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『男性向け、少年マンガ、エンペラーズコミックス、読み放題 マンガコース(マンガ(漫画))』の電子書籍一覧

1 ~38件目/全38件

  • クリスマスイブを迎える日、その日はイチノの長野高専願書提出の日でもあった。
    出発しようとするイチノに声をかける担任の正木。
    正木はイチノにもう一人志望者がいる事を伝える。
    一方、妖精館(アルフヘイム)では晴ボンたちがクリスマスパーティーの準備を進めている中、理美はぼんやりと空を眺めていた。
    自分たちが受験生であるというのが、そしてイチノが長野高専へ行くというのが夢であってくれればと願う理美…だが、かがりは同じ立場にいながらもじっと現実を受け入れていた。
    やがて長野から帰って来たイチノたち。
    理美の想いを伝える春ボンやマッキーにイチノは一つの決心を告げる…。
    その他、笠地蔵の民話を聞いて近所の六地蔵にささやかなお供え物を置いてゆく7組の仲間たちを描いた「笠地蔵」。
    生物部の修一と美幸がペットのニョコとの別れを決意する「卒業は眠りの中で」。
    いよいよ受験本番!「MAXIMUM」など「小山田いく」が温かなハートで描く青春グラフティーの決定版!
    「すくらっぷ・ブック」が生まれるまでの小山田先生本人のエッセイコミック「どっぐいやあ」第4話も掲載!

    当時の小山田いく先生の単行本コメント
    『部屋の整理をしたら、出ました出ました、アマチュア時代の作品がいっぱい。
    10歳のころ、はじめて自分で話をつくって漫画をかきはじめてから、デビューするまでの13年分。物語の数は「すくらっぷ・ブック」10巻現在の93話に匹敵するくらい。
    もちろん人前に出せるシロモノではありませんが、当時のボクの写真以上に大事な記録として保存しておくつもりです。』
  • 秋を迎え、受験勉強も本番を迎えつつある晴ボンたち3年7組。
    そんな中、芦原中に一つの騒動が持ち上がる。
    校内の北側倉庫に幽霊が出るというのだ。
    元新聞部の八重沢奈美子はこの情報は間違いないと言い、自分一人で現場に張り込もうとする。
    危ないからと雅一郎やマッキーたちと共に一緒に現場に張り込む事を申し出るイチノや晴ボンたち7組メンバー。
    さて張り込み当日、おとりとなって倉庫前を歩くマッキーの前にうめき声と共に怪しい影が現れるがそこには人為的な何かが...。
    晴ボンたちはその影を追い詰めて行くが、やがてこの騒動の裏には思いがけない思惑があった事が判明して…!?

    その他、皆でのキノコ狩り、妙子の争奪戦を繰り広げながらも互いにフェアであろうとするアサとノーミンを描いた「ふたつ」。
    皆の受験を控え生徒たちの事を思いながらも厳しくすることで生徒たちの敵になってしまうのではないかと葛藤する正木先生の「風に落葉松」など、「小山田いく」が温かなハートで描く青春グラフティー。
    「すくらっぷ・ブック」が生まれるまでの小山田先生本人のエッセイコミック「どっぐいやあ」第3話も掲載!

    小山田いく先生の当時の単行本コメント
    『最近ろくな夢を見ません。でき上がった本を見るとなぜか「すくらっぷ・ブック」だけまっ白だったり、下絵のままだったり…。
    だから精神衛生上、眠る前にはできるだけ楽しい、民話なんかを読む事にしているんですが、そうすると今度は、徹夜してかいた原稿が、朝になると木の葉に変わってしまう夢を見たりして…』
  • 信州は長野県小諸市の芦ノ原中学校。
    3年7組の晴ボンは恋人のマッキーこと迎麻紀、同じクラスの市野清文、坂口光明、そして市野の恋人青木理美たちとにぎやかな学生生活を送っている。
    そんなある日、イチノのサッカーのライバル、南中サッカー部「鉄壁のライトバック」アサこと宇木朝実…この「鉄壁のライトバック」が神妙な顔でイチノたちを訪ねてきた。
    その理由は九州から来た転校生、恵庭妙子のことだった。
    アサに頼まれイチノ、晴ボンにクラスメイトの雅一郎やノーミンこと稲玉和夫までアサについて南中に行くが、晴ボンたちはその転校生と話をしてびっくり!
    彼女は修学旅行で晴ボンたちが交流し、ノーミンが針葉樹の種をプレゼントした相手、その人だったのだ!
    その時のお礼にとノーミンのほっぺにキスをする妙子。
    それはただの無邪気な感謝の気持ちだったのだが…ノーミンは舞い上がって妙子にラブレター攻勢をかけ始めたのであった。
    皆が一生懸命なだけ、皆が周りを思いやろうとしただけ、誰も悪くない、どこにも悪者はいない、そのはずなのに皆が傷ついてしまい…やりきれない思いを抱えた晴ボンたちが取った行動は…!?
    その他、民話によせて坂口や彼に想いを寄せるクラスメイト五島かがり、桜井光代の想いを描いた「乙女の紅つつじ」、など、「小山田いく」が温かなハートで描く青春グラフティー。
    すくらっぷ・ブック誕生秘話を描いた読み切りエッセイ漫画「どっぐいやあ」第1話も掲載。

    小山田いく先生の当時の単行本コメント
    『春休みや夏休みになると、旅行がてらボクを訪ねてきてくれるファンが増えて来ました。ボクが小諸市にいるという事だけを頼りに、あちこち訪ね歩いて、家を見つけるのだそうですが、たいていの人はまず、駅前交番で尋ねるようです。おまわりさん、いつもありがとう。』
  • 信州は長野県小諸市の芦ノ原中学校。
    3年7組の晴ボンは恋人のマッキーこと迎麻紀、同じクラスの市野清文、坂口光明、そして市野の恋人青木理美たちとにぎやかな学生生活を送っている。
    夏も終わり、芦ノ原中学校は学園祭の時期を迎えていた。
    晴ボンたち3年7組が挑むのは映画製作。
    晴ボンの脚本を基に準備を進めてゆくクラスメイトたちだが何かが足りない…物語にリアリティーが感じられない…。
    何故?何がたりないのか?
    悩む晴ボンを見かねた3年7組の知恵袋「ばーちゃん」こと土屋悦子は晴ボンの脚本を持って担任の正木のもとへ相談に行くのであった。
    文化祭当日。映画の幕が開く。
    晴ボンたち3年7組は納得のいく映画を作ることが出来たのか??
    その他、皆が夢を語り合う中でのマッキーの葛藤を描く「夢たち」など「小山田いく」が温かなハートで描く青春グラフティー。
    すくらっぷ・ブック誕生秘話を描いた読み切りエッセイ漫画「どっぐいやあ」第2話も収録。

    小山田いく先生の当時の単行本コメント
    『このあいだ、久しぶりに家の近くでアゲハチョウの幼虫を見つけました。その時ふいに『あ、飼ってチョウにしてやりたいな』と思ったんです。―中学生のころみたいに。
    まだ自分に、そんな気持ちの残っていたことが何だかうれしくなりました。
    仕事場で飼えない幼虫は、今も近くの草むらにいます。サナギになって冬を越し、来年の春、飛び立つ予定です。』
  • 常緑樹は若葉が揃うのをすべて見届けてからそっと散ってゆく。
    周りの緑が明るい中でのそれはひっそりと目立たず、秋の落ち葉より一層寂しく見える・・・。
    高専への進学を決心していたイチノ、だがそれは同時に街を出ること、理美と離れることを意味していた。
    イチノは理美に余計な心配を掛けないよう「進学」のことを黙っていたが、その話が噂として理美に伝わってしまう。
    動揺を隠せず、取り乱す理美。
    以前より理美からイチノの相談を受けていた坂口は彼女をなだめようとするが、そんな理美にすがり付かれ・・・
    同じ頃、イチノが無意識にノートに書いていたメモを周りに話したことがトラブルの原因と知った雅一郎は自力で解決に乗り出す。
    イチノと理美、二人の深くなった溝は埋まるのか?
    その他、「男まさりの栗きんとん」、かがりにも初恋の予感?の「かがりに吹いた春の風」、修学旅行先で出会った南国の少女との交流を描いた「クリスタル、グリーン」など「小山田いく」が温かなハートで描く青春グラフティー第6巻。

    小山田いく先生の当時の単行本コメント
    『「すくらっぷ・ブック」もこれで6巻目。そしてこの中の第51話で連載も一周年。ボクも晴れて漫画家二年生というわけですネ
    しかし、50編も話を作ったのに、本当にアッという間の一年でした。それだけ充実してたのかナ?…と少々自己満足
    …なんて、もっともっとがんばらなきゃいけないのにね。これからもよろしく…だいぶヒネた二年生だけど。』
  • 信州は長野県小諸市。
    市内の芦ノ原中学校に通う晴ボンこと柏木晴は同じクラスの親友、市野清文とその恋人、青木理美といつも一緒。
    ある日、ひょんな事から柔道部の信州ヒグマこと坂口光明が理美ちゃんにホレてしまい大騒動!
    そこに晴ボンに想いを寄せるオテンバ娘マッキーこと迎麻紀も加わって??

