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『伝記、集英社文庫(文芸・小説、マンガ(漫画))』の電子書籍一覧

1 ~41件目/全41件

  • 1,166(税込)
    著者:
    朝井まかて
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    明治44年、文豪・森鴎外の末子として誕生した類。東京千駄木の大きな屋敷で何不自由なく暮らしていたが、大正11年に父が亡くなり生活は一変。大きな喪失を抱えながら、自らの道を模索する類は、次姉の杏奴とともに画業を志しパリへ遊学。帰国後に母を看取り、やがて、画家・安宅安五郎の娘と結婚。明るい未来が開けるはずだったが、戦争によって財産を失って困窮していく。昭和26年、心機一転を図り東京・千駄木で書店を開業。忙しない日々のなか、身を削り挑んだ文筆の道で才能を認められていくが……。自らの生と格闘し続けた生涯が鮮やかによみがえる圧巻の長編小説! 第34回柴田錬三郎賞受賞作品。
  • 「スティーブは、十日に一度は真夜中までうちにいたわ」と元妻は語った。スティーブ・ジョブズ「生涯の師」で、iPhoneやiPodなどの革新的製品の設計思想にヒントを与えた日本人僧侶・乙川弘文。「日本曹洞宗の明日を担う」とまで期待された彼は、なぜ故郷を捨て、アメリカに渡ったのか? 「あんなに優れた禅僧はいない」と激賞する人がいる一方、「女にだらしない、酒浸りの男だった」と批判する人もいる。そして、スイス山奥での突然の死。“禅道無宿”、自ら願って地獄に堕ちた彼は高僧か? 破戒僧か? 関係者の証言から不可解なその死の謎に迫る渾身のノンフィクション。
  • シリーズ3冊
    1,2211,320(税込)
    著者:
    佐藤賢一
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    1769年、コルシカ島の貧乏貴族・ボナパルト家の次男として生まれたナポレオンは16歳でパリ陸軍士官学校を出ると、地元の英雄・パオリの親衛隊となる。時はフランス革命真っただ中、コルシカにも革命をと勇み立つナポレオンだったが、過ぎた才知と熱意ゆえ故郷を追われる羽目に。だが、フランス共和国軍の砲兵指揮官として頭角を現し、革命の実力者・ロベスピエール兄弟や派遣委員バラスと知り合う。トゥーロンの戦闘でイギリス軍、スペイン軍に大勝利を収め名をあげるが、情勢は急転。クーデターでロベスピエール兄弟が処刑され、ナポレオンも投獄された。が、男はそこで終わらない。パリが、革命が、彼を求め、ふたたび表舞台へ――。
  • 「俺たちは最強だ。一緒に音楽の革命を起こそう。おまえが書いて、俺が演奏する。いつか、おまえが故郷を取り戻すことができるように」――19世紀、パリ。フレデリク・ショパンとフランツ・リストという二人の「F」が邂逅する。幼少期からピアノの神童としてヨーロッパ中で注目され、出会う前から互いを戦友のように意識しあっていた二人はすぐに無二の親友となり、ともに音楽の頂点を目指そうと誓い合う。しかし、故国を追われたフレデリクは誰にも明かせない秘密を胸に秘めていた。天才音楽家たちの友情と波乱の生涯を描く。
  • 誰しも忘れられない青春時代がある。1974年、若者にとって、アナウンサー・林美雄はサブカルチャーの水先案内人だった。久米宏の同期としてTBSに入社しながら、圧倒的に水をあけられてしまった林は、深夜ラジオのパーソナリティとして自らの道を見いだした。松任谷由実、石川セリ、野田秀樹、タモリ……きらめく才能たちもまた林に光見いだされ、世に羽ばたいていく。若者の心を揺さぶり続けたアナウンサー林美雄の評伝。
