人としての二藍は消え、その後に降り立った記神は、兜坂国は滅国を避けられないと告げた。だが鮎名は、兜坂国は滅びないと確信を持って言い切った。なぜなら二藍が消えた後に降り立つのは本来、ひとつ前の号令神である夢現神だったはずなのだ。だが現れたのは記神。二藍は、滅国を避けるために策を遺していた。己の身を真なる滅国の神とならせないため、国を救うため、『夢のうち』に籠って心を守ったのだ。そして後は綾芽に託された。物申としての力を取り戻し、神に刃向かうのだ。否を突きつけるのだ! 古代和風ファンタジー、堂々完結!!
682円〜748円(税込)
兜坂国の斎庭(後宮)は、神を招き、もてなす場。ここでは神々は実体を持ち、人の営みに介入する。神命に逆らう力を持つ綾芽は、滅国の危機を救ったため、春宮(東宮)の二藍の妃となった。王弟の二藍は、人でありながら神の性質を持ち、心術を操る“神ゆらぎ”と呼ばれる存在だが、人と交わることができず、常に孤独を抱えていた。そんなとき、隣の大国・玉央の神が兜坂国に凶作をもたらす神命を下す。災厄を前に綾芽と二藍がとった策とは……。
神を招き、もてなす場である兜坂国の斎庭(後宮)に、神気を補う劇薬「神金丹」が持ち込まれた。人が飲めば命を落とし、神と人の性質を併せ持つ“神ゆらぎ”が飲めばその身は完全な神と化す。これをもたらしたのが友好国である八杷島と知り、綾芽と二藍は警戒を強めていた。さらに、かつて身分を偽って兜坂国に潜入していた娘が、八杷島の祭官・羅覇として再び斎庭に現れた。八杷島の真意が知れぬ中、地方で疫病が発生する……。神鎮めの少女の古代和風ファンタジー!
神に逆らう「物申」の能力を受け継ぐために、綾芽は二藍以外の男性との間に子を生さねばならない。受け入れがたい王命は、二人の関係に影を落とした。覚悟の定まらぬまま男性のもとへ向かった綾芽だが、そこに斎庭から緊急の使者が訪れる。地震を引き起こす恐れのある神を招いたものの、様子がおかしいというのだ。いくつもの地脈を巻き込んで異形と化した神を元に戻すため、綾芽は神鎮めに挑むが……。一方二藍は、八杷島の祭官・羅覇をおびき出し、八杷島の真意を問いただそうとする。そこで明らかにされた真実とは……!? 大人気、古代和風ファンタジー第四弾!
神鎮めの儀で命を落としたはずの二藍は生きていた。二藍の死を証言した綾芽はその二藍によって虚言の罪でとらえられ、幽閉されてしまう。何者かが二藍になりすましているのではないかと疑った綾芽は脱出すると、真相を知るであろう十櫛のもとへ行く。そこで十櫛は「殿下をお救いできるのは羅覇だけだ」と告げる。綾芽は禁苑の匳(くしげ)の岩山の洞窟に留め置かれた仇敵・羅覇を尚の大神の助けをかりて脱出させ二藍のいる斎庭(ゆにわ)へ連れて行く。そこで羅覇が綾芽に提案したのは二藍を殺すことだった……。
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