『恋愛、ファンタジー(文芸・小説、ライトノベル)』の電子書籍一覧
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名物おでんと絶品料理が並ぶ「めぐみ食堂」には、様々な恋の悩みを抱えた客が訪れて……。心もお腹も満たされるハートフルストーリー。
「王様のブランチ」で話題! 「食堂のおばちゃん」で人気の著者、新シリーズ第1弾。心もおなかも満たされる幸せの食堂、開店です。牛スジ、葱鮪、トマト、蟹面といった名物おでんや牡蠣のカレー煮、蒸しイチジクの甘味噌かけなどの美味しい小料理……東京・四谷の「めぐみ食堂」は、女将の恵が一人で切り盛りするおでん屋だ。元・人気占い師の恵は、ある事情があって今は“見る力”を失っていたが、結婚のさまざまな悩みを抱える常連客と接するうちに、“男女の縁”が見えるようになって――。ときにほろ苦くも心あたたまる連作短編集。 -
この悪女は何者にでもなれる――寵妃と皇太子の弟を演じる二重生活、開幕!
誰もが恐れる『悪姫(あっき)』、胡令花。
けれど正体は、悪女とは真逆の愛らしい顔と純粋な性格。
それは誰も知らない……はずだった。
皇太子・伯蓮から密命を受けるまでは。
「我が妃、そして我が弟になれ」
自身の秘密を守るためにやむなく二重生活を始めたものの、問題が続々と発生。
『悪姫』は寵妃だと勘違いされ、弟の時は伯蓮による溺愛が過ぎてかき乱される。
そんな中、東宮でおぞましい事件が起こってしまい……?
「悪を誅する悪の出番ね」
己の使命を胸に、悪姫と弟、二つの顔を使って事件を解決に導きます!
●〇●著者・甲斐田紫乃の大人気シリーズ『旺華国後宮の薬師 7』も2023年7月~同時配信開始!●〇●
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■2冊同時刊行キャンペーン
期間限定! 購入特典SSが読める二次元コードを収録♪
特典は、『旺華国後宮の薬師』のキャラクターが演技に挑戦する、
書き下ろしSS「結成!? 後宮劇団」です。
<閲覧期間:2024年7月14日正午まで>
※本特典はダウンロードはできません。
※特典内容は紙書籍と同様のものです。
※一部の携帯電話・スマートフォン機種によっては読み取れない場合がございます。
※パケット通信料を含む通信費用はお客様のご負担となります。
※第三者やSNS等での公開・配布は固くお断りいたします。
※システム等のやむを得ない事情により、期間内であっても予告なく公開を終了する場合があります。
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転校生は超イケメンのヴァンパイア!? 私、中1の日向美羽。季節外れの転校生・霧島くんはすごくイケメンだけど、普通じゃない。私が指を切ったらパクっと血をなめたり、すごい速さで瞬間移動したり、まさかヴァンパイア? ミステリアスなセイくんが気になる私だけど、彼にはありえないほど怖い美形のお兄ちゃんがふたりもいて……!? しかもヴァンパイア三兄弟はめちゃめちゃ仲が悪い。私の恋、すごく大変そうなんだけどどうなるの!? 胸キュン・オリジナル新作! 新感覚・ヴァンパイア・ラブストーリー!
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大正時代、名家・久我家は当主の失脚により没落。御嬢様だったまりあは許嫁に婚約破棄され、下町のボロ家に住んでいる。そんな彼女が夜会で出会ったのは、日本有数の名家である山上家の装二郎。しかし山上家には、帝都にはびこり夜な夜な事件を起こすあやかしを匿っているという不穏な噂が。だが、両親への援助を条件にまりあはそこに嫁ぐことになり……。契約花嫁があやかしと当主を守るため大奮闘! もふもふ大正ファンタジー。
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YouTube漫画動画の世界をあなたの元に届けます!
「はちの漫画どうでしょう」自慢の絵師さんによる、魅力的な原画イラストとセリフを1冊にまとめた原画集です!当チャンネル内でも大好評の動画イラストを存分にお楽しみください。ここに掲載しているキャラ達が「喋って動いて恋をする動画を見たい!」という方は、巻末記載のYouTubeチャンネル「はちの漫画どうでしょう」で好評配信中です!「もう見たよ!」「この絵師さんのファンです!」という方は、寝る前に見ると夢に出てきます!ハチャメチャ・ドタバタ・ハートフルラブコメディをお楽しみください!はち漫管理人が試行錯誤で、皆さんに少しでも自慢のクリエーターさん達をご紹介したい一心でお届けします!ツッコミどころがあっても、温かい目で見守ってください!※当チャンネル配信動画・電子書籍は、シナリオ、イラスト、ナレーション、編集など、クリエーターの皆さんと一緒に製作しています。著作権法上保護されてますので、許可の無い二次利用や無断転載などはおやめください -
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
春風の妖精、太陽の妖精、樹木の妖精、雪の妖精……。四季折々の妖精が見守る深くて切ない愛の物語四篇。
ほとんどの人間は、死の間際では意識を失い、「最期の想い」を伝えられず天に召されます。妖精たちは、天に召された方々を連れてきて、「残された方」に「最期の想い」を伝えさせます。もしかしたら、あなたのもとへも、「あなたが大切に想っていた方の幻影」と妖精が現れ、「最期の想い」を伝えに来るかもしれません。(「あとがき」より) -
わけあり契約婚夫婦が織りなす波乱と癒しの新婚ラブファンタジー!
