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『政治、白水社、3か月以内(実用)』の電子書籍一覧

1 ~4件目/全4件

  • 国際法はどこから来るのか?
    ロシアのプーチン大統領によるウクライナ侵攻は第二次世界大戦後の国際連合を中心とした国際秩序、ひいては国際法を根本から覆すものとなっている。
    また、中東におけるガザ危機も収束の見通しが立たず、国際的枠組みの脆弱性をさらけ出す結果となっている。
    とはいえ、慣習国際法から、各種条約、国際連盟や国際連合にいたるまで、世界は数世紀を重ねながら、確固としたルールを築いてきた。
    しかし、急ぎ、基本概念を俯瞰しようとしても、この国際法の分野では手軽な入門書は存在しない。
    もちろん、すでに多くの国際法学者が国際法の入門書を刊行してはいる。しかし、どの本も法学部生を対象としており、法学部以外の学生や初学者ではなかなか読むのが難しい。
    本書は、主権、自決、平和、戦争、制裁をはじめ、国家関係の基本に立ち返り、国際法をゼロから学び直すことを狙いとしている。
    国際法はどこから来るのか? その歴史、そして未来とは? 複雑きわまりない国際法の世界をコンパクトな入門書でアプローチ!
  • 分断か、統一か、それとも併存か?

    1949年まで続いた国共内戦の末、毛沢東率いる共産党が北京に政権を樹立し、敗北した蔣介石の中華民国国民党政府は台湾に逃れた。互いに正統性を主張しあう中国と台湾の間で、台湾海峡は政治的にも軍事的にも今日まで対立の火種になってきた。
    戦後から現在まで数度の「台湾海峡危機」が生じたが、とりわけ1950年代に二度にわたって起きた危機は、中国と台湾の間の軍事的な緊張状態にまでいたった。その主な舞台となったのが、国府が保有していた金門・馬祖島などの大陸沿岸諸島である。
    だが、冷戦のさなかにあっても、これらの危機が、中国と台湾の間はもとより、アメリカと中国の間、さらにはアメリカとソ連の間で、直接的な軍事衝突などへ発展することはなかった。
    当時、米ソの冷戦構造が本格化するなかで、「一つの中国」をめぐる対立の起源はどこに求められるのか? また台湾海峡の現状維持という固定化のプロセスはいかに形成されてきたのか?
    本書は、米国側史料はもとより新たに公開された台湾側史料を多数用いて、アメリカと台湾(米華)の関係を主軸に台湾海峡を挟んで中国と台湾の対立と分断が固定化されていく過程を描き、今日まで続く中国と台湾の対立の構図を明らかにする。

    [目次]
     はじめに
    序章 歴史としての台湾海峡危機
    第1章 冷戦と台湾
     一 冷戦の拡大
     二 アメリカの援蔣政策をめぐる紆余曲折
     三 朝鮮戦争とアメリカの台湾政策の転換
    第2章 台湾海峡の中立化解除――「解き放し」政策の虚実
     一 アジアにおける多国間安全保障同盟の形成
     二 米国政府による台湾海峡の中立化解除
     三 アメリカと大陸沿岸諸島の防衛問題
    第3章 第一次台湾海峡危機 一九五四~五五年――米華相互防衛条約の形成
     一 米華相互防衛条約の起源
     二 第一次台湾海峡危機の発生
     三 米華相互防衛条約をめぐる協議
     四 米華相互防衛条約の成立
    第4章 大陳島からの撤退――表面化するアメリカと台湾の矛盾
     一 大陳島撤退問題をめぐる米台間の亀裂
     二 強まる蔣介石の対米不信感
     三 第一次台湾海峡危機の終息
    第5章 第二次台湾海峡危機 一九五八年――金門島再砲撃
     一 中国による金門島への再砲撃
     二 米台による危機への対応
     三 危機の収束へ向けた動き
    第6章 第二次台湾海峡危機の変容――中ソ関係の悪化
     一 戦況の変化――海上封鎖の突破
     二 「ダレス・蔣介石共同コミュニケ」の波紋
     三 蔣介石の大陸反攻をめぐる変化
    第7章 失われた戦機――未完の台湾海峡危機 一九六二~六五年
     一 揺れる正統性――国連での代表権問題の浮上
     二 蔣介石による大陸反攻計画の立案
     三 先送りされた大陸反攻計画
     四 三度目の緊張の高まり
     五 幻の台湾海峡危機
    終章 台湾海峡における現状維持の形成
     注記
     参考文献
     あとがき
  • 一番重い負担を背負うのは誰か?

