『おすすめ文庫 厳選作品一覧、読み放題 MAXコース(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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オカ研への多様な依頼に翻弄される森司。一方こよみとの関係にも変化が!?
こよみちゃんとの初デートに成功し、浮かれ気分の森司。しかし逆に意識し過ぎて空回り! そんな折、「悪魔祓い(エクソシスト)系の映画を観ると全身の血が沸騰する」という依頼人がオカ研を訪れて…… -
そして新しい春。――新学期にぴったりの青春オカルトミステリ、第9弾!
こよみと再会して3度目の春。オカ研には新入部員候補がやってきた。しかし同時に恐ろしい依頼まで! 心中を誘う霊、恐怖の市松人形、事故物件巡り……。怖いお話も、森司とこよみの恋の進展もてんこもりでお届け! -
風ヶ丘高校の旧体育館で、放送部部長の少年が何者かに刺殺された。放課直後で激しい雨が降り、現場は密室状態だった!?早めに授業が終わり現場体育館にいた唯一の人物、女子卓球部の部長の犯行だと、警察は決めてかかるが……。死体発見現場にいあわせた卓球部員・柚乃は、嫌疑をかけられた部長のために、学内随一の天才と呼ばれている裏染天馬に真相の解明を頼んだ。内緒で校内に暮らしているという、アニメオタクの駄目人間に――。しかしなぜ彼は校内に住んでいるのだろう?“平成のエラリー・クイーン”が単行本版より大幅改稿で読者に挑戦!第22回鮎川哲也賞受賞作。/解説=辻 真先
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連ドラ化もされた大人気キャラミステリ! 櫻子さんと兄貴との3人旅編!!
「帰ったら、2人で旅行しよう」
突然、東京の兄さんからきた連絡。
2人きりでどこに行けば? と悩む僕、正太郎に、
櫻子さんがきっぱり言った。
「足寄(あしょろ)と網走(あばしり)だ」。
どうやら見たい骨関係の展示があるらしい。
かくして兄さんと櫻子さん、僕という不思議な組み合わせで、
秋の北海道旅行が始まって……。(「ケルヌンノスの妙薬」)
旅の途中で明かされる、正太郎の秘めた想い。
一方、友人の鴻上百合子には、宿敵・花房の影が忍び寄り……。
ここから読んでも面白い、
話題騒然のキャラミステリ決定版! -
秘された預言の謎とローレン失踪の真相とは!? 新展開の第13弾!
バチカン美術館の絵画の前にマリア様が現れて預言をするらしい――新たに取り組むことになった奇跡調査の内容に拍子抜けする平賀とロベルト。だが預言の噂はやがて、世界を混乱に陥れる事態となり……!? -
消えた櫻子さんを探せ! 正太郎と担任の磯崎の道中に待ち受けるのは…。
行き先も告げず、櫻子さんが消えた…。正太郎は担任の磯崎と、櫻子の親戚の薔子と共に、櫻子さんの足跡を辿り始める。誰も居ない櫻子の屋敷を経て、層雲峡の温泉地へ向った正太郎たちが見たものは……。 -
シリーズに欠かせないあの人物達の一日とは? バラエティに富んだ短編集!
FBI捜査官ビル・サスキンスが遭遇した奇妙な誘拐事件にマギー・ウオーカー博士の危険な休日。若き日のローレンが活躍する《独房の探偵》再び!そして平賀とロベルトの休日の一幕などファン必読の短編集第3弾! -
今度はカリブ海上で奇跡が発生!? 一層のスケールアップで贈る第12弾!
休暇中にカリブ海クルーズに誘われた平賀とロベルト。その船上で海が真っ二つに割れ、巨大な十字架が出現したのを目撃する。だがその直後に恐ろしい殺人事件が起こり!? 豪華客船に隠された真実とは――。 -
ついに森司がこよみとデート!? 映画化もされた大ヒット作、待望の第10弾!