辺境領主令嬢のオルテンシアはある日、王妃から命を狙われている第二王子のトゥライビス殿下を辺境領で匿う為、殿下と契約結婚をすることに。
「夫」となった殿下は辺境領独自の動植物に目を輝かせ、不遇な生い立ちなど感じさせない強さを持った美青年だった。そんな殿下と過ごすうちにオルテンシアは恋心を抱いてしまう。 しかし、オルテンシアには殿下には知られたくないある秘密があって――。
互いにわけありな契約婚夫婦が紡ぐ、波乱と癒しの新婚ラブファンタジー! -
閻魔王を頂点に、地獄の判官である十王たちが支配する冥途十州は、最も数の多い鬼族、上層階級のほとんどを占める天人族、角や霊力を持たずに差別されるツノナシや獣人で構成されている。壊れたものを元に戻す不思議な力を持つツノナシの翠はある日、奉公先の鬼から折檻を受けていたところを、冥都から来た閻魔庁の冥官・天鴦に助けられる。半年前から音信不通になっている閻魔庁勤務の双子の弟・瑞月に会うため、冥都に戻る天鴦に同行を願い出ると、彼は断る代わりに「閻魔庁入庁許可証」をくれた。いざ、閻魔庁に向かった翠だったが、なんとそれが閻魔王の花嫁候補に渡される特別な札だったことが判明し!?
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あなたが本当に食べたいものはなんですか? 願いが叶うお弁当、召し上がれ。
「あなたの食べたいもの、なんでもお作りします」恋人に二股をかけられ、傷心状態のまま北海道・札幌市へ転勤したOLの千春。仕事帰りに彼女はふと、路地裏にひっそり佇む『くま弁』へ立ち寄る。そこで内なる願いを叶える「魔法のお弁当」の作り手・ユウと出会った千春は、凍った心が解けていくのを感じて――? おせっかい焼きの店員さんが、本当に食べたいものを教えてくれる。おなかも心もいっぱいな、北のお弁当ものがたり! -
ことのは文庫×魔法のiらんど
「心に沁みる和風あやかしの世界」コンテスト準大賞受賞作!
人とあやかしの哀しくも美しい恋の物語。【電子版巻末には七原しえ先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】
〈隠世(かくりよ)〉。
大妖怪・九尾の狐――鬼灯(ほおずき)の統べるあやかしだけの世界で生きる翠(すい)は、
その中でも特別な力を持つ金魚の姫。
それ故、あやかしからも〈現世(うつしよ)〉に住む人間からも狙われる翠は、
水面に映した〈現世〉の世界を覗き見ることを慰めに
護衛役の猫のあやかし・木蓮(もくれん)とともに息の詰まる日々を送っていた。
ある日、翠は迷い込んだ人間の亡者と出会い、
それがいつも覗き見ていた〈現世〉の青年・晴太(せいた)の祖母であったことから、
〈隠世〉も巻き込む騒動へと発展する――。
人間とあやかし。それぞれが強い想いを心に秘め、誰かを想う。
恋の物語がぎゅっと詰まった、大人のための恋愛奇譚! -
ある日とつぜん、2才のちなつを育てることになった、小6の実咲。ちなつには、とある事情とヒミツの特殊能力があることを知り、「この子を守りたい!」と思う。けれど、ちなつの能力を悪用しようとする大人があらわれ…遊園地で連れ去り事件が起きてしまう!! 実咲は、幼なじみの颯太と一緒に助け出そうとするけれど…!? ドタバタ・ハートフルコメディ第1弾!!
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第13回集英社みらい文庫大賞 大賞受賞作! わたし咲本明音、中学1年生。おなじクラスのさわやかイケメン・風間くんに憧れてるんだ。でもね。死神のルカが現れて「おまえは、30日後に死ぬ運命だ」って! そんなの信じられないよ!? あの手この手でルカを追いはらってみても、失敗…。もうこの運命を受けいれるしかないの? のこされた時間はわずか。わたしはルカの力を借りて、“思い出の王子さま”を探すことにしたんだけど…!? 王子さま探しは予想できないまさかの結末に!? 余命系ファンタジー小説!!
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わたし、青星学園の中等部1年生の春内ゆず。入学したら、とにかく目立たず、フツーの生活を送るのが目標だったのに、ある日学校で目立ちまくりの4人の男の子から、急に呼び出されて、「なあ、春内。おれたちを助けてくれないか? お前の「力」が必要なんだ」って。――えっ……! ど、どうしよう――!?
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アラサー漫画家、「モブ妃」に転生し同人活動で皇后の悪事を暴く!?
真っ白な原稿を手に、千華宮の賢妃・桃華は決意していた。
実は彼女の正体は、鳴かず飛ばずのアラサー漫画家・由里。事故に巻き込まれ、漫画の中のモブ妃に転生してしまったのだ。
おかげで物語が変わり正義のヒロインが不在。代わりに悪事を暴くのは――。
「三コマしか出ないモブ妃がやるの?」
皇后の告発をしないと自分の命も危うい。
漫画を描くことだけが取り柄の由里は、神技アシの謎の美青年・月舟と出逢い、同人誌での告発に望みを託すが……!?
