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『経済、山形浩生(実用、新書)』の電子書籍一覧

1 ~22件目/全22件

  • 今こそ読みたい、平和のための経済論

    「過剰な制裁が、新たな戦争を生み出す」
    100年前、憎悪へ突き進む世界に警鐘を鳴らした
    20世紀最高の経済学者・ケインズの傑作が復活!


    山形浩生氏「ずいぶんきな臭い時代になってきた現在、本書をきっかけに少しでも戦争/平和と経済についてまじめに考えてくださる方が増えてくれることを祈りたい」ーー「訳者解説」より

    〈本書の背景〉
    1919年、経済学者にして官僚でもあるジョン・メイナード・ケインズは、
    第一次世界大戦後のパリ講和会議にイギリス代表団の一員として参加した。

    しかし、ドイツへの過剰な制裁を課す議論の方向性とヴェルサイユ条約の、
    あまりのひどさに絶望し、辞表をたたきつけて、即座に本書を書き上げた。

    〈なぜ今、読むべきなのか〉
    世界的なベストセラーとなり、ケインズの名を一躍押し上げた本作は、
    「ナチスの台頭」「第二次世界大戦開戦」を予言した書としても知られる。

    戦後処理と世界経済の枠組み構築を考える際のバイブルとも言える本書は、
    戦争の時代に足を踏み入れている現代においても、主張が色あせない一冊である。

    【主な内容】
    序文
    第1章 序論
    第2章 戦争前のヨーロッパ
    第3章 会議
    第4章 条約
    第5章 賠償
    第6章 条約後のヨーロッパ
    第7章 修正案
    訳者解説
  • 「無形資産」の全貌を明らかにした著者による最新作!
    成長、格差解消、イノベーションを加速させるために必要なこと

    経済のフロンティアで何が起きているのか?
    無形資産が経済を支配する中で発生した、「経済停滞、格差拡大、機能不全の競争、脆弱性、正統性欠如」という5つの大問題にどう立ち向かえばいいのか?
    金融と経済政策立案の最前線で活躍する著者がその経験を生かし、処方箋を提示する。

    『無形資産が経済を支配する』
    (『フィナンシャル・タイムズ』ベスト経済書)
    著者による続編!

    Haskel &Westlake著Restarting the Future: How to Fix the Intangible Economy、待望の邦訳
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    ◆〔対談〕市場・AI・資本主義
    書籍から照らす日本の経済社会▼山形浩生×井上智洋

    ◆進化論がもたらす「知のパラダイム転換」
    自然科学は人文・社会科学を吞み込むのか▼橘 玲

    ◆ビジネスに役立ち、成功へつながる──!?
    ファスト教養は何をもたらすのか▼レジー

    ◆読書会という試み
    人生100年時代の問いとコミュニティ▼山本多津也

    ◆なぜ批評は嫌われるのか
    「一億総評論家」の先に生じた事態とは▼速水健朗

    ◆A5判ムックに刻印された90年代
    雑誌が「時代を映す鏡」だった時代▼鴇田義晴

    ◆勉強をしてこなかった僕が考える教養
    心のゆとりを得るために小説を読む▼けんご
  • 1,980(税込)
    著:
    山形浩生
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    天下無双の「知のジェネラリスト」が見た、日本経済の20年とこれから。

    リーマンショック、ユーロ危機、アベノミクス、消費増税から、コロナ禍の経済状況まで。

    この20年間(2000-2020)の論説をまとめた、待望の経済論集!

    ノーベル賞経済学者ポール・クルーグマンの著作をはじめとして、ピケティ『21世紀の資本』、ケインズ『一般理論』などの翻訳や、社会・経済・文化全般への鋭利な批評眼で知られる著者による、快刀乱麻の経済エッセイ集!

