『ファンタジー、同人誌・個人出版ラノベ・文芸フェア(文芸・小説、ライトノベル)』の電子書籍一覧
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角と翼を持つ謎めいた女性と獣人の少女の、おねロリ百合ファンタジーシリーズ第一巻。
その屋台では、大きな角と翼を持った妖艶な美貌の女性が、彼女に連れ添う幼い獣人の少女と共に、神代の怪しげな道具をたちどころに直してくれるという。
女性の名前はリディア、少女の名前はルーニャ。
〈紅星の柱〉の下層に連なる屋台通りに竜の頭蓋骨で出来た奇妙な屋台を出している二人は、親子でもなければ姉妹でもないが、 数奇な運命の果てに巡り会い、二人だけの不可思議な家で静かに暮らしている。
ひとりでに回り続けていたのに不意に止まってしまった風車、永久に使えるはずがインクが出なくなってしまった蒼水晶の筆。
様々な神代の道具を手に、様々な理由で彼女たちの屋台を訪れる人々。
リディアとルーニャは、今日も竜灯屋台の奥で二人並んで、 彼等との出会いと別れを待っている。
※2021年1月の2版より、書籍版と同等の挿絵が入りました。 -
吉室道治は、朽木神社本社に権禰宜として籍を置く朽木流の方術師。特殊な環境や仕事の中でもそつなく波風立てず毎日を過ごしていた彼だったが、短期海外派遣先のロンドンで起きた事件をきっかけにその毎日が微妙にかつ確実に変化していく。そして帰国後のとある任務中、山狩りを担当していた吉室に予期せぬ事態が起き―― AxiaBridgeのCOMITIA115新刊は、Sorcerer’s Recordsシリーズ・シーズン3の初作品にして完全新作!今度の主人公は朽木の異端児だ!!
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泉鏡花の小説「歌行燈」の現代語訳。
【あらすじ】
霜月十一月の月の冴えた夜、二人の老人が桑名の駅に降り立ち、宿屋へ向かう人力車の上から、博多節を唄って流す門付けらしい男の姿を目にする。
その男はうどん屋の暖簾をくぐり、そこで酒をあおりながら何故か頻りに按摩の笛を気にするのだった。
一方、宿に付いた二人は、土地の唄でも聞こうと芸者を呼ぶが、残っていたのは三味線も踊りもできない芸音痴。しかし、唯一つ何とか真似ができると始めた舞を見て、老人たちは驚愕する。
この芸者と、うどん屋で門付けの語る身の上話とが、縦糸・横糸となって美しく見事な物語の錦が織り成されていく。
【あとがき より】
本書は、明治後期から昭和の初めにかけて活躍した作家、泉鏡花(1873-1939)の作品の現代語訳である。
鏡花の作品世界に満ち溢れる、美妙幽玄な魅力を音に聞き、それを味わってみようと足を踏み入れたものの、特異な文体によって描き出される風景の綺羅のような輝きに目を眩まされ、道半ばで現の世に戻らざるを得なかった人はけっして少なくないだろう。
訳者が目指したのは、現代の一般的読者が、大きな困難を感じることなく、内容を把握しながら読み通すことのできる文章に仕上げることであった…
【訳者略歴】
白水 銀雪(しろみ ぎんせつ)
慶應義塾大学大学院博士課程中退(専攻:数学)
システムエンジニア・プロジェクトマネージャー・コンサルタントとして、宇宙分野を中心とする科学技術系システム開発に従事
現在、蓼科にて山暮らし -
児童向けに描かれた優しいハイファンタジー
魔女メリーヌによってウサギの姿に変えられてしまったリオン。
挙句、罪人たちの世界【忘却の洞窟】へと送られてしまう。リオンは元の世界へ戻るため奔走する。
それは君主であり、恋人であるレナを想ってのことであった。
しかし、立ちふさがるのはメリーヌの凶悪な使い魔。
そしてメリーヌとの対峙
児童向けに描かれた優しいハイファンタジー -
BLオリジナル小説。R18,窃視もの。年下純朴攻め(ただし見てるだけ)×年上薄倖美形ドMなメスお兄さん神父
オリジナルBLノベル。電子先行作品。(後ほど同人誌にするかもしれません)ファンタジー世界。西大陸のとある小さな集落、ルールド村は、養蚕が盛んだった。桑畑を荒らす盗賊から村を守るため、傭兵を雇い入れることになる。村にはそぼくな木の教会があり、神学校出身の美しい銀髪の青年神父、イリスがそこに住んでいた。傭兵たちは教会で長逗留することとなる。一方、村長の息子ジャックは、夢見がちでぼうっとした若者。慎み深く、才人で、美しいイリスにあこがれていた。だが、あるとき、教会に届け物をしにいった日、つい覗き込んだ窓の中に見えたものは――寝取られ系、モブレ、メスお兄さん、くっ殺系からドM開花系にじっくり調教されます。年下攻めのような感じですがジャックは基本的に覗き見してるだけです。内容・モブレ、快楽責め、道具使用、焦らし責め、吊るし、緊縛、軽度なくすぐり等、攻めの片思い状態おまけで「触手責め」が少々あります 苦手な方ご注意ください -
三人の精霊に導かれてスクルージが心の旅に出る!