目指せ重版出来! 転生修羅場を漫画で乗り切る後宮布教物語! -
虹色の石をひろったら――幕末にタイムスリップ!? わたし、七野凛は空手が得意な中学一年生。恋に興味はあるけど、強いわたしに『恋愛のイメージはない』みたいで……。ちょっぴりモヤモヤしていた道場の帰り道、とってもキレイな石をひろって――気づいたらそこは、1862年の日本! まさか、江戸時代にタイムスリップしちゃった!? そこで出会ったのは、同い年の男の子・桐真と、土方さんや沖田さん――なんとのちに新選組になる人たち! 早くもとの時代に帰りたいって思っていたけど、彼らがたどる運命を知っちゃって……。わたし、大切なみんなのことを守りたいよ! ……これは、時を超えた、わたしの『挑戦』の物語。
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歴史の中で多くの出会いを見届けてきた神戸の街を舞台に、様々な形の出会いと別れを描く傑作短編集。ある時は運命的な男女の出会いを、ある時は破滅的でさえある恋を、またある時はパラレルに存在する神戸での不思議な邂逅を描く。読後感も、時にはジャンルさえも全く異なる独立した物語である一方で、それらは確かな繋がりを持ち、それぞれに響き合って作品世界を美しく彩る。読み終わった後、必ず誰かと語り合い、分かち合いたくなるような魅力に溢れた1冊。
『エデンの102号室』
大学受験に失敗し、モラトリアムに生きる布珠は、異人坂でどこか浮世離れした男性、シンと出会う。博識な彼に日に日に惹かれていく布珠は、ある日、シンの部屋で書きかけの神話を見つける。
『let’s get lost』
目まぐるしく変わっていく、どこかで見たような視界。あるいはどこかで聴いたような世界。そのなかでかつてあった大切な存在について想いを馳せる、一人の男性の物語。
『つめたいふともも』
就活に苦戦する大学生の明彦は、兄の知り合いである美羽という女性と偶然知り合う。磊落な美羽に心の癒しを得る明彦だが、やがて彼女に隠された重大な秘密を知ることになる。
『赤い恐竜と白いアトリエ』
ガントリークレーンの操縦士である左巴は、刹那的で衝動的な生き方をしている。そして、彼女の働く会社の傍のコンテナには、ただ白い絵を描き続ける一人の画家が棲んでいた。
『秋の午後、神様と』
九歳の「わたし」は、さびれた神社で覇気のない神様と出会う。
『プロフィール』
かつて地上に棲む人間と分かたれた、翼を持つ一つ目の種族が存在する世界で、港湾労働者として苦役する足守大地は彼のプロフィールに興味を持った一人の≪一つ目≫と邂逅する。
『待ち合わせの五分前(おわりとはじまりの詩)』
初めて出会う相手との待ち合わせに向かう五分前を、街が見守っている。 -
わたし、桜(さくら) みあ。小学四年生(しょうがくよねんせい)、10才(さい)の女(おんな)の子(こ)だよ。
わたしには、両親(りょうしん)がいない。もともとパパがいなくて、一年前(いちねんまえ)にママが亡(な)くなった。
それから、おじいちゃんとおばあちゃんの家(いえ)に引(ひ)きとられたんだ。
おばあちゃんに告(つ)げられた、おどろきの真実(しんじつ)!
「あなたのお父(とう)さんは、ユヴェーレン王国(おうこく)という国(くに)の王子(おうじ)さまだったの」
えっ?! わたしがプリンセス?!
いじわるないとこに、すてきな騎士(きし)……
運命(うんめい)の出会(であ)い? あり、大(だい)ぼうけんあり!
ドキドキのプリンセスライフ、はじまるよ。
★すべての漢字にふりがなつき
★対象年齢…小学4年生から
※本作は恵美須しめじの個人誌作品の電子書籍版となります。 -
江戸っ子だって
ぐっすり眠りたい!
心と体がほっこりする養生所、始めました!
(眠り猫もいるよ!)
明日のために眠りませう――
江戸っ子のお悩み承ります!
茶問屋の娘として育った藍は、両親を相次いで亡くし、不安で眠れぬ日々が続いていた。
そこに帰ってきたのは、医学を学びに長崎へ行ったまま二年も家を空けていた兄の松次郎だった。
兄に眠りの大切さを教えられた藍は、兄とともに眠り専門の養生所〈ぐっすり庵〉を開く。
しかし、肝心の兄の生活には大きな問題が…。温かさと癒しあふれる時代小説。
細谷正充氏絶賛の人情時代小説!
とかくストレスの多い世の中だ。心に鬱屈があってなかなか眠れず、
疲れが取れないこともあるだろう。そんな人にこそ本書を薦めたい。
本書そのものが安眠枕だからだ。寝る前に読めば、
本を閉じた後、気持ちよく眠ることができるだろう。
――細谷正充(文芸評論家) -
兜坂国の斎庭(後宮)は、神を招き、もてなす場。実体を持つ神々は豊穣と繁栄を招く半面、ひとたび荒ぶれば恐ろしい災厄を国にもたらす。地方の郡領の娘・綾芽は、親友の死の真相を探るため上京した。そこで偶然、荒ぶる女神を鎮めてみせた綾芽は、王弟の二藍に斎庭の女官として取り立てられる。だが、それは国の存亡を揺るがす事件の幕開けに過ぎなかった……。
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栄華を極める凱帝国に、新たな皇貴妃が誕生した。名は李紫蓮。そのつとめは、偽りの寵妃として後宮を統治すること。職務上の夫でしかない皇帝・高隆青にはかつて深く愛した妃がいた。かの女は大罪を犯して冷宮送りになったが、いまだに天子の心をとらえて離さない。絢爛たる皇宮の奥深くで妃たちの野心と嫉妬が交錯し、寵愛は流転する。すべては後宮が見せる泡沫の夢…。
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孤独な氷の令嬢と悪名高い魔狼騎士――不器用な2人の甘やかな日々。
こんな温もりは知らなかった。 あなたに出会うまでは――。
生まれながらに「大聖女」の証を持つ侯爵令嬢エリーゼ。しかし、自身を疎む義妹と婚約者である王太子の策略によって全てを奪われてしまう。
辺境に追放される道中、魔獣に襲われ命の危機に瀕した彼女を救ったのは、その美貌と強さから「魔狼」と恐れられる騎士・ギルベルトだった。彼は初めて出会ったエリーゼの願いを真摯に受け止め、その身を匿ってくれると言う。
彼の元で新しい人生を送るエリーゼ。優しく温かな日々に、彼女の凍えた心は甘く溶かされていくのだが……。 -
「みつけたきゅいぃぃぃ~~~~!」 私、天方七星。星が好きな中1。ある日とつぜん、ふしぎな生き物・コスモから星座を召喚する「星使い」に選ばれてしまった。「なんで一般人のおまえが選ばれたんだ!?」 超イケメンだけどカンジの悪い「星使い」の北斗くんが、ボディガードとして同居することになったけどトラブル続出! 「言っただろ。俺が絶対に、おまえを守るって」 キラキラ星座のご主人サマにもなっちゃって、北斗くんにもドキドキ…!? ときめき星キュン・ストーリー!
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幻想に満ちた魔術学院で、二人の魔術師が歩み出す。恋と再生を紡いだ物語
幻想に満ちた魔術学院ドラクロウ。偉大な師の元で愛され育った天才少女・シャロムは、突然魔力を失い、今は学院の落ちこぼれだ。
ある朝シャロムが妖精の悪戯に困っていると、一人の少年に助けられる。
口の悪い彼は学院一優秀な生徒・ユエルで、なぜかシャムルは試験のパートナーに見込まれてしまった。
躊躇いながらも協力し、次第に心通わせる二人。だがシャロムは悲しい真実を知る。呪いに蝕まれ、もう決して元の<雨の魔術師>に戻れない事を――。
すれ違いながらも二人の魔術師が歩む、恋と再生を紡いだ物語。 -
花嫁さんお買い上げ!?