雪越大学 オカルト研究会に所属する、超草食系大学生の森司。
しかし、奇跡は起きた。
なんと、こよみちゃんと、菜の花の有名な福島潟で初デートすることになったのだ!
その日に向け、森司は着る服(と自らの体型)に頭を悩ませる。
オカルト研究会のメンバーも、二人のデートに興味津々だ。
けれど依頼人は容赦なくやってくる。
連続殺人事件現場の横に立つ豪華な洋館に現れた、女の足だけの霊。
森司がかつて経験した、先輩の同時二重体(バイロケーション)の謎。
そしてデート当日にまで、恐怖は忍び寄ってきて!?
甘甘なのに身の毛もよだつ、青春オカルトミステリ第10弾! -
北海道生まれの大人気探偵、櫻子さんと正太郎の関係に変化が!?
正太郎の家の前に置かれたカラスの死体。誰が、何のために……。また、人気キャラ、薔子の親友に纏わるおそろしくも美しい謎とは……。ひたひたと忍び寄る花房の気配、そして正太郎と櫻子に転機が……。 -
天才神父コンビの事件簿第11弾、今度の舞台はエチオピア!
バチカンの奇跡調査官・平賀とロベルトのもとに、新たな調査依頼が。神の聖所たる『契約の箱』の上空に、突然巨大な炎の剣と天使ケルビムの姿が浮かんだという。鑑定のため、急遽エチオピアに飛んだ2人だが──。 -
2015年10月からのTVアニメも大評判! 「櫻子さん」シリーズ待望の第9弾!
正太郎のもとに届いた衝撃的な写真。それは、心を通わせた愛犬の無残な写真だった。宿敵・花房の仕業かと怒りを感じる正太郎だが、花房から驚きの依頼が届き……。正太郎に迫る危険、そのとき櫻子さんは……。 -
片想いのこよみちゃんと一つ屋根の下!? 大人気シリーズ、初の長編登場!
藍の卒業を祝し、オカ研の面々は温泉に出かけることに。しかし猛吹雪のせいで、吊り橋を渡らないと行けない秘境のお宿に行き先を変更する。ところが吊り橋が落ち、宿に閉じ込められることになり……。 -
舞台はドイツ!平賀&ロベルトが目にした恐るべき「悪魔」の正体とは?
悪魔祓いの補佐としてドイツに赴いたロベルトだったが、駅で連日同時刻に死者が出る連続不審死をはじめ、異常事件が頻発。街全体が混乱する中、平賀は調査のためと言って姿を消す。やがて驚愕の真相が明らかに――! -
2015年10月よりTVアニメ放送決定! 青春も櫻子さんの魅力も堪能できる最新刊!
高校二年生になった正太郎。仲のいい今居と百合子と同じクラスになったのはいいものの、転校生のゴスロリ少女・蘭香が突如百合子に「親友になって欲しいの」と言ったことからバランスが狂い……。彼女の謎とは? -
人気キャラクターの意外な素顔が明らかに!? 屈指の短編集・第二弾!
天才的な頭脳を持ち13歳にして独房に収監される犯罪者、ローレン・ディルーカ。ある日、奇妙な殺人事件の謎解きを依頼され……(「独房の探偵」)。平賀&ロベルトが極秘レシピ再現に奮闘!?(「魔女のスープ」) -
天草四郎伝説に隠された真実とは――!? 奇跡調査の舞台はついに日本へ!
熊本・天草において、真夏日に大雪が観測され、空に巨大な十字架が浮かび上がった。平賀とロベルトは奇跡調査を開始するが、隠れキリシタンの信仰が色濃く残る天草では、とある奇妙な怪談が噂されていて……!? -
恋の試練が森司を襲う!? 片想いに急展開&キレ抜群の怪奇譚をお届け!