    恋に友情、そして時にはケンカも……真剣に悩み、語り、そして信じ合う仲間たち。
    信州小諸、芦ノ原中学校を舞台に「小山田いく」が温かなハートで描く青春グラフティー。
    読み切り作品『12月の唯』も収録した小山田いく青春3部作第1弾!!

    小山田いく先生の当時の単行本コメント
    『ボクの住んでいる信州・小諸は、軽井沢に近い小さな高原の街。そこで育った信州りんごの味をそのまま…ボクは漫画に描ききれたかナ?
    なにはともあれ、新種のりんご(?)「すくらっぷ・ブック』の初出荷。まずは味わってみてください。ボクが精魂こめて育てた“心のスクラップ・ブック”の味を……。』
  • 信州は長野県小諸市の芦ノ原中学校。
    3年7組の晴ボンは恋人のマッキーこと迎麻紀、同じクラスの市野清文、坂口光明、そして市野の恋人青木理美たちとにぎやかな学生生活を送っている。
    そんな晴ボンたちにも、いよいよ受験、そして卒業の季節がやって来た。
    受験を終え、卒業を迎えた晴ボンたち。
    それは皆との別離とそれぞれの新たな決意を意味していた。
    坂口への想いを胸にしまい込んだ光代、イチノと離れる寂しさに葛藤する理美、晴ボンから離れ、一人で虹の橋を登っていこうと決意する香苗。
    晴ボンに寄り添うだけでなく自身の道も探し始めるマッキー、そして新天地に赴く担任の正木…。
    卒業式を終えたある日、喫茶「妖精館(アルフヘイム)」に集まった7組の面々と正木は小諸市内の懐古園へ出向き最後のひと騒ぎを行った。
    そして…日も暮れるころ、正木は皆を集め最後のホームルームを行って…!
    小山田いく青春3部作第1弾の感動のフィナーレ!!
    2009年「週刊少年チャンピオン創刊40周年記念名作読切シリーズのために書き下ろした「すくらっぷ・ブック特別編 夢のありか」も特別収録!

    小山田先生の当時の単行本コメント
    『「ありがとう」と言うのが、ボクは得意です。どんないやな過去でも、それがあったからこそ、今の自分の幸せがあるんです。だから、今まで出会った人や物みんなに、ありがとうと言い続けたいんです。過去をすべて、未来へ生かすために。
    ありがとう、みんな。「すくらっぷ…」を応援してくれたみんなの心が、これからのボクの力になっていくんです。だから、いつまでも、ありがとう。』
  • 淀みなく流れる街の“時間”にはさまざまな秘密が浮き…また沈む。
    その秘密を抜いて行くスリがいた。
    九頭竜と呼ばれる人形使い。前科0犯。
    1年待ってほしい。1年たったらルウや好子さんとくらべて…そうみのりに言われ、自らもスリから足を洗うことを決意した灯はスリの神様と呼ばれる三ツ池伝造の口利きでシマを他に譲り、スリの世界を離れる。
    しかし安堵もつかの間、灯の周りに新たな事件が起こるのだった。
    灯たち人形劇団V(ファイブ)を常にサポートし励ましてきた斗賀刑事が姿を消したのだ。
    灯は消息を探ろうとするが、彼は既にスリの世界から身を引いたため、その情報網は使えない。
    人形劇団Vの好子は灯が元の世界に戻らないように気遣い、自ら風のルウに情報提供を頼みに行くが、今度はその好子の行方がわからなくなる。
    意を決し、もう一度“九頭竜”に戻って事件を追う灯。
    だが、その灯の前に姿を現したのは思いがけない人物だった!

    その他、ルウと共に仕事をしていて瀕死の重傷を負った灯、その灯をめぐってのルウ、みのり、好子、それぞれの想いを描く「ひとつの愛し方として」、かつて忽然と姿を消したみのりの幼馴染をめぐる事件にみのりが一人で挑む「だるまさんがころんだ」など。
    「すくらっぷ・ブック」で温かな青春像を描いた小山田いくが一転、社会的テーマを絡めた人生劇の描き手として作品を通じ鋭い問題提起を行う、社会派少年漫画第最終巻!

    小山田先生の当時の単行本コメント
    『なぜ、この作品を描こうと思ったのか…、二年半描き続けて完結した今、ふり返ってみても、どうしてもそれが思い出せないでいます。たぶん、先へ先へ描くことで、毎日精一杯だったのでしょう。実際、今までで一番苦労の多い作品でした。けれど、その分、一番得たものも多い作品でした。何はともあれ、この作品が、僕は好きでした。』
  • 街はドラマに満ちている…人は秘密に満ちている…
    その秘密を抜いていくスリがいる…
    人形使い、九頭見灯、いまだ前科0犯…

    偶然のように見えた出会いだったが…実は…。
    街で落とした荷物を拾った事から俊六が知り合った美しい女性、精霊田礼。
    礼は俊六が劇団Vの話をしたところ「田舎にある亡父の家に脚本に使えそうな資料が沢山保存してある」という。
    俊六はデートの誘いでは?と訝しがるみのりを連れて礼の家を訪れる。
    そこは膨大な資料が積み上げられた古民家だった。
    気味悪がるみのりをそっちのけに資料に夢中になる俊六。
    帰り際、礼の車が故障し、その家に泊まる事を余儀なくされる俊六とみのり。
    その時、闇が二人の前で口を開く…。

    その他、かつて名を上げた老スリの見事ながらも悲しい引き際…「疾風のダイ」。
    かつて共に医師の道を目指した幼なじみと再会した灯、その胸に去来するものは…「幼なじみ」。
    街中でばったり会った非番同士の蛍と斗賀、二人でのんびりするはずが思わぬ事件に巻き込まれる「ふたつの非番」など。
    「すくらっぷ・ブック」で温かな青春像を描いた小山田いくが一転、社会的テーマを絡めた人生劇の描き手として作品を通じ鋭い問題提起を行う、社会派少年漫画第9巻!

    小山田先生の当時の単行本コメント
    『僕は昔から、時折、夢で見た光景をマンガのアイデアに使っています。
    ここに収められた「幼なじみ」の話も、実は、夢で見た話をアレンジしたものなのです。-ただ、夢の中では、もっとずっと気の利いたオチがあったはずなのに…それが、どうしても思い出せずに、この話になってしまいました。
    …夢で見た最高のオチ(!)、あなたはどんなもんだと思いますか?』
  • 街はドラマに満ちている…人は秘密に満ちている…
    その秘密を抜いていくスリがいる…
    人形使い、九頭見 灯、いまだ前科0犯…。

    ある日、灯と俊六の元に奇妙な手紙が届いた。
    好子のアパートの大家に見せるとそれは「赤紙」- 充員召集令状だという。
    かつて、戦争中に大勢の人々を戦場へと送った忌まわしい手紙だ。
    その手紙が何故、今我々のところへ…不可思議に思いながら家へ向かう灯たちだったが、そのあとをつけてきた軍服の男たちに襲われてしまうのだった!
    連れ去られる灯と俊六。
    果たして、男たちの目的は!?
    灯たちは無事脱出する事が出来るのか!?