友人と入ったパーラーで「愛人契約」の現場を目撃した水畑貴士。女に契約を持ちかけていたのは、中学生時代に世話になっていた家庭教師・落合だった。突如放たれた銃弾から、咄嗟に恩師をかばった水畑は――。一方、落合の紹介で老人と契約を結んだ双葉あゆみは奇妙な「愛人生活」に困惑。老人の企みとは? 女子大生・亜由美は友人の水畑、同じ名のあゆみを救うために大奮闘! 表題作ほか「泣きぬれた花嫁」収録。 -
紫式部、あなたが書くのよ。
あの史上最高の物語を――!!
大学院生の藤原弥生は『源氏物語』が大好き。
日本最古にして最高の女性作家・紫式部は、弥生にとって最愛の「推し」だ。
ある日、発熱して平安時代の幻を見た弥生は、目覚めると本当にその時代にタイムスリップ!!
なんと紫式部の親友として、彼女の執筆活動を支えるという夢のような大役を担うことに!?
千年を超えて「推し」と邂逅する奇跡の物語!!
令和と平安、時代を超えた友情を描いた傑作ファンタジー!
もうひとつの「紫式部物語」が今ここに! -
“あやしの森”で出会ったのは、妖魔討伐を生業とする不思議な一族の青年だった
妖魔が蔓延(はびこ)る明治東京――。複雑な家に生まれ育った令嬢・深山奈緒は、失踪した友人を探すため不気味な噂の絶えない「あやしの森」に足を踏み入れる。そこで出会ったのは、不思議な一族の血を引いた青年・暁月当真だった。ひょんなことから奈緒は当真の嫁候補に選ばれ、共に妖魔がらみの事件を追うことに。恋愛ファンタジーの名手が贈る、浪漫綺譚シリーズの開幕!
カバーイラストは、『結界師の一輪華』などの装画を手がけるボダックスさんです。 -
大人気ラス君シリーズから、「恋版」の新シリーズが誕生! 第1弾では、初恋にまつわる「キュン!」とするエピソードを20話収録。
初めての恋は、甘酸っぱい味がした――。好きな人が、できた。初恋だった。大人気「ラス君」シリーズから恋版が誕生! 第1弾は、初恋にまつわる「キュン!」とするエピソードを20話収録! 【本書の特徴】★3分で読めるショートストーリーだから、朝読にもぴったり! ★初めて会ったはずなのに、運命の相手だと確信した理由とは? 大好きな推しが目の前に!? ……甘酸っぱい、「初恋」がテーマのお話をたっぷり収録! ★ラストには「キュン!」とするエンディングをお約束! 【目次】プロローグ/時を越えた恋心/ハートのたまご/きみは、苦い思い出/初恋談義/相合い傘の下で/謎のしおり/それは死がふたりをわかつまで/K・Mからのラブレター/雨の日の雨子さん/告白キャンセル、お願いします/ぼくは恋のキューピッド/遠回りな忘れ物/超能力者は秘密が多い/夏の終わりの蝉時雨/ぼくらの境界線/初恋は会いたがり/推しと田舎で出くわしました/おどろくべき偶然/喫茶グレイには恋がある -
妖しい質屋に持ち込まれる物はいわく付き?金目の物よりも欲しいのは…。不穏な事件が幕を開ける――。
妖しい質屋に持ち込まれる物はいわく付!? ダーク系ライトミステリー!
新卒で入った会社を理不尽な理由でクビになった千里は、家賃を払うため両親の形見の結婚指輪を換金しようと「質屋からす」を訪れる。しかし店主・烏島に全く相手にされず意気消沈して店を出ようとすると、ある取引を持ちかけられた。それは千里の『ある能力』を金で買いたいというもので――。烏島が引き取るのは金・銀・宝石ではなく、金の差し歯が入った小瓶、客の歴代の恋人の合鍵の束、そして焼け焦げたペンダント。金目の物より客の大切なものが欲しいという妖しい店主の秘密とは……。 -
大陸の東域に位置する大国・陽夏国。芝居一座で育った龍意は、突然やって来た宮城からの使者より、自分が皇帝の双子の弟だと知らされる。将来帝室騒乱の原因になると占われ殺されそうになったところを、母親である皇后の実家が裏で手を回し一座に預けたのだという。そして双子の兄で見た目もうりふたつの皇帝の替え玉になってほしいと依頼された。皇帝は現在、宰相の奸計により、覚めない眠りについてしまっているというのだ。一座の借金を肩代わりしてもらうことを条件に依頼を受けた龍意は、宰相の陰謀を暴くため皇帝を演じることになった。一方、男子禁制の後宮には、女だけで構成された歌劇団「煌星歌劇」がある。籠の鳥である後宮の妃たちを慰撫するための劇団だ。男役として三番手の地位にある星羅は、花形の座に上り詰めることを目標に日々精進していたのだが、龍意と知り合ったことで運命の歯車は回り始め……?
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犬に見えるのは私だけ?? 新感覚溺愛ロマンス×ファンタジー!
ボロボロに傷ついた犬を拾ったマリスは自宅で一緒に生活することに。そんな中、ある事件をきっかけにマリスの犬がなんと失踪中の「救国の英雄」ゼレク・ウィンザーコートだということが判明する!
普段は無口で無関心なゼレクがマリスにだけは独占欲を露わにしていることに周囲は驚きを隠せずにいたが、マリスは別の意味で驚いていた。
「私にはどこからどう見ても犬なんですけど!?」
摩訶不思議な二人の関係は、やがて王家の伝説にまつわる一大事件に発展していき――!? -
光さす未来が見えない――絶望の先に、待っているものとは!?
終末の空の下、恋をして、
僕は君と「生きる」と決めた。
「世界の終わり」に、僕は君と一生分の恋をする!