  • 御三家水戸藩に生まれた徳川慶喜は、美男子で文武に秀でていた。一橋家養子となると、名君の資質を見込まれ次期将軍に推される。だが、出世欲がなく、黒船来航からの国難に対処して欲しいとの要望を初めは拒む。開国を迫る世界情勢を鑑み、諸外国から日本を護りたいとは思うが……。最後に将軍となり、最悪の評価を覚悟して最良を模索し続けた慶喜。溺れる国の未来を拓いた男の真意とは! 歴史小説。
  • 1964年の東京五輪で「体操の名花」として日本中を魅了したチェコスロバキアのベラ・チャスラフスカ。金メダリストとしての華やかさとは裏腹にその生涯は苦難の連続だった。母国からの迫害による長い隠遁生活から復活するも、直後に私生活での悲劇が襲う。極限においてもアスリートとして、人間として、不屈の精神で自由への信念を貫いたベラを支えた日本人との「魂」の交流を追うノンフィクション。
  • シリーズ4冊
    605770(税込)
    著者:
    今野敏
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    時は明治。琉球の下級士族の家に生まれた富名腰義珍は、生来の病弱を克服するために門外不出の秘伝であった唐手を学びはじめる。ひたすら同じ型を練り続ける日々の中で義珍の心身は強靱になり、修行にのめり込んでいく。そして時は移り、教育者となった義珍は、唐手を青少年の育成に役立て、古伝の精神を本土に普及させることを決意する。琉球秘伝の「唐手」を極め、本土に「空手」を伝えた男の生涯。
  • 激動の幕末を駆け抜けた西郷隆盛。その人柄で様々な偉業を成し遂げ、今も多くの人に愛され続ける彼の魅力とは何だったのか? 幕末から西南戦争にかけての複雑な政局や人間関係、西郷の波乱に満ちた生涯を、「圧縮漫画」の名手・いのうえさきこがぎゅぎゅっと濃密に圧縮して描く! 西郷さんの名前は知ってるけど、実は何をした人なのかイマイチ分かってないかも? というあなた、必読です!
  • 1,012(税込)
    著者:
    渡辺淳一
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    女に学問はいらないという風潮が残る明治初期、医学の道を志した女性がいた。日本最初の女医・荻野吟子である。夫に膿淋をうつされた屈辱と痛みから、同じ悩みをもつ女性を救うべく、かたくなな偏見と障害を乗り越え、医師の資格を取得し、医院を開業。やがて、婦人問題に取り組む社会活動にも参加していく。数奇な運命に満ちた愛と苦悩の生涯を医師出身の著者が、情熱と共感をもって描く評伝小説。
  • 737(税込)
    著者:
    渡辺淳一
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    かつて著者が勤めた札幌医科大学病院に入院しながら、「短歌研究」第一回五十首詠募集の特選となり、颯爽と中央歌壇に現れた新星・中城ふみ子。歌集『乳房喪失』は大反響を呼び、昭和短歌史にその名を刻むが、すでに乳癌で両方の乳房を切除していた彼女は死の床にあった。それでも恋に堕ち、性の深みに堕ちてゆく。美貌と才能に恵まれ、短くも激しい生命を燃やして31歳で夭折した歌人の愛と生の遍歴。
  • シリーズ2冊
    605(税込)
    著者:
    渡辺淳一
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    【吉川英治文学賞受賞作】1876年猪苗代湖の貧農の家に生まれた野口英世は、母シカから受けついだ天性の忍耐力で肉体的なハンデを乗り越え、医学への道をめざす。周囲の援助で21歳で上京。北里研究所を経て、横浜海港検疫所、ペスト防疫のための清国行き、同郷の山内ヨネ子への恋の破綻。やがてアメリカに渡っての研究生活。若き無名時代の苦闘の日々――。人間野口英世の生命力あふれる半生を赤裸に描く伝記小説。
  • 693(税込)