今年も白い冬がやってきた。新年を目前に浮き足立つ大学生たち。しかし美術サークルの展示会で怪奇が起こる。なんと、部員が描いたモナリザを見た観客からクレームが殺到。呪われたモナリザの謎とは!? -
雪山にバレンタイン。怖い事件もあるけれど、櫻子さんと北海道の冬を満喫!
シリアルキラー・花房の影に怯えつつも、櫻子と過ごす時間を幸せに思う正太郎。厳寒の二月、正太郎は櫻子の親戚、薔子に頼まれて、とある別荘の掃除に行く事に。櫻子も一緒に、冬の雪山を楽しむが……。 -
櫻子さんと正太郎、最強バディに生まれた距離。2人は元に戻れるのか?
櫻子と捜査中に怪我を負った正太郎。櫻子はこれ以上正太郎を危険にさらすまいと、距離を置くことにする。再び櫻子と共に事件を追いかけたいと思う正太郎は…。櫻子と正太郎の出会いも描かれる珠玉の作品集! -
北欧神話にまつわる怪死事件の謎とは…平賀とロベルトが奇跡に挑む!
ノルウェーの研究都市でFBI捜査官・ビルは不可思議な事件に遭遇。屋敷の主人は氷漬けの密室で凍死していた。神話で伝えられる氷狼の仕業なのか。平賀とロベルトに調査を依頼するが、事件の裏にはあの男が――!? -
今度の舞台は函館!! 櫻子と宿敵とをつなぐ骨とは? 書き下ろし長編!
平凡な高校生の正太郎と、鋭い観察眼を持つ骨フェチ美女の櫻子。息の合ったコンビで、死にまつわる謎を解明してきた二人だが、因縁の事件の調査のため、函館に旅をすることになり・・・。シリーズ初の長編! -
ベストセラー爆走中! 博覧強記のヒロインが活躍する最強キャラミステリ!
北海道は旭川。僕、正太郎は、骨を偏愛する美女、櫻子さんと、担任の磯崎先生と共に、森へフィールドワークへ出かける。けれどそこに、先生の教え子失踪のニュースが届き……。大人気シリーズ第4弾! -
南米を舞台に、平賀とロベルトが奇跡に挑む!
メキシコのグアダルーペ寺院に、枢機卿の代理として派遣された平賀とロベルト。式典の挨拶だけのはずが、突然宙に浮いた十字架が目の前に現れた。奇跡を目の当たりにした彼らは、調査を開始する。 -
ヴァレリウスとイェライシャは、ノスフェラスでついに伝説の大導師アグリッパとあいまみえた。ふたりが異様な姿のアグリッパと語りあっていたころ、ジェニュアには、レムス国王の命によるナリス追討軍が迫っていた。ヨナたちは、ラーナ大公妃を人質に取り、ナリスを脱出させるべく策略をめぐらすが、対峙したナリス軍と国王軍はついに激突! 夜陰にまぎれて、馬車を走らせるナリスらの前に、黒々と広がるのはルーナの森。(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
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一度はパロ王国を滅ぼしたモンゴールに、アルド・ナリス率いるパロ軍と、黒太子スカールのもとウィレン山脈越えを果たした奇跡の軍団アルゴス軍が迫る。一方、海の生命線ロス港には、沿海州海軍が到着。しかもモンゴールの隣国クム、ユラニアも不穏な動きをみせている。いまやモンゴールは四面楚歌の情勢にあり、ついに建国王にして一代の梟雄ヴラド自身が戦場へとおもむかんとするが…。シリーズ第3部戦乱篇、怒濤の完結・第15弾!(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
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敵将アルド・ナリスとの政略結婚を強いられたものの、やがてナリスと恋に落ちたアムネリス。だがナリスは婚礼の最中に暗殺者の手にかかり、アムネリスはトーラスで涙の日々を送っていた。しかし、一人の使者がもたらしたある知らせが、彼女を悲しみのヒロインから復讐の女神へと変えた……。第14弾。(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
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ナリスの死という衝撃に、悲しみに暮れるリンダは、神聖パロの解散を決断する。そこへ訪ねてきたマリウスは、ナリスの後を継ぐことをほのめかすが、その身勝手な態度をヴァレリウスに強く叱責される。ナリスの葬儀がしめやかに行われ、多くの弔問客がつめかけているところ、グインは兵を率いてクリスタル奪還の戦いに出発した。そしてイシュトヴァーンも、リンダに別れを告げ、クリスタルを目指す戦いに加わるのだった。(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
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巡礼団全滅という惨事は、ヨナにとって信仰を揺るがすほどの大きな出来事だった。しかしヨナは、任務を続行することにし、スカールら騎馬の民に守られながらヤガを目指す。実はスカールも、戦うミロク教徒の出現に危機感を抱いてヤガ潜入を画策しており、それに際してヨナの力を借りる代わりに彼の護衛を申し出たのだった。一方、イシュトヴァーンは、カメロンの苦悩などおかまいないしに、勝手にパロへと出立してしまった。(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