    私たちの身の回りには、さまざまな税があり、生活費の支出のかなりの部分が税金だ。しかし、税がいつからはじまり、どのような試行錯誤と歴史的経緯を踏まえて、今日に至っているのかは知られていない。
    所得税はナポレオン戦争下のイギリス、消費税は一九五〇年代フランスで始まったなど、本書には豆知識が満載だ! また関税や酒税、たばこ税への依存は発展途上国の特徴であり、国が豊かになればその比重が落ちるという指摘も、トランプ関税が世の中を席捲している現状を踏まえると興味深い。もしかしたら時代は逆戻りしているのかもしれない。
    こうした歴史の小ネタだけでなく、税の経済効果についても本書は踏み込む。本書によれば、昨今話題の食料品の消費減税は実は効果はないという。そして、税負担は最終的に誰にのしかかってくるのか。この重い問いに本書では経済分析に基づいて回答を与えている。
    近代国家は物品税から直接税へ、直接税から間接税へと展開してきた。環境問題や貿易不均衡が大きな課題になるなか、税の未来には果たして何が待っているのか? 世界的権威が語り切った一冊!

    [目次]
    第一章 なぜ税金があるのだろう?
    第二章 税制の仕組み
    第三章 税金を負担するのは誰か?
    第四章 税制と経済
    第五章 脱税と対抗策
    第六章 税制の問題
  • 脱植民地化の現段階

    国家は、現代アフリカ研究の中心課題である。今日のアフリカが直面する問題検討すれば、必ず国家に突きあたる。従来、アフリカが抱える問題として、汚職、独裁といったネガティブな国家像が強調されてきた。
    アフリカ国家の原型は、欧米列強の征服と植民地化によって、いわば「他者」によって創られた。「自分たちの国をつくる」ことは簡単ではない。いかに他者が決めた領域を統治するか、一筋縄ではいかない課題である。先進国で当然とされる統治が通用せず、紛争が勃発することもある。本書はこうした国家建設のプロセスに注目してアフリカの経験を考える。
    本書では、「他者」によって基盤を創られた国家を領民自らが統治する過程としてアフリカの国家建設をとらえ、その性格や特徴を考える。アフリカ諸国の国家建設の経験は、先進国とは大きく異なるが、その様態はさまざまな気づきを与えてくれる。さらに、「他者」によって国家を創られたアフリカの経験は、世界的にみれば決して少数ではない。植民地状況を経験したグローバルサウスの国々は、多かれ少なかれ似た経験をしているからだ。

    [目次]
     はしがき
     序章 アフリカの国家と国家建設(武内進一)
    第I部 領域統治
     第1章 領域統治の実態(阪本拓人・松原優華)
     第2章 領域統治の制度的基盤(中尾世治)
     第3章 首長制と国家建設の逆説(友松夕香)
     第4章 牧畜民からみた国家建設(楠和樹)
    第II部 社会契約
     第5章 近代国家とイスラーム(阿毛香絵)
     第6章 政党政治と抗議運動(網中昭世)
     第7章 社会的保護政策から国家・社会関係(佐川徹)
    第III部 国際関係
     第8章 ソマリアの国家性の現在(遠藤貢)
     第9章 外向の論理と国家統治(網中昭世)
     第10章 アフリカにおける難民と国家(佐藤千鶴子)
     終章 アフリカ国家建設の現段階(武内進一)
     あとがき

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