    その他、女スリ「風のルウ」に声をかけてきた女性、彼女はある事件でルウに恩を感じていたが実はその事件こそがルウをスリの道に走らせた…「6年目の幸運」。
    犬や猫が惨殺される事件が発生。その凶刃はやがて人に向かい、みのりに危機が…「“X”ザ、リッパ―」。
    ある寺の住職が残した宝物を巡り、奇怪な事件が起こる「火車」など。「すくらっぷ・ブック」で温かな青春像を描いた小山田いくが一転、社会的テーマを絡めた人生劇の描き手として作品を通じ鋭い問題提起を行う、社会派少年漫画第10巻!

    小山田先生の当時の単行本コメント
    『この巻には、落ち着いて描けたせいか、気に入った作品が多く収められています。「反逆水路」「雨宿り」「火車」などが自分では好きなのですが…特に「火車」は、小さなころ何かで読んだ火車の伝説が、とても怖かった思いがいまだに残っていたので、ぜひ…と思って描いた物です。みなさんはどう見るでしょうか。』
  • それは、出会ってはいけない二人の男が出会った事から始まった…。
    ある日、俊六とみのりが歩いているところに見知らぬ男が現れ、灯宛の手紙を預けた。
    「どうせろくでもない内容だろ」俊六が手紙を開けようとしたところ手紙が爆発。
    これを灯に知らせに走ったみのりも姿を消した…。
    折しも台風の接近で街は荒れ模様に。
    「泡雲」と親交のある人形劇団「エレボス」の倉庫も川の氾濫の影響を受けそうになり、連絡を受けた桜辺たち「泡雲」のメンバーは荷物の運び出しを手伝いに出向くが、その倉庫の隅で桜辺はエレボスを辞めたはずの佐野を見かける。
    桜辺は不審に思い声をかけるが、振り返った佐野の手にはナイフが握られていた。
    行方がわからなくなった桜辺を探す泡雲のメンバーたち。
    その前にもう一人の男が現れる。
    その男、「手長ウサギ」こと宇佐美 元。
    彼は佐野が持っていた爆薬を使って、灯たちに復讐しようとしていたのだ。
    台風に翻弄される中、灯と宇佐美が相まみえる。果たして灯の、そして劇団泡雲の運命は!?
    その他、灯、好子、みのり、俊六が再び共に歩き出す「V(ファイブ)」など。
    「すくらっぷ・ブック」で温かな青春像を描いた小山田いくが一転、社会的テーマを絡めた人生劇の描き手として作品を通じ鋭い問題提起を行う、社会派少年漫画の決定版!

    小山田いく先生の当時の単行本コメント
    『本巻の「修羅と緑」のもとになる漫画を描いてから5年。その時、資料にとサボテンを買ってから、少しづつ買い足して、今は7種、10株のサボテンを育てています。信州は寒いので、気を遣って育てているうちに、Vのような装置なしでも、何となくサボテンのきげんがわかるようになった今日このごろです。』
  • 語り、悩み、考え…西夜は泊を、一帆は鈴をそれぞれのパートナーとして選んだ。
    だが同時にその過程の中で、寮長としての一帆と西夜の絆はより強いものとなっていったのであった。
    夏が過ぎ、迎えた文化祭「蒼風祭」。
    寮生たちは皆、力を合わせ、寮に黄金の羊毛を探す冒険船「アルゴー船」の艤装を施す。
    それは、アルゴー寮が男女の垣根を越え一丸となった事を証明するものだった。
    後夜祭で歌い、喜びあう寮生たち。
    そんな中、一帆の元に父親から一通の手紙が届く。
    そしてその手紙は寮生たちを新たな渦に巻き込んでゆく…。
    いろいろな思いが交錯する中、一帆が出した結論は…!?
    「出帆旗(ブルーピーター)ヨーソロー!」一帆が、お鈴が、西夜が、そして寮生たちが、今、新しい航海へと出帆する!
    女子寮を束ねる紅尾鈴(べにおりん)、一帆の隣部屋の十文字唱、南部希美、三郷西夜(みさとせいや)ら女子寮生と、一帆や亀、壱岐たち男子寮生の交流を描いた学園ドラマ。
    『すくらっぷ・ブック』に続く、小山田いく青春3部作第2弾最終巻!!
    特別読み切りエッセイ漫画「航跡(ウェーキ)ひいて」第3話も収録!

    小山田いく先生の当時の単行本コメント
    『連載物の最終回を描き終えた時は半分虚脱状態に陥るのが常です(といっても、まだ二度目ですが)。あまり見られた図ではないので、今回はすぐ旅行に出てみました。初冬の十和田湖畔、奥入瀬渓流は、みごとな紅葉。何もかも忘れて歩きまわり、帰りのバスに乗ったとたん、あたり一面霧と雪に閉ざされました。旅の終わりは雪の中…でもかえってスッキリしたようです。少々寂しくても、終わりは終わりの心で迎えよう...と。』
  • 一帆と恋人、西夜の間にできたほんのわずかのボタンの掛け違い。そのわずかのはずの掛け違いが次第に大きくなって行き…。
    ある日、カメが盗撮した女子更衣室の写真を一帆の机に隠したことがきっかけで一帆と西夜がケンカ。
    いつもの些細なケンカのはずだったが、互いに素直になれない二人のすれ違いはだんだん大きくなってゆく。
    そんな時西夜の前に現れた泊 順(とまり じゅん)に西夜は一帆にない優しさを見る。
    一方、一帆への想いを隠していたお鈴だったが、ある日、その想いを爆発させ一帆にキスをしてしまう。
    動揺し女性への不信感を募らせる一帆。
    そんな一帆に業を煮やしたかえでは、皆で二人がつきあい始めた海に行き、そこで二人の仲が壊れない事を証明するよう一帆に迫る。
    だが、そこでは思いもかけない結末が!
    女子寮を束ねる紅尾鈴(べにおりん)、一帆の隣部屋の十文字唱、南部希美、三郷西夜(みさとせいや)ら女子寮生と、一帆や亀、壱岐たち男子寮生の交流を描いた学園ドラマ。
    特別読み切りエッセイ漫画「航跡(ウェーキ)ひいて」第2話も掲載。

    小山田いく先生の当時の単行本コメント
    『ぼくは人の顔や名前を覚えるのが大の苦手です。二・三度会った人でも、忘れている事の方が多いので、時々困ったことになります。先日も街を歩いていると、学生風の女の子が、にこっと笑って頭を下げて…はて、だれだったかな?と考えているところへ、今度は太ったおばさんと、セールスマン風の男の人がぺこり。
    ―――結局その三人、誰だったのか未だにわかりません。誰か記憶術教えて。』
  • 魔鳥バジリスク。その怪物は毒を吐き、周りの土地を不毛の砂漠に変える…。
    いつものホームグラウンドでバードウォッチングをするウッド・ノートのメンバーたち。
    だが、その日は何かがいつもと違っていた。
    妙に落ち着きなく飛び立って行く鳥たち。不審に思う唐須たちの前に一人の女が現れた。
    彼女の名前は堤まりも。彼女は石蕗ノ台高校に通う井津母の中学校の同級生だった。
    まりもはウッド・ノートのホームグラウンドから「ウッド・ノートが出ていくよう」井津母に告げ、仲間たちとウッド・ノートの邪魔を始めたのであった。
    「魔鳥バジリスクめ…」家が同じ養鶏場でありながら鳥を嫌い、鳥を虐めるまりもが井津母には、周りの土地を不毛の砂漠に変える魔鳥バジリスクに思えたのだった。
    果たして…ウッド・ノートはホームグラウンドを守り切れるのか!?
    その他、渡り鳥の情報を求め皆に内緒で世界中に手紙を送る拓也の「テリトリーは無限大」。
    パッフィン、拓也、まりもの三角関係勃発?!の「鳥難の相あり」など。
    特別読み切りエッセイ漫画「鳥とんだ!」第4話も収録。

