『3日間限定!個人出版1,000冊超お買い得SALE、森田浩章(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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コンビニ経営をおかんがえのあなたに僭越ながらご忠告申し上げます。
コンビニ経営を夢見るあなた。
あなたはコンビニ経営契約書にサインをした瞬間、あなたは、いやあなただけではありません。あなたはあなたの大切な御家族ともどもコンビニ本部の口車に誘われ常闇の世界に滑り落ちてしまう可能性があります。
いちど黒闇に覆われた奈落の底、地獄の一丁目一番地一番地に転げ落ちたら最後と思われます。
言い辛いのですが、あなたとあなたの大切なご家族には、今後、元のような穏やかで安寧な暮らしが二度と戻ることはない。とお考えになってもよいかもしれません。
くどいようで申し訳ないのですが、地獄の底に突き落とされたあなた、地獄の淵から這い上がるのは至難な業とお考えください。 -
走ってもジャンプしても、いつもいちばんびりびりのゴンは、友だちから『いつもいちばんびりの、びりびりびっけ、びりびっけ』と、あだ名で呼ばれていました。
ゴンは、びっけびっけとあだ名で呼ばれるのが、ほんとうは、とてもいやだったのですが『しかたがないや、ボクはなにをしても、いちばんびりの、びりびりのびっけ…びりだから』と、思っていました。
そんなある日のことでした。
ゴンは草原の王様、ライオンにおいかけられました。にげ回るゴンの目の前に、とつぜん地球がパカーンとふたつに割れたような大きくて深い谷があらわれました。
谷の底にはからだがぜんぶ口みたいな怪獣がいて、谷におちたらさいご、ライオンでもゾウでもキリンでもペロッと一飲みにしてしまう。といわれていました。
「どうしよう…どうしよう…」
ゴンは谷を越える自信がありませんでした。
ゴンは谷を前にしてブルブルとふるえていましたが、ふっと、『おまえはね。ほんとうはなんでもできるつよいコギツネなんだよ。ただ、おまえができない。できっこない。と、じぶんで思っているだけなんだよ』と、いつかお母さんがいっていたことを思いだしました。
「よしっ!」
くちびるをギュッとむすんだゴンは、ゆうき、おもいきりゆうきをだして谷越に挑戦しました。 -
登場人物団体等はすべて架空の物語です。
山また山に囲まれた寒村で修は育まれた。中学を卒業すると同時に就職のために上京した。ある日、修は就職先の先輩職人に引かれ歓楽街に足を運んだ。純粋な修は歓楽街の華やかさに目を奪われた。酒の味さえ知らない修だったが、歓楽街で酒の味を覚えた。歓楽街で酒を飲んでは正体を失い誰彼の見境なく争うようになった。子供の時から野山を駆け回っていた修だった。修は誰よりも偉丈夫で強かった。そんな修のことを歓楽街を治める『浅田組』の親分浅田に見込まれた。修は浅田組の構成員になった。十九才の時だった。それ以来二十数年…いやそれ以上、歓楽街で飯を喰らっていた。いまでは歓楽街の暴れ熊、坂田の修、修と仲間からも敵対する他の組の連中からもひと目(もく)もふた目も置かれ恐れられた。そんな修の目の裏にふっと故郷の空が浮かんだ…… -
今日も町のどこかでポイポイと簡単に捨てられてしまうペットたち。動物愛護団体、協会等の報告によると、年間約80万匹の生き物が捨てられているといわれます。そして、ペットたちが保健所に持ち込まれ殺処分されてしまうその数が約40万匹以上と報告されています。また新薬、化粧品の開発に数多くの生き物たちが実験台にされ命を失っています。そしてペットショップの店頭に並ぶ生き物たちの陰で、姿見がよくない、生まれつき不都合な体をしている。と判断された生き物たちは選別され遺棄されて決してあなたの目にふれることはありません。ポイと闇から闇に葬られてしまいます。その処分される数、想像もつきません。おそらく年間、100万匹の単位になると推測されます。人間の身勝手な都合でいとも簡単にポイと放り投げられてしまうペットたちは、どうして生きていけばよいのでしょうか。そんな事実を背景に山に捨てられてしまった一匹の子犬の話(寓話)を綴ってみました。
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まだ幼いころの頃でした。僕の妹、赤ちやんが誕生しました。生まれたばかりの赤ちゃんの顔を見つめていて、なんだかとても不思議な気持ちになりました。お父さんに聞きました「ねえねえーボクさーお父さんとお母さんの赤ちゃんになって生まれる前……生まれる前って……どこにいたの」
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