人生が嫌になり、この世から消えようとしていた「僕」――三枝翔の前に、
ある日、真っ白な少女が現れた。
彼女の名は、那由。
自分は世界を創った神だと名乗る彼女は、僕に提案する。
「どうせ死んじゃうなら、私の最後の七日間に付き合ってよ」
…どうやら僕が自死を選ぶまでもなく、世界はあと七日で終わるらしい。
でも本当に?
――これは孤独な僕らの前に時を超えてやってきた、
究極に切ない「ボーイ・ミーツ・ガール」。
世界を変える感動のラブストーリー! -
「父さんと母さんがまぐわうとこを見たい」「よいか、時雨。まぐわいは見るものではなくやるものだ」父の力強い励ましを背に、阿無村をあとにした赤木時雨。都会では女の子釣り放題かなあ。そんな期待を胸に抱いた純朴童貞青年を待っていたのは、性別不詳の美貌エステシャンだった!? 性欲、食欲、排泄、寄生虫。体が溶解する美少女に、ニューハーフ軍団、得体の知れない物体化人間などなど。とことん暴走するスラップスティック小説……電子版あとがきを追加収録。
●六道 慧(りくどう・けい)
東京の下町・本所生まれ。今も長兄が実家で小さな小さな町工場を営んでいる。1988年、朝日ソノラマから『大神伝(1) ムーの大神』でデビュー。以来、ライトノベル、時代物、そして警察小説とジャンルを変えながら挑戦してきた。「継続は力なり」が信条。 -
父が消えた理由について、信次はすこしずつ周囲の噂を知るようになった。正確に言えば父は消えたのではなく「死んだ」のだが、信次はそういう言葉を遣いたくなった。「警察では、わからなかったそうだ」村の誰かがそんな話をした。何かが父を奪ったのだとわかる年齢になってきた。その何かが誰なのかというより、どうしてそんなことをしたのかを知りたかった。(「赤い竹蜻蛉」より)
昭和の古いおもちゃを題材に、少年の成長を葛藤を描く。十篇のファンタジック・ロマンを収録した作品集。
*赤い竹蜻蛉
*蒼い喧嘩凧
*星空の缶蹴り
*淡い影絵
*白い日光写真
*燃え尽きた逆さ面
*ぱっちん
*永久影踏み
*だるまさんが転んだ
*遠い糸電話
●薄井ゆうじ(うすい・ゆうじ)
1949年茨城県生まれ。イラストレーター、デザイン編集会社経営を経て作家へ。1988年『残像少年』で第51回小説現代新人賞を受賞。1991年に初の長篇『天使猫のいる部屋』を発表。1994年『樹の上の草魚』で第15回吉川栄治文学新人賞を受賞。映画化・舞台化・ドラマ化された作品も多い。 -
中学校の絵画部で一緒だった小西繁夫と、夕暮れの渋谷で偶然出会った。こいつはたしか死んだんじゃなかったのか。いや、記憶が交錯しているようだ。個展の招待状をもらったので何気なく足を運ぶと、屈強な男たちに取り囲まれ、拉致・監禁されてしまう。そして小西は私からあらゆるものを?奪した。退職、戸籍抹消、住居の撤退。そういうことを確かにやったと信じるには、この部屋の完璧さを見れば充分だった。彼は、あるいは彼らは、冗談や遊びなどではないのだろう。私はこの空間から出られるのか、元の社会に復帰できるのだろうか……。
どこか見知らぬ地下空間へ連れ去られ、自分を見失った男による再生の物語。長篇小説。
●薄井ゆうじ(うすい・ゆうじ)
1949年茨城県生まれ。イラストレーター、デザイン編集会社経営を経て作家へ。1988年『残像少年』で第51回小説現代新人賞を受賞。1991年に初の長篇『天使猫のいる部屋』を発表。1994年『樹の上の草魚』で第15回吉川栄治文学新人賞を受賞。映画化・舞台化・ドラマ化された作品も多い。 -
少年は工場のほうへ歩いていった。もうあたりは真っ暗になって、ところどころに立っている水銀灯の明かりが、工場と空き地を照らしている。闇のなかに、キリンの巨大なシルエットが見えた。少年は立ち止まった。キリンが気がついて近寄ってきた。ゆらゆらと、大きなシルエットが揺れながら近づいてくる。だめだ。近寄って来ちゃいけない。犬だって猫の子だって、見かけたらすぐに、そこを離れなきゃいけないんだ。近寄ったり触ったりすれば、絶対に離れられなくなる。(「飼育する少年」より)
思春期の少年たちを待ち受ける深い淵、邪悪な穴、試練の丘とは。独特の世界観に彩られた短篇小説集。
*飼育する少年
*夜の遮断機
*首市場
*地下室の声
*メメリン広場
*僕の細道
*月夜の少年兵
*飛ぶ棒
*初恋監視センター
*漂流譚
*路爺退治
*旅風船
●薄井ゆうじ(うすい・ゆうじ)
1949年茨城県生まれ。イラストレーター、デザイン編集会社経営を経て作家へ。1988年『残像少年』で第51回小説現代新人賞を受賞。1991年に初の長篇『天使猫のいる部屋』を発表。1994年『樹の上の草魚』で第15回吉川栄治文学新人賞を受賞。映画化・舞台化・ドラマ化された作品も多い。 -
以前勤めていた広告代理店から依頼された大仕事、それは世界的マジシャン「ブルー」を日本に招聘することだった。生い立ちも正確な年齢も、すべてが謎に包まれた存在。世界中の誰もが知っている人物なのに、ステージ以外での彼の素顔を見た者はいない。なんとか彼との接触に成功した僕だったが、少し高音の混じったその声は、どこかで聞いたことのあるように思えた……。長篇小説。
●薄井ゆうじ(うすい・ゆうじ)
1949年茨城県生まれ。イラストレーター、デザイン編集会社経営を経て作家へ。1988年『残像少年』で第51回小説現代新人賞を受賞。1991年に初の長篇『天使猫のいる部屋』を発表。1994年『樹の上の草魚』で第15回吉川栄治文学新人賞を受賞。映画化・舞台化・ドラマ化された作品も多い。 -