    小山田いく先生の当時の単行本コメント
    『ウッド・ノートをはじめてよかったことは、なまけグセが出るひまもないほど、勉強しなければならないこと。取材と称して旅行に行けること。巣箱やエサ台のおかげで、わが家に姿を見せる鳥がふえたことなど…。
    悪かったことは、焼き鳥を食べる時、タレのしずくに哀愁を感じてしまうようになったこと…です。はい。』
  • 渡り鳥の行く先を知りたい― ホームグラウンドに来るサンコウチョウの行き先を突き止めるため、そのサンコウチョウの特徴を手紙にしたため世界の文通希望者に出していた拓也。
    その努力が実る日が来た…!
    クリスマスを迎え、ウッド・ノートのメンバーはパーティーの準備中だ。
    特に唐須は浮かれている様子。
    なぜなら彼が尊敬する動物カメラマンの和木貴彦が一年ぶりにウッド・ノートに立ち寄るからだ。
    パーティーの準備が終わる頃、ついに和木が現れた。それも新聞記者と一緒に!
    新聞記者に不思議がる唐須たちに和木は一枚の写真を見せた。
    和木が中国、広東省で撮ったというその写真には何と拓也が追っていた、サンコウチョウそのものだったのだ!
    手を取り合い喜ぶウッド・ノートのメンバーたち。
    それは高校の同好会に起きた一つの奇跡だった。
    明けて翌日、いつもと変わらずホームグラウンドに出かけるメンバーだが、まりもだけ寝坊してしまい和木の車でホームグラウンドまで送ってもらうことに。
    その中で和木が口にした言葉は・・・?!
    その他、ホームグラウンドに現れた密漁者にウッド・ノートのメンバーが立ち向かう「光の弾丸」。
    ウッド、ノートのメンバーがそれぞれ未来に向かって歩き出す「そして2年後」など。
    『すくらっぷ・ブック』『ぶるうピーター』に続く小山田いく青春三部作第3弾の最終巻!!
    ウッド・ノート特別読み切り(第0話)も掲載!

    小山田いく先生の当時の単行本コメント
    『強い鳥、弱い鳥、きれいな鳥…大きな鳥、小さな鳥、いろんな鳥がいます。すごい速度で飛べる鳥、泳ぎがうまい鳥、木の実をじょうずに割る鳥、猟が得意な鳥、本当にさまざまな鳥を見てきました。
    今、振り返って、このステキな生き物たちの、ほんのわずかのエピソードしか描けなかったのが残念です。しかしつきあっていくことは一生できそうだ…と思っています。』
  • 街はドラマに満ちている。
    人は秘密に満ちている。
    その秘密を抜いて行くスリがいる。
    九頭見 灯、人形使い。前科0犯。

    風のように近付き、風のようにさりげなくスる女スリ、風のルウこと風無草 留宇。
    彼女は灯と間違えて俊六にスリ勝負を挑み、灯に止められた事がきっかけで灯に好意を抱くようになる。
    ある日、花屋でシクラメンを見つけ、それをそっと灯の家の前に置いてくるルウ。
    それはただの無垢な乙女心だったのだが、それを利用しようとする者がいた。
    灯がシクラメンの鉢に気付き、手を伸ばした時に鉢が破裂、周りに飛び散った液体はなんと濃硫酸だった。
    咄嗟に身をかわし難を逃れる灯。
    灯の話を聞いて怒り、ルウを探し出して激しく詰め寄るみのりだがルウには全く心当たりがない。
    更に激しく詰め寄るみのり。
    その時、ルウはみのりの背後から不審な人影が近付いてくるのを見る。
    危険を感じたルウが取った行動は!?
    灯は二人を守れるのか?
    その他、恵まれない家庭で必死に妹を守って生きる少年に劇団Vが送ったクリスマスプレゼント「街路樹」、かつて毎年「泡雲」で来ていた雪山のロッジ、その新しいオーナーに忍び寄る影「飛雪秘話」など。
    「すくらっぷ・ブック」で温かな青春像を描いた小山田いくが一転、社会的テーマを絡めた人生劇の描き手として作品を通じ鋭い問題提起を行う、社会派少年漫画第8巻!

    小山田いく先生の当時の単行本コメント
    『この8巻には偶然、動物や人の命をテーマにした話が、数本入ってしまいました。最近新聞を読むたびに、命をモノとしか見ていないような事件が目につくからかもしれません。そんな風潮を悲しいと思う好子や九頭竜を描きたかったからかもしれません。』
  • 九頭見 灯。 マリオネットを連れたスリ。財布につまった色とりどりの物語を抜いて食べて行きながらいまだ前科0犯・・・。
    灯の元に送り付けられた差出人不明の手紙。
    封筒の中には灯がスリを働くところを撮影した写真が入っていた。
    灯はバードウオッチャー・堤まりもの協力を得て、カラスを使って灯を尾けていた男を捕らえるが、それは新たな恐怖の序章に過ぎなかった・・・。
    ある雨の晩、スリ仲間のたちきり竜二がズタズタに刺された状態で発見される。
    傍らには灯に似せた穴だらけの人形。
    灯は何者かが自分を狙っていると手懸かりを探し出すが、その間に今度はみのりが狙われたのであった。
    間一髪でみのりを救う灯だったが、その時、敵の魔の手は姉・蛍をはじめ九頭見家全体に及ぼうとしていた・・・!
    男が九頭見家を狙う理由は?
    そして灯は蛍を、家族を守りきれるのか?
    その他、電車の中で灯が出合ったのは既に世を去った友人たちだった...「幽霊電車」、海上を遺体となって漂っていた美しい女性は灯のかつての同級生だった...「水中花」など。
    「すくらっぷ・ブック」で温かな青春像を描いた小山田いくが一転、社会的テーマを絡めた人生劇の描き手として作品を通じ鋭い問題提起を行う、社会派少年漫画第6巻!

    小山田いく先生の当時の単行本コメント
    『最近、歴史に凝っています。江戸時代の風俗や事件の記録などは、特におもしろいし、漫画の参考になることも、しばしば見つかるので、実益をかねて楽しめるのです。
    今は昔のスリのことを知りたいのですが…よい本があったら、どなたか教えてください!』
  • まさか・・・アネゴが・・・
    寮に伝わるジンクス『寮長を努めると国立大学に落ちる』を知りつつあえて国立大受験に挑んだアネゴこと紅尾 鈴。
    しかし、彼女はジンクスを打ち破る事は出来なかった。
    冷静を装うアネゴにアルゴー寮の仲間達は安堵するが一帆は感情を隠すアネゴに苛立ち、彼女に手を上げてしまう。
    一帆の直情に自らの思いを爆発させたアネゴは一帆に殴り掛かってゆく・・。
    本音をぶつけ合う一帆とアネゴ。
    それを見守る西夜達アルゴー寮の仲間たち。
    彼らの胸に去来するものは・・・。
    その他、実は一帆は寮生たちに、いいように使われてる??「影の寮長」。
    アネゴが旅の途中ふらりと立ち寄ったお寺は実は...「亀山寺ララバイ」など。
    女子寮を束ねる紅尾鈴(べにおりん)、一帆の隣部屋の十文字唱、南部希美、三郷西夜(みさとせいや)ら女子寮生と、一帆や亀、壱岐たち男子寮生の交流を描いた学園ドラマ。
    『すくらっぷ・ブック』に続く、小山田いく青春三部作第2弾!!