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アリのめぐらした恐るべき策謀によって、ユラニアは大公以下、おもだった重臣を失った。その血の惨劇で息子を殺されたクムのタリオ大公は、怒りに燃えて挙兵、一路ユラニアを目指し軍を進める。いっぽう、イシュトヴァーンはクムを迎え撃つため、手勢の騎士団とユラニア軍をひきつれ、クムとの国境へと軍を進めるが……。(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
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エルザイム、バルヴィナとユラニア国内を転戦した黒竜騎士団は、ついに首都アルセイスを目前にしようとしていた。シルヴィア皇女誘拐の責がユラニアにないことがわかった今、グインに戦う気持ちはない。しかし、この機にイシュトヴァーンの名を知らしめ、将来の布石とするため、モンゴールのアリは、アルセイスを焼きつくすつもりだった--グインが間に合うか、それともアリの策謀が勝つか、風雲急を告げるアルセイス! 第44弾。(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
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ユラニアによる奇怪なケイロニア侵攻の謎を解明すべく、長駆首都アルセイスへと乗り込んだグイン。その前に現れた黒魔道師グラチウスは、ユラニア宮廷の裏面に蠢動する人間模様をつぶさに見せつけ、また遙かノスフェラスへと彼をいざなうのだった。未曾有の大河ロマンは、第30弾を経て、いままさに急展開のときを迎える!第30弾。(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
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ユラ山系の偵察に出たヴァレリウスは、イェライシャとグラチウスの巨大な魔道の力が激しくぶつかりあう、この世のものならぬ大嵐に遭遇した。おのれの力のすべてをふりしぼってイェライシャに加勢し、グラチウスを退けたヴァレリウスだが、再会したスカールから、グインはすでに出立したと聞かされ衝撃を受ける。そのころグインは、リンダに会うべくパロへ向かう途中にあり、彼の傍らには同行するマリウスの姿があった。(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
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豹頭の超戦士グイン。彼がケイロニア1万の兵を率いてユラニアム進撃を続けている頃、隣国クムの都に、今は赤い街道の盗賊の頭となっているイシュトバーンが姿を現した。目的はただひとつ王になること。そしてそのためにクムの虜囚となっているモンゴールの公女アムネリスを救出することだった。しかしアムネリスは警備強固な湖上の離宮に捕らわれていた……。第27弾。(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
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モンゴール反乱軍の処遇をめぐって、虜囚となったグインと討伐軍の長であるイシュトヴァーンの確執は、さらに深まってゆく。そしてそれは、暗黒のルードの森に恐るべき事態を招くことになる!? 相克の劫火を燃え上がらせて対峙する、2人の覇王の行く末に待つものは? そして26年にわたって書き綴られてきた大いなる物語が指し示すものは?(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
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ジェニュアからの脱出を図らんとするナリス軍。そしてこれを追討するレムス国王軍。両者は夕刻、ルーナの森でついに激突した。ヤンダル・ゾックのあやかしか、巨大な眼球となった不気味な月が見おろす下での戦闘は熾烈をきわめ、森は鮮血に染まる。同じ月の下、魔空間に変容したクリスタル・パレスで、恐怖に打ち震えるリンダの姿があった。そしてその一方、戦場を驚愕の知らせが駆け抜ける。「アルド・ナリス崩御--」と。(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