    ケーザイって、要するに何なのさ。
    「人はGDPとか経済成長とかいう言葉だけ覚えて、なんかわかったつもりでいるけれど、それを実感として理解している人は驚くほど少ない。それは抽象的な数字なんかじゃない。明日はもう少し能率よく仕事を片付けて、あまった時間で新しい何かをやろう。いまは捨てているこのピーマンのへたを、新しい料理に使ってみよう。GDP成長が1%とか2%とかきいたときに、そうした無数の努力が積み重なっていく様子を想像してみなきゃいけない。その多くは、飽食した連中のアームチェア経済停滞マンセー談義よりはるかに切実なものなんだから」(本文より)




    【目次】
    第1章 経済のトリセツ その1
    第2章 クルーグマンとかケインズの話
    第3章 リフレをめぐる個人史、ときどきピケティの話
    第4章 経済のトリセツ その2
  • 金融市場のあり方をつぶさに観察して書かれた古典的名著、バジョットの『ロンバード街』。
    この本では、中央銀行の役割について「最後の貸し手」と整理して、金融関係者の間では、
    それが常識となってきた。

    しかし、ここ最近の金融危機では、中央銀行はその役割を超えて、金融市場の崩壊を
    防ぐためにあらゆる手段で買い支えを行う「最後の買い手」(Dealer of last resort)、
    つまりだれもポジションを取って価値のバックストップを提供しないときに、あえて
    大量の資産購入を通じて現在の価値の根拠を提供する機能を果たしている。

    従来の経済学や金融論が見落としてきた金融市場の特質をとらえたユニークな一冊。
  • 人々の語る「ナラティブ」がいかに経済に影響を与え、経済を動かすかを分析した画期的な本。

    世界を変えるニューテクノロジーに取り残されるわけにはいかない(ビットコイン)
    ニューテクノロジーは雇用を破壊する(AI)
    チューリップが売れるには合理的な理由がある(金融ウバブル)
    銀行は大きすぎて潰せない(金融規制)
    住宅価格は決して下がらない(不動産バブル)

    あるナラティブは根拠なき熱狂となって人々の信念を変え、人々の行動を変えて、マクロ経済を大きく動かしてきた。

    どうしてあるナラティブだけが繰り返されて、人口に膾炙していくのか?
    ナラティブはどのようなメカニズムで、通説化し、人々の心をとらえるのか?
    過去に語られてきた、有名なナラティブとはどのようなものか?
    脳科学的に、人々はなぜそうしたナラティブを創り出したがるのか?

    アニマルスピリット、それでも金融は素晴らしい、不道徳な見えざる手、と、現実経済を理解する上で
    深い洞察を示してきたノーベル賞経済学者が、新しい経済学の方向を示す。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    (目次より)

    ●『一般理論』から読み解く現代日本

    市場・規制・コロナ禍

    山形浩生



    ●現代マクロ経済学の源流と現在地

    その知見がもたらしたもの

    矢野浩一



    ●政策とアカデミズムへの影響

    ケインズはいかに日本に受容されたか

    野原慎司
  • 【混迷の時代にこそ、ケインズが本当に伝えたかったこと】
    今に響く、社会科学史上で最も影響力のある世界的名著。
    わかりやすく、エッセンスを凝縮。

    【『一般理論』って、そういうことだったのか!】
    ●『一般理論』が書かれた時代背景は?
    ●『一般理論』に対する評価が時代と共に180度変わるのはなぜ?
    ●ケインズの描いた経済の未来とは?

    【この一冊で『一般理論』を語れる!】
    「美人投票」「アニマルスピリット」「長期的には、われわれはみんな死んでいる」などの『一般理論』とそれ以外の名言、ケインズの生涯とゴシップもやさしく解説。

    伝説の経済学者による危機を乗り越える希望の書
  • GAFAが台頭する中、無形投資の増大は生産性や格差にどのような影響をもたらすのか?
    企業・投資家・銀行・政府はどのように対応すべきか?
    有形資産とは異なる無形資産の4つの特徴とは何か?

    これまで計測できなかった無形資産の全貌を、初めて包括的に分析した画期的名著
    『フィナンシャル・タイムズ』ベスト経済書

    【推薦の言葉】
    「世界経済最大のトレンド『無形資産』を理解したければ、本書を読むべきだ」――ビル・ゲイツ

    【無形資産の一例】
    ・スターバックスの店舗マニュアル
    ・アップルのデザインとソフトウェア
    ・コカ・コーラの製法とブランド
    ・マイクロソフトの研究開発と研修
    ・グーグルのアルゴリズム
    ・ウーバーの運転手ネットワーク
  • インフレは投資家に対し不公正で、デフレは借り手に不公正。
    ケインズの代表作を、わかりやすい訳で読む!