「……かまいません。どうぞ、お持ちになって行ってください」女は決心したようにそう言って、時計と岡崎を見くらべた。「大切にしていた時計なのですが、あなたになら。……似てるんです」「え? 誰が、誰にですか」口に出してから、無粋なことを言ったと、彼は悔やんだ。女はもう、壁の時計のところに立っている。時計の針は全速力でまわっていたが、女がそれを取り上げると、その回転がぴたりととまった。持ち上げたはずみで、ぜんまいが切れたか、歯車でもはずれたのだろう。(「枕時計の女」より)
記憶の時空を越え、出会った男女の淡き交わりを紡ぐ十二の短篇小説を収録。
*枕時計の女
*鳥を捜す女
*卒業しなかった女
*蜩になった女
*カモシカを追う女
*糸桜の女
*黒百合を食べた女
*浜茶屋に来た女
*露天風呂にいた女
*喫煙室の女
*飛翔する女
*地下鉄の女
●薄井ゆうじ(うすい・ゆうじ)
1949年茨城県生まれ。イラストレーター、デザイン編集会社経営を経て作家へ。1988年『残像少年』で第51回小説現代新人賞を受賞。1991年に初の長篇『天使猫のいる部屋』を発表。1994年『樹の上の草魚』で第15回吉川栄治文学新人賞を受賞。映画化・舞台化・ドラマ化された作品も多い。 -
子供たちは広場に集まっていつも星間ロケットをつくっている。その最新式のロケットが今日、完成したらしい。「乗る順番を決めようとしただけじゃないか」アルマジロの次郎吉は口先をとがらせている。その言葉にアキラはいっそう腹を立てて、空中でハサミをかちかちと鳴らした。「決め方が問題なんだよ」「だから、じゃんけんで……」「こいつう!」争いの原因がだいたいわかった。つまりアキラは蟹だからハサミしか出せない。じゃんけんなんかしたら負けるに決まっている。(「蟹座じゃんけん」より)
十二種の星座をテーマにした摩訶不思議なストーリー。短篇小説集。
第一話 山羊座通信
第二話 水瓶座日記
第三話 魚座システム
第四話 牡羊座新聞
第五話 牡牛座特急
第六話 双子座ファンクラブ
第七話 蟹座じゃんけん
第八話 獅子座レース
第九話 乙女座伝言板
第十話 天秤座からくり
第十一話 蠍座カレンダー
第十二話 射手座大戦争
●薄井ゆうじ(うすい・ゆうじ)
1949年茨城県生まれ。イラストレーター、デザイン編集会社経営を経て作家へ。1988年『残像少年』で第51回小説現代新人賞を受賞。1991年に初の長篇『天使猫のいる部屋』を発表。1994年『樹の上の草魚』で第15回吉川栄治文学新人賞を受賞。映画化・舞台化・ドラマ化された作品も多い。 -
日本海に面した人口七十八万人のX県は、女性就業率ランキング第一位、女性の働きやすさランキング第一位、育児環境ランキング第一位。しかし、誇らしげに語る「X県しあわせ創造課」担当者の言葉には裏があったのだ。日本一の子育て県に貢献することこそ、住民の誇りと幸せ。夫の転勤や結婚などでX県に移住してきた者にとって、地方社会独特の“掟”は恐怖そのものだった……。連作短篇サイコスリラー。電子版あとがきを追加収録。
●雀野日名子(すずめのひなこ)
石川県で生まれ、福井県と大阪府で育つ。ゴーストライターやノベライズライターから物語執筆へと移行し、『機械仕掛けのアン・シャーリー』でジャイブ小説大賞入選。『あちん』で「幽」怪談文学賞短編部門大賞を受賞し、同作で小説家デビュー。『トンコ』で日本ホラー小説大賞短編賞受賞。「雀野日名子」名義での単著に、『太陽おばば』『幸せすぎるおんなたち』『終末の鳥人間』『かぐや姫、物語を書きかえろ!』などがある。カルト映画と80sをこよなく愛する、文壇アレルギー症。 -
あのかたちを忘れはしない。校舎の時計塔の上に取り付けられて、風が来る方向を毎日眺めていた、あの風見鶏だ。学校が帰ってきた。二十年前、ダムの底に沈んだはずのあの学校が……。ダッチン、デミ、嶋本、テンドン、ナルカン、そしてトミー。これが当時、遠原村の小中学校をあわせた全校生徒だった。村役場の観光課職員として一人故郷に残っていたナルカンこと成島は、懐かしい顔に会うために同窓会合宿を計画した。しかし思い出は常に美化される。六人の子供たちは、本当に仲が良かっただろうか。思いだそうとするが、まったくわからなかった。遠い昔のことだ、親友も敵も、ごっちゃになって記憶の底に泥のように沈んでいた……。
過疎化した村の廃学校で語られる、少年少女たちの“忘れられた約束”とは。ホラー・ファンタジー長篇。
●薄井ゆうじ(うすい・ゆうじ)
1949年茨城県生まれ。イラストレーター、デザイン編集会社経営を経て作家へ。1988年『残像少年』で第51回小説現代新人賞を受賞。1991年に初の長篇『天使猫のいる部屋』を発表。1994年『樹の上の草魚』で第15回吉川栄治文学新人賞を受賞。映画化・舞台化・ドラマ化された作品も多い。 -
“呪い”と呼ばれた孤独な少女と“呪われた”年上婚約者の契約結婚物語。
◆魔法のiらんど大賞2021小説大賞恋愛ファンタジー部門特別賞受賞作◆
父は娘を【呪い】と呼んだ――。
没落貴族の女学生・鶴は、父に結婚を命じられる。売られるように決められた婚約者は、顔も知らない実業家の青年・秋人だった。
秋人が一人で住む洋館で暮らすことになった鶴は、初めて出会った彼から「自分は呪われている」と告げられ、その言葉に戸惑う。
暮らしの中で秋人が【呪い】と呼ぶ怪奇現象と苦悩する彼の姿を知っていく鶴。政略結婚にも関わらず、鶴を守ろうとする秋人の優しさにも触れ、 次第に彼の力になりたいと感じ――。
呪われし婚姻のその先で、少女は恋をはじめる。
※巻末には、本編のその後の二人を描いた書き下ろし短編「訪れた平穏、続く非凡なる日々」を収録しています。