    著者:
    早坂茂三
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    スローガンは「決断と実行」。戦後の一時代を築き、いまも人々の記憶に残る田中角栄。日中国交回復と日本列島改造論を掲げて政界の頂点に立ち、ロッキード事件を経てからもその影響力を失わなかった。28歳での代議士初当選から法廷闘争の最中、病に倒れるまでに語られた思いや本音を、腹心の秘書であった著者が肉声を交えて紹介。不世出の天才政治家の素顔を浮き彫りにする超一級ノンフィクション。
  • この国は先人たちの叡智によって支えられてきた。古くは推古天皇の時代、民主主義の理想を目ざし「憲法十七条」を作った聖徳太子から、混迷する現代にありながら、皇室は祈りでありたいという一貫した姿勢を貫く美智子皇后に至るまで。歴史、政治、文学、映画に精通する著者が偉大な12人の功績を検証する。小さな島国で脈々と受け継がれてきた同一性とは何か。日本人であることを見つめ直す一冊。
  • テレビドラマでおなじみの大岡越前こと、大岡忠相。第八代将軍吉宗の時代に江戸町奉行として江戸の改革に尽力した人物。江戸町奉行とは、今でいう東京都知事、警視総監、消防総監、東京地方裁判所の所長などの重要ポストが合わさった役職。忠相は、吉宗の享保の改革の重要な部分を担うことに。関東地方の農業振興、町火消しの設置など、お白州裁きだけでない、その知られざる偉業に迫る歴史評伝。
  • 昭和51年に拝命してから36年間、専属デザイナーとして皇太子妃美智子様(当時)の一番近くにお仕えし、精魂こめて勤めた日々の思い出。その間3度も世界的なベスト・ドレスドに選ばれた美智子様との心温まるエピソード。直木賞受賞の際、著者のデザインした衣裳を身に付けスピーチした向田邦子さんとの友情秘話。「女性をいかに美しく見せるのか」を追求し続けた孤高のデザイナーの自伝エッセイ。
  • 名著『日本語練習帳』の著者で国語学の巨人・大野晋は、その研究に八十八年の人生を捧げた。東京下町に生まれ、小学校の時に父親から『広辞林』と『字源』を与えられ、大戦下、一高から東京帝国大学に学ぶ。還暦を過ぎてから発表した「日本語の起源はタミル語」であるという研究は、学界論争を巻き起こす。司馬遼太郎をして「抜き身の刀」と言わしめた大野晋の波瀾万丈の生涯を描いた傑作評伝。
  • シリーズ2冊
    5721,408(税込)
    著者:
    中野京子
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    運命の支配か、宿命への挑戦か――。エリザベス一世と熾烈な闘いを繰りひろげたメアリー・スチュアート。血族結婚くりかえしの果てに生を受けたハプスブルクの王女マルガリータ・テレサ。強烈すぎるロシア皇帝イワン雷帝に嫁いだ七人の王妃たち……。数百年の時を越え、王族の生々しい息遣いがここに甦える。『恐い絵』の著者がヨーロッパ王朝の光と闇を辿る歴史読み物。 ※本電子書籍に図版等は収録されていません。
  • シリーズ3冊
    715(税込)
    著者:
    堀田善衞
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    不朽の名著「エセー」の著者モンテーニュはどのようにして自らの精神を確立していったのか。彼が生きた16世紀は後にルネサンスと呼ばれたが、この時代はまた、イデオロギー抗争が渦を巻き、暴動、虐殺、陰謀がうごめく時代でもあった。モンテーニュは、樅の巨木の生い繁る城館で、自らの思想を深めていった。長編“モンテーニュ三部作”第一部。和辻哲郎文化賞に輝く名作。
