であること、読書を通じて生き抜く力を得ることを広めたい。
  • 村上春樹の初期3部作は叙述トリックだった? 全ては芦屋の公園の「猿の檻」から始まる

    『村上春樹の猿  獣と嫉妬と謎の死の系譜』
    浦澄彬 著
    村上春樹の初期3部作は叙述トリックだった?
    デビュー当時から村上春樹の小説の最大の特徴とされ、読者や批評家たちを夢中にさせたクールな語りこそ、語り手の本性が「獣=猿」であることを隠す叙述トリックとなっていた、という仮説。
    それを考えるきっかけは、デビュー作『風の歌を聴け』から『ノルウェイの森』を経て近作まで共通して現れるモチーフ、「猿」・「猿のコンビ」・「獣」である。
    『ノルウェイの森』もまた、「リアリズムの皮をかぶったポストモダン」であり、語り手であるワタナベの1人称の語りは、実はアガサ・クリスティの『アクロイド殺し』のような、叙述トリックか?
    考察の全ては、芦屋の公園の「猿の檻」から始まる。
    デビュー作『風の歌を聴け』のあの猿たちは、「僕」の二重性、隠された獣性の暗喩なのか?
    近作の短編集『一人称単数』所収の「品川猿の告白」の猿から、前作「品川猿」へとつながる女性の謎の死の系譜は、村上春樹の描く暴力性・獣性を描き出す。
    そう、この品川猿こそ、『風の歌を聴け』のあの猿たちの同族ではないのか?
    「品川猿」の系譜とは、また嫉妬の系譜、謎の死の系譜でもある。
    2005年の「品川猿」における松中優子の嫉妬。
    2013年の『多崎つくる』における「シロ」殺人事件と、「クロ」の嫉妬、「つくる」の嫉妬。
    2020年の「品川猿の告白」の女性編集者もまた、同じことに?そして、今後の作品に引き継がれる?
    村上作品の女性の謎の死(自死)と嫉妬の系譜は、『ノルウェイの森』の直子にさかのぼる。さらに『1973年のピンボール』の同名の直子、さらに『風の歌を聴け』の「指のない」彼女にまでさかのぼる。

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