◆登場人物紹介◆
・鶴(つる)…没落貴族の一人娘。女学生。とある事情で生家に居場所を見いだせずに育った孤独な少女。
・秋人(あきと)…実業家の青年。天涯孤独。【呪い】のせいで周囲の人々から距離を置いて暮らしている。 -
享保十三年、第八代征夷大将軍・徳川吉宗が招聘したのは、巨大な「象」であった。海を越えてはるばる旅をしてきた象は、長崎の港に着いたのち、陸路、徒歩で江戸城に向かう。多くの人間を引き連れた象の行く先々は、珍獣を一目見ようとする見物人であふれかえり、さまざまな人間模様を見せる……。史実を元にファンタジックに描かれた連作短篇時代小説。
*わらしべの唄
*獺祭の湊
*象鳴き坂
*半鐘さん
*マン・オン・ザ・ムーン
*千日手の解法
*エピローグ 象を引く
●薄井ゆうじ(うすい・ゆうじ)
1949年茨城県生まれ。イラストレーター、デザイン編集会社経営を経て作家へ。1988年『残像少年』で第51回小説現代新人賞を受賞。1991年に初の長篇『天使猫のいる部屋』を発表。1994年『樹の上の草魚』で第15回吉川栄治文学新人賞を受賞。映画化・舞台化・ドラマ化された作品も多い。 -
施設から引き取られ、食品メーカー社長の御曹司となった武藤英行。彼は義父母には馴染めず、家族というものに価値を見いだせなかった。金銭さえあれば自尊心も家庭も、生きるために不可欠なものだとはどうしても思えなかった。英行は大学を卒業すると同時に家出同然でアメリカへ留学、勝つためのゲーム理論を身につける。ラスベガスのカジノで知り合った相棒と共に帰国すると、義父の経営する会社は大きく傾いていた。閉鎖的な同族経営に反発があった英行は、義理人情を切り捨ててあくまでもドライに会社再建に手を貸すことにした……。長篇小説。
●薄井ゆうじ(うすい・ゆうじ)
1949年茨城県生まれ。イラストレーター、デザイン編集会社経営を経て作家へ。1988年『残像少年』で第51回小説現代新人賞を受賞。1991年に初の長篇『天使猫のいる部屋』を発表。1994年『樹の上の草魚』で第15回吉川栄治文学新人賞を受賞。映画化・舞台化・ドラマ化された作品も多い。 -
フリーランスのデザイナー、カメラマン、ルポライター。気の合う者同士が寄り集まって仕事場にしていた「鮮酔館」。各メンバーの仕事に関与しない。集団としての活動は原則として行わない、あくまでもフリーの集まりだ。だが、いつまでも俺たちは若くない。大きな仕事は個人には発注されない。日本の税制は個人には不利に出来ている。このままではジリ貧になっていくだけだ。メンバーの一人が入院したことをきっかけに会社組織にしようと決心し、成り行きで代表取締役を務めることになった森田だったが、法人を作るなんて初めてのこと。戸惑いながら実際に会社経営を始めてみると、あれやこれやとトラブルが襲いかかってきて……。経営者の苦難と人間関係をユーモラスに描いた長篇小説。
●薄井ゆうじ(うすい・ゆうじ)
1949年茨城県生まれ。イラストレーター、デザイン編集会社経営を経て作家へ。1988年『残像少年』で第51回小説現代新人賞を受賞。1991年に初の長篇『天使猫のいる部屋』を発表。1994年『樹の上の草魚』で第15回吉川栄治文学新人賞を受賞。映画化・舞台化・ドラマ化された作品も多い。 -
暴走族「狩人」の頭をしている妹尾樹林は、無菌の町タヒチで生まれた。塵も細菌もウイルスも漂っていない、病気も犯罪もない町。二万数千人が暮らしているこの実験都市は、ドーム型のエアウォールで覆われており、生活のすべてがコンピュータに管理されている。タヒチでは、誰がいまどこにいるか、何をどこでいくつ買ったかを中央機構が把握し、たとえばもし屋外で強い臭いのするものを飲食すれば直ちに環境局が飛んできて、罰金か、さもなければ拉致されてしまう。だが、この実験都市が生まれた本当の理由を誰も知らない。ドームは明らかに人為的なものだ。誰が、何のために? 完全無菌の世界から解放されて「外」へ出てみたい……。ある日、B25地区に幽霊が出るという噂が立った。ブルーの服を着た髪の長い幽霊だという。その正体を暴いてやろうと、樹林はワープと呼ばれる二輪駆動機に跨がった……。
近未来ディストピア社会を描いたSF長篇小説。
●薄井ゆうじ(うすい・ゆうじ)
1949年茨城県生まれ。イラストレーター、デザイン編集会社経営を経て作家へ。1988年『残像少年』で第51回小説現代新人賞を受賞。1991年に初の長篇『天使猫のいる部屋』を発表。1994年『樹の上の草魚』で第15回吉川栄治文学新人賞を受賞。映画化・舞台化・ドラマ化された作品も多い。 -
懐かしい風景とともに、かつてのことを思い出していく二人。しかし、また別れのときが近づいてきて──。
夏休みに祖母のいる秋田を訪れた大学生の桃は、駅で陽気な幽霊に声をかけられる。「気づいたら幽霊になっていて、記憶がない」と言う幽霊を「ユズ」と名付け、ユズが持っていた地図をもとに一緒に宝さがしをすることになった桃は、少しずつユズの正体に気づいていく。懐かしい風景とともに、かつてのことを思い出していく二人。しかし、また別れのときが近づいてきて──。 -
知名度ワースト、陸の孤島、と本社の人間から軽んじられていた福井県。ところが、怪異を引き寄せてしまう体質の山本くんにとっては、無数のモノノケが蠢く魔境だった!? 昔からの「ふるさと」の姿を守りたい鉄拳女上司・経塚部長と、「まちおこし」に躍起になるNPO法人・ビタミンのキュートな女性・夏井さんとの板ばさみになってしまった山本くん。さらには地霊がすり寄ってきて大騒動に!