チャールズ・ディケンズの名作「A Christmas Carol」の新訳&全訳です。 ケチで気難しく、人づきあいも嫌いな商人スクルージ。でも7年前に死んだ長年の共同経営者マーレイが、あるクリスマス・イヴに現れます。そしてマーレイの予告に従って、3人の精霊がスクルージの元を訪れることになります。三人と一緒に過去、現在、未来を見るうちに、スクルージの心に変化が訪れ……。スクルージの心の解放を描いた、美しくも温かいクリスマス物語です。 縦書き、ルビ付き、脚注付き。 ソロモン・アイティンジのモノクロ挿絵を29点収録。 -
明治43年に発行された「不思議の国のアリス」の日本語翻訳版!
明治43年に内外出版協會から発行された「不思議の国のアリス」の日本語翻訳版。
訳者は丸山英觀(本書では丸山薄夜のペンネーム)。
当時の子供たちが理解しやすいように登場人物の名前が、アリス=愛ちゃんほか、日本名に置き換えられています。
そのほか有名な「パイ(タルト)裁判」もパイ=栗饅頭と置き換えられているなど、現代版と読み比べてみるのも面白いです。
◇本文「はしがき」より
これは有名なレウィス(ルイス)・キャロルという人の筆になった『アリス・アドヴェンチュアス・イン・ワンダーランド』を訳したものです。あどけなき一少女の夢物語、滑稽(こっけい)の中おのずから教訓あり。むかし、支那の荘周(そうしゅう)という人は、夢に胡蝶となったいう話がありますが、夢なればこそ、漫々たる大海原を徒渡りすることも出来ます。空飛ぶ鳥の真似も出来ます。世に夢ほど面白いものはありません。今しばし、姉さんの膝を枕の仮寝に結んだ愛ちゃんの夢、解いてほどけば美しい花の数々、色鮮やかにうるはしきを摘みなして、この一篇のお伽噺は出来上がったのです。
明治四十二年十二月 訳者
※本書は国会図書館デジタルコレクションがインターネットで公開しているデジタルデータを元に制作しました。原著となる「愛ちゃんの夢物語」は「内外出版協會」から明治43年に発行されました。同作品は著作権保護期間を満了したパブリックドメインです。内容には一切手を加えておりません。一部読みにくいところや、現代では自粛すべき表現、一般に通用しにくい言い回しなども含まれております。ご了承ください。
※本書はすべて画像で構成されております。 -
今でもクリスマスになるとアメリカでは必ず目にすると言われる有名な詩で、「The Night before Christmas」あるいは「 A Visit from Saint Nicholas」という名前でも知られています。
クレメント・クラーク・ムーアが作ったと言われる有名な詩「The Night before Christmas」の全訳&新訳です。 オリジナルの詩と行数を合わせて、七五調のリズムを活かした<詩>と、内容をすべて盛り込んで散文であらわした<ものがたり>の二種類の訳を収録しました。 さらに<詩>ではジェシー・ウィルコックス・スミス、<ものがたり>ではフェリックス・オクラヴィウス・カー・ダーレイの挿絵を、合わせて21点収録。タッチの違う絵をお楽しみいただけます。 横書き、ルビ付です。 -
現実と幻想が入り混じる、不思議で不気味でユーモラスで少し残酷なピーター・パンの物語。その原作の完訳です。
素朴で幸せなダーリング家。その三人の子どもたちウェンディ、ジョン、マイケルは、突然窓から入ってきたピーター・パンに連れられて、空を飛んでおとぎの国「ネヴァーランド」へと旅立ちます。三人はそこで、迷子の男の子たち、海賊、インディアンと大冒険を繰り広げます。ピーターは宿敵フックに勝てるのでしょうか? 三人は両親のもとに戻ってこれるのでしょうか? 永遠に大人にならないピーター・パンを主人公にしたファンタジーの傑作です。縦書き、ルビ付き、脚注付き。F. D. ベッドフォードのモノクロ挿し絵を13点収録。 -