    第一次世界大戦後、世界中で起きた急激な物価水準変動に対し、ケインズは何を考えたか。
    物価安定か、為替の安定か。金本位制をどうとらえるか。
    「邪悪な現実」と格闘するケインズの思考が、ここにはのこされている。

    [本書の価値とぼくたちにとっての意義―訳者から]
     まず本書で重要なのは、インフレとデフレの相対的な被害についての明示だろう。1990年代からの20年以上にわたり、日本経済はデフレに苦しんできた。2013年に日本銀行が黒田東彦総裁の指揮下で2パーセントのインフレ目標政策をはっきり採用し、そのために大規模緩和(黒田総裁は「量的・質的金融緩和(QQE)」と呼んでいるが、あまり名称としては普及していない)を行ったことで、執筆時点ではようやくデフレの時代が終わりつつあるようだ。だが、デフレが有害だという認識が浸透するにはあまりに時間がかかりすぎた。デフレは物価が安くなるんだからいいものなんだ、という「よいデフレ」論を、高名な経済学者を含む多くの「有識者」なる人々が言いつのっていた。本書に書かれた認識―デフレは生産者に負担を与え、生産活動を控えさせ、人々を失業に追いやり、喜ぶのは既得権益を持った金持ちばかり―がもっと浸透していれば。
     ここは重要なポイントだ。インフレやデフレは、実体経済に影響を与える。そして本書は、その仕組みについても簡潔に指摘している。お金の市場の状況が実体経済に影響を与え、持続的な失業を引き起こすこともある―これはケインズ『一般理論』の肝だ。本書は『一般理論』ほどきちんと定式化してはいないものの、それにつながる明確な認識がすでにある。
    (中略)
     むろん、本書は管理通貨制度の夜明けに書かれたものだし、現在の中央銀行や金融当局ははるかに高度な理論もあり、考えるべき内容もきわめて多い。だがこの基本的な知見は、未だにかわらないものであるはずだ。
     もちろん、もっと歴史的な文書として本書を読むこともできる。金本位制や、いわば「強い通貨」を主張する人々の変な議論は、現在でもいろんなところで見かけるものだ。それを見て、人間の進歩のなさを嘆く/おもしろがることもできる。さらに本書は、ケインズの一、二を争う名言が出てくる本でもある。「長期的には、われわれみんな死んでいる」というもの。経済学者は目先の問題―たとえば失業に対して、長期的にはそれが解決される、と言いたがる。できることは何もないとか、「自然に」任せるべきだとも言う。でも手をこまねいてそんなものを待つだけでは、経済学者も金融当局も存在価値がない。いまできることを考え、実行しよう!
  • この本が、経済学を変え、世界を変えた。
    ――正確で明快な新訳で読む社会科学史上の偉業

    物が売れない、職がない――なぜ市場は自由放任では機能しなくなることがあるのか。ケインズは自らも通暁する古典派経済学の誤謬と限界を徹底的に見据え、ついに現代経済学の基礎となる本書に至った。現実世界に直面し理論をラディカルに(皮肉とユーモアも効かせて)更新する、科学という営みの理想形。
    本書の核心を定式化したヒックスの重要論文『ケインズ氏と「古典派」たち』も採録。

    ポール・クルーグマン「イントロダクション」より
    経済停滞は、経済繁栄の過剰に対する必然的な罰なのだという発想は根強い。経済がそもそもどうやって停滞するに至ったかではなく、どうやって停滞にとどまるかを分析することで、ケインズは経済の苦悶に何か懲罰的なものがあるという発想を葬り去った。つまり『一般理論』は、知識の豊かな規律あるラディカリズムの成果なんだ。
  • 経済とは、釣り師とカモの永遠の闘いである!