名所・旧跡・珍スポット、歴史・伝説・逸話、外部の人間にはわからないフクザツな県民感情まで。ありとあらゆる北陸福井の要素を盛り込んだホラーコメディ。文庫版から大幅に加筆修正の上、巻末には郷土愛あふれる「取材ノート」を追加収録。
●雀野日名子(すずめのひなこ)
石川県で生まれ、福井県と大阪府で育つ。ゴーストライターやノベライズライターから物語執筆へと移行し、『機械仕掛けのアン・シャーリー』でジャイブ小説大賞入選。『あちん』で「幽」怪談文学賞短編部門大賞を受賞し、同作で小説家デビュー。『トンコ』で日本ホラー小説大賞短編賞受賞。「雀野日名子」名義での単著に、『太陽おばば』『幸せすぎるおんなたち』『終末の鳥人間』『かぐや姫、物語を書きかえろ!』などがある。カルト映画と80sをこよなく愛する、文壇アレルギー症。 -
西洋嫌いな吸血鬼・紫蜂と男勝りな少女・紅蝶の明治吸血鬼浪漫譚
時は明治。突如、人間や吸血鬼を無差別に襲う吸血鬼の変種『羅刹鬼』が現れる。
『羅刹鬼』に対抗すべくバテレン嫌いな強面吸血鬼は男勝りな少女伯爵と政略結婚することに――!?
序章
第一話 野良犬と伯爵
第二話 仮面舞踏会(マスカレイド)
第三話 家族の肖像
終章
■著者
片瀬由良(かたせ・ゆら)
山口県在住の小説家。第一回小学館ライトノベル大賞ルルル賞を受賞しデビュー。著書に『新米獣医ですが、妖怪の診療はじめます。』『桜の花守 桜春国の鬼官吏は主上を愛でたい』『冥府の王と屍人姫』(すべて小学館)などがある。
■イラストレーター
條 -
あれは夢だったのだろうか。変電所点検の仕事で秋田を訪れた生田俊彦は、吹雪の夜に遭難、雪原で見知らぬ女に出会い、そして体を重ねた。「黙って。何も話してはなりません。話せば、愛は枯れてしまいます」その美しい女はそう言って姿を消した。あれは寒さで疲労した脳が生み出した悪夢のはずだ。だが、病院で目覚めた生田の目の前にいた看護婦は、彼女に瓜二つだった……。謎めいた女の幻影に惑わされる男を描いた長篇小説。
●薄井ゆうじ(うすい・ゆうじ)
1949年茨城県生まれ。イラストレーター、デザイン編集会社経営を経て作家へ。1988年『残像少年』で第51回小説現代新人賞を受賞。1991年に初の長篇『天使猫のいる部屋』を発表。1994年『樹の上の草魚』で第15回吉川栄治文学新人賞を受賞。映画化・舞台化・ドラマ化された作品も多い。 -
液晶画面の中で育てるペット、電子猫は大ヒットした。『天使猫』という愛称で呼ばれるようになってテレビCMにも登場した。だがあの猫は、いつかは死ぬ。不摂生をすれば肥満にもなるし、病気にもなる。エサをやらなければ、飢える。それに、電子猫には老衰による自然死がプログラムに組みこまれているのだ。開発者であるサムは、その条件だけは譲らなかった。こうして電子猫は人間社会に大きな影響を与えたが、サムにはさらなる構想があった。誰にも明かさず、彼が密かに開発を進めていた「実験」とは……。
●薄井ゆうじ(うすい・ゆうじ)
1949年茨城県生まれ。イラストレーター、デザイン編集会社経営を経て作家へ。1988年『残像少年』で第51回小説現代新人賞を受賞。1991年に初の長篇『天使猫のいる部屋』を発表。1994年『樹の上の草魚』で第15回吉川栄治文学新人賞を受賞。映画化・舞台化・ドラマ化された作品も多い。 -
ついに僕は、ドードー鳥の飼育係に選ばれるという幸運に恵まれた。ドードー鳥は十七世紀に乱獲のため絶滅している。絶滅した鳥を飼育するのは名誉でもあるけれど、とても難しいことらしい。僕は二十四時間態勢で動物園に泊まり込み、がらんとしているドードー舎の監視を始めた。だが鳥が見えなければ、ただの空き地の管理者みたいじゃないか。いつかは見えるようになる、同僚のナオミが言った言葉を信じる以外になかった……。
摩訶不思議で不条理でハートフルな9つの物語を収録した短篇小説集。
*ドードー鳥の飼育
*東京フラミンゴ
*箱女システム
*A級ハムサンド
*穴
*ぽ・先生
*無人駅長
*時間喰い(タイムイーター)
*眠れない街
●薄井ゆうじ(うすい・ゆうじ)
1949年茨城県生まれ。イラストレーター、デザイン編集会社経営を経て作家へ。1988年『残像少年』で第51回小説現代新人賞を受賞。1991年に初の長篇『天使猫のいる部屋』を発表。1994年『樹の上の草魚』で第15回吉川栄治文学新人賞を受賞。映画化・舞台化・ドラマ化された作品も多い。 -
夕海子は、寒くなるとその名簿をひらく。名簿からランダムに選んで、その一人に電話をかける。家を訪ねていく。そして、泊めてくれないかと頼む。それが行き詰まったとき、夕海子は最後の手段に出る。彼女を暖かな場所に連れ戻してくれる最後の脱出装置は、いつも抱えている黒いボストンバッグの底にある……。長篇サスペンス。
●薄井ゆうじ(うすい・ゆうじ)
1949年茨城県生まれ。イラストレーター、デザイン編集会社経営を経て作家へ。1988年『残像少年』で第51回小説現代新人賞を受賞。1991年に初の長篇『天使猫のいる部屋』を発表。1994年『樹の上の草魚』で第15回吉川栄治文学新人賞を受賞。映画化・舞台化・ドラマ化された作品も多い。
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