泉鏡花の短編作品の現代語訳。
【収録作】
外科室・夜行巡査・怪談女の輪・蛇くひ・夜釣・清心庵、以上6編
【あとがき より】
本書は、明治後期から昭和の初めにかけて活躍した作家、泉鏡花(1873-1939)の作品の現代語訳である。
鏡花の作品世界に満ち溢れる、美妙幽玄な魅力を音に聞き、それを味わってみようと足を踏み入れたものの、特異な文体によって描き出される風景の綺羅のような輝きに目を眩まされ、道半ばで現の世に戻らざるを得なかった人はけっして少なくないだろう。
訳者が目指したのは、現代の一般的読者が、大きな困難を感じることなく、内容を把握しながら読み通すことのできる文章に仕上げることであった…
【訳者略歴】
白水 銀雪(しろみ ぎんせつ)
慶應義塾大学大学院博士課程中退(専攻:数学)
システムエンジニア・プロジェクトマネージャー・コンサルタントとして、宇宙分野を中心とする科学技術系システム開発に従事
現在、蓼科にて山暮らし -
応援していると、不思議な力が湧いてくる
透明人間になれる女子高生。そんな彼女が、競馬場で買った初めての馬券は… 「マーブルケーキ」。
健気さに、ついつい惹かれてしまうのだ。女子アスリートにまつわる3本のショート・スポーツエッセイ「娘の成長」。
月曜日の明治神宮野球場。故に、あの親子はなぜ野球を観ているのだろう? 「月曜日のコントローラー」。
マラソンで窮地に陥るエリートサラリーマン。その時、彼の耳に奇妙な声援が入ってきた「ファイト!」。
応援すると、そして、応援されると、僕らは強くなれるのか?
スタジアムで繰り広げられる、プレーヤーとオーディエンスとの絶妙な共犯関係。著者初の短編小説を含む、6つの力作がここに揃いました。
気鋭のインディ・スポーツライターが描く「ファンタジー×スポーツ」の合わせ技。新しいスポーツの世界観をとことんお楽しみ下さい!
【著者について】和良 拓馬(わら たくま)1988年3月生まれ、神奈川県横浜市出身。大学時代にスポーツ新聞部に入部し、ラグビー部やサッカー部の番記者として、取材で全国を駆け巡る日々を過ごす。 2014年に「月刊群雛 (GunSu) 11月号」でインディーズ作家デビュー。 現在はラグビー、競馬、サッカー、野球などを取材中。日本代表から草ラグビーまで、暖かく試合現場を見守り続けています -
「オズのオズマ姫」の新訳&完訳です!
フランク・ボームによりオズの物語のシリーズ第三作「Ozma of Oz」の新訳&完訳です。 今回はドロシーが再登場し、オズマ姫や昔の仲間や新しい仲間たちと一緒に、エヴ国のお妃さまと子供たちを助けようとノーム王の地底王国に乗り込みます。でも狡猾なノーム王の前に、一人また一人と姿を変えられてしまいます。果たして救出は成功するのか?ドロシーたちは無事地上へ帰ってこれるのか? オズシリーズの中でも人気の一作です! 縦書き、ルビ付き、J.R.ニールのモノクロ&カラーイラストを87点収録。 -
イタリア児童文学の古典「ピノッキオの冒険」の新訳&完訳です!
イタリア児童文学の古典「The Adventures of Pinocchio」の新訳&完訳です。
突然しゃべりだした一本の棒切れで、ジェペットじいさんはあやつり人形を作って「ピノッキオ」と名づけます。でもピノッキオは人の言うことは聞かずにやりたい放題。忠告してくれたコオロギも、その場で殺してしまいます……。
アニメーション映画のイメージとは大きく違う、ちょっと残酷でファンタジックな魅力にあふれた名作長編物語です。
ルビ付、縦書き、カルロ・キオストリによるモノクロ挿絵を85点収録。 -
「砂の妖精サミアド」の新訳&完訳です!