    ノーベル賞受賞経済学者コンビによる、『アニマル・スピリット』の続編。

    アダム・スミス「見えざる手」への盲目的な信仰を壊すパワフルな一冊。

    賢明で誠実なあの人が、なぜたやすくだまされるのか?
    なぜ、不道徳なふるまいをしてしまうのか?

    自由市場はすばらしいという「虚構」を明らかにする事例の数々。
    すべてのビジネスパーソンに読んで欲しい、本当はこんなに恐い自由市場の話。

    ●本書の主な主張

    ・経済システムはごまかしだらけで、みんなもそれを理解するべきだ

    ・競争市場は、革新的なビジネスヒーローのやる気を引出し報いるのに長けている

    ・その一方で、誠実とは言い難い行動を促す圧力も奨励されてしまう

    ・人々は驚くほどしょっちゅうカモとして釣られている

    ・カモ釣りは、いたるところに存在している

    ・私たちの「肩の上のサル」は、私たちに深刻な影響を与える

    ・悪いのは釣り師ではない。釣られる人々でもない。カモ釣りをうながすシステムだ

    ・結婚式や住宅購入など、特別な買い物はカモ釣りの絶好の機会だ

    ・最悪の不景気をいくつも招いた最大の原因は、金融市場でのカモ釣りだ

    ・健康にとって有害な医薬がいまだに後を絶たない理由もカモ釣りだ

    ・政治(選挙)は最も単純な釣りを起こしがちだ

    ・カモ釣りとがんには類似性がある

    ・経済学者の市場理解には問題がある
  • 環境分野では、ノーベル経済学賞に最も近い経済学者による、新しいスタイルの地球温暖化問題の教科書。

    もしこれから100年で気温が6℃上昇する確率が10%あるなら、あなたはどんな行動をとるか?
    温暖化問題に確率的にアプローチし、人類がとるべき行動を考える。

    自動車の詳細な構造はわからなくても、自動車を運転したり、自動車事故に備えることはできる。
    温暖化の詳細なメカニズムはわからなくても、その確率を考えて、温暖化に備えることはできる。

    温暖化に関しては、私たちにわかっていることよりも、わかっていないことのほうが
    はるかに多い。わかっていることは、温暖化問題は危険だと告げているし、わかっていない
    ことは、温暖化問題はすごく危険だと伝えている。

    温暖化問題は専門的だし、自分には直接あまり関係がないし、対策のとりようもない――
    と考えている、ふつうの人のための、いままでとはちょっと違う温暖化対策の入門書。

    フィナンシャル・タイムズ紙2015年ベスト経済書の一冊に選出!

    世界の識者が推薦! 

    ナシーム・ニコラス・タレブ(『ブラック・スワン』著者)
    「リスク」に対する非常に洗練されたアプローチ。驚くべき本だ。

    イアン・ブレマー(『「Gゼロ後」の世界』著者)
    気候変動のリスクに関心があるすべての人におすすめの一冊。

    マーティン・ウルフ(フィナンシャル・タイムズ経済論説主幹)
    ガツンとくる本。

    ウィリアム・ノードハウス(米国経済学界の権威、『気候カジノ』著者)
    経済の複雑さとグローバルな環境問題合意の難しさを踏まえて書かれた本。
  • お金がなくても社会は回る? 格差はどこから生じるのか? そもそも政府と銀行の仕事とは? 経済の本質を問い直す。