    小山田いく先生の当時の単行本コメント
    『故郷(ふるさと)小諸にもどって暮らしはじめてから、もう四年になります。当時、東京ほど遊ぶところはありませんし、もともと人ごみや狭苦しいところが嫌いなので、本当にノンキに暮らしています
    が…「漫画家たるもの、いろいろ遊ぶことも勉強だ!」と、オニの担当さんのキツいおしかり。もっともだ!と思いながらも、あ…やっぱり山のタヌキと遊びたい。』
  • 恋人のひわが隣の部屋に引越してきた!
    ウッド・ノートも順調!
    飼っているカラスの九郎に子供ができて!と平和で安穏とした日々を送る唐須。
    だが、ある夜、家のそばに現れたヨタカを追った唐須はふと疑問にとらわれる。
    今の自分はこのヨタカを追いきれるのか?
    このままの自分ではすべてが中途半端になってしまうのではないか?
    ・・・本当に好きな事、今やらないでいつできるんだ・・?
    唐須は存分に鳥を追うため、旅に出ることを決意する。

    旅先から届く手紙に唐須の様子を知りたくなったひわは卓也と共に唐須を泊めていたという老婆の家へ。
    既に次の目的地に向かっていた唐須は道中で知り合った、トキのロボットを作っているという少年にアドバイスを与えるため新人に連絡を入れた。
    すかさず、新人はひわたちの帰りも待たずに唐須の元へ行ってしまう。
    浮き足立つメンバーたちに危機感を抱く、ゆずり。
    そんな時、ウッド・ノートの存在を揺るがす事件が!
    その他、唐須が出合った、タカだけを見るバードウォッチャーとは?…「カラス対ハヤブサ」など。
    特別エッセイ漫画『ウッド・ノートの素 鳥とんだ!はばたき・2 宿題の鳥』も追加収録した『すくらっぷ・ブック』『ぶるうピーター』に続く小山田いく青春三部作第3弾!!

    小山田いく先生の当時の単行本コメント
    『半年ほど前、直江津(なおえつ)の海岸通りを歩いていた時のことです。ハシボソガラスが数羽、車が通らない時を見はからっては、クルミをくわえて数メートル飛び上がり、硬い道路に落としてカラを割っているのです。そして実を食べている時の、カラスの得意そうな、うまそうな顔!
    ──ふだん人にきらわれることの多いそんなカラスが、大好きです。』
  • 「あたし、死んじゃったの、灯さんがあまりも冷たいから・・・」、「本当に・・・本当に好きだったよ灯さん」・・・真夜中の電話の後、みのりが姿を消した。
    そんなある日、とある河川敷で黒焦げになった女性の遺体が見つかる。
    ニュースは女性をみのりではないかと報道していた。
    現場に来た灯は同じく現場に来ていたみのりの同級生から、みのりがある日、男に追われていた通りすがりの外国人女性に助けを求められていたことを知る。
    俊六と共に女性を追っていたという男を辿ってゆく灯。
    やがて灯は男が暴力団「六七ハチ組(むなはち組)」の者であることを突き止め、追い詰める。
    むなはち組が隠し持っていた武器、弾薬に爆破のタイマーを仕掛けた灯は男の口から「みのりがまだここに生きて監禁されている」ことを聞かされるが…タイマーは既に時を刻んでいた!
    果たして、灯と俊六はみのりを救えるのか!?
    その他、カルガモを通してのバードウォッチャーとの触れ合いを描いた「七色の森」、霧の中で起きた連続殺人事件に灯が挑む「霧の人形伝説」など。
    「すくらっぷ・ブック」で温かな青春像を描いた小山田いくが一転、社会的テーマを絡めた人生劇の描き手として作品を通じ鋭い問題提起を行う、社会派少年漫画第5巻!

    小山田いく先生の当時の単行本コメント
    『先日、しばらく見なかった悪夢を、久しぶりに見てしまいました。それは、寝る前の仕事の続きをやっている夢なのです。見事原稿が完成したとたん、目がさめる…
    ああ、その瞬間の脱力感。その時だけは、石の下のワラジムシにでもなってしまいたいっ!!──本気で思うこともあるのでした。』
  • 雪娘・・・冬と共に北からやって来て、春になると、また北国へ帰ってゆく雪の精・・・。
    晴ボンたちは菅平高原へスキーにやって来た。
    滑れなかった晴ボンだったが、皆に教えて貰いながら何とか滑れる様になってきた。
    楽しくなってきた晴ボンは、夢中になって滑っているうちに皆とはぐれてしまう。
    不安げな晴ボンの前に現れた一人の娘。
    娘は晴ボンを山荘まで送り、姿を消したのだった。
    「雪娘だ・・・」娘を雪娘だと言う晴ボンを皆は笑うが・・・実は彼女は?
    その他、イチノを撮ったという写真のフイルムをめぐっての大騒動が起こる「フィルム奪取作戦」、雪娘と晴ボンたちが再開する「風花の円舞曲」など…「小山田いく」が温かなハートで描く青春グラフティー第5巻。

    小山田いく先生の当時の単行本コメント
    「なぜ『すくらっぷ…』のキャラクターは、まんまる顔が多いの?」という質問を、何通かいただきました。
    それは、え~~、ボクが身長165センチ、体重48キロ、ウエスト27インチという細身で小柄な体型をしているからです。だから何となく、ちょっと太めの女の子にひかれたりして…。
    それにしても、なぜボクは、何をやっても太れないのでしょう? だれか太り方を教えてください。』
  • 部室の施錠ミスで起きた学校荒らしの責任を問われ、1年間部活登録抹消の通告を受けたウッド・ノート。
    知らせを聞いて旅から戻った唐須は休学を取り消し、生徒会長に直談判しに行くが決定は覆らなかった。
    失望の中で部室の片付けを進めるなか、ゆずりは一冊のノートを見つける。
    それは、前部長の尾久が残したウッド・ノートの記録だった。
    そして、そのノートにはウッド・ノートが生き残るカギが記されていたのであった!
    その他、プールで泳いでいたゆずり達女子部員の脇をすり抜けていった者の正体は?の「水中飛行」。
    台風に巻き込まれてウッド・ノートのフィールドに飛ばされてきたアジサシを故郷に戻そうとする唐須達の奮闘を描いた「ブルースカイ」など。
    特別エッセイ漫画『ウッド・ノートの素 鳥とんだ!はばたき・3 アワガラスの話』も追加収録した『すくらっぷ・ブック』『ぶるうピーター』に続く小山田いく青春三部作第3弾!!

    小山田いく先生の当時の単行本コメント
    『いつでしたか、家の近くでブンチョウを見たことがあります。最近、セキセイインコなどの外来種の飼い鳥が、逃げ出して殖えているようです。
    鳥が自由に飛びまわるのを見るのはうれしいんですが、かつての米国の、強いアメリカザリガニが日本中に殖えて、日本在来種のザリガニが減ったようなことが、鳥の世界で起こらないように願いたいですね。』
  • 新しい季節を迎え、一帆たちも2年生へ進級。
    新入生を迎えて活気づくアルゴー寮だが、中には元生徒会長の常盤井幹子のようになかなか大変な子も・・・。
    突然の指名を受け、寮生たちの支持で寮長を引き受けることになった一帆と西夜。
    ある日、いつものように寮生会室に集まって事務仕事をしていた一帆たちだったが、皆が退室したあと…亀たちが悪ふざけに使っていた道具が原因でボヤ騒ぎを起こしてしまう。
    幸い被害は軽微だったものの寮の貴重な資料である寮生会史を焼失。
    幹子たち寮生は一帆に責任を取って寮長を辞任するよう迫るが、一帆は断固として辞任を拒否したのであった。
    それは全てを元に戻してから身を引くと言う一帆の強い責任感だった。
    一帆の思いを知った幹子は協力を申し出、仲間たちは失われた記録を求めて奔走する。
    果たして一帆たちは失われた記録を取り戻せるのか!?
    その他、寮長に専念するため、ヨット断ちする一帆の「コルキスに進路をとれ」など。
    特別エッセイ漫画『航跡(ウエーキ)ひいて ぶるうピーターの素 [その1:アルゴー号と出会った日]』も追加収録した『すくらっぷ・ブック』に続く、小山田いく青春三部作第2弾!!