  • 「太陽も死もじっと見詰めることは出来ない」(『マキシム』)17世紀のモラリスト、ラ・ロシュフーコー。深く鋭いシニカルな人間洞察から生まれたその著書、『マキシム(箴言集)』は、今日まで広く読み継がれている。争乱の世紀に名門貴族として生まれ、戦闘と陰謀と恋愛に明け暮れた彼が、なぜ厭世的な思想を持つにいたったか? 波乱の生涯を、文明と歴史を軸に描く評伝小説。
  • 札幌医科大学で学び、心臓移植問題を機に、整形外科医から文学の道へ進み、昭和・平成の時代、第一線の作家として活躍した渡辺淳一。谷崎・川端も書けなかった人間の《生》と《性》の本質を、自らの体験を冷徹に描くことで、文学の高みに到達した――。編集者として直木賞受賞の布石となる『花埋み』を書かせ、後に評論家として数々の名著を刊行する著者が、渡辺文学の全てを網羅する評伝決定版。
  • シリーズ4冊
    715770(税込)
    著者:
    堀田善衞
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    『巨人』『裸のマハ』等で知られる画家フランシスコ・デ・ゴヤ。1746年、荒涼としたスペイン北東部に生まれ、17歳でマドリードへ。下絵描きを経て、宮廷画家の地位を得るが……。大病や相次ぐ子供の死と、苦難に満ちたゴヤの82年の生涯を、数々の絵画・版画作品と共にたどる。著者の並々ならぬ情熱と、徹底した踏査に基づく長編評伝。第1巻では、ゴヤ40歳までを描く。大佛次郎賞・ロータス賞受賞の傑作。
  • シリーズ2冊
    605715(税込)
    著者:
    堀田善衞
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    北陸の没落した旧家から骨董を学費がわりに持って上京した少年は、その夜雪の東京の街に響く銃声、血ぬられた2・26事件に会う。暗い夜の時代をむかえる昭和初年に目覚めた青春の詩情と若者の群像を描く長篇(第一部・第二部)。
  • 693(税込)
    著者:
    植松三十里
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    リタは、婚約者を第一次世界大戦で亡くし、医者だった父も喪って、失意のなかにいた。その頃、妹が通うグラスゴー大学の留学生竹鶴政孝と知り合う。日本でウイスキー作りをするため、イギリスまで学びにきた政孝に、驚きながらも惹かれていくリタ。だが、国際結婚を決意した二人は家族の猛反対に遭い……。夢の実現に邁進する夫と、献身的に支え続けた妻。ウイスキー誕生のため生涯を賭けた夫婦愛。
  • 〔山頭火〕俳人。明治15年、山口県防府市生まれ。父の放蕩に絶望した実母が11歳の時自死。痛烈な傷痕をこころに受けて成長した。禅僧として托鉢の旅をつづけた山頭火は「行」と「行」の接点を「修行」に求め、自分を裁き励ました。行乞は放浪の態となり、とめどなく歩き、酒を浴びた。その生涯を秀句の新解釈で描く力作評伝。
  • 単なる儲け主義ではなかった。「赤玉ポートワイン」で莫大な利益を得ながら、なぜ危険を冒してまで日本初の国産ウイスキー製造に取り組んだのか。明治中期に生まれ、大正・昭和の激動期を生きぬいた“洋酒屋の寿屋”(現サントリー)の創始者・鳥井信治郎の半生を描いた、挫折と栄光の物語。
  • 【電子特別版・カラー写真多数収録】(五世)中村勘九郎として『桃太郎』で初舞台を踏み、やんちゃだった子どもの頃。父・十七代目中村勘三郎と母の思い出、名優たちとの数々の出会いと熱き交流。浅草に復元させた平成中村座を、演劇の国ニューヨークでも大成功させた喜び! 人気歌舞伎役者(五世)中村勘九郎が、自分の誕生日から、(十八世)勘三郎襲名が決まった日、襲名直前までをエポックごとに書いた驚天動地の「日付入り」半世記。(五世)勘九郎の全てがわかる一冊。(五世)勘九郎の出演舞台の軌跡を網羅した年譜付き。電子化にあたり、収録写真を再編集。カラー写真多数収録の豪華版!