    毎日ニュースや新聞で経済について聞かされるのに、基本がさっぱりわからない! 「お金」なんてないほうが、社会はうまく回るんじゃないだろうか。「金利はどうやって決められる?」「通貨を発行できるのは、なぜ国家だけ?」「経済政策の7割はムダ?」「お金がなくても生活レベルは上げられる?」貨幣経済社会に懐疑的な岡田斗司夫と、途上国の経済援助にも携わる評論家・山形浩生の対話を通して、「お金の本質」を解き明かす。
  • 全世界待望! ピケティの師の書、ついに刊行! 不平等研究の権威が、現代社会の根本を問い直す。思想の大転換を迫る書。格差をあきらめない15の方法がここにある。世界16カ国で刊行・刊行予定の話題の書【推薦の言葉】 「ウィットに富んで、エレガントで深遠なこの本を是非読んでほしい。」トマ・ピケティ(パリ経済学校教授)「アトキンソンは、多くの点で現代の不平等研究の父だが、すばらしい新著を発表した。」ポール・クルーグマン(プリンストン大学教授)「好き嫌いにかかわらず、これは野心的な本だ。」ティム・ハーフォード(ジャーナリスト)「不平等研究の新しい基本書。日本の格差対策にも本書の15の提案は必読だ。」大竹文雄(大阪大学社会経済研究所教授)
  • アべノミクスは完全に正しい! 世界で最も著名な経済学者が金融緩和の力、日銀の使命、日本経済の未来を解析。山形浩生氏の解説も必読。

    「日本人が耳を傾けなかった天才・鬼才のアイデア」浜田宏一氏(イェール大学名誉教授)「アベノミクスの未来は本書のなかにある!」宮崎哲弥氏(評論家)アベノミクスによって日本経済の風景は一変した。黒田東彦日本銀行総裁による「異次元の金融緩和」は人びとの度肝を抜いたが、「2年間で2パーセントの物価上昇」というインフレーションターゲットを最初期に提唱した人物こそ、ノーベル賞経済学者であるポール・クルーグマン氏である。自らの申し子ともいえるアベノミクスをクルーグマン氏はどのように評価しているのだろうか。「失われた20年」は人為的な問題であり、デフレ期待がいかに悲惨な結末をもたらすか。論議を呼んでいる「中央銀行の独立性」をどう考えればよいのか。そうした本質論はもちろん、「インフレ率2パーセント達成後の日本」をもクルーグマン氏は大胆に見通す。そこで日本の財政、株価、人びとの暮らしはどう変わるのか。さらには早くも語られはじめた金融緩和の「出口戦略」や、「歳出削減」「増税」に対するクルーグマン氏の知見から、いまの日本が学べるものは少なくない。そして日本経済の未来のみならず、10年後のアメリカ、中国、そして新興国の未来までをも本書は射程に収めている。「この政策実験がうまくいけば、まさに日本は世界各国のロールモデルになることができる」。世界最高の知性がアベノミクスのもつ世界史的な意義までを見据え、日本の読者のためだけに語り下ろした一冊。クルーグマン氏の業績をいち早く日本に紹介した山形浩生氏の本質を突いた解説も必読である。
  • ケインズが1936年に執筆し、その後の世界経済運営を一変させた『雇用と利子とお金の一般理論』(The General Theory of Employment, Interest and Money)を山形浩生が完全要約。1929年から始まった世界恐慌を受けて書かれた『一般理論』は、2008年のリーマン・ショックから続く世界同時不況の状況で、さらに有効性を増している。原文のすべての段落を1段落ごとに要約した「完全要約」とともに、巻末には要約・翻訳の山形浩生自身による解説と、経済学者の飯田泰之による解説を新たに収録。これまでで一番読みやすいケインズ『一般理論』です。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • シラー教授は2013年に、アカロフ教授は2001年にノーベル経済学賞を受賞。ともにノーベル賞を受賞した、主流のなかの主流の二人が、主流派経済学のあり方を批判しつつ、「人間」を軸に据えたマクロ経済学が必要だと説いた意欲作。偉大な経済学者ジョン・メイナード・ケインズが代表作『雇用、利子、お金の一般理論』で提示したアニマルスピリットと、経済学の新しい分野である行動経済学の成果を組み合わせて、危機に陥った現実経済の説明を試みる。「金融学とは金儲けのための学問ではない。人間行動の研究である」というシラー教授の基本思想どおりに、人間のアニマルスピリット(衝動、血気)を安心、公平さ、腐敗と背信、貨幣錯覚、物語といった要素に分解して、それぞれがアメリカの有名な経済現象にどう関与していたかを紹介していく。たとえば、・1991年ころのS&L危機・2001年ころのエンロン問題・2007年ころのサブプライムローン問題などだ。もっと古い経済問題では、1890年代の不況や、1920年代の過熱経済、1930年代の大恐慌も分析の対象となっている。本書自体が、説得力のある一つの物語となっているようだ。本書が刊行された2009年当時、金融危機で途方に暮れていた当局に対して、本書は独自の分析と鋭い政策提言を行い、注目を集めた。専門家ではない人も読めるタイムリーな経済書として、世界各国で読まれた。日本でも、週刊ダイヤモンドの2009年ベスト経済書ランキングで、堂々1位に輝いている。一流の経済学者がどのように経済を見ているかを追体験できる本。【主な内容】第I部 アニマルスピリット 第1章 安心とその乗数 第2章 公平さ 第3章 腐敗と背信 第4章 貨幣錯覚 第5章 物語第II部 八つの質問とその回答 第6章 なぜ経済は不況に陥るのか? 第7章 なぜ中央銀行は経済に対して(持つ場合には)力を持つのか? 第8章 なぜ仕事の見つからない人がいるのか? 第9章 なぜインフレと失業はトレードオフ関係にあるのか? 第10章 なぜ未来のための貯蓄はこれほどいい加減なのか? 第11章 なぜ金融価格と企業投資はこんなに変動が激しいのか? 第12章 なぜ不動産価格には周期性があるのか? 第13章 なぜ黒人には特殊な貧困があるのか? 第14章 結論
  • 金融にもいろいろ問題はあることは間違いない。でも私たちがこれほど豊かな生活を送ることができているのは、金融という仕組みのおかげだ。経済危機が起きたからといって、金融が成し遂げてきた成果を忘れてはいけない。金融の民主化――より多くの人が金融という仕組みを利用できるようにすること――を適切に進めることで、私たちはもっと良い社会を構築することができる。その際に、大きな役割を果たすことが期待されるのが、金融関係者だ。金融で良い社会を作るかどうかは、かれらの働きにかかっている。本書では、かれらが果たすべき責任と役割を示し、世の中に充満している金融への不安に対する対処を述べる。ノーベル賞経済学者が金融のすばらしさを高らかに謳った、関係者の必読書。【主な内容】序 章 金融、財産管理、そしてわれわれの目標第1部 役割と責任第2部 金融への不安終章 金融、権力、人間的価値観
  • 日本の環境戦略から、違法ダウンロード問題、海外進出企業のリスクマネジメントまで、当代きっての博識家であり、現役サラリーマンとしてビジネスの現場にも精通する著者が、独自の視点で社会を切り取る。