    小山田いく先生の当時の単行本コメント
    『海へのあこがれには二通りあるようです。海辺で暮らす人が、海に感じる親しみと、山に住む人が、普段見ることのできない海に惹かれる心と…。
    ぼくはまぎれもなく後者なので、「ぶるうピーター」もついそんな視点で描いてしまうことが多いのです。もしぼくが、海辺で育っていたら、どんな「ぶるうピーター」ができたか…。想像するのも楽しいかもしれません。』
  • 私立水瀬高等学校に転入し、そのバードウォッチング部を「ウッド・ノート」と名付けた唐須一二三。
    部の一体感は日増しに高ってゆき、部員たちは共に鳥たちの姿を追い、美しさに惹かれ、時に寄り添い、その厳しい環境で寄り添い生きてゆく姿に涙する、という充実した日々を過ごしていた。
    唐須一二三と恋人、穂刈田ひわの絆も深まってゆくが、部長の大潟新人の幼馴染であり、ウッドノートの部員でもある小椋ゆずりは突っ走る唐須について行こうとする「ひわ」がいつか壊れてしまうのではないかと懸念していた。
    そんな中、自分のかつて在籍していた小雀高校バードウォッチング部の制作したビデオに刺激を受けた唐須はひわを連れて冬の海にウミウを撮影しにゆき、これを知ったゆずりも後を追う。
    一人でウミウを撮影しに崖下に降りた唐須を追って自らもを崖下に降り、これ以上無茶をしないようにと唐須を諫めるゆずり。
    だが使っていたロープが切れてしまい、唐須とゆずりは崖下から動けなくなってしまう。
    強風と荒波にさらされ絶体絶命の二人。
    ゆずりを救うため唐須が下した決断は……!?
    『すくらっぷ・ブック』『ぶるうピーター』に続く小山田いく青春三部作第3弾!!

    小山田いく先生の当時の単行本コメント
    『昔はたくさん、昆虫や馬、魚といった動物のプラモがあったのに、最近はメカ物ばかりで、とんとその姿を見せなくなりました。
    鳥のプラモがあったら、羽毛の質感をあらわすのにいくら苦労しても、たくさん作るんだがな~…などとボヤきながら、紙ネンドの原型の上に、色づけした綿をはっては、オリジナルの野鳥模型を作っています。』
  • 信州は長野県小諸市の芦ノ原中学校。
    2年7組の晴ボンは恋人のマッキーこと迎麻紀、同じクラスの市野清文、坂口光明、そして市野の恋人、青木理美たちとにぎやかな学生生活を送っている。
    自分の初恋がからかわれていただけだと知り傷ついていた2年7組一番のイタズラ者、小宮山雅一郎は、香苗が優しく慰めてくれたことから香苗に恋をしてしまう。
    しかし、兄がわりを自負する坂口はそれを許さず、業を煮やした雅一郎は坂口に果たし状を突きつけ、正面からぶつかり合う坂口と雅一郎。
    力尽きて敗れる雅一郎だがそれでも香苗への想いを捨てられなかった。
    「それでもカナちゃんが好きなんだ」と叫ぶ彼に香苗の決意は?
    そして晴ボンへの想いを断ち切る為に彼女が取った行動は?
    その他、イチノと理美の付き合い1周年の微笑ましいエピソードを描いた「秋時雨」。
    晴ボンと香苗が美術部の部長、副部長を務める事に不安を覚えた雅一郎が美術部で大暴れの「晴のキャンバス」。
    美術部、前部長の香樫と転校生の少女との思い出を信州の冬の風景にからめて描く「フロストフラワー、ポエトリー」など、「小山田いく」が温かなハートで描く青春グラフティー。
    坂口と雅一郎の衝突、そして香苗の決意…青春が鮮やかに交差する。

    小山田いく先生の当時の単行本コメント。
    『最近、昔の同級生が四人ほど、たて続けに結婚しました。
    おかげで独身組のあせりは、目をおおうばかり(?)。
    それにしても、毎日、晴ボンやイチノの幼い恋につきあっているボクには、別の世界の話のような気がします。
    「すくらっぷ…」メンバーと騒いでいるのが、何より楽しいんだから。
    いったいボクの精神年齢は何歳なのでしょう?』
  • 人は財布に現金を入れる…人は財布に心を隠す…その財布に詰まった物語を抜いて食べてゆく男がいる…マリオネットを連れたスリ、九頭見 灯、前科0犯。
    灯の姉、蛍が外科部長を務める九頭見病院。
    ある日、その九頭見病院に一人の男が押し入り蛍を連れ出す。
    斗賀刑事と灯は九頭見病院に駆けつけるが、灯の両親は犯人が灯の仲間に違いないと灯を責めるばかりだった。
    一方、男は蛍に重症を負った強盗仲間の治療を強要するが、怪我をしていたのは蛍のかつての恋人、赤星だった。
    赤星の傷は重く、即刻入院しなければ命が危ない。
    しかし今は手持ちの僅かな器具で彼の命を繋ぎ止めるしか無い…。
    僅かな手がかりを頼りに蛍の行方を追う斗賀と灯、赤星を強盗に手を染めるまでに追い込んだのは自分ではないかと自らを責める蛍。
    果たして、灯は蛍を救出する事は出来るのか!?
    その他、貸金業の両親の元で追い込まれてゆく子供の心を灯が救う「飛び立つ季節」、灯とみのりが片田舎の温泉で行方不明になったみのりの友達を救出する「旅芸人」などを収録。
    「すくらっぷ・ブック」で温かな青春像を描いた小山田いくが一転、社会的テーマを絡めた人生劇の描き手として作品を通じ鋭い問題提起を行う、社会派少年漫画第4巻!

    小山田いく先生の当時の単行本コメント。
    『「マリオネット師」3(前巻)で、いつのまにか、秋田書店から出していただいた僕の単行本も、40冊になりました。
    本当に、いつのまにか…という思いです。
    そしてこの、第4巻が41冊目。まだまだ、描きたいことが、山ほどある…この気持ちを忘れないために、これが一冊目の単行本のつもりで、また、長い路を歩ければ…と願っています。』
  • 人は財布に現金を入れる…人は財布に心を隠す…その財布に詰まった物語を抜いて食べてゆく男がいる…マリオネットを連れたスリ、九頭見 灯、前科0犯。
    スリとしての生活を続けながらも劇団「泡雲」のメンバーと共に人形劇を演じるようになった灯だが、自殺しようとしたところを灯が救った女子高生、生方みのりには少々振り回され気味の毎日。
    殉職した諸戸刑事の後輩である斗賀刑事と灯の姉、蛍はそんな皆を優しく見守る。
    ある日、劇団泡雲の前に現れた一人の男…彼はかつて「マリオネットの神様」と呼ばれた人形使い、相馬一同だった。
    実は彼は家出をして東京に出て行った息子の俊六を探しに来ていたのだ。
    俊六が裏の世界に入ろうとしている事を知った灯はそれを止めるため俊六と相まみえる事となってしまったのであった…!!
    その他、泡雲メンバーが雪の中での殺人事件に遭遇する「純白の舞台」など。
    「すくらっぷ・ブック」で温かな青春像を描いた小山田いくが一転、社会的テーマを絡めた人生劇の描き手として作品を通じ鋭い問題提起を行う、社会派少年漫画第3巻!

    小山田いく先生の当時の単行本コメント
    『僕は、バイクの免許も自動車の免許も持っていません。
    なぜか、危険物取扱者の免許があるだけです。
    もともと歩くのが好きですし、健康のためには、このままの方がいいと思うのですが、〆切間際に原稿を、三キロ走って郵便局に届ける時だけは、自動車の偉大さが身にしみるのです。』
  • 蒼風高校学生寮「アルゴー寮」に入った新入生、明科一帆(あかしなかずほ)と壱岐良知(いきよしとも)が割り当てられたのは男子禁制のはずの女子寮(2号館)だった。
    女子寮と男子寮の間にあった溝も少しづつ埋まり、お鈴の一穂に対する態度にも変化が現れてくるが…。
    受験勉強に打ち込む一方、ちょっとストレスがたまり気味のお鈴。
    そんな時、ヨットの先輩で寮の近くに帆船模型工房を営む久留野からスキーに誘われた一帆は息抜きにと大野とお鈴も誘う。
    颯爽と滑るお鈴だが、ちょっと油断した隙に転倒。
    足を痛めてしまったお鈴に一帆は自分が誘ったせいだと自分を責める。
    責任を感じてお鈴の世話をする一帆だが実はお鈴は…。
    その他、壱岐と唱の心の交流を描く「十日夜のワラ鉄砲」など収録。
    女子寮を束ねる紅尾鈴(べにおりん)、一帆の隣部屋の十文字唱、南部希美、三郷西夜(みさとせいや)ら女子寮生と、一帆や亀、壱岐達男子寮生の交流を描いた学園ドラマ。
    『すくらっぷ・ブック』に続く、小山田いく青春三部作第2弾!!