  • 【電子特別版・カラー写真収録】赤穂・山科から本所・泉岳寺への旅で、大石内蔵助の心が乗り移った。隅田川ぞいの両国から柳橋へそぞろ歩けば、踊りの稽古に通った思い出とともに、「瞼の母」や「三人吉三」の台詞がすらすらと口をついて出る――。骨の髄まで役者魂の染みこんだ(五世)勘九郎が、初舞台から続けた“芸の旅”を締めくくる、行ってびっくり、演って納得の芝居ゆかりの旅エッセイ。電子化にあたり、収録写真を再編集。カラー写真も収録の豪華版!
  • 【電子特別版・カラー写真多数収録】実力・人気ともに歌舞伎界の若手ナンバーワンと目される五世・中村勘九郎(十八世・中村勘三郎)が、厳しかった父(十七世)勘三郎の教えと思い出の数々、愛情あふれる家庭のこと、そして心に残る舞台や芝居ごころを、多彩なエピソードを織り交ぜて語った、わが青春、わが舞台。電子化にあたり、収録写真を再編集。カラー写真も多数収録の豪華版!
  • 【電子特別版・カラー写真多数収録】まずは楽屋ばなしから、父・(十七世)勘三郎の思い出、母の死、子供たちへの夢と期待、そしてゴルフ談義、ダイエットの苦労ばなしまで……。(五世)中村勘九郎が多彩な話題を自在な語りくちで明かす、芝居ごころと歌舞伎への愛情。歌舞伎を知っている人も知らない人も、大いに楽しめる、素顔の勘九郎の魅力がいっぱいの一冊。電子化にあたり、収録写真を再編集。カラー写真も多数収録の豪華版!
  • 【電子特別版・カラー写真収録】歌舞伎界の名門“中村屋”にゆかりの人びとが語る中村屋三代への熱い思い――多くの名舞台をのこした十七世中村勘三郎の人間的魅力。二十一世紀の歌舞伎界を担って立つ(五世)勘九郎の舞台への意気込み。そして(二世)勘太郎・(二世)七之助兄弟の歌舞伎への一途な思い。舞台では見ることのできない芸と人生のドラマが、数々のエピソードをもりこんで繰り広げられる感動の一冊。電子化にあたり、収録写真を再編集。カラー写真も収録の豪華版!
  • 全体を見通し戦略をたてて行くトップ層、複雑な組織を発展させる力の源であるミドル層、実働部隊として力を発揮しているロウァ層――人間関係を円滑にすすめ、仕事の質を高めてゆくために、いま、我々が身につけるべきは何か。江戸の指導者達の成功の秘密を分析し、その資質・条件を分かり易く現代に置き換える。教訓を排し、人の心の襞にしみる実践的指針の数々。サラリーマン必読の一冊。
  • 裏切りや寝返りが当たり前の戦国時代、常にお家存続の危機と背中合わせだった江戸時代。そのような非情な時代に、駆け引き・特技を武器とし、忍耐づよく「生き残り」をかけて奔走した男たちがいた。真田昌幸、藤堂高虎、前田利長、上杉鷹山、坂本龍馬。彼らの行動を通じ、「生き残り」の現代的意義や戦略を探る。この一冊には、大変な時代を生き抜くためのヒントが隠されている。
  • 440(税込)
    著者:
    童門冬二
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    江戸は賄賂の温床であった。それは家康以来の大名分断政策によるところが大きいが、贈り物は一種の「ごあいさつ」、美風とさえ考えられていた。老中としては権勢をほしいままにした田沼意次、公共事業で偉大な業績を遺した河村瑞賢らの論理と方法を紹介し、贈る側の「美学」・貰う側の「理屈」を分析する。今も昔も清と濁の繰り返し。江戸を語りながら現在(いま)を照らす。
  • 九州の小藩からわずか十七歳で名門・上杉家の養子に入り、出羽・米沢の藩主となった治憲(後の鷹山)は、破滅の危機にあった藩政を建て直すべく、直ちに改革に乗り出す。――高邁な理想に燃え、すぐれた実践能力と人を思いやる心で、家臣や領民の信頼を集めていった経世家・上杉鷹山の感動の生涯を描いた長篇。全一冊・決定版。