    21世紀に入ってますます加速度的に変化する世界。社会が複雑化するなかで、目前の出来事を「当たり前」に認識し、その因果関係を見抜くのは難しい。日本の環境戦略から、違法ダウンロード問題、海外進出企業のリスクマネジメントまで、当代きっての博識家であり、現役サラリーマンとしてビジネスの現場にも精通する著者が、独自の視点で社会を切り取る。 ※この電子書籍は、月刊誌『Voice』の連載記事をまとめたものです。
  • リーマンショック以降、いまだに好転の兆しを見せない世界経済。
    なぜ目下の増税や財政緊縮は愚策なのか? 失業者増加のダメージは一時的なものではなく、長期的にも経済をむしばむ?
    では、各国政府と中央銀行、そしてわれわれが本当になすべきこととは――?
    いま最も信頼できるノーベル賞経済学者が、ついに叩きつけた最終解答。
  • インフラ輸出、原発事故、頻発する暴動……目前の出来事をどう「当たり前」に認識するか。当代きっての博識家が切り取る12章。

    21世紀に入ってますます加速度的に変化する世界。社会が複雑化するなかで、目前の出来事を「当たり前」に認識し、その因果関係を見抜くのは難しい。日本が国策として推し進めるインフラのセット輸出から、原発事故の捉え方、各国で頻発する暴動の裏にある民主主義の本質まで、当代きっての博識家であり、現役サラリーマンとしてビジネスの現場にも精通する著者がものする、現代社会を正しく切り取るための12章。 ※この電子書籍は月刊誌『Voice』の連載記事をまとめたものです。

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