    小山田いく先生の当時の単行本コメント
    『動物が大好きです。
    イヌやネコはもちろん、ハ虫類や水生昆虫が好きなので、変わってるね…と言われることもあるくらいなのですが……、たった二つ、苦手があります。
    ガとゴキブリなのです。
    下宿時代、廊下でゴキブリ君と出会ったとき、何を思ったかゴキブリ君、パッと羽をひろげてボクに向かって飛んできたのです。
    そのときの恐怖! ボクは一生忘れられないでしょう。』
  • 私立水瀬高等学校に転入した唐須一二三はそのバードウォッチング部を「ウッド・ノート」と名付け、部員たちと充実した日々を送っていた。
    ある日、恋人の穂刈田ひわと共にウミウを見に冬の海辺へ向かった唐須は、追ってきた小椋ゆずりと共にアクシデントに合い寒風と波のたたき付ける崖下から動けなくなってしまう。
    唐須は生き延びるために傷ついたウミウを殺し、ゆずりと共に食べて危機を脱出するが鳥を殺した罪の意識に苛まれれ、ウッドノートを去ろうとする。
    悩む唐須を見ながらもなす術を知らないひわ。
    唐須を元気づけようと傍に寄り添うゆずり。
    そんな中、学校のそばの雑木林で火災が発生。
    逃げ惑う野鳥たち。
    唐須は鳥たちの命を救うため、ひわと共に燃える林の中に飛び込んでゆく……!?
    特別エッセイ漫画『ウッド・ノートの素 鳥とんだ!はばたき・1 ヨタカとスズメ』も追加収録した『すくらっぷ・ブック』『ぶるうピーター』に続く小山田いく青春三部作第3弾!!

    小山田いく先生の当時の単行本コメント
    『我が家は、長野県小諸市の市街地のはずれ…窓からは、すぐ近くの山が見渡せます。
    鳥もたくさんすんでいるので、よく山へでかけるのですが、最近、山の中まで建物が建ちはじめ、鳥が減るのでは…と心配していました。
    ――が、どうして鳥たちもシタタカなもの。
    庭にも、キジはでるわ、カッコウはくるわ、ゴイサギは飛ぶわ…。
    当分、にぎやかな毎日が過ごせそうです。』
  • 蒼風高校学生寮「アルゴー寮」に入った新入生、明科一帆(あかしなかずほ)と壱岐良知(いきよしとも)が割り当てられたのは男子禁制のはずの女子寮(2号館)だった。
    女子寮と男子寮の間にある埋められない溝、しかしこの溝にも一帆達の行動で少しづつ変化が…。
    夏も終わり、アルゴー寮に世代交代の時期がやって来た。
    今まで寮を取りまとめてきた大野とお鈴にかわり、新たに寮長となったのは梶一(はじめ)と下川律子。
    争い事が嫌いな律子は今までと異なり寮の運営に柔軟性を持たそうとするがそれが裏目に出てトラブルになってしまう。
    律子の判断に従っただけで自分は悪くないと言い張る一帆を叱る梶。
    一帆は梶に突っかかってゆくが全く歯が立たない。
    初めての敗北にショックを受ける一帆。しかしその体験が、また彼を一つ大人にしてゆく…。
    その他、「ヌク」こと温田稔と希美の淡い恋を描く「チャンス」など掲載。

    女子寮を束ねる紅尾鈴(べにおりん)、一帆の隣部屋の十文字唱、南部希美、三郷西夜(みさとせいや)ら女子寮生と、一帆や亀、壱岐達男子寮生の交流を描いた学園ドラマ。
    『すくらっぷ・ブック』に続く、小山田いく青春三部作第2弾!!

    小山田いく先生の当時の単行本コメント
    『しばらく前から、急に勉強(?)が好きになってきました――。といっても、漫画に使うための勉強ですけど。
    気を休めるつもりで本を読んでいても、いつの間にか片手でメモをとっていたり、徹夜で仕事をすませた後、どういうつもりか資料整理をはじめてしまったり…。
    異変の前ぶれでなければいいんですけどね。
    もっとも僕にとってはこれ自体、起きてる時間は全部仕事になってしまうという、重大な異変のようですが…。』
  • 信州は長野県小諸市の芦ノ原中学校。
    2年7組の晴ボンは恋人のマッキーこと迎麻紀、同じクラスの市野清文、坂口光明、そして市野の恋人青木理美たちとにぎやかな学生生活を送っている。
    坂口の幼馴染で晴ボンに想いを寄せる内気な女の子、日生香苗は晴ボンの誕生日にプレゼントを送ったことがきっかけで皆の仲間に入る。
    次第に明るくなってゆく香苗だったが、ある日、クラスの肝試しで同じクラスの桜井光代がおどかされた拍子に「坂口クーン!」と叫ぶのを聞き、坂口が自分から離れて行ってしまうのではと怯えて再び自分の殻にこもってしまう。
    香苗のことを心から思い、あえて突き放す坂口。
    その時、理美が取った行動は…!?
    その他、山に惹かれる2年7組五島かがりの兄、猛と晴ボンの担任、正木の友情を描いた「妖精館(アルフヘイム)」。
    晴ボンとマッキーの夏休みの工作に秘められた優しさになごむ、「ならんでいます」。
    香苗をめぐる坂口とクラス1のイタズラ者、雅一郎の対立を描いた「あざやかな紅葉たち」など、「小山田いく」が温かなハートで描く青春グラフティーの第3巻。
    読み切り作品『三角定規プラス1』も収録。

    小山田いく先生の当時の単行本コメント
    『この巻末に収められた「三角定規プラス1」が完成した直後、連載の依頼が来て、しばらく不安でたまらなかったことを、何となく思い出しました。
    なにせ、一本仕上げるのに、一か月かかっていたころのことでしたから………。
    なのに、そのボクがいまだに毎週休みなくかいていられるなんて……自分の力って、やってみるまでわからないものですね。
    そしてこれからも、臆せずに、自分の可能性を追っかけてみたいですね。』
  • 蒼風高校学生寮「アルゴー寮」に入った新入生、明科一帆(あかしなかずほ)と壱岐良知(いきよしとも)が割り当てられたのは男子禁制のはずの女子寮(2号館)だった。
    女子寮と男子寮の間の埋められない溝、しかしこの溝にも一帆達の行動で少しづつ変化が…。
    夏休みのある日、入寮して初めて念願の海に向かった一帆たち。
    そこで偶然同じ海に来ていた西夜、唱、希美の3人組と一緒になる。
    急接近する一帆と西夜。
    初めての恋の行方は??

    女子寮を束ねる紅尾鈴(べにおりん)、一帆の隣部屋の十文字唱、南部希美、三郷西夜(みさとせいや)ら女子寮生と、一帆や亀、壱岐達男子寮生の交流を描いた学園ドラマ。
    『すくらっぷ・ブック』に続く、小山田いく青春3部作第2弾!!