  • 上杉景勝の家臣でありながらも、太閤秀吉より三十万石を賜った男・直江山城守兼続。主君・景勝との深い絆を胸に秘め、合戦の砂塵を駆け抜けた彼は、戦国乱世に勇名を馳せる。だが、己の歩むべき真の道を見いだした時、天下取りの争いに夢を託すのだった。米沢の名藩主・上杉鷹山が師と仰いだ戦国武将の、凛々たる生涯を描いたロマン大作。全一冊・決定版。
  • 19世紀後半、ロマン主義全盛の時代を生きた作曲家メンデルスゾーンと作家アンデルセン。生まれも容貌もまるで正反対の二人を結びつけたのは、奇跡の声を持つ歌姫だった。三者三様の想いを胸に秘め、創作活動に没頭する彼らを待ち受ける過酷な運命とは……。『結婚行進曲』や『醜いあひるの子』など、不朽の名作を生み出した芸術家たちの知られざる一面に、『怖い絵』シリーズの著者が迫る。
  • 一九六一年、猟銃自殺をしたヘミングウェイはアメリカの諜報機関のスパイだった!? カストロ率いるキューバ革命のゲリラたちと緊密な関係を持っていたと思われるのだ。アメリカの情報公開法に基づき、様々な資料が明らかになる中、FBIに残されたヘミングウェイに関する機密調査ファイルの最終部分は閉じられたままだ。綿密な取材で、気鋭のジャーナリストが文豪の実像を追うノンフィクション。
  • 440(税込)
    著者:
    佐々木譲
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    キューバ革命とカストロの実像を描く。チェ・ゲバラとともに1959年のキューバ革命を成功させ、アメリカののど元に刃を突きつけたカストロ。生い立ちから学生時代、ゲリラ戦、盟友ゲバラとの決裂、現在の動向までに迫る。

    1959年、32歳の若さでキューバ革命を成功させ、アメリカの喉元に刃をつきつけたフィデル・カストロ。いまなお権力を保持する彼の指導力とカリスマ性はどこからきているのか。生い立ちから革命に目覚めた学生時代、シエラ・マエストラ山中のゲリラとしての生活と戦い、盟友チェ・ゲバラとの確執と決裂、さらに最近の動向までを追い、稀代の革命家の実像に迫る渾身のノンフィクション。
  • 556(税込)
    著者:
    姜尚中
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    著者初の自伝的小説。遺品の中から見つかったテープは、文字の書けなかった母から息子への遺言だった…。社会全体が貧しく、家族間の体温が熱かった時代の感触が濃密に甦る。「在日」の運命を生き抜いた親子二代の物語。

    太平洋戦争が始まる年、許嫁の父を訪ねて18歳の母は単身、朝鮮から日本に渡った。熊本で終戦を迎え、「在日」の集落に身を寄せる。そして、祖国の分断。正業に就くことも祖国に還ることもできない。貧困に喘ぎながら生きることに必死だった他の在日一世たちとともに、忍従の日々を過ごす。ひたむきに、「家族」を守るために――。かけがえのない母の記憶をたどり、切なる思いをつづった著者初の小説。
  • 女性作家たちの足跡を辿る、鉄道紀行×評伝。与謝野晶子、宮本百合子、林芙美子。愛と理想のため、シベリア鉄道で大陸を横断した三人の足跡を追う。ウラジオストクからパリまで鉄道を完乗した著者の、傑作ノンフィクション。

    与謝野晶子、宮本百合子、林芙美子。明治末から昭和初めの動乱期に、シベリア鉄道で大陸を横断した逞しい女性作家たちの足跡を辿り、著者もウラジオストクから鉄道で旅に出た。愛と理想に生きた三人に思いを馳せながら、パリを目指す。車中での食事、乗客とのふれあい、歴史の爪跡が残る街…世界で最も長い鉄道旅をめぐるエピソードの数々。三人と著者の旅が、時を超えて交錯する評伝紀行。

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