イーディス・ネズビット原作の「Five Children and It」の新訳&完訳です。
ケント州の田舎に引っ越してきたシリルたち五人の兄弟姉妹たちは、近くの砂利取り場で妖精を見つけます。妖精は「サミアド」と名乗り、一日一つ「願い事」を叶えてくれるというので、子どもたちは大喜びするのですが、思うようにいかず苦難の連続に。でも子どもたちは力を合わせながら、どうにかピンチを切り抜けてゆくのですが……。
豊かなイマジネーションと活き活きとした子どもたちの姿を描き、その後の児童文学やファンタジー小説に大きな影響を与えた傑作ファンタジーです。「おねがい!サミアどん」という日本のアニメーションの原作でもあります。
縦書き、ルビ付き、脚注付き。初版で使用されたハロルド・ロバート・ミラーのモノクロ挿し絵を52点収録。 -
「みつばちマーヤの冒険」の完訳&新訳です!
ワルデマル・ボンゼルス原作の「The Adventures of Maya the Bee」の完訳&新訳です。
生まれたばかりのミツバチのマーヤは、最初に巣を飛び立つと、そのままこの美しい世界の冒険に出ます。そしていろいろな虫たちに出会い、さまざまな経験を重ねてゆきます。ところがある日天敵であるスズメバチに捕らえられ、牢獄で自分の国が襲撃されることを知るのです。マーヤとミツバチたちの運命やいかに!
詩情豊かな虫たちの世界と、手に汗握るハチ同士の戦いを描いた、ドイツ児童文学の傑作です。TVアニメーション化され、日本のみならず欧州でも人気を博した作品の原作です。
縦書き、ルビ付き、カラー&モノクロの挿絵を38点収録。
2019年9月3日改定第二版。 -
「素晴らしきオズの国」の新訳&完訳です!
「オズの虹の国」という邦題でも知られる、フランク・ボームによりオズの物語のシリーズ第二作、「The Marvelous Land of Oz」の新訳&完訳です。
おなじみのブリキの木こりとかかし男に、カボチャ頭のジャックや木挽き馬、ワグル・バグ、ガンプなどの楽しいキャラクターが加わり、少年チップを主人公に、征服されてしまったオズの都を取り戻すための冒険の旅が始まります。オズ・シリーズでも一位、二位を競う人気作です!
縦書き、ルビ付き、J.R.ニールのオリジナル・イラスト(カラー&モノクロ)を88点収録! -
遠山トーコは、十六歳の誕生日を迎えた日に、その後の人生を一変する事件に巻き込まれる。知らずに受け継いだ資質と、隠された秘密を巡り、異界の住民との関わりから翻弄される彼女の運命とは。住み慣れた世界と異世界を結ぶSFダークファンタジーシリーズ第一話。
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昼は男性、夜は女性。艶かしくも美しいブロンドの主(あるじ)第三の目を持つ執事。角を持つ給仕の女性。黒猫に変化する庭師の少年。なぜロロが選ばれたのか、人外たちの住む世界はいったい!?
「さっきもいったけど、あたしはサムカ。本性は猛るもの」
「……はぁ」
なんのことか、とロロが間抜けな返答を返すと、サムカが帽子を取った。
彼女は頭部に一対の大きな白い角を持っていた。
赤毛をかき分けて生える角は、頭部に沿って湾曲している。
彼女の立派な角をロロは凝視し、硬直した。
「よろしく。……冷めないうちに、スープ飲んじゃいなさいね。おいしいよ」
驚いてしまい、ロロは反応を返せない。
少年が咳払いをした。
「俺、コルデワ。雑用だよ。たいてい庭で植木いじりやってる。本性は探るもの」
ロロは食器を取り落としそうになった。
着席していたコルデワが、紙を丸めるようにくしゃりと消えたのだ。
なにごとかと問う言葉を探していると、彼のいた席に金目の黒猫が現われ、テーブルに前足をかけた。
「わからないことがあったら、なんでも訊いてくれよ。力になるから」
艶やかな毛並みの黒猫が、コルデワの声音でしゃべる。
ぱくりと開いた口内の赤は、感心するほど鮮やかだ。
ロロはベルを見る。人間に見えるベルに、すがりたい気持ちだった。
「私の本性は裁くもの」
いって、ベルは手のひらでひたいをすり上げる。
するとそこに黒い瞳が出現し、何度か瞬いて消えた。
追いつめられた気分で、ロロはプールを見た。
男か女かわからない相手は、まなじりを下げると大口を開ける。
プールは見事な赤い炎を吐いた。
俺、よく気絶しないな──目にするすべてを、ロロは遠くに感じた。
「歓迎するよ、ロロ」
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冒険ファンタジーでございます。
本編は一冊完結となっておりますので、宜しければ是非一読していただければ、嬉しいです
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