    小山田いく先生の当時の単行本コメント
    『「ぶるう――」は、ボクにとって不思議な作品です。2巻目が出るころになっても、落ち着いて先を見通すことができないのです。
    一帆は勝手に動いてしまうし、カメはふざけてばかりだし…、何をやらかすかわからないんです…みんな。ボクまで、何が起こるかわからない航海にまきこまれたような気がします。
    ――それが今、とても楽しいんですけど。』
  • 九頭見灯(くずみともし)は、家庭を顧みない両親、退屈な学校生活に嫌気が差し、スリに身を落としている。
    ある日、灯は悪名高い政治家からスリを働く。彼の師匠・政二郎は危険を感じ、灯のスった財布を戻そうとするが、財布と一緒にスった手帳が原因でその政治家の秘書に殺害されてしまう。
    灯は参考人として警察に呼ばれるが、河鹿川署の諸戸刑事は彼の境遇を知り、人形劇団「泡雲」に彼を紹介する。
    以来、灯はマリオネットを相棒としたスリとなる。

    マリオネットをつれた天才スリ師『九頭竜(くずりゅう)』が財布の中からドラマを盗む!
    「すくらっぷ・ブック」で温かな青春像を描いた小山田いくが一転社会的テーマを絡めた人生劇の描き手として作品を通じ鋭い問題提起を行う、社会派少年漫画第1巻!

    小山田いく先生の当時の単行本コメント
    『10年ほど前、当時の国電の車内で、一度財布をすられたことがあります。
    幸い被害は二千円ですみましたが、いつすられたのか全くわからなかったのには、感心しました。
    そしてそれからです。
    東京に行く時は、胸ポケットにはダミーの財布を入れるようになったのは。
    中にはスリが頭ふっとぶほどの悪口を書いた紙が入っているのですが…以来一度もすられないのです。おもしろくないな…。』
  • 晴ボンの誕生日に黙ってプレゼントを置いて帰った内気な女の子、日生香苗。
    彼女は坂口の遠い親戚で、香苗を妹のように思っていた。
    そのため、坂口は香苗の想いを誰にも伝えずにいようとするが、二人の話を耳にしたイチノがこれをマッキーに伝え、これを聞いたマッキーは正々堂々と自分と戦うように香苗を励ます。
    皆の輪に入った香苗は少しづつ明るい女の子へ変わってゆき……?!

    出会い、恋愛、友情、ケンカ――共に悩み、信じ合い、そして行動する仲間たち。
    その友情の輪は広がってゆく。
    信州・小諸の芦ノ原中学校を舞台に「小山田いく」が温かなハートで描く青春グラフティー。
    読み切り作品『春雨みらーじゅ』も収録した小山田いく青春3部作第1弾!!

    小山田いく先生の当時の単行本コメント
    『ボクは伝説、昔話の類が大好きです。だれが語りはじめたのかは知らないが、とにかくいい話だ……と、長い年月をこえて伝えられてきた民話はいいものです。
    そしてボク自身、民話のように長く伝えられていく物語を作っていきたいと、いつも思っています。
    遠い未来、月面都市の片すみで、孫を抱いたおばあちゃんがこんな話をしていたら…いいな、と思いません?
    「むかし、むかし、あの青い星に、晴っちゅう男の子が住んでどったげな………。」』
  • 蒼風高校学生寮「アルゴー寮」に入った新入生、明科一帆(あかしなかずほ)と壱岐良知(いきよしとも)が割り当てられたのは男子禁制のはずの女子寮(2号館)だった!?
    直情一直線の一帆は激怒するものの、男子の入寮希望者が多く部屋の割り当て変更は行われない。
    一帆の幼馴染で共に入寮した亀行道は、そんな一帆達をうらやましがるが、実は女子寮と男子寮の間には埋められない溝があったのだ。
    一帆は持ち前の行動力で問題に立ち向かって行くが、そこはなかなか一筋縄ではゆかず……!?
    女子寮を束ねる紅尾鈴(べにおりん)、一帆の隣部屋の十文字唱、南部希美、三郷西夜(みさとせいや)ら女子寮生と、一帆や亀、壱岐達男子寮生の交流を描いた学園ドラマ。
    『すくらっぷ・ブック』に続く、小山田いく青春3部作第2弾!!

    小山田いく先生の当時の単行本コメント
    『中学から、五年制の工業高専に進んだボクは、16歳から20歳までを寮と下宿で暮らしました。だから「学校」というと、すぐ「寮」を連想してしまうのです。
    その寮という、同世代だけの大家庭で知ったいろんなことを、いつかかいてみたいと、ずっと思っていました。……かかずにおくにはあまりに楽しい場所でしたから。』
  • 私立水瀬高等学校に転校してきた唐須一二三(からすひふみ)は、野外活動中のバード・ウォッチング部と出会う。
    そこで副部長の大潟新人(おおがたあらと)が写真に夢中になり、森の中にゴミを捨てていたのを見つけ、「鳥の住家(すみか)を汚すようじゃ、ド素人と同じ」と指摘する。
    バード・ウォッチング歴半年の唐須にド素人呼ばわりされた大潟は、カメラ・ハンティング(一定時間でどちらが多くの種類の鳥を写せるか)の勝負を挑むが……。

    『すくらっぷ・ブック』『ぶるうピーター』に続く小山田いく青春三部作第3弾!!

    小山田いく先生の当時の単行本コメント
    『ずいぶん小さな頃、ヤブの中でオナガの巣を見つけたことがあります。
    巣の中には、まだ羽も生えそろっていないヒナが4羽。
    ヒナに人間のにおいがつくと、親鳥はもう育てない…と聞かされていたので、一度だけヒナの頭にふれて、逃げるように帰りました。
    でもそのヒナの頭の温かさが未だに忘れられず、「ウッド・ノート」をはじめました。さてこの話、どうなりますことか。』
  • 九頭見灯(くずみともし)16歳…マリオネットを操るスリである。
    人が財布にしのばせた喜びや悲しみ、恨みや秘密をスリながらも、いまだ前科0犯。
    彼の境遇を知った諸戸刑事から人形劇団「泡雲」を紹介された灯は、彼に人形劇を勧めるメンバー達に反発しながらもその優しさに次第に心を開いてゆき、やがて灯と劇団「泡雲」を率いる桜辺一彦と妹の好子、そして「泡雲」のメンバー達は互いに協力し、力を合わせて共に困難に立ち向かってゆくようになり……。

    マリオネットをつれた天才スリ師『九頭竜(くずりゅう)』が財布の中からドラマを盗み大活躍!
    「すくらっぷ・ブック」で温かな青春像を描いた小山田いくが一転社会的テーマを絡めた人生劇の描き手として作品を通じ鋭い問題提起を行う、社会派少年漫画第2巻!

    小山田いく先生の当時の単行本コメント
    『毎年11月になると、我が家のブロック塀の南側に、北にある道路をへだてた畑から、青虫(モンシロチョウの幼虫)が大勢やってきてサナギになります。
    考えてみるとずいぶん不思議なんです。
    連中はなぜ、10メートルほどもはなれた所に暖かい場所があることがわかるんでしょう?
    しかも道路をこえて数十匹で来るのです…。何か未知の能力を持っているようで…こわいよォ!!』
  • 私立水瀬高等学校に転校してきた唐須一二三(からすひふみ)はバード・ウォッチング部に入部する。
    カメラ・ハンティング(一定時間でどちらが多くの種類の鳥を写せるか)で副部長の大潟新人と勝負し勝利した唐須は「バードウォッチング」部を『ウッド・ノート』と命名した。真っすぐに鳥を愛し、行動する唐須に部員たちは次第に惹かれてゆくが、プライドの高い大潟新人とのミゾはなかなか埋まらず……?!
    『すくらっぷ・ブック』『ぶるうピーター』に続く小山田いく青春三部作第3弾!!

    小山田いく先生の当時の単行本コメント
    『家の玄関先の柊の木に、冬になるまでずっと、一匹のアマガエルがすんでいました。
    ところがわが家には、カラスやオナガなど、カエルを食べる鳥がたくさん来るので、ずっとハラハラしどおしでした。
    鳥も好きだし、わが家の主のような顔したカエルもかわいいし…。
    そろそろ冬眠中のカエルも、目を覚ますころ。
    今年はどうやって、カエルを守ってやろうか…。今から頭が痛い毎日です。』

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