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獅子心皇帝アキレウスほか重臣たちの前で、グインとシルヴィアは婚礼を挙げ、グインは皇帝よりケイロニア王大元帥の称号を授けられる。そのころパロのカリナエ宮では、ヴァレリウス以下ナリスの反乱にくみする主だったものたちが、はじめて一堂に会し、決意を新たにしていた。一方、武力でトーラスを制圧したイシュトヴァーンだったが、思うようにユラニアへの帰還を果たせずに、日々いらだちをつのらせるのだった!(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
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パロ王国の遺児リンダとレムスを守りつつ、豹頭の戦士グインは蛮族セムを率いてモンゴール軍に立ち向かう。グインの巧妙な作戦によって一時は優位となるも、圧倒的な軍事力に形成は次第に不利に……。全100巻を超える未曾有の大河ロマン、辺境篇第4弾。(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
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イシュトヴァーン率いるゴーラ軍を襲撃したのは、宿敵であるクムの王子タルーの軍勢であった。捕らえられ拷問にかけられたタルーは、兵を調達した謎の老人のことをもらした。その正体を突き止めるべくイシュトヴァーンは、途中の村を焼きつくしながら鬼神のごとく進めてゆくうち、死者の軍勢という奇怪な噂にゆきあたる。一方グインは、ヴァレリウスと会談したのち、つづいてレムスと会うべく危険な策を練るのであった。(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
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退屈な宮廷儀式の日々にほとほと嫌気がさしていたイシュトヴァーンは、ついにモンゴールを離れようと決意した。ところが、まさに彼が脱出せんとするそのとき、16歳の時に別れたカメロン船長が、沿海州代表団としてモンゴール宮廷に現れたのだ! 自信を失いかけ、カメロンに救いを求めるイシュトヴァーン。その姿を軍師アリの邪悪な視線が追う--。イシュトバーンをめぐる人間関係は、一気に緊張の度を高めるのだった。第36弾。(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
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世界最強の国家として知られるケイロニアの首都サイロンが、黒死病の脅威にさらされ、壊滅の危機にあり、グインの安否も不明だという驚くべき知らせに、ヴァレリウスは苦悩を深める。一方、聖地ヤガに潜入したヨナとスカールは、『ミロクの兄弟の家』の虜囚とされてしまう。さらに、フロリーたちの行方を捜しながらヤガの様子を探る彼らは、ミロク教がなにやら不可解な変貌を遂げつつあることに疑念と不安を抱くのだった。(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
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怪異に彩られたクリスタル・パレスでグインは、魔王子アモンとあいまみえる。その瞳に不吉な予兆を見るグイン。いっぽうヤンダル・ゾックの魔道によって睡り続けていたリンダは、不意に目ざめて、グインに関する予知を口にする。その言葉にしたがい、グインはリンダとスニを連れ、古代機械を利用して、クリスタル・パレス脱出に成功する。しかしリンダをさらなる苦難が待ち受ける。(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
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戦乱渦巻くクリスタル・パレスから、アモンは、グインとともに古代機械によって転送され消滅した。ついにパロは解放されたのである。しかし、喜びに沸く民衆をよそに、ともに戦った者たちは、グインの姿が見えないことに困惑の色を隠すことができなかった。彼は、熱砂におおわれた世界にいた! 広大な死の砂漠をさまようグインは、運命の手に誘われるかのように、さまざまな怪異を目撃することになる。怒濤の新展開93巻!!(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
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中原の宝石パロ。先のユラニア戦役の影響もなく、アルド・ナリスとリンダは、平和な新婚生活を送っていた。ナリスの気難しさも、どうやらリンダの力で和らぎ始めたようだった。だが、その穏やかな生活にも、徐々に国王派とアムブラの学生たちの対立が影を落とし始める。一方混乱のトーラスでは、ヴァラキアを捨てモンゴールにやってきたカメロンが、イシュトヴァーンをアリの手から取り戻すべく、ついに活動を開始した! 第47弾。(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
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ミロク教の内情が変化していることを感じ取ったカメロンは、ブランに、フロリー親子の捜索とヤガの探索を命じた。同様にミロク教の動静に関心を寄せるヴァレリウスの意を受けてヨナは、巡礼団に同行してヤガを目指していた。ダネイン大湿原を舟でわたり、草原地方を通過している途中、突如、巡礼団を騎馬の民が襲った! 死を覚悟したヨナだったが、駆けつけたスカールに救われる。しかし生き残ったのはヨナだけだった。(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
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グインは、中原側からノスフェラスへと逃れるようにケス河をわたろうとする人々の一群を見た。そしてその一群が、突如武装した軍勢に襲われ虐殺されてゆくのを見て、思わず助けに飛び出す。一群はモンゴール反乱軍であり、襲ったのはイシュトヴァーンみずからが率いるゴーラ討伐軍だった。グインは、イシュトバーンと再会するも、反乱軍に味方したことで捕らえられ、ゴーラ軍とともにルードの森に分け入ることになる。(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
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アルド・ナリスの訃報はまたたくまに世界を駆けめぐった。突然の知らせは、スカールの激怒、イシュトヴァーンの動揺、グインの懐疑、マリウスの狼狽と、大きな衝撃を引き起こす。一方ヤンダル・ゾックは、悲しみにつつまれるナリス軍を竜頭の巨人兵に襲わせると同時に、密通者の身体を使ってその陣内に出現せんとしていた。そのとき異空間からの力が密通者を焼きつくし、ヨナの頭の中にヴァレリウスの心話が響きわたった。(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
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快楽の都タイスに入ったグイン一行は、タイス伯爵タイ・ソンの居城にて、伯爵自らの検分を受ける。伯爵はグインの筋肉に触れ、さらにその擬闘を見て、たいそう感嘆する。その夜、グインとスイランは歓楽街ロイチョイに出かけ、タイスが、妖艶に微笑む享楽の顔とその裏で牙を剥く凶悪な闇の顔を併せ持つ都であることを知る。翌朝グインたちは、伯爵から、来たる水神祭りの武闘大会に備え、剣闘士として戦うことを命じられる。(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
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カル・ファンの拷問によって瀕死の重傷を負ったアルド・ナリス。ようやく意識を取り戻した彼を待っていたのは、いよいよ情勢が切迫してきた市庁舎占拠事件だった。事件が飛び火して、いましもパロ内乱が起きるかもしれぬという。万策尽きたヴァレリウスに、ナリスは、ベッドに横たわったまま、事件解決の恐るべき秘策を授けた……。第50弾。(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
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国を滅ぼされ、今は大公の愛妾としてむなしく日々を過ごすモンゴールのアムネリス。しかしその胸裏には熱い復仇の念が……。そして王への野望に身を灼くイシュトバーンとアムネリスの運命がここに出逢い、その糸は新たな模様を織りなしはじめた。一方ついにユラニア宮廷へ乗り込んだグインは、そこに尋常ならざる気配を感じ取る。次第に正体を現す異形のものの姿……。グインもまた自らの運命との対峙の時を迎える!第29弾。(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
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イシュトヴァーンは身重のアムネリスに、モンゴールの将軍の位を返上し、復活を宣言したゴーラの第一代の王となることを告げた。一方、マルガでは、ナリスが妻のリンダに、彼女の弟でもある国王レムスに対して、謀反を企てていることを告白していた。やがて、ナリスの意をうけて極秘裏にマルガを訪れた黒太子スカールは、そこで驚くべき事実を知らされる。竜王の支配下にある東の国キタイが中原を狙っているというのだ!?(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
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イシュトヴァーンはあらたな支配者として、ユラニア統治を開始した。そんな折、首都アルセイスの街に予言者による妙な噂がひろまっていた。「イシュトヴァーン将軍こそが、ゴーラ三国の正当なる支配者である」というのだ。さらに、故ゴーラ皇帝が黄泉よりたちもどり、みずから後継者をさいしめすだろうという、ご託宣までが提示された。このあからさまな予言騒ぎに当惑したイシュトヴァーンは、対応を迫られるが……。(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
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国王とアムブラの学生とのあいだで、緊張が高まりつつあった。パロに祭政一致の強大な王権を打ち立てようとするレムスにとって、王の絶対性を否定する学生たちを許すことはできなかった。不敬な論文をめぐって一触即発の状態になったアムブラ。学生たちに好意を寄せるアルド・ナリスは、事態を解決すべく、ついにレムスとの謁見に臨むことになったのだが……。レムスとナリスの確執の行方は? 第48弾。(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
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帰国したイシュトヴァーンは、アムネリスの死と呼応してモンゴールに起こった反乱を鎮圧するためふたたび出陣の準備を進めるなか、我が子ドリアンと初対面する。しかし彼は、息子の顔を見たとたん、激しく取り乱してしまう。いっぽう、ハゾスは、ヨナとマリウスの処遇を検討すべくパロへ向かい、リンダやヴァレリウスと会談する。その会議中に突如、怪異が起こるが、それは思いがけず、グインの行方の手がかりとなるものだった。(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
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グイン出陣す! ナリス新政府とレムス政府との対立は、すでにパロのお家騒動の枠をこえて各国の思惑を刺激する動きとなっていた。そんな戦乱の時代の予感が中原を重苦しく覆うなか、それまで外国内政不干渉を原則としていたケイロニアがついに動いたのである。いっぽう、同時期に出兵した、イシュトヴァーン率いるゴーラ軍は、山中で思わぬ仇敵に遭遇し、はやくも戦闘に突入していた。二巨頭の動向が風雲急を告げる新展開!(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
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ついにグインは最強と謳われる闘技士ガンダルと対面した。紅鶴城の大広間に現われた伝説の戦士は、全身を鎧で固めた巨大な要塞のような男であった。ガンダルの執拗な挑発に辟易して広間を抜け出したグインは、城の一隅で、若くして死んだタイスの公子の幽霊と出会い、彼に導かれるように、地下水路への入口を発見する。そこでグインが見たものは、地下に広がる広大無辺な空間であり、そこに君臨するマーロールの姿であった。(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
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グインは、スカールが率いる騎馬軍とともにユラ山地を目指すが、ゴーラ軍の迫撃を受けて戦闘となってしまう。グインは、執拗に襲いかかるイシュトヴァーンの体を、ついにその剣で刺しつらぬいた! 朱に染まって倒れるイシュトヴァーンの姿に、ゴーラ軍は撤退を余儀なくされる。自分たちの出逢いが引き起こすやもしれぬ何かを知らぬまま、北へと向かうグインとスカールを追うように、炎は山肌を燃え上がらせて迫りつつあった。(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
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ヤガ脱出をはかったヨナは、《ミロクの聖姫》に捕らえられ、スカールの助けを得たフロリーも、化け物にさらわれてしまう。一方、《アルド・ナリス聖廟》への参詣をすませたイシュトヴァーンは、ようやくパロを出立しようとしていた──1979年に誕生、空前の規模で展開し、多くの読者を魅了してきた世界最大最高のファンタジイ・ロマンは、数多の人物を宿命の螺旋に巻き込んだまま、ここに最終巻を